【会見全文】天心vs武尊の『THE MATCH 2022』地上波放送消滅に関して緊急会見!「もう一回フジテレビさん戻ってきてほしい。そう思ってます」
31日、都内某所にて『THE MATCH 2022』に関する緊急記者会見が行われた。
会見にはK-1プロデューサーの中村拓己氏、株式会社 ドリームファクトリーワールドワイドの榊原信行氏、RISE代表の伊藤隆氏が登壇。
榊原実行委員「急遽お時間頂いて集まっていただきましてありがとうございます。残す所3週間になってですね、明るいニュースをたくさん届けていければと思っていた矢先の、今日会見ということで、事の経緯をですね、きちっと、皆さんにお伝えできればとそう思っております。まずですね、すでに皆さんこうお集まりいただいての報道各社の皆さんご理解いただいていることだと思いますが、本日昼過ぎ頃にフジテレビさんのHP及び、フジテレビさんのTHE MATCHの公式アカウントにおいて、以下のようなアナウンスがありました。『「THE MATCH 2022」についてのお知らせ 6月19日(日)の「THE MATCH 2022」は、主催者側との契約に至らず、フジテレビで放送しないことが決まりましたので、ここにお知らせいたします』と。いう、この発表があって、今日この会見に至るということであります。まあまず、この決定がなされたことに対してはですね、とっても残念に思ってますし、正直まあ僕ら、僕はこのフジテレビさんとの交渉を担当させていただいてたんで、状況は逐一わかっておりましたが、実行委員の中村プロデューサー、伊藤代表にはその後にご案内することになって、お二人含めて突然のことで頭が真っ白になってという状況になります。私もここでこういう形でフジテレビさんが放送を降りるということが正式に決まると正直思っていなかったんで、残念に思っております。まあ本当にこの、発表というかですね、放送がないということは、一つは、すごく楽しみにしてくれてたファンの皆さんと、フジテレビさんの視聴者の皆さん、本当に申し訳ないなということを感じているのと、あとはやっぱりこの試合を通じて、子どもたち、PPVで有料で見ていただくっていうファンの皆さんとは別にですね、未来の天心武尊、そしてその他格闘家たちに憧れて、志してくれるであろう未来の子供たちへのメッセージを届けたいっていうのは、天心選手武尊選手、強い両選手とも思いがあったので、その選手たちの思いがこういう形で叶わなくなってしまった事に、ほんとに私の交渉不足も含めてお詫びしたいとそう思っております。
まあ、残念に思うことと含めて、じゃあなんで契約に至らなかったのかというところに行き当たるんだと思うんですが、いくつかの要因が考えられるんです。まず、現時点での私の回答からすると、正直何が最終的な原因になったのか、そこは明確なものはないという状況にあります。当然あの、5月の9日でしたか?週刊ポストさんで、これはまあ私に関する音声データをベースにですね、記事が載りました。これは当然フジテレビさんからすると由々しき問題で、その前後、記事が出るっていう前後から徹底的な身辺調査含めた反社チェックと言いますか、そういうものが私も含めて私以外の個人、スタッフ含め皆さん関係各位の人たちは行われました。で、そういう中で、当然反社じゃもちろん無いですし、反社との交際はないということがフジテレビさんも認識できたんで、翌週の、確か5月の16日の週刊ポストさんの記事の取材後はフジテレビさんは引き続き放送をする、変更はございませんという発表を広報されています。私はその中で独自のインタビューをポストさんに受けて、事の経緯をご説明させていただいたと。それでまあ一旦この放送するしない問題というのはフジテレビさんの中でも徹底的な調査を尽くして、これはGOだということで放送に関しては変わらずだなという風に認識していました。ただその後、フジテレビさんの社内の中で、当然色んな意見があると思います。これはまあ常日頃からですけども、格闘技に対してすごく前向きな意見を持って、コンテンツとして取り上げていただける役員の方もいれば、やっぱり格闘技ってやめようよっていう意見の方もいるでしょう。