「たくさん愛してくれてありがとう」と号泣!アクトレスガールズがプロレス団体として約6年半の歴史に幕!
18日、神奈川県・ラジアントホールにてアクトレスガールズ『ACT 横浜大会』が開催され、プロレス団体としての活動に終止符を打った。
2015年に旗揚げした『Actwres girl'Z(アクトレスガールズ)』は、女優によるプロレス団体をコンセプトに活動を開始。2018年にはサンリオピューロランドでハローキティとのコラボも達成し、アクセサリーメーカー『THE KISS』がデザインしたベルトがシングル王座として存在するなど既存の女子プロレス団体とは異なる路線で業界外からの人気を集めていたが、2019年からは『Beginning』と『Color's』の二団体制へ移行。その後新型コロナウイルスの蔓延によりプロレス界全体が大ダメージを受けていたが、今年7月に旗揚げした『アクトリング』が超満員となる成功を収めていた。
しかし、12月31日を以てBeginning・Color's 両団体は年内で解散となる事が発表され、プロレス団体としてのアクトレスガールズは終了することとなったが、最後の後楽園ホール大会となった今月13日にColor’sはSAKIが引き継いでユニットとして自主活動を続けていくこととなった。
解散興行となる今大会は、すべて5分1本勝負のシングルマッチが7試合実施。5分という短い時間ながら選手たちは最初からトップギアでぶつかり合う熱戦を展開し、時間切れ引き分けに終わった試合は3試合のみ。
そして、コロナ感染拡大から約2年間プロレス界からほとんど姿を消していた選手コール時の紙テープ投げ入れも復活し、アクトレスガールズは最後の最後で久々に女子プロレスの“日常”を取り戻した。
全試合終了後には全選手が1人ずつファンにわかれの挨拶を行っていき、最後にマイクが回ったのは現存する最後の旗揚げメンバーである本間多恵。
本間は「私は1人1人が練習場に来たこととか、初めてリングに上ったときとか、デビューした日のこと、全員覚えています。初期メンバーで最後1人になってしまったとき、ホントは正直不安で仕方ありませんでしたが、支えてくれるたくさんのメンバーがいたからここまでやってこれました。ここにいた6年半、約7年は私の宝物です。しっかりと怪我を治して、私はアクトレスガールズの本間多恵ではなく、また新しい本間多恵としてこのリングに帰ってきますので、皆さん復帰を楽しみにしていただけると嬉しいです。アクトレスガールズをたくさんたくさん愛していただきまして、本当に、本当にありがとうございます!これからも新しいアクトレスガールズは続いていきますので、来年アクトレスガールズも、そしてそれぞれに進んでいくメンバーの皆さんのことも変わらず応援していただけると幸いです」と涙ながらに挨拶。
そして最後は全員でアクトレスガールズのキャッチフレーズである「強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレスガールズ!」と叫んで大会を締めくくり、全メンバーで本間の胴上げが行われた。
プロレス団体としての活動は今大会を以て終了したが、“アクトレスガールズ”という概念自体は来年以降も存続。
今月25日には新木場1stRINGにてアクトリングの『ACTRING 剣編01 / 花月夜 vs Sheloll ~暁の序曲~』の公演が行われ、来年以降は更に公演数を増やしていく見込みだ。