【試合詳細】3・17 ストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会 スーパー・タイガー&船木誠勝vs佐藤光留&関根“シュレック”秀樹 タイガー・クイーンvs高瀬みゆき 関本大介vs間下隼人 ジャガー横田&井上京子vs雪妃真矢&梅咲遥

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『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.15 ―“怒涛の怪力”ストロング小林追悼興行―』
日程:2022年3月17日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:596人(満員)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○佐藤綾子(ディアナ)
7分13秒 フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド
●尾崎妹加(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
ケンドー・カシン(はぐれIGFインターナショナル)/○阿部史典(BASARA)
9分8秒 お卍固め
将軍岡本(フリー)/●佐野直(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○ジャガー横田(ディアナ)/井上京子(ディアナ)
8分18秒 垂直落下式パイルドライバー→体固め
雪妃真矢(フリー)/●梅咲遥(ディアナ)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○関本大介(大日本)
11分17秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●間下隼人

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○タイガー・クイーン
9分21秒 フライング・ニールキック→片エビ固め
●高瀬みゆき(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
△スーパー・タイガー/船木誠勝(フリー)
30分0秒 時間切れ引き分け
佐藤光留(パンクラスMISSION)/△関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)

故・ストロング小林さんを初代タイガーマスクが追悼!関根“シュレック”秀樹が船木誠勝との激闘の末に一騎打ちを要求!タイガー・クイーンが華麗に勝利し「勝てたけど悔しいです」

オープニング


 まずはストロングスタイルプロレス平井丈雅代表より挨拶。

平井代表「皆様、本日は初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.15にお越しいただきましてまことにありがとうございます。17年前に初代タイガーマスク佐山サトルがストロングスタイルの復興を目指して設立したストロングスタイルプロレス。本年後楽園ホール初試合となります。男子3試合女子3試合、女子につきましては女帝、女子プロレス界を創り上げてきましたジャガー横田様が厳選した女子を招いていただきました。男子の3試合は佐山サトルが提唱するストロングスタイルを提唱するに恥ずかしくない10名がファイトを繰り広げます。本日は通常の大会と異なるものとなっております。昭和のプロレス界を盛り上げ、1974年、アントニオ猪木会長と激闘を繰り広げ、その闘いが昭和の巌流島と称され日本のプロレス界、いや世界のプロレス界を盛り上げていく礎となりましたストロング小林様。ストロング小林様は昨年大晦日に鬼籍に入られました。うちの会長であります新間寿が1974年の巌流島決戦を実現させるために、ご自宅に二ヶ月毎日通い。小林様のご親族、ご本人にその思いを汲み取っていただきあの歴史に残る激闘を実現させることができました。ストロング小林様のご遺族も会場にお越しいただいております。ご遺族様皆様とともに天国にいらっしゃいますストロング小林様に私達のプロレスを愛する気持ち、6試合を闘う選手のファイトを天国に届けたいと思います。何卒よろしくお願いいたします」

第1試合


 ロックアップから尾崎がロープに押し込みクリーンブレイク。
 再度ロックアップからリストの取り合いへ。佐藤がコーナーに押し込みボディに膝蹴りを連発。尾崎が逆コーナーに振って串刺しラリアットから、再度コーナに振って走り込むが佐藤がミサイルキックで迎撃しフォールも2。

 佐藤はダブルアームの体勢も、尾崎がリバースしてエルボードロップからセントーン。フォールも2。

 尾崎はアルゼンチンで担ごうとするも、耐えた佐藤がラリアットを巻き込んでフィッシャーマンスープレックスホールドも2。

 佐藤がケンカキック連発からロープに飛ぶが、尾崎がカウンターのスパインボム。
 尾崎はコーナーに上りセカンドロープからのダイビングセントーンを投下。フォールも2。

 尾崎は投げようとするが佐藤がバックを取り返し投げ捨てジャーマン。さらにコーナーに登るとミサイルキックを発射しフォールも2。

 佐藤がフィッシャーマンを狙うが、耐えた尾崎に膝蹴りから背中にハンマーブロー。ロープに飛ぶが尾崎が追走ラリアットからアルゼンチンで担ぎ、四方へアピールしてから一度降ろす。
 尾崎はフロントスープレックスからフォールも2。