これは好き嫌いの問題なんでなんとも言えないですが、色んな意見がきっと社内であったんだと思います。その中で、やっぱり放送が難しいというような空気感が出てきてて、であれば、今回は、私はドリームファクトリーワールドワイドという会社の代表であって、RIZINの主催をする立場であります。ただこのTHE MATCHはですね、K-1さんRISEさんともに、制作実行委員会を組成しての、格闘技界をあげての主催組織を作って臨んでおりますので、徹底的な調査で反社でもないし反社会勢力との交際もないって事を認めても、かつ社内的なコンセンサスがフジテレビさんの中でとれないんであれば、僕は退任することも、これもポストの記事の取材の時も答えましたけど、僕がいることで何か、さらにネガティブなネタにされるんだったら、本当に汚点をつけたくないし、怪我をしたくないし、退くこともやぶさかではないということもお伝えしたんですけど、今回フジテレビさんにも私なりドリームファクトリーが抜けてK-1さんRISEさん両団体主催として引き続きやっていただく。そうすればTHE MATCHに関して放送しない理由はないんじゃないかなと。まああの、これでなんかネガティブに、やっぱり榊原反社と交際があったよと思わないでくださいね。ありませんから。ないけども、かつ、もし社内的に万が一なんかあったらどうすんだって人がフジテレビさんの社内に居るんなら、どきますよって。極論、どいた上に、かつ信頼がK-1さんRISEさん、格闘技界に信頼がないんだったら、信頼が置ける企業さんに参画いただいて、新しく実行委員会組織組成すると。そしたら問題ないでしょと、いうことで、ほんとにフジテレビには、僕もともと東海テレビ事業部という会社で、系列局のさらに子会社みたいなところで、フジテレビさんに対する特別な思いというか、地上波に対する特別な思いがあるんで、なんとか、僕フジで放送してほしかったし、放送するべきだと今でも思ってます。昨今どんどん、こういう力のあるコンテンツがネットの世界の中に、地上波と配信局とのパワーバランスというか世の中の流れがそうなんだと思いますけど、ボクシングもどんどんどんどん地上波で見られなくなってますよね?そういうのも含めて、ここではっきり言っときますけど、経済的な条件でフジテレビさんが折り合わなかったんじゃないです。経済的な条件は多分、フジテレビさんもここ数年、口を開くとお金がないと常々言ってたんで、お金はないんです。だけど、放映権料で折り合わなかったんじゃなくて、放映権料が安くても、それでもやっぱり僕は2015年からRIZINに関して再度立ち上げる時、フジテレビさんとともに、フジテレビさんのお影だと心から感謝してるし、一緒にコンテンツ作ってきた仲間がテレビ局の中にも沢山います。最後まで身体を張って守ろうとしてくれた役員の方、社員の方も居ます。そういう方に答えるべくも、やっぱり今年一番の視聴率、どんな全てのコンテンツを交えた中でもNO.1がとれるコンテンツになるじゃないかなと思ってたんで、我々がステップバックしようとも、形を変えようとも、中村プロデューサー、伊藤代表にお願いして、受け皿作っていただいて、それでも放送を死守したい。これは武尊への約束、天心への約束も含めて、ファンへの約束を守るために、最後までやりました。
で、それでもフジテレビさんは、まあ、突然、今日午前中に内容証明を今から送ります。放送は中止します。やれませんでした。力及ばずですっていうご説明をいただいて、これはほんとに僕トラウマで、17年前にタイムスリップしちゃうんですけど、100歩譲って放送を辞めるっていうのを決断されたのは理解する。でも、選手にも関係者にも僕らだってキチンとご案内するための時間を頂きたいというのをその場ではお伝えはしたんですけど、問答無用でそこから15分20分後にツイッター、HPにあがる。あまりにも酷すぎないですか?それは。