故・ジャンボ鶴田の最年少記録を40年ぶりに塗り変えた26歳の青柳優馬が「ヒヤヒヤしちゃう全日本プロレスを見せる」
4日、後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 Champion Carnival【優勝決定戦】』が行われた。
今年のチャンピオンカーニバルの決勝に駒を進めたのはジェイク・リーと青柳優馬。26歳の青柳が優勝すると、ジャンボ鶴田さんが1980年に29歳の時に達成した最年少優勝記録が約40年ぶりに塗り変えられるという事で注目が集まっていた。
試合が始まるとジェイクの動きを青柳が読んで場外戦などで有利に進めようとするが、受けきったジェイクがビッグブーツで場外に叩き落とすと「これが見たかったんだろ?」と余裕の表情で青柳を痛めつけていく。
ダウンして動かなくなった青柳を見てジェイクがとどめを刺そうとするも、青柳は騙し討ちの首固めからエンドゲームで捕らえて挑発的に絞り上げる。
力技で強引に切り返したジェイクがキチンシンクで迎撃しジャイアントキリング(=ランニングニー)を叩き込むが、受けきった青柳がロコモーション・ジャーマンスープレックスホールドからロックスターバスター(=変形フィッシャーマンバスター)で叩きつけ、トドメのザ・フール(=旋回式ロックスターバスター)で3カウントを奪った。
勝利した青柳は「このチャンピオンカーニバル、決勝の舞台であんたと闘えてよかった。ひとつ提案がある。俺と一緒に全日本プロレス盛り上げようぜ。俺とあんたは、自分のいる団体を一番でっかくしたいっていう目標は一緒だと思ってる。ここはひとつ、騙されたと思って、俺と一緒に全日本プロレス盛り上げねーか?」と提案するが、ジェイクはノーコメントで会場を後に。
改めて最年少優勝に関して青柳は「初優勝だけでなく、チャンピオン・カーニバルの歴史に青柳優馬という名前を大きく残した。記録を作ったとはいえ、今の全日本プロレスでは僕より若い力がどんどん上にのぼってきているんで、最年少ということに浸っている暇はないですね。全日本プロレスを叩き直すつもりでこれからやっていきますんで。青柳優馬が見せる全日本プロレスの新しい景色、どうぞ長い目で見守ってください。どうなってしまうんだろうって思うような、ワクワクドキドキ、そしてヒヤヒヤしちゃう全日本プロレスを今後とも応援よろしくお願いします」と団体の未来を語った。
青柳は5月15日の札幌大会で、宮原健斗の持つ三冠ヘビー級王座に挑戦が決定。
全日本プロレスが新たな景色に変わるのかに注目が集まる。