 尾崎はコーナーに登るが、佐藤がエルボーでエプロンに落とし、リングに引きずり込むとボディスラム。コーナーに登りダイビングボディプレスからフォールも2。

 佐藤はバックを取るが、耐えた尾崎がバックエルボーで逃れラリアットを避けてロープに飛ぶとラリアット。フォールも2。

 尾崎は起き上がりこぼし式のショートレンジラリアットからフォールも2。

 尾崎はロープに飛んでラリアットも、避けた佐藤がバックを取るが、ヒップトスで迎撃した尾崎がラリアット。だが佐藤が避けるとジャパニーズレッグロックも2。

 佐藤はロープに振ってジャンピングニーからクロスレッグスープレックスホールドで叩きつけ3カウント。

第2試合


 カシンはリングにイスを投げ入れてから入場。
 先発はカシンと岡本。カシンが力なくチョップを打ち込んでいき、ローリングチョップもゆるく叩くと、岡本が強烈なチョップで叩き伏せる。
 岡本がロープに飛ぶが、カシンはリープフロッグからネックブリーカードロップ。カシンは阿部にタッチ。岡本もこれを見て佐野にタッチ。

 ロックアップから阿部がヘッドロックで捕らえ、ロープに飛ぶと低空ドロップキック。さらに膝へのニードロップからカシンにタッチ。

 カシンと阿部は股裂きからカシンがストンピング連打。コーナーで阿部とサンドイッチで顔面を踏みつけていき、これを離すと首投げからスリーパー。レフェリーが確認すると、ストンピングから阿部にタッチ。

 阿部とカシンは顔面を踏みつけ、阿部がビンタからナックル。首投げからサッカーボールキックを叩き込みフォールも2。
 阿部はコーナーに叩きつけるが、佐野が逆コーナーに振るとアームドラッグからエルボードロップ。フォールも2。
 佐野はコーナーに叩きつけ岡本にタッチ。

 岡本はボディスラムからフォールも2。
 岡本はチンロックから佐野の膝に叩きつけ佐野にタッチ。

 佐野はロープに阿部の顔面をこすりつけ、首投げから顔面へのフットスタンプ。さらにネックチャンスリーから岡本にタッチ。

 岡本のエルボーに阿部がチョップ連打。さらにエルボーも岡本がエルボーで返し、阿部のチョップと岡本のエルボーの打ち合い。岡本がヘッドバッドからロープに飛ぶが、阿部がフランケンで迎撃しカシンにタッチ。

 カシンはつっぱり連打も、岡本は受けきり前に出るとコーナに押し込みつっぱり連打。
 倒れたカシンへ岡本はスライディングショルダータックルからフォールも2。
 岡本はブレーンバスターを狙うが、阿部がカットしカシンと阿部が次々ナックル。カシンは阿部にタッチ。

 阿部はカシンとともにダブルのブレーンバスター。阿部はフォールも2。
 阿部はPKもキャッチした岡本が強引にバスター。 岡本は佐野にタッチ。

 佐野は阿部にストンピングからナックル連打。コーナーに振って岡本が串刺しボディスプラッシュから中央に振り、佐野がアックスボンバーからフォールも2。
 佐野はDDTからフォールも2。

 阿部はモンキーマジックから伊良部パンチを狙うが、佐野が避けるとロープに飛び、阿部はアイルビーバックから伊良部パンチを叩き込み、お卍固めでギブアップを奪った。

<試合後コメント>

ケンドー・カシン&阿部史典
阿部「ありがとうございました!光栄でした!」
カシン「いや、良かった。流石スネークピット」
阿部「ふはっ(笑)光栄です!(笑)」
カシン「今度、船木、船木誠勝。(※背後のポスターの船木の写真を指差して)」
阿部「はい」
カシン「今度大阪でシングルやるから、セコンド付いてくれ」
阿部「分かりました。駆けつけます!スネークピット魂で!」
カシン「とにかく、船木誠勝を金剛から取り戻す。拳王のもんじゃなくてみんなの船木誠勝なんだよ」
阿部「そうですね、みなさんの船木誠勝さんですから、誰かのものになるべきではないかもしれないですね。取り戻してください」
カシン「そう。取り戻す。あれだけさ、拳王のことさ、悪口ボロクソ言ってたのにさ」
阿部「そうなんですか?」
カシン「そう。なんでだろ」
阿部「取り戻しましょう」
カシン「取り戻す」
阿部「助太刀します!」

