元UFCファイターが天国の母に捧げた優勝に涙!そして愛弟子との一騎打ちへ
25日、東京・大田区総合体育館にてスターダム『5★STAR GP 2021~最終戦&優勝決定戦~』が開催。朱里が5★STAR GPを初制覇した。
『5★STAR GP』とは毎年8月~9月にかけて行われるスターダムのシングルリーグ戦であり、今年は過去最高の20選手がエントリー。7月31日の横浜武道館大会で開幕して以降全国で闘いを続け、この日が集大成となる優勝決定戦となった。
決勝に駒を進めたのは元UFCファイターの朱里と21歳ながらキャリア7年の渡辺桃。
渡辺は第0試合で女子高生ファイターの羽南&14歳ファイターの吏南と3WAYマッチを行ったが、勝敗に絡まずほぼノーダメージ。
対する朱里は彩羽匠と20分ドローの打撃戦を終えた後の決勝となり、明らかに差がある状態での決勝に。
試合が始まるや蹴りあいになるが、やはりダーメージの残る朱里が打ち負けていく。渡辺は蒼魔刀やテキーラサンライズと容赦なく畳み掛けていくが、朱里は様々な角度から腕ひしぎで捕らえ渡辺の動きを封じる。
ならばと必殺のピーチサンライズを狙った渡辺を朱里がスタナーでいなし、ハイキック、バズソーキック、裏拳と頭に連続で攻撃を叩き込むと、最後は流炎(=変形エメラルドフロウジョン)で3カウントを奪った。
逆転勝利した朱里に会場からは万雷の拍手が贈られ、朱里は優勝カップを天に向けると「この勝利を一年前に亡くなった母に捧げます」と涙を流す。
改めて朱里は「10・9大阪城ホールは、5★STAR GPで負けてる愛弟子・小波と最高の試合がしたいと思ってます!そして赤いベルトへの挑戦権、私は12月29日両国国技館で挑戦したいと思ってます!今度こそ!赤いベルトをつかみ取ります。応援してくれてるみなさん、去年亡くなった亡き母に赤いベルトを巻いた姿を絶対に見せます。2022年、朱世界の始まりにします!」と愛弟子へのリベンジとベルト獲得へ向けて意気込みを語った。