これだけの事を一緒に一回やるって言って、CMの枠も売って、放送枠も確保されて、先月4月の末の金光社長の定例会見では媒体価値が上がるとまで言ったイベントから撤退するんだったら、もう少し丁寧な作業をしていただきたいですし、それはまあ、ほんとにともにこの放送環境を最後まで守ろうとしてくれた役員の方とか、編成の担当の方ではないと思いますが、そういうジャッジをされたことには憤りを覚えますけど、まあいかんせん、フジテレビさんの中では何か理由があるんでしょう。経済的なことがやっぱり折り合わない、経済的な事とは別に、今回製作委員会の中では、フジテレビさんが放映権料が満足いく金額じゃなくても、フジテレビさんで是非やりたいんだということで、地上波の枠をご用意いただけるということだったんで、ここまで皆さんのコンセンサス、ご理解も頂いて、CXさんでの地上派の枠を獲得してきたんですが、それが結果、はしご外される形になった。まあいずれにしても、それは榊原さんに疑念があるからだ、ポストの記事があれが事実だったらどうだったんだこうだったんだ、でもそこも調査をされたうえで一つの結論が出たんであれば、僕は最後までこのコンテンツ、THE MATCHをフジテレビさんの力で届けてほしかったなと、そう思ってます。
で、この場でお願いですけど、もう一回フジテレビさん戻ってきてほしい。そう思ってます。
僕らはこれ、中村さんにも伊藤さんにもお願いしました。僕らが抜けることが条件なら抜けます。沢山のファンが見たいって思ってるんだし、天心も武尊もこの試合が地上波で流れることを期待してます。アンダーカードの選手たちもみんなそうです。映るか映らないかわからないけど、地上波に出たいんだと思って頑張ってやってる選手たちに、この場で、一歩僕らには理解ができない、形変えりゃいいじゃないですか?フジテレビが納得する形にどれだけでも変えますよ。それでなんでやれないのか、それは僕にはわからないし、それだったらやってくれると信じてます。ファンの声、視聴者の声を僕はフジテレビさんに届けてほしいと思う。なんで、これだけの枠、2時間枠あるんだから、今から他のものを用意するのも大変だと思うんで、スポンサーさんも放送枠でCM枠買っていただいてるスポンサーさんも沢山いらっしゃると聞いてますので、我々が何か形を変えることで、これならフジテレビが放送することもできるよって形を、全力で一緒に作り出せるように、是非この場でフジテレビさんにお願いしたいと。一方的な決定で僕もちょっとパニックになってあわくってますけど、断られても諦めきれない。そんな思いでいます。いずれにしても、そういう事をお伝えしながらも、まずファンの皆さんにお伝えすることは、大会は予定通り6月19日、東京ドームで行われます。選手たちも全選手一丸となって、これは中村プロデューサー伊藤代表含め、選手たちもこんなことがあっても一つになっても頑張ろうぜと鼓舞してくれると信じてますし、常に格闘技界って逆風の中、アゲインストななか戦ってきてるコンテンツと言うか、競技だと思うんで、メジャーなスポーツになるために僕らが避けては通れない、そんな思いでもいますし、ABEMA TVさんは変わらずにPPVでの配信を行って頂きます。何も変わらず最高のものを6月19日にご用意する。あとは今回、途中で心が挫けそうになったかもしれないけど、まだ3週間あるんで、やっぱりこういう形でやりますっていう前向きな発表ができるように、頑張りたいなとそう思ってます。ちょっと気持ちが前のめりになって、熱くなっちゃいましたけど私からは以上です」
伊藤RISE代表「そうですね、あの、びっくりしました。突然のニュースだったので。まあ非常に残念だなと。相当、そうですね、選手のモチベーション、ファンの落胆を考えるととてもつらい気持ちになります。6月19日はね、もうやること決まっているで、選手たちのフォローをして、まああの、今回出る選手は一流の選手ですから、最高の試合をしてくれると僕も願ってます信じてます。ほんとに先程榊原代表も言いましたけど、6月19日、満員の東京ドーム、こんな機会は全く、殆どね、今までなかったと思うんで。ましてやキックボクシング、K-1、RISE、その中でこういう事もなかったので、私も実行委員として全力に力を入れてやってまいりたいと思ってますのでよろしくお願いします。以上です」
