57日ぶりに復帰した内藤哲也が5年ぶりに参戦のWORLD TAG LEAGUEで白星発進!「今日の内藤&SANADA組が一番弱かった」

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 14日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』が開催され、内藤哲也が57日ぶりの復帰戦を勝利で飾った。

 今シリーズは、ヘビー級を中心としたタッグリーグである『WORLD TAG LEAGUE 2021』と、ジュニアヘビー級のシングルリーグ戦である『BEST OF THE SUPER Jr.28』が交互に開催される豪華なシリーズ。この日は『WORLD TAG LEAGUE 2021』の公式戦が6試合が行われた。

 メインイベントでは後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvs内藤哲也&後藤洋央紀のWTL公式戦が実施。内藤は9月のG1 CLIMAX初戦でヒザを負傷したためG1を棄権して長期欠場に入っており、この日が57日ぶりの復帰戦となった。
 後藤&YOSHI-HASHIは内藤のヒザをことさらに攻めること無く持ち味である多彩な連携攻撃で常に2vs1の状況を維持しながら猛攻。中盤まで内藤が集中攻撃を受ける展開となり、後藤がSANADAを昇竜結界で封じる中でYOSHI-HASHIが内藤を変形バタフライロックで絞り上げ、あわやレフリーストップかという場面も見られた。
 しかし、SANADAは献身的なアシストで内藤を盛りたて、1試合の中で4度もプランチャを繰り出して後藤を分断。最後は内藤がバレンティアからのデスティーノを叩き込み、YOSHI-HASHIから3カウントを奪った。

 マイクを取った内藤は、後に「ひどかったねえ。声が枯れちゃって。それぐらい、呼吸も苦しいよ」と苦笑するほどのガラガラ声でファンに復帰の挨拶を行い、最後は久々の“ハポン締め”で大喝采を浴びた。

 バックステージに戻った内藤はマイクのガラガラ声を振り返りつつ、「試合を重ねていくとさぁ、慣れてきちゃうんだよね。こういう状況に慣れてきちゃって、声も枯れなくなってしまう。やっぱりそういう意味で言うと、今日の内藤&SANADA組が、このリーグ戦を通じて、1番弱かった。1番の狙い目だったと、俺は思いますよ。そこを仕留めきれなかった後藤&YOSHI-HASHI組、たしかに連係もたくさん持ってるし、素晴らしいタッグチームですよ。でも、詰めが甘いというか、ここで俺らに勝てなかったら、じゃあいつ俺らに勝つの?って話になっちゃうからさぁ。連携以外の部分を、あの2人は考えた方がいいよ」と挑発的な内藤節を炸裂させて復活をアピール。
 そして、「俺たちも含めて12チーム、全チームが優勝を目指してエントリーしてるわけでね。それは俺たちも一緒だよ。でも、優勝するだけじゃなくて、全勝優勝を、俺とSANADAは目指していきますよ。『1敗してもいいじゃん』『2敗しても優勝決定戦に出ればいいじゃん』……そんなつもりで、俺はこのリーグ戦、出てないんでね。SANADAも同じ気持ちだと思うよ」と5年ぶりに出場するWTLでの全勝優勝を誓った。

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