準烈の解散が決定

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 12日、東京都・後楽園ホールにてDDTプロレスリング『Get Alive 2021』が開催され、KO-D8人タッグ王座戦に敗れた準烈の解散が決まった。

 現在、KO-D8人タッグ王座は“チーム・オリンピアン”谷津嘉章&彰人&大和ヒロシ&中村圭吾が保有。
 レスリングの日本代表として1976年のモントリオールオリンピックに出場し、プロレスデビュー後は数多の団体で活躍してきた谷津だったが、2019年6月に持病の糖尿病の悪化から右足を切断。選手復帰は絶望的と思われていたが、川村義肢株式会社が開発した史上初のプロレス専用義足を完成させ、東京オリンピックの聖火リレーも無事勤め上げた上で今年6月にプロレス復帰。翌月には8人タッグ王座を戴冠するなど完全復活をアピールしていた。

 そんなチーム・オリンピアンの初防衛戦の相手として立ちはだかったのは、スーパー戦闘ユニット“準烈”の秋山準&岡田佑介&渡瀬瑞基&岡谷英樹だ。

 “準烈”は、全日本プロレスからフリーを経て今年2月にDDT入団を果たした秋山準が属するユニットであり、本家のスーパー銭湯アイドル“純烈”からも公認を受けてプロレス界の紅白歌合戦出場を目標に日夜闘い続けている。


 最近のDDTではユニット解散マッチが流行しており、この試合も準烈が敗北した場合は解散というルールで行われることに。
 秋山と谷津の事実上の大将同士の対面から試合が始まると、秋山は谷津の生身の左足に狙いを定めて一点集中攻撃をかけていくが、谷津は華麗なロープワークを見せてノーダメージをアピール。さらに谷津が義足を使ったヘッドシザースで秋山に大ダメージを与える。
 中盤に入ると王者組の中で最もキャリアの浅い中村が袋叩きにされる展開となるが、なんとか谷津につなぐと、谷津が岡田にワンダースープレックスからヤツゴェ(※義足を使ったカミゴェ)を叩き込んで監獄固めを狙うが、秋山が慌ててカット。
 その後、大和が岡田との元全日本ジュニア対決で優勢を掴んで流れを引き戻し、準烈は彰人に狙いを定めて猛攻。しかし、渡瀬がバックドロップを狙ったところを彰人がテイオー・クラッチで切り返して電光石火のカウント3。チーム・オリンピアンが初防衛に成功するとともに、準烈の解散が決まった。

 バックステージに戻った秋山は「本家純烈の皆さん、そしてファンの皆さんにも応援してもらったからそんなに簡単に解散っていうのは言いたくなかったけど、だけど、まあ仕方ないな」とあっさり解散を受け入れ、1人先に退席。
 その後、リーダーの大石真翔によって、23日の富士大会で解散前のケジメの一試合が行われることが決定。これを受けた岡田は「気合い入れろや。なあなあにやり過ぎやろホンマに」と新人の岡谷を説教した後、「その1試合勝ったらもっかい準烈、行きましょうよ!」と準烈再興への想いを叫んだ。

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