中村K-1プロデューサー「ほんとに僕も、今日昼ですね、ほんと発表される直前にこちらの話を聞いて、ほんとにもう驚いてびっくりして、えっ!ていうのが一番ですね。それプラス、やっぱりこういった形で、地上波の放送が無くなってしまったということは、ほんとに残念です。まあでも、大会をやるっていうことは変わらないですし、K-1ファイターは地上波がないから力を出しきれないとか、モチベーションが上がらないとか、そんなやわな選手はいないですし、どんな場所でもどんなリングでもどんな会場でもどんなシチュエーションでも、今まで全力を出して最高の試合をしてきたファイターたちなので、皆さんそこはほんとに安心してください。僕らと闘うRISEさんの選手たちだったり、いろんな選手たちもきっと気持ちは同じだと思います。ほんとにこの最高の格闘技のイベントをですね、今まで以上にもっと注目されることに多分なると思うんですけど、ほんとに最高のイベント、この日にしか見られないイベントにして、ファンの皆さんに喜んでもらいたいなと思います。そこに向けて残りの時間、全力で頑張りたいと思いますし、榊原さんも言われたもしまだね、チャンスがフジテレビさんにあるのであればそのチャンスにも賭けたいなと思っております」
――榊原さんにまずお伺いしたいんですけど3点ございまして、一つは17年前のいわゆるフジテレビショックに続いて今回色々とあったわけですが、ご自身は一点の曇りもないと、事実無根であるということを重ねておっしゃってきていると思います。なぜ前回今回とこういうことが起きてしまって、こういった沙汰になってしまったのかご自分ではどう分析されてるかということが一点。もう一点は、結果的に放映が無くなることによって、運営としてはかなりの損害をこうむることになったと思うが、フジテレビ側、週刊ポスト側に対して改めて法的な措置についてお考えはあるのか?3点目は、週刊ポストの記事上にあったYさん。Y氏という人物ですけども、現在どういったポジションでいらっしゃるのか?まだ運営に関わってらっしゃるのか?関わってないとすればどういった理由なのか?関わり続けているとすればどのような理由なのか?最後にお三方に伺いたいんですけど、今日のような自体になって、伊藤さん、中村さん、榊原さん、変わらず信頼関係は持ち続けて、対外的にイベントを実現していこうということで、変わらずアライアンスは組んでいけるとお考えでしょうか?伊藤さん、中村さんに関しては、今回の週刊ポスト報道から、今回に至るまでの流れについてもどういうふうにお考えかあわせて伺えたらと思います。長くてすいません。以上です
榊原実行委員「じゃあ私から。あの、まあ一つは、多分週刊ポストのことがあって、こういう自体に最終発展したんだと思ってるんですけど、17年前と大きく違うのは、記事が書かれてからここまで早いんです。ゲンダイの時はもっと前に書かれて、不適切な事象があるっていう風に報道されたんです。それはフジテレビさんが一方的にその時は夕方のニュースで、PRIDEとの契約を切って不適切な事象ということで、ものすごいショッキングだったんですけど、今回はまあ、一つはほんとに口頭行為での契約で、常にフジテレビさんとはこれまでもそうですけど、契約書を巻く手前のところまで作業していて、契約書に至るところの手前でお互い契約条件含めて合意に至らなかったということではあるんですね。ですので、ポストの件も折り込みながらフジテレビさんとしては総合的なご判断なんだろうな思います。個人的には、まあ、こんな事が2度も起きるんだなという。2015年僕が戻ってきた時にはコンプライアンス委員会立ち上げて、常にコンプライアンスの事は徹底してたんですね。ただ放送局が求める放送倫理の中におけるコンプライアンスと、一般常識的なお付き合いをするコンプライアンスというのは若干温度差があるのかなという気はしないでもないです。ただ放送に耐えられるコンプライアンスを徹底してやってきても、やっぱり足を引っ張りたいとか目立つようになって、話題になれば色々揶揄されることもあるし、非常に残念だなと思います。