「団体の最高峰のベルトをフリーのやつが持ってるのが悔しくてしゃあない」シングル三冠王・入江茂弘に2AW愛を掲げる浅川紫悠が吼える!
19日、千葉・2AWスクエアで『チーバトル119』が行われた。
今大会の見所は、26日の『2AW 年内最終興行 GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』で行われる 入江茂弘vs浅川紫悠の2AW無差別級選手権試合と、吉田綾斗&THE・アンドリュー"キング"拓真vs滝澤大志&佐藤耕平の2AWタッグ選手権試合の2大王座戦の前哨戦。
メインイベントでは入江茂弘&吉田綾斗&THE・アンドリュー"キング"拓真&ナカ・シュウマvs滝澤大志&浅川紫悠&最上九&若松大樹の8人タッグマッチでW前哨戦が行われた。
浅川は以前から、ベルトが外に流出していることに危機感を覚え、自団体の選手が持つべきだと主張している。現在2AWのすべてのベルトをTHE RULEが独占している事態も踏まえた上で、浅川がベルトを獲りたいという気持ちは強い。
そして、吉田とキングに挑戦する滝澤は、かつて2AW無差別級王座をかけて闘ったこともある佐藤を相棒に指名し奪還を目指す。
試合は序盤静かな立ち上がりだったが、すぐにTHE RULEのラフファイトへと展開。
滝澤らは流れを戻そうとするも、執拗なまでの反則で思うような展開に運ぶことは出来ず、最後はレフェリーの目を盗んでナカがラダーで浅川を殴打し、流れるように入江がビーストボンバーを叩き込んで3カウントを奪った。
納得のいかない浅川はレフェリーに詰め寄ったが、結果は変わらなかった。マイクを持ち、ベルトやTHE RULEに対しての想いを言い放ったが、ナカが「お前らはこれからも負け続けるんや。地に落ちろ。」と一蹴。
その後浅川は「おい、お客さんもそうや。いつまでもいつまでも団体の最高峰のベルトを、フリーのやつが持ってるって悔しくてしゃあないよな。この2AWにおける現状、ベルト、リング上のことも全部悔しくていっぱいです。この悔しい想いは、来週TKPでしっかり晴らさせてもらいます。お前ら観にこいよな。以上や。」とベルトに挑戦する気持ちをマイクで伝えつつ退場していった。
そして今大会では、妻である紫雷美央の3人目の出産を前に「家族と天秤にかけてそっちを優先した」と突然引退を表明したタンク永井の引退ロードも開始。
この日は、デビュー戦の相手でもある本田アユムとシングルマッチで対戦。タンクはもちろん、珍しく本田も感情を剥き出しにして激闘。最後はタンクがスピアー・タックルで本田を沈めた。
今日から2022年2月13日の『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』での引退試合である対吉野コータロー戦までタンクの引退ロードは続いていく。