第3試合


 雪妃と梅咲が急襲し試合開始。ジャガーと井上をコーナに押し込み梅咲が2人まとめて串刺しドロップキック。雪妃が直前で止まりチョップを打ち込み、梅咲が井上にドロップキックからエルボー連打。井上は受けきりエルボーで吹っ飛ばすも、梅咲もすぐに立ち上がりエルボー連打でロープに押し込む。雪が梅咲の背中にタッチ。

 梅咲のダブルチョップと雪妃の膝蹴りの同時攻撃連発も、井上が2人へアイアンクローから雪妃にヘアーホイップ。井上は雪妃をロメロスペシャルで捕らえ、これを離すとジャガーにタッチ。

 ジャガーはDDTからケンカキック。雪妃がコーナーに振って串刺しジャンピングニーからロープに飛んでランニングミドル。フォールも2。
 雪妃はブレーンバスターを狙うが、ジャガーがDDTで切り返す。
 雪妃は立ち上がるとローからミドル。左右のビンタからソバットを叩き込み、背中にエルボーを落としてロープに飛ぶが、井上がエプロンから後頭部にラリアットを叩き込み、ジャガーが浴びせ蹴りからフォールも2。
 ジャガーはロープに振ろうとするが、雪妃が切り返してエルボー。ジャガーが巻き込んでコブラツイストで捕らえるも、これを離して井上にタッチ。

 井上はロープにもたれかかる雪妃にラリアットから投げようとするが、梅咲がカットし雪妃とともにダブルブレーンバスターの体勢。だが井上が2人まとめてブレーンバスターで投げ捨て、ダブルラリアットを狙うが雪妃と梅咲はダブルのカニばさみからサンドイッチ低空ドロップキック。雪妃はロープに飛んでランニングソバットからロープに飛んでランニングトラースキック。再々度ロープに飛ぶが、井上は前蹴りからコーナーに振り走り込むも、雪妃は低空ドロップキックから前から後ろからサッカーボールキック連発。立ち上がった井上にミドルキック連打から、ラリアットを避けてトラースキック。雪妃は梅咲にタッチ。

 梅咲はランニングネックブリーカードロップからロープに飛んでフットスタンプ。フォールも2。
 梅咲は投げようとするが、井上がブレーンバスター。
 梅咲はすぐに立ち上がりエルボー連打でロープに押し込みむが、井上がロープに振るとホイップ。だが梅咲がドロップキックを叩き込んで吹っ飛ばすと、ロープにもたれかかる井上に低空ドロップキック。フォールも1。
 梅咲はコーナーに登るが、井上は正面に登り雪崩式ブレーンバスター。井上はジャガーにタッチ。

 ジャガーは後頭部に浴びせ蹴りからフォールも2。
 ジャガーは投げようとするが、雪妃がバズソーキックでカットし梅咲が丸め込むも2。逆さ押さえ込みも2。
 梅咲はブロックバスターホールドも2。
 梅咲と雪妃はロープに振ってダブル攻撃を狙うが、ジャガーがこれをはじくと井上が走り込みダブルラリアット。さらにジャガーが2人まとめて浴びせ蹴り。
 井上はジャガーをパワーボムで雪妃と梅咲に叩きつけフォールも2。
 ジャガーはパイルドライバーで突き刺しフォール。これで3カウント。

<試合後コメント>

ジャガー横田&井上京子
京子「いやあ、助けてもらっちゃいました。復帰して4戦目なんですけど、試合前にジャガーさんに『ちょっと鈍いところがあるので助けてください』って言ってたので、ありがとうございました!」
ジャガー「全然怪我のあとに見えない」

――初対決の雪妃選手はどうでしたか
京子「記者会見で言われて、前にバトル(ロイヤル)かなんかで当たったんですけど、1回も触れることなく終わってたって言うので。蹴りがすごく効きました。ディアナではあまり蹴りを使う選手が少ないので、すごいまた対戦したいと思いました。効きました」