17年前も含めて、日本のこういうメディア環境とか、何も変わってない。旧態依然としたまま、世の中の人達も含めてだと思いますけど、ほんとはそれとポストさんにもだいぶクレーム言いましたけど、反社、交際音声、データ、流出っていうタイトルだと、僕が反社と交際してる音声データが流出したととられると思うんですけどそういうわけではないんです。だから事実と違う事で見出しを売りたいとか新聞売りたいとか色々あるんだと思うんですけど、ちょっとそこにも思うところはありますけど、すごいショックだなと。残念だなと。また同じことをこうやって人生で繰り返すことに、駄目な男だなと、自分自身にそう思ってます。申し訳ないとそう思ってます。
それが一点と、あとなんでしたっけ?」
――ポストとフジテレビに対する法的措置
榊原実行委員「あの、ポストさんには、記事が出るって前に、すでに法的なアクションを起こすことはお伝えしてます。それはなぜかっていうと、僕らの9日の記事は一方的に書かれたんですよ。普通であれば取材を当てて反対の意見だったり事実を確認した後に雑誌に載せる。僕はあの、16日の時にもインタビューの中で答えましたけど、取材には応じますと。ただ海外から戻って隔離の期間もあるし、イベントも控えてるので御社の締切のスケジュールには間に合いませんよと。9日以降だったら受けますよとお伝えしたんですけど、いや締切の都合があるんでもう書きますって事で書かれてしまった。そういうところも、まあ、そんな天下の小学館さんの抱えるポストさんが、それはあまりに一方的すぎないかということで、通達は送らせていただいておりますけど、別にほんとはこんな事で争いたくないですよ。正直。争っても多くの人たちは過ぎ去って行くことで、事実こういう風に勝ちました負けましたって、なんでもそうじゃないですか?あんまりみんな見てもいないんで。こういう風に晒し者になる、ネタになるって的になっちゃうことが嫌だなと思って生きてきたんですけど、それぐらいTHE MATCHがインパクトがあるので、こういう形になっちゃったんで、ほんとに自分の事が一つ話題になったことが申し訳ないなと思っているという事ですね。
あとYさんというね、登場人物がいるんですけど、あそこの記事に書いてある通り、コメントした通りです。週刊ポスト読んでもらったらいいと思うんですけど、RIZINの何者でもない立ち位置の人なんで、フリーランスで動いている方なんですね。ですので別にこれまで通り業務をやってもらうとか、何か僕らが業務を任命してやってもらったり、それに対して僕らがギャランティしてるってことでもないので、そこもちょっと歪曲されてというか、事実と違うことなんだと思ってますけど、なにか特別な関係があるということでもないです。でまあ、僕の個人の意見ですけども、まあ伊藤代表、中村プロデューサーが変わらずに、僕と一緒にまた6月19日に向けて全力で走ってくれたらいいなと、そう思ってますけど。はい」
伊藤RISE代表「もちろん6月19日やりますよ。もちろん選手の気持ち、ファンの気持ちも背負って、素晴らしいイベントにしていきます。それだけですね」
――報道についてはどう思ってますか?
伊藤RISE代表「報道についても、まだ細かい部分が出てないところあるじゃないですか?我々として実行委員会としては、今もう3週間後ですね。そこをしっかりやりとげることが第一だと思うんで、そこをしっかりやっていきたいと思います」
中村K-1プロデューサー「まあ同じですね。榊原さんと伊藤代表と夢の舞台を作るところまでやってきて、ほんとにそこは信頼もしてますし、こうやって手を組めるからこそこの舞台と場所ができたと思うので、これは6月19日まで、引き続き、全力でやっていきたいと思います」
――信頼の面でも問題ないですか
中村K-1プロデューサー「はい。榊原さんとこうやってずっとお話させてもらってイベント一緒に作ってきたので、これは変わらないです」
――今回このようになったことで、今後のRIZINの放送スケジュールにも影響は出てきそうでしょうか?
