10・9大田区でプリプリ王座争う山下実優と伊藤麻希がバチバチに火花散らし、両者ともに勝利を誓った!
東京女子プロレスが9月29日、東京・港区の明治記念館で年間最大の祭典「WRESTLE PRINCESS Ⅱ」(10月9日、東京・大田区総合体育館)に向けて記者会見を開き、プリンセス・オブ・プリンセス王座を争う、王者・山下実優と挑戦者・伊藤麻希がバチバチに火花を散らした。
伊藤は「夏のトーナメント(第8回東京プリンセスカップ)で、最高のハッピーエンドを飾ることができたんですけど。またここで大田区総合体育館編の最高のハッピーエンドが用意されてるので。自分の手でハッピーエンドをつかみにいきます。そして、10・9からチャンピオン編が始まるんです。それはそれで大きいプレッシャーとか、つらいこととか、苦しいこととかたくさんあると思うんですけど。そんなことすら幸せだなって思ってます。プロレスに出会えて本当に幸せだなって思ってます。とにかく10・9、楽しみにしててください。一つ言えることは今の伊藤麻希は最高です」とベルト獲りを口にした。
山下は「大田区まで日も近づいてきて、気持ちもできてきて、コンディションもいい。6月(6日)にさいたまスーパーアリーナで坂崎(ユカ)に勝って、そこから東京女子が注目されるようになった。そして大田区。今だからこそ、東京女子のチャンピオンは私であり、チャンピオンとして大きくしていかなきゃいけない。最高の相手・伊藤麻希でも、しっかり倒して。私がこれからももっと大きくしていきたい」と王座死守を誓った。
昨年11月7日の「WRESTLE PRINCESS」(東京ドームシティホール)のメインも、坂崎VS瑞希のパートナー同士によるプリプリ王座戦で、比較される面もあると思われるが、伊藤は「去年は瑞希の渦飴がかなりバズった記憶があって。自分も何か注目されるような技とかないとダメなのかなと思ったりしたんですけど。伊藤麻希って、すでに結構有名だったので。そこで競うところではないなって思って。パートナー同士だけど、坂崎と瑞希のように、プライベートで仲がいいかって言われたらそうではない。だからこそバチバチにできるなって楽しみにしてる。パートナー対決だけど、また違うものを見せられると思う」と話した。
山下は「プライベートでは全然話さないんで。でも、それ以上に試合のなかでの絆って言ったらおかしいんですけど、そこから生まれる伊藤との関係性はメチャメチャ濃いので。同じパートナー対決でも、全然別のものを見せなきゃいけないと思ってますし、いい試合になるんじゃないかと思ってます」と語った。
タイトル戦が決まってから、前哨戦が1度しかなかったが、伊藤は「それはどっちでもいいかなって思ってて。前哨戦を重ねればメリットもあるし、デメリットもある。私はこれでよかったんじゃないかと思ってます。前哨戦が1回でのタイトル戦は経験したことがないので、逆にすごい楽しみです」とコメント。
山下は「伊藤とタッグだろうが、6人タッグだろうが、対戦相手として試合をする度に、“コイツおもしろいな。最高だな。楽しいな”ってなっちゃうので。前哨戦とか関係なく、少ないとも、物足りなさも特に感じてなくて、気にしてないです」と述べた。
また、欠場中だった辰巳リカが10・9大田区で復帰することが決まり、ハイパーミサヲ、天満のどかと3WAYマッチで対戦する。「急にお休みすることになって、ご心配をおかけしたファンの皆さま、関係者の皆さま、申し訳ございませんでした。10・9から元気いっぱい、辰巳リカらしく闘いたいと思いますので、改めてよろしくお願いします」(辰巳)