「日高郁人は3人はいらねえんだよ!」日高郁人のモノマネ集団に本人が怒りの殴り込み!
7日、東京都・新木場1stRINGにて『666vol.116』が開催され、日高郁人が新生ヒダカヤの面々に怒りを顕にした。
666では、自分の心の中にある日高郁人像をそれぞれが自由に表現する集団“新生ヒダカヤ”が存在し、約1年半ほど活動を続けてきた。
日高とは昔から縁が深い宮本裕向、阿部史典を中心としたこの集団は、日高郁人を愛しすぎているが故に日高のムーブを過剰なまでに再現することから、666で解説を務めるMEN’Sテイオーには「完全に馬鹿にしている」と評されていた。
日高本人は666のリングには登場していないものの、昨年8月には日高率いるショーンキャプチャー所属の青木いつ希までメンバーに加えてしまったことから新生ヒダカヤは半ば公認のものになったのではないかと目されていた。
この日のメインイベントでは、宮本裕向&阿部史典&青木いつ希 with 遠藤マメvs星野勘九郎&入江茂弘&伊東優作 with 唯我の6人タッグマッチが実施。
新生ヒダカヤの4人は揃ってショーンキャプチャーポーズを決めてから全員同時にショーンキャプチャーを失敗したり、全員敢えて場外にふっとばされながらアイル・ビー・バックで帰還したりと全身全霊をもって日高郁人への愛を表現。
最後は裕向のステップDDT、阿部の野良犬ハイキック、裕向の石見銀山と日高ムーブのオンパレードで試合を決め、伊東から3カウントを奪った。
会場に勝利のRED ZONEが響き渡り、裕向と阿部が勝利を喜び合う中、花道に日高郁人風の男が登場。
新生ヒダカヤの新メンバーかと思われたが、マスクを取るとその正体はなんと本物の日高郁人。日高は怒りの表情を浮かべながらマイクを取り「お前らなあ!日高郁人で散々遊んでくれたなあ!全部SNSでチェックしてんだよ!」と激怒。
裕向&阿部は「今更来たっておせーよなあ?!」となぜか日高に突っかかっていくが、日高は裕向へステップDDT、阿部にはアイル・ビー・バックからのフライング・ニールキックを見舞って撃退。
阿部が「本物だぁ!本物だぁ!」と歓喜する中、この日666で別の試合に出場していた藤田ミノルが現れ日高の隣に立つ。2人が握手を交わし、666のリングで“相方タッグ”が実現するのかと思われたが、日高が眼窩底骨折中の藤田の目に触れてしまったことで藤田は日高に敵対。
藤田が「オイ!なにしやがんだこのクソジジイ!なにしに来たんだよこの野郎!この日高郁人が2人いるリングになんの用事だこの野郎!」と噛みつくと、裕向も「666のリングに日高郁人は3人はいらねえんだよ!」と呼応。日高は「日高郁人は俺だけでいいんだよ?!」と真っ当なツッコミを入れ、4人は3vs1の構図で睨み合った。
日高郁人と日高郁人のニセモノとの抗争、“相方”として知られる日高と藤田の敵対と、日高を中心とした複雑な物語が幕を開けた。濃厚な日高郁人劇場が展開することが予想される666のリングから目が離せない。