榊原実行委員「まああの、影響するでしょうね。ただRIZINもそうだけど、その、ほんとに地上波、17年前と比較したらあれだけど、やっぱり地上波の経済的なことでのウェイトってのはずいぶん減ってるので、やっぱりプレゼンスもすごく落ちてるんですね地上波って。残念ですけどね。先程も言ったボクシングにしても何にしても、やっぱりプラットフォームというかネット配信で十分見てもらえる。テレビのチャンネルにもう今、AbemaTVさん、ほにゃららさんとかみんな入ってる時代ですから。ほんと地上派頑張らないと、みんなが面白くなくちゃテレビじゃないっていうキャッチフレーズが、地に落ちますよね。危ないものは放送できない、ちょっとでも嫌疑があったら駄目だみたいな感じになってるので、もちろん駄目なものは駄目でしょうがないと思いますけど、なんかチャレンジ一緒にしたいなって、もっかいそう思っているのと、それでも僕はフジテレビさんに感謝してるし、どっちかというとほんとに愛情持ってる、一方的に憧れを持ってるテレビ局さんなんで、色んな事を乗り越えながら一つ一つまた積み上げて行ければいいなと。また地上波に向けてのコンテンツも作りたいし。ただ、RIZINにおいては、色んな違うプラットフォームの中で、十分経済的には担保されていくことになるかなとそう思っています」
――その辺はこれからの話し合いを含めながらとRIZINに関しては
榊原実行委員「まず一旦今回 THE MATCHIに関しての決断、結論だと思います。まあホントの理由が、ひょっとしたら経済的に、言えないけど、すごい少ないですよ放映権料。それでもお金が用意できないってところもあるかもしれないです。だから、今回の件はいったん、それでも戻ってきてよ思ってますけど、駄目だったとしても今後コミュニケーションを続けて、一緒にやれたらいいなと思ってます」
――フジテレビ側は総合的な判断というようなリリースを出してますけども、榊原さんの考えとしては、直接これがって理由はわからないんだけども、ポストの記事を使ったというか、上げてフジテレビ内の格闘技をあまりやるべきじゃないという人たちの声が強くなってしまったのかなという感じですか?
榊原実行委員「まあそうですね。やっぱり格闘技ってそういう目で見られてしまうんですよね。嫌いな人もいますから。それでもやっぱり、エッジの立ったコンテンツだし、みんながビビッドに反応するものじゃないですか。特に天心武尊の試合はみんなに見てもらいたい。それはおじいちゃんからおばあちゃんから子供まで、テレビの前で時間が始まるの待っててほしいっていうのは今でも思ってるし、そうなるコンテンツ。どんどんどんどんやっぱり、地上派向きじゃないものに、地上波で求められるコンテンツと、ネットとか配信とか有料で見られるべきコンテンツって、まあ同じRIZINの中でも違ったりするんですよね。だから、今後の中でソフト戦略も含めてですけど、今回は残念ながらそういう決断になってますけど、色々ご相談していければいいなとそう思っています」
――さきほど体制を変えてでも放送してもらいたいと発言がありましたが、具体的にフジテレビとはどのような交渉を続けていこうとお考えでしょうか?
榊原実行委員「まあ、何を求められるかですよね。実行委員会組織なので、それこそ契約元、我々が私を中心に当社でフジテレビさんとの地上波放映権の交渉はさせていただいてたんですね。だから、経済的な条件だと折り合いはもうそれでアウトなんですけど、そうじゃなければ契約元を変えて、体制の中で榊原さんが残ってることがやっぱり一部の役員の方たちの了解が得られないんだったら、実行委員会から降りてもらう。この大会は伊藤代表と中村プロデューサーでまわりますから。それでもいいし。いかようにでもします。だからもうほんとわかんないんですけど、世の中って、なにがほんとに、なにを恐れて今回放送を一旦見送ろうとなされたのか。ひょっとしたら、僕もさっき色々な人たちから色々な情報を聞いた中で、6月のフジテレビさんの株主総会対策だと言う人もいるんですよ。そんな事で辞めないでよと思うじゃないですか。でも、新社長を迎えて新しい体制がスタートするので、もし今後何かが起きたらどうするんだみたいな。だからやっぱり役割役割ポジションポジションで、見えてるものが違うところもあるんだと思う。でもわかんないです。それも聞いた話なんで。ただ、僕は少なくとも、いかようにもしてくださいと言うつもりです。それよりも地上波で、フジテレビさんが放送するべきだと思ってます」
――最後まで地上波の放送はフジテレビにこだわりたいと
榊原実行委員「個人的には。でも他局さんでももちろんいいですけどね。今さら無理だと思うんで。枠が空いちゃってるんだから、このまま行ったらえーっていうような映画流すとかになっちゃうのかなと思ってます。色々思いがあるんだろうけど、僕が頭を下げたり、何か形を変えることですむんだったら放送してほしいなって思いますけどね」