悪に堕ちた真霜拳號の前に立ちはだかったのは長年の盟友!真霜拳號&ナカ・シュウマvs十嶋くにお&仁木琢郎のタッグ王座戦が電撃決定!

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 24日、千葉・TKPガーデンシティ千葉にて『有限会社 山﨑工業 プレゼンツ 2AW 年内最終興行 GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉 』が行われた。

 今大会では、仁木琢郎vs若松大樹の2AW無差別級選手権試合、真霜拳號&ナカ・シュウマvs吉田綾斗&花見達也の2AWタッグ選手権試合という2AWが誇る2大タイトルマッチが行なわれた。

 12月3日の後楽園ホール大会では、23歳にして2AWを背負う無差別級王者となった仁木がWRESTLE-1時代の恩師であるカズ・ハヤシを退けて王座防衛に成功。
 そんな仁木に挑戦を表明したのは、仁木を激しくライバル視する若松。若松は今年9月のシングルトーナメント戦の決勝戦で仁木に敗れて優勝を逃した。その悔しさを捨てきれずに仁木に挑戦を表明した形だが、余裕の表れか虚勢なのかは不明ながらどこかヘラヘラ


 試合は序盤静かな立ち上がりを見せたが、互いの手の内を知り尽くした2人の闘いは次第にヒートアップ。終盤には互いに大技を繰り出していくも両者ギリギリで返していく意地と意地のぶつかり合いとなるも、最後の決まり手となったのは仁木のドロップキック。シンプルだが綺麗な上に、的確に当てこむドロップキックには十分な説得力があり、王者としての強さを見せた。

 試合後、マイクを取った仁木は「ベルト防衛したぞ!若松、やっぱ強いな。立てねぇよ。それくらいバチバチやり合った結果だ。今日を含め、お前にシングルでまだ2回しか勝ってない。今までずっと負け続けてきたから。ただ!強いお前に今日勝ったってことは、俺の方が強いってことだ。またこのベルト懸けてやろう。次は完璧に勝ってやる。こうやって勝てたのも皆さんの声援があったからです。2023年2AWの中心にいたのは間違いなく俺でしょ。2024年も中心にいるのは間違いなく俺だ。2024年、この俺仁木琢郎から目を離さないでください!」と、年内最終興行を締めた。

 また、真霜拳號&ナカ・シュウマvs吉田綾斗&花見達也の2AWタッグ選手権試合も激戦が展開。
 ナカと吉田、真霜と花見はつい先月までは固い絆で結ばれたパートナー同士であったが、馴れ合いを廃して上を目指して行きたいという思惑が一致した真霜&ナカが結託。それぞれのパートナーを裏切る形でヒールターンし、2AWで愛憎渦巻く人間関係を見せてきた。

 試合はゴングが鳴る前に、挑戦者組が急襲。王者組のダーティーファイトに翻弄されながらも、裏切られた吉田&花見の怒りが勝り終盤まで優勢に。しかし、真霜は自身が育てたと言っても過言でない花見の攻め口を読み切っており、最後の最後に一瞬の隙を突いて猛攻。垂直落下式ブレーンバスターでトドメを刺した。

 試合後、ナカが「自分達と共闘していく同志はいるか」と問いかけたところ、呼応したのは前タッグ王者の【BUG’s MUTATION】本田アユム&CHANGO。
 CHANGOは「お前らはこの不甲斐ない2AWの連中に不満なんだろ?俺はこのクソ団体そのものに不満なんだ。ちょっと違っても目的は一緒じゃねぇか?」と結託を提案。真霜&ナカとBUG’s MUTATIONの衝撃合体が決まるも、現在欠場中でBUG's MUTATIONメンバーのチチャリート翔暉が猛抗議。これはCHANGOにあっさり一蹴されてしまい、新たな人間関係の火種が生まれた。

 さらにリング上には、長年真霜の盟友として闘ってきた十嶋くにおが登場。
 再び真霜と共闘していく姿勢を見せたのもつかの間、真霜にドロップキックを叩き込み、「欠場明けてすぐ本当はお前らとなんかやりたくねぇよ。けど、ケジメって大事だよな。怪我してなかったらよ、お前(真霜)とベルト巻きたかったよ。でもしょうがないもんね。俺もパートナー連れてお前らとやらせろよ。」とベルト挑戦を表明した。

 この大会結果を受け、2024年1月28日『GRAND SLAM in 2AWスクエア』では、真霜拳號&ナカ・シュウマvs仁木琢郎&十嶋くにおの2AWタッグ選手権試合が決定。
 複雑な人間関係が入り乱れる2AWの2024年は、1月3日『新春闘い初め』から動き始める。

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