ZERO1に宣戦布告のA-TEAM・橋本友彦、牙城が対抗戦初戦で快勝!「風林火山タッグトーナメント」に参戦要求

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 プロレスリングZERO1が9月19日、東京・後楽園ホールで「20周年記念イヤー 後楽園大会~火祭り・天下一スペシャル~」を開催。同団体に殴り込みをかけたプロレスリングA-TEAMの橋本友彦、牙城が10月1日と11月12日に行う「風林火山タッグトーナメント」への参戦を要求した。

 橋本は「俺たちをZERO1に上げろ。自らも分かってると思うが、今のオマエらは、ZERO1の名のもとにぶら下がってるだけの、ただのナマケモノ。向上心があるわけでもなく、危機感もない。俺たちが、ZERO1をいただく。本気です。オマエらはまさに“ぬるま湯”だ! それを気付かせてやるよ」と宣戦布告。

これを受けて、ZERO1ではA-TEAM軍の参戦を認め、ハートリー・ジャクソン、北村彰基、太嘉文の3人での迎撃を決め、A-TEAMは助っ人に佐野直(フリー)を用意した。

試合は橋本の奇襲で開戦し、牙城はパワーあふれるショルダータックル、スピアを北村にたたき込んだ。ZERO1軍も反撃に転じたが、太嘉文を捕獲した橋本がデスバレーボム、ブレーンバスターを繰り出した。ここで佐野がシャイニング・ウイザードでアシスト。すかさず橋本が豪快なXCTを見舞って太嘉文から3カウントを奪取した。

 ゴングが鳴った後も、収まりがない両軍は大乱闘に発展した。マイクを持った橋本は「対抗戦、勝っちゃいました。さっき小耳にはさんだけど『風林火山タッグトーナメント』をやるって。出る権利ありますよね? 出られるよう検討お願いします」とアピール。

 バックステージで橋本は「見たでしょ。A-TEAMとの対抗戦、一発目。佐野さんのアシストのおかげですけど、あっさりZERO1を撃破。このまま出さなくてもいいよ。出さないなら勝ち逃げで終わり。いいの? 10年前に出たときは上を見ても下を見ても右見ても左見ても前見ても、すごい選手ばっかりだったけど。今の腐ったZERO1、なんだこりゃ。タッグトーナメント、出る意思はある。スケジュールは空けておく。俺と牙城で出るから。あとはそちらで決めて」と「風林火山」へのエントリーを求めた。

 橋本は奈良・正強高校時代、柔道で近畿大会を団体で制し、最優秀選手賞を受賞。個人でもインターハイなどで活躍。プロレスデビュー後、幾度も総合格闘技にチャレンジし、アリスター・オーフレイムと対戦した経験もある武闘派。牙城は東海大相模、国士舘大でラグビーに励み、大学時代は主将を務めた。同大卒業後は名門の釜石シーウェイブスに在籍したラガーマンで、両者ともにアスリートとしての実績は十分だ。

この日、今成夢人(ガンバレ☆プロレス)とのコンビでNWAインターコンチネンタル・タッグ王座を保持していた大谷晋二郎が左腕負傷のため、同王座の返上を発表。「風林火山」の優勝チームが新王者に認定されることが決まっただけに、A-TEAM軍は同トーナメントを制覇したうえでのベルト強奪をもくろむ。

 また、9・19後楽園大会では、王者・阿部史典VS挑戦者・今成のジュニア2冠選手権(インターナショナルジュニアヘビー級、NWA世界ジュニアヘビー級)が行われ、阿部がお卍固めで制して、両王座の初防衛に成功した。

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