2・11後楽園でのタッグトーナメント決勝戦を争う白昼夢と爆れつシスターズが火花!姉妹で最後の出場の妹・愛野ユキは涙で優勝宣言
東京女子プロレスが1月31日、東京・渋谷区のAbemaTowersで「Positive Chain '22」(東京・後楽園ホール)に向け記者会見を開き、「第2回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」決勝戦を争う、白昼夢(辰巳リカ、渡辺未詩)と実の姉妹の爆れつシスターズ(天満のどか、愛野ユキ)が火花を散らした。
両チームは20年1月4日の後楽園、同11月7日のTOKYO DOME CITY HALL(東京ドームシティホール)で、当時プリンセスタッグ王者組だった白昼夢が持つベルトを懸けて2度激突し、対戦成績は1勝1敗のイーブンで、今回が決着戦的な意味合いももつ。
渡辺は「TDCホールで、私がユキさんに負けて、白昼夢がベルトを失いました。そこでタッグとしても個人としても、どうやってこれから成長していけるのかなってものすごく迷って。でも、そこからリカさんも私も一番強い状態を更新して。今が一番白昼夢として強い状態だと思うので、タッグトーナメントで一番になります」と優勝宣言。
辰巳は「ベルトを奪われてしまった因縁の相手でもあるし、特別な相手でもあります。のどかは(3月で)卒業も決まっていて、白昼夢としてガッチリ闘えるのは最後かもしれない。それがタッグトーナメント決勝という最高の舞台なので、燃えに燃えてます。3回目のタイトルマッチという気持ちで、お互いのベストを尽し合って、どっちが一番か決めたいと思います」と話した。
一方、妹の愛野は「爆れつシスターズとして最後のタッグトーナメントなんですけど、ふりーWiFi、VENYUと手強い相手たちと闘ってきて・・・。まだまだお姉ちゃんと闘ってたいし、終わらせたくないので、踏ん張ってきました。そして、決勝戦で闘う相手が白昼夢。何度も闘ってきた思い入れの強い相手なので。決勝で、後楽園で闘えるのは運命なのかなって思います。ただ、私たちはさらにその次の闘いにつなげたいので、ここで倒れるわけにはいきません。爆れつパワーで優勝します」と途中、涙で言葉に詰まりながらコメント。
姉の天満は「“ここまで来たらもう優勝してくれ”と、たくさんの応援を感じる1月後半でございました。残り2ヵ月になって、泣いても笑っても、白昼夢VS爆シスは最後になると思うので。狂った白昼夢をぶつけてもらいたい。そして、爆シスがその全部を受け止めて、全部白昼夢を食べて、ペロンと勝ちたいと思います」と姉妹揃って勝利を口にした。
優勝チームはプリンセスタッグ王座(王者組は坂崎ユカ、瑞希のマジカルシュガーラビッツ)への挑戦権獲得が有力視されるが、辰巳は「もちろん見えてくると思ってます。そのためにも優勝をつかみ取ろうと思ってます」とキッパリ。天満は「ユキがデビューして最初に2人でタッグを組んでベルトに挑戦した相手もマジラビでした。要所要所でマジラビと当たる度に、妹の成長も私自身の成長もあの2人に見てもらってます。今の私たちをマジラビにぶつけて、ベルトを奪って、岡山に持ち帰って畑に埋めたいと思います」と早くもベルト獲りを見据えた。
白昼夢は昨年11月にタッグ王座から陥落し、その後はタッグタイトル戦線からしばらく離れていたが、渡辺は「去年の2月11日の後楽園で、私がリカさんが持つベルト(プリンセス・オブ・プリンセス選手権)に挑戦して、白昼夢で闘ったのがメインイベントでした。この2・11後楽園で、白昼夢がまたメインで、今度は一緒に闘える。自分のなかでは締めたい思いがあるので、勝ちを取りにいきたい」とコメント。辰巳は「去年はタッグとして結果とかは残せなかったかもしれないけど、個々が伸びた1年だったなと思う。個人が強いので、タッグにしたら倍増するし。2人がやり合ってて、もし一人になる場面があっても底が強いので、大丈夫かなって確固たる自信もあります」と自信たっぷりに語った。