――今日闘った若い2人からストロングスタイルを感じましたか
ジャガー「遥はアイドルですけど、ヤツは結構ストロングスタイルです。なので、毎回ディアナだからってわけではなく、いい選手なのでカードを組んでます。リングに上がるときは1vs1の敵なので、ディアナだろうがどこの団体だろうが潰すためにために行かなければと、そういう気持ちで闘ったつもりです」

ストロング小林追悼セレモニー


 スクリーンに1974年3月19日、蔵前国技館のアントニオ猪木vsストロング小林の映像が流される。
 続いて初代タイガーマスク・佐山サトル、初代タイガーマスクマスコットガール・野尻栞理さん、新間寿会長が入場。

新間会長「今のビデオは私のプロレス人生の中で、最高の試合でございました。ストロング小林という選手は、類まれなる力と、そして人の悪口を言わず、家庭内は円満にして、しかし一度6m40のリングに上ったその時には、燃える闘魂をしのぐ闘魂がありました。最後の1分間の中に、私のプロレス人生、そしてタイガーマスクを生み、多くの人々を生んだ原点がこの試合でございました、小林さん、本当に、本当にアナタには感謝とともに、私がプロレス生活をおくった原点として、あなたとアントニオ猪木という素晴らしい2人が闘ったという、闘わせたという、そしてこの闘いを私が自分自身が手掛けたという思いがいっぱいであります。みなさん今日は、今のビデオの中のアントニオ猪木対ストロング小林、私のプロレス人生で最高の試合でした。亡き小林さんの追善をするという喜びでいっぱいであります。皆様ご一緒に、ストロング小林さんの冥福をここで祈りたいと思います。今日は本当にご来場ありがとうございました」

佐山サトル「本日はご来場いただきましてまことにありがとうございます。ストロング小林さんは大先輩です。私がタイガーマスクの問にずっと一緒にいさせていただき、非常に優しい方で信じられないぐらい純粋な方で、このような方が居なくなるなんて未だに全く信じられません。ビデオいっぱい残っていますので、師匠・アントニオ猪木対ストロング小林さんの試合たくさん見てください。本日は40周年を記念して発売される純金のタイガーマスク像が飾られています。それが今盗まれました。なんでも、ベージュのコートを着て赤いチョッキを着てオレンジの靴を履いた、その人に持っていかれたそうです(これに当てはまるリング上の藤原敏男が苦笑)。その人がいたらぜひ本部席までおっしゃってください。本日は小林さんのために一緒にプロレスを楽しんで、昭和のプロレスを楽しんでいってください。ありがとうございます」



 10カウントゴングをご遺族と新間会長、初代タイガーマスクが叩いた。

 故・ストロング小林さんに向けて、ご親族へ新間会長、佐山サトル、北沢幹之さんよりご仏前と感謝状が手渡された。

<セレモニー後コメント>

新間寿&初代タイガーマスク
新間「今まで追善興行っていうのは中々やらなかったしやれなかったんだけども、小林さんとアントニオ猪木との闘いっていうのは、さっき言ったように私のプロレス人生の中で最高の試合だった。モハメド・アリっていうのも大変なアレでしたけども、プロレスの中ではこの試合が私にとっては最高の試合だった。そういう思い出があります。そして今年は新日本プロレス50周年記念。タイガーマスクも40周年。物故者の人たちの供養というようなことも私はお寺の息子として考えておりまして、タイガーマスクに相談したところ、『新間さん、物故者の人とか、今プロレスをやって、高山善廣さんという人が長期療養している。そういう人達に対する我々の思いを小林さんの追善試合を手始めとしてこれからそういうことをやっていきたい』と。プロレス界というより、プロレス界の物故者、およびプロレスで療養している人たちになにかお手伝いできることがあればいいなと、私とタイガーは思いました。そして、藤波、北沢幹之、彼も新日本プロレスの一番最初から新日本プロレスを支えてくれた。そういう人達を集めて試合をやっていきたいと。ただ名前だけの、戦士たちだけの、そういうんじゃなくて、選手たちが6m40の中で闘いやすいように動きやすいように、その試合を多くの人に召したいがために努力した事務方の人たちにも力を、そして一緒になってやっていただきたい。そういう思いであります。私とタイガーマスクが、佐山サトルが考えている、残りの人生をそういうことのために、私はストロング小林さんの追善をすることによって、自分自身が目覚める。私は今年87歳です。87になってもローラーだって、腕立てだって、腹筋運動だって、ヒンズースクワットだって未だに出来るという、このプロレスという素晴らしさを後世に残していきたい。そういう思いでいっぱいであります。今日は本当にありがとうございました。」

