女子プロレス強豪ユニットのそっくりさんたちが男女の垣根を超えてタッグ王座戦線に参入?!
22日、東京都・成美グリーンホールにて『666vol.107』が開催され、Rebel&EnemyとRevel0Enemyの対抗戦が行われた。
ラム会長は、2005年に史上最年少の小学生レスラーとしてデビューし様々なメディアで話題となった“元祖・チビっ子レスラー”。
2006年に同じく小学生レスラーとしてデビューした現AEWの里歩(当時:りほ)とアイスリボンで名勝負を繰り広げ、一度は引退したものの長いブランクを経て2016年に復帰。666でのラム会長の試合はあまりにも衝撃的な内容であることから観客による写真撮影や内容をSNS等に書き込むことが禁止されている試合が多く、その活躍は中々表には出なかったが、2019年からアイスリボンにレギュラー参戦を開始したことで女子プロ界に再進出しその魅力を広く知られることになる。
現在、ラム会長はアイスリボンでは雪妃真矢率いる反体制派ユニット“RebelxEnemy”(通称:レネミー)に加入し、山下りな、尾崎妹加の4人で硬い結束を持つチームとして君臨。現リボンタッグ王者の雪妃、現FantastICE王者の山下、元リボンタッグ王者の尾崎、元トライアングルリボン王者のラム会長と全員が常に各王座に絡み続けている強力なユニットだ。
ラム会長のアイス参戦により両団体の交流が深くなり、666にアイス所属選手の参戦することも増えていった。
そのさなか、666に山田りな(山田太郎)、小澤妹加(怨霊)という“偽レネミー”が出現し始め、さらに雪ぺ真矢(小仲=ペールワン)、ハム会長(星ハム子)とフルメンバーが揃ってしまい “Rebel Zero Enemy”としてレネミーと全面対抗戦を行うこととなった。
この試合の選手コールはアイスリボンのリングアナであるはらあいが行うなど本格的な対抗戦の雰囲気を帯びるが、雪ぺの選手コールの際に雪妃のキャッチコピーである“クリスタルスノー”にかけた“パキスタンスノー”というコピーがツボに入ってコール不能になるほど腹が捩れてしまい、会場がつられ笑いに包まれるなど試合前からRebel Zero Enemyが優勢。
試合は互いに強く意識し合う本物と偽物の対面を中心に展開するが、山下と山田のラリアット対決は互角、尾崎は小澤のモノマネで戦意を削がれ劣勢、雪ぺは雪妃の技を完コピする上になぜか天龍源一郎の動きも取り入れて優勢となるなど互角の試合模様に。
ラム会長とハム会長の対面では、ハム会長が星ハム子としての技で畳み掛けて圧倒していくが、ラム会長の必殺技である619を狙ったところで回りきれずぐちゃりと落下。これで流れが変わり、ラム会長のレインメーカー、尾崎のアルゼンチン・バックブリーカー+雪妃のダイビングニードロップ、山下のダイビングボディプレスとレネミーが畳み掛けて山田から3カウントを奪った。
試合後、雪ぺは「本気を出していたらお前たちなんてな、イチコロだったよ。テメーも貴様もお前も、まだまだやる気があるなら、挑戦受けてやるよ!もう一度、やらないか?尾崎妹加、やら“まいか”?イエスか、ノーか。ここで返事を出せ」と負けたにも関わらず堂々とした態度で再戦を要求し、観衆は大喝采でこれを支持。
ラム会長が「勝ったけど全部持ってかれて悔しいからまたやってやるよ!」と再戦を呑むと、雪ぺ&山田が雪妃&世羅りさの持つリボンタッグ王座への挑戦を要求。
ラム会長は「ウチらは関係ないから……」と雪妃にすべてを丸投げし、「(アイスリボンの)佐藤社長からまだスケジュールが来てないから次は未定だよ!アジュレボvs山田りな&雪ぺ真矢もあるかもしれない!」と、アイスリボンのベルトをかけての対抗戦の可能性を残した。