東京女子プロレス所属から1年経った瑞希が山下実優に挑戦状!マジカルシュガーラビッツがプリンセス王座初防衛に成功!
25日、東京都・後楽園ホールにて東京女子プロレス『ALL RISE '21』が開催され、“マジカルシュガーラビッツ”坂崎ユカ&瑞希がプリンセスタッグ王座の初防衛に成功した。
“マジカルシュガーラビッツ”坂崎ユカ&瑞希は10月9日の大田区総合体育館大会にて東京女子への華麗な進撃をなさっていた“NEO美威獅鬼軍”沙希様&メイ・サン=ミッシェルを撃破し、ついにプリンセスタッグ王座を奪取。
マジラビに挑戦を表明したのは、現プリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優と、今年の東京プリンセスカップ覇者の伊藤麻希とのタッグ“121000000”。事前の記者会見では山下が「私は世界一、伊藤麻希が大好きです!」と公開告白をするほど固く結ばれた愛の絆での王座奪取を誓っていた。
試合は互いの手の内を知り尽くす4人ならではの相手の裏、さらに裏と読み合う一進一退の攻防が展開。
伊藤が瑞希に小こけしをヒットさせて流れを掴むと、山下が多彩な蹴撃やサブミッションで攻め立ててチャンスを拡大。瑞希が集中攻撃を食らう展開も、伊藤へのミサイルキック+山下へのダイビングボディプレスを同時に見舞う離れ業で一気に逆転する。
坂崎はリングを縦横無尽に駆け巡る四次元殺法で坂崎を翻弄し、伊藤へTea time(※変形ノーザンライト・ボム)を連発。伊藤は金切り声を上げながらのヘッドバッドで意地を見せフライング・ビッグヘッドを狙うが、坂崎が雪崩式コンプリートショットで切り返して封殺する。
山下が救援にやって来ると、伊藤が山下に闘魂注入ヘッドバッドを叩き込み、2人で合体ヘッドバッド。最終盤には山下と瑞希の一騎打ちとなり、満身創痍になりながらのエルボー合戦を制した山下がハイキックからクラッシュ・ラビットヒートを発射。これをかわした瑞希がキューティースペシャル2連撃でカウント3を奪った。
瑞希は退場していく山下を呼び止めてリングに上げると、「瑞希も東京女子に所属して約1年間経ちました。東京女子が大好きだからこそ、みんなのこと尊敬してるからこそ、瑞希も東京女子を背負っていきたいと思いました!だからみーちゃんと闘うのは心の底から嫌やけど、応援してくれるみんなのためにもその白いベルトをもちたいから瑞希の挑戦を受けて欲しい」とプリプリ王座へと挑戦表明。
山下が「断るわけ無いでしょ。やってやるよ!」と来年1月4日の後楽園ホール大会での王座戦を決定し握手を求めると瑞希が手をはたいて拒否。坂崎が「お前負けたよなあ?『やってください』だろ?」と挑発すると、山下は不機嫌そうに退場していった。
試合後、2人は東女内の強豪チームである“121000000”を破ったことでタッグとしての完成度に自信を見せ、瑞希は「みーちゃんと闘うとボコボコにされるし1人じゃつらいと思うことが多いけど、東京女子に所属して1年経ってユカちんとかみーちゃんとかを見て『尊敬してる。スゴい』って思ってるだけじゃなくて瑞希もみんなみたいに東京女子を背負っていきたいと思ったから、言っちゃった。ちょっと後悔はしてる」と山下戦に向けての想いを語った。
一方、伊藤は「伊藤は自分自身のプロレスを見直そうと思う。だから一旦タッグはお休みしたいかな」と“121000000”としての活動を一時休止し山下とは別の道を歩んでいく意図を語った。