(※次の試合に向けて入場に控える間下を初代タイガーが激励。間下が敬礼で返すと、タイガーも敬礼で見送った)

第4試合


 間下がローキック。関本が組み付きロープに押し込みクリーンブレイク。
 がっぷり組み合いグラウンドの攻防から間下がバックを取るが、リストの取り合いから一度距離を取る。
 ロックアップから関本がヘッドロックで捕らえショルダータックルでふっ飛ばし、ロープに飛ぶが間下がキチンシンクからエルボー。さらにヘッドバッドからブレーンバスター。
 間下はミドルキック連発も、間下がバックを取りアトミックドロップ。さらにエルボードロップからフォールも2。

 関本はサーフボードストレッチ。これを逃れた間下がチョップ連発も、関本が逆水平チョップでなぎ倒しダブルチョップを投下。さらにボディプレスを投下しフォールも2。

 関本はボディスラム3連発からフォールも2。再度フォールも2。
 関本は逆エビ固めで捕らえるが間下はロープを掴みブレイク。

 関本はコーナーに押し込みチョップを打ち込んでいく。間下が逆コーナーに振って走り込むが、足を伸ばしてカットした関本がロープに飛ぶも間下がミドルキックで迎撃。さらにロープに飛んでラリアットも、受けきった関本にSTO。
 間下はロープに振ってソバットから場外に投げ捨てる。間下はエプロンを走り込んでサッカーボールキックを叩き込み、リングに投げ入れブレーンバスター。フォールも2。

 間下はクリップラークロスフェイスで捕らえるが関本はロープを掴みブレイク。

 間下は投げようとするが、耐えた関本がココナッツクラッシュからヘッドロック。間下はそのまま強引にバックドロップで叩きつけ、ブサイクへの膝蹴りからフォールも2。

 間下はFSRを狙うが、関本が強引にブレーンバスター。
 関本はロープに飛ぶが、間下がビッグブーツで迎撃するとエルボー合戦へ。間下が左右のビンタからロープに飛ぶが、関本は振りかぶってラリアットで迎撃。フォールも2。

 関本は延髄斬りからぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールドで叩きつけ3カウント。

<試合後コメント>

間下隼人
「闘いはありましたか?リングに。……あったならそれでいいです。負けは悔しいですけど。ただ、こうやって俺が1年前、2年前、関本大介とシングルで闘うなんて誰が想像していた?俺だって想像してなかったよ。スーパー・タイガー?タイガー・クイーン?……確かにスーパー・タイガーは強い。タイガー・クイーンは華やかさがある。でもなあ、成長率で言ったら絶対俺のほうが上だ。たかが2年でここまで来てんだぞ。今まで培ってきたものが違うんだよ。コスチュームも新しくして、ガウンまで新しくしたけど……クソッ、悔しい。でも絶対諦めないからな。全員、セミやメインに出てる連中、第1、第2、第3に出てる連中も全員ひっくり返してやるから、見てろ!クソが!」

第5試合


 高瀬が握手後にクイーンの背中にドロップキック。ロープに振るが、クイーンは高瀬を交わすとリストの取り合いへ。
 クイーンが強烈なエルボーから場外に投げ捨て、コーナーに登ろうとするが高瀬が足を掴んで場外に引きずり落とす。そのまま場外戦となり、高瀬がブレーンバスターで叩きつけ、リングに投げ入れるとコーナーに上りミサイルキック。さらに串刺しラリアットからコーナーに上りダイビング・フォアアーム。フォールも2。

 高瀬は投げようとするが、耐えたクイーンにチョップ連発。コーナに振るが、クイーンはサルトモルタルからタイガースピンで倒しSTF。高瀬はロープに足を伸ばしブレイク。

 クイーンはストンピング連打からバックを取るが、耐えた高瀬がエルボー。エルボーの打ち合いから高瀬が逆水平チョップ。クイーンは髪を掴んでエルボーを打ち込み、高瀬がダブルチョップもクイーンもエルボーを打ち返していく。
 高瀬がチョップとエルボーを交互に打ち込んでロープに押し込みエルボー連打。だがクイーンがスーパーマンパンチ式のエルボーからミドルキックで倒し走り込むが、高瀬がDDTで迎撃しRKO。フォールも2。

 高瀬はカミカゼからコーナーに上り、ダイビングギロチンドロップを投下。フォールも2。

 高瀬は腕極め首4の字。クイーンはロープに足を伸ばしブレイク。

 高瀬は投げようとするが、耐えたクイーンがバックキックからロープに飛ぶも、高瀬はパワースラムで迎撃しロープに飛んでラリアット。避けたクイーンがジャーマンスープレックス。すぐに立ち上がった高瀬がラリアットからフォールも2。
 クイーンがジャーマンスープレックスホールドも2。

 クイーンはバックを取るが、耐えた高瀬にガットショットからエルボースマッシュ。さらにハイキックからロープに飛んでニールキック。倒れた高瀬をフォールし3カウント。

<試合後コメント>

タイガー・クイーン
――試合を終えていかがですか
クイーン「勝てたけど、悔しい、です……」

第6試合


 先発は関根と船木。船木がリングを周り、関根が前蹴りも船木は下がる。船木はローを打ち込んでリングを周り、関根はすり足で距離を詰めて手首を握ると組んでいく。そのままグラウンドに持ち込むが、船木がガードポジションも一度距離をとりスタンドへ。関根は猪木アリの体勢になるが、船木はローを打ち込み牽制していく。
 関根が立ち上がるとタックルを仕掛けるが、船木がこれを耐えると関根は一度距離をとる。
 船木がローで牽制し、関根のラリアットのフェイントからタックル。船木はこれを切ってロー。
 関根が手首を掴み、船木が引き込んでグラウンドに持ち込むが、関根が潰そうとするも船木は三角絞め。関根はそのまま担いでバスターで逃れる。船木はすぐさまカニばさみから関根がエルボーを落としアキレス腱固め。船木もアキレス腱固めを狙うが、関根はこれを抜けると光留にタッチ。船木もスーパーにタッチ。

 お互いローキックの牽制からスーパーがミドルも、光留がキャッチしバックを取る。
 一度距離を取り、光留がバックを取るもスーパーが巻き投げてグラウンドへ。
 もつれながらスタンドに戻るとスーパーがロープに押し込みクリーンブレイク。
 光留がバックを取り、自軍コーナーに押し込み関根にタッチ。

 スーパーに関根が圧力をかけて詰めていき、足をかけて倒すとバックを取る。逃れようとしたスーパーの足をかけて倒し胴締めスリーパー。
 これを離すと腕をとったまま光留にタッチ。

 光留はエルボーを打ち込んでいくが、スーパーはミドルキックで倒しフロントネックで捕らえたまま船木にタッチ。

 手4つをフェイントに光留がタックルも船木はこれを切っていく。
 船木はフェイスロックも、なんとか立ち上がった光留へミドルキック連打で倒しスリーパー。暴れる光留をフルネルソンで捕らえ、そのままスーパーにタッチ。

 スーパーは頭頂部にエルボーからタイガースープレックスを狙うが光留がロープに足をかけてブレイク。
 スーパーはロー連打からフォールも2。
 スーパーはロープに振ってバックエルボー。フォールも1。
 スーパーは首投げからサッカーボールキック。フォールも2。
 光留は首投げからサッカーボールキック。 
 スーパーは膝蹴りから首投げで倒しサッカーボールキック。

 エルボーの打ち合いからスーパーがエルボースマッシュを打ち込みミドルキック連打。倒れた光留にアームバーも、光留はロープに足を伸ばしブレイク。スーパーは船木にタッチ。

 船木は首投げからサッカーボールキック。光留はボディへのヘッドバッド連発から首投げで倒しサッカーボールキック。
 光留は自ら座ると、船木が強烈なサッカーボールキック。悶える光留をフォールも2。
 船木はスーパーにタッチ。

 スーパーは前から後ろからミドルキックを叩き込みジャンピングソバット。さらにスーパーがスリーパーで捕らえるが、関根がエプロンからスーパーをスリーパーで捕らえ、そのままエプロンに引きずり落とす。ぐったりとしたスーパーをリングに転がし、レフェリーがダウンカウント。
 カウントの途中で光留が引き起こしナックル。さらにストンピングから関根にタッチ。

 光留と関根はロープに振ってダブルのバックエルボー。関根はアイアンクローで絞り上げるが船木がカット。
 関根は船木をアイアンクローで捕らえ場外に落とすと、スーパーに膝蹴りからアイアンクロー。スーパーはロープに足を伸ばしブレイク。
 関根は光留にタッチ。

 光留と関根はスーパーの首を踏みつけて潰し、これを離すと光留が投げようとするが、耐えたスーパーとチョップの打ち合い。
 光留がエルボー連打から水車落とし。フォールも2。
 光留はミドルキック連打からコーナーに押し込み関根にタッチ。

 関根はボディスラムで叩きつけキャメルクラッチ。スーパーはロープを掴みブレイク。
 関根は光留とタッチ。

 光留は脳天にエルボー。光留はミドルからロー。さらにミドルもキャッチしたスーパーがゼロ戦キック。スーパーは船木にタッチ。

 船木はミドルキック連打からロープに振ってミドルキック。フォールも2。
 船木はソバットでコーナーにふっ飛ばし、ミドル連打から首投げで倒し正面からサッカーボールキック。フォールも2。
 船木はチキンウィングフェイスロックからハイブリッドブラスターを狙うが、耐えた光留とチョップの打ち合い。
 船木は左右のローキックから首投げで倒しPK。フォールも2。
 船木はハイブリッドブラスターで突き刺しフォールも関根がカット。

 船木はスリーパーも光留はロープを掴みブレイク。
 船木はチョップを打ち込みバックドロップを狙うが、耐えた光留がエルボー。船木はチョップ連打からバックドロップ。船木はスーパーにタッチ。

 スーパーはミドルキック連打からコーナーに振って串刺しジャンピングニー。さらにネックチャンスリーからフォールも2。
 スーパーが投げようとするが光留は脇固め。さらに腕へのエルボーからハイキックを叩き込みバックドロップを狙うも、スーパーが膝蹴りで逃れてハイキック。フォールも関根がカット。
 スーパーが関根にニールキックを叩き込み、光留のバックをとる。だが関根が復活し、スーパーに投げ捨てジャーマン。光留は関根にタッチ。

 関根はベイダーハンマーからベアハッグ。そのまま投げ捨てフォールも2。
 関根はリストを掴んでベイダーハンマーも、スーパーは浴びせ蹴りを叩き込みフォールも2。
 関根は担ぐと正面に叩きつけフォールも船木がカット。
 エルボーの打ち合いからビンタの打ち合い。関根がバックをとるが、バックを取り返したスーパーが投げ捨てタイガースープレックスからランニングニー。フォールも関根がロープを掴んでブレイク。
 関根が強引なジャーマンも、スーパーが腕をとっていく。関根がすぐに立ち上がり胴締めフロントネックロックもスーパーがそのままロープに崩れてブレイク。
 スーパーは逆エビ固めも、力づくで弾き飛ばした関根がアルゼンチンで担ぐがここで時間切れ。

 船木が光留へベルトのアピールをするが、関根が立ちはだかる。

関根「船木さん、光留さんとベルト掛ける前に、俺とやってくれませんか?俺はね、若い頃あんたに憧れてたんだ。ハイブリッドボディを目指してすっげぇ体鍛えたんだよ。48歳になってココまでたどり着いた。RIZINでも勝ったよ。次、俺とシングルでやってくれ」
船木「(握手し)やりましょう」

<試合後コメント>
船木誠勝&スーパー・タイガー
船木「プレッシャー返してもかなり組み付いていけない。だから、スタミナもあるなと思いましたね。こっちのほうが先にスタミナ切れて、タイガーにタッチしちゃいましたね。かなり手強かったと思いました」

――どのへんに手強さを
船木「体の力が。あとは柔術すごいやってますので、手の内が読まれているというか、いけ無いですよ、知ってるんで。打撃も効いてるんだか効いてないんだかわからない。足ごたえである程度効いたと思って、もしも次やるとすれば狙っていきますね。まあ面白いなと思いますね。やります。やります」
(船木は控室へ)
スーパー「もうちょっと、メインのカードが直前で変わって、まあまあ、佐藤選手もノリにノってるいい感じなんで。シュレックさん大晦日出て、プロレスの方でも暴れてて、ちょっと今日びっくりしました。一番俺の得意なところで、正直ちょっと悔しかったですけども、またこの4人で、自分たちの作るストロングスタイル、もっと高みに持っていきたいと思います。最後の悔しかったですけど、仕留めるつもりだったんですけど連携、うちもそうですけどタッグの難しさと、お互い良いところ悪いところ出たと思うんで、まだまだ、これが令和のストロングスタイルの始まりだと僕は思ってます。ありがとうございました」

<試合後コメント>

佐藤光留&関根“シュレック”秀樹
光留「オイ、いつからオタク向けの場内実況プロレスになったんだよ。オメーらに実況なんてされなくても分かるよ!あぁ?!伝えてんだよ!俺たちはよ!言葉じゃなくてよ!文章じゃなくてよ!プロレスやってんだよ!プロレス見に来てんだよ、客は!テメーのおしゃべり見に来てんじゃねーんだよ!……やるんならなあ、テメーらも少し命懸けで来いや。なんだよマジでよ。なにも知らねーなら家でやれや!2chに書いとけテメーこの野郎!遊びじゃねーんだよ俺たちの試合はよ!」

(※光留は先に1人退席)

――改めて、船木選手との試合はいかがでしたか
シュレック「俺達の世代は彼に憧れて、PANCRASE、自分はUインター、RINGSにあこがれて青春時代を過ごしたわけで。それで今船木さんが復活して、自分も一旦は警察入ったけど辞めて、やっとここまでたどり着いた。大晦日でも勝って、今日本のヘビー級の一番最高の男という称号も手に入れて、十分闘う資格はあるのかなと。今回は自分の本当の盟友といえる佐藤光留だったからタッグマッチ、了承したけど、本当だったらシングルでやりたい。まあ、船木選手と次やらせてもらえると思うんだけど、どういう気持を作っていくか、ただ単に憧れだけじゃ終わらない。ぶっ潰して、彼の持ってるものを全部奪うつもりで。それまで精進しますよ」

――2022年に向き合って、組み合ってみた船木誠勝選手はどうしたか
シュレック「やっぱね、力が強い。これはMMAでもプロレスラーでも、強い人間はテクニックの前に力が強い。間違いない。組んだときに強引に引き離されたけど、中々ああいうのはMMAファイターの強い選手でも出来ないと思うから、かなり技術も体力もあるのかなと」

――だからこそシングルでやりたいと
シュレック「シングルでやらないとしょうがないでしょ。俺と船木さんが上がってて、見たくないお客さんいます?見たいでしょ?」

――試合中、船木選手と組み合っているときに嬉しそうに笑っているように見えましたが、船木選手との対戦は心躍るものがあったのでしょうか
シュレック「あの船木のキック、俺は今までね、当時はブラウン管を通してしか見えなかった、リングの下でしか見れなかったけど、実際にあの船木誠勝のローキック、ミドルキックを受けりゃあ……そりゃ嬉しくなっちゃうね、プロレスラーだったら」

――その喜びも、ファイターとしての誇りも次の試合でぶつけていくと
シュレック「そうだね。今回はね、あの船木誠勝の蹴りをね。当然MMAファイターだからステップ使って避けることも出来るけどね、もったいないでしょ!受けなきゃ!ただ次、シングルやったときは全身全霊、自分のパワー、テクニック、全てを使って倒しに行くよ」

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