藤本つかさが挑戦表明翌日に脱臼した藤田あかねを下しICE×∞王座V8!CMLLへの遠征も決定し「メキシコはマスクもしなくていい。ちょっと先の日本のプロレス会場を私が見てこようかな」

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 28日、東京都・後楽園ホールにてアイスリボン『不思議の国のアイス2021』が開催され、藤本つかさが藤田あかねを制してICE×∞王座の8度目の防衛に成功した。

 15周年イヤーの2021年に入ってから藤本の活躍はめざましく、今年1月に鈴季すずからICE×∞王座を奪取して約半年で6度の防衛を果たすなど圧倒的な強さを見せ、今年7月には松本浩代とともにリボンタッグ王座を戴冠し二冠王に。
 そして8月9日に初進出となる横浜武道館で行った15周年記念大会では、世羅りさ&雪妃真矢を相手にリボンタッグ王座は失ったものの、ICE×∞王座は因縁の松本から勝利して7度目の防衛に成功。

 その直後、ICE×∞次期王座挑戦権を保持する藤田あかねが挑戦を表明。これまで怪我に泣いて藤本への挑戦を逃してきた藤田は「あの頃とは違います。今は頑丈さを売りにできるほどのレスラーになりました」と堂々たるマイクアピールを見せるが、その翌日に右ヒジを脱臼。
 しかし今回はいつもの藤田では終わらず今月21日の道場マッチで「万全なんで!大丈夫です!」と猛アピールし、藤本がこれを了承したため予定通りICE×∞王座戦が行われることになった。


 藤本は藤田の負傷箇所である右腕を容赦なく攻めていくが、藤田はその恵まれた体格を活かし体全体でぶつかっていくタックルを中心に反撃。
 藤本がドロップキック、サッカーボールキックなどの苛烈な蹴り技で畳み掛け、ビーナスシュートで試合を決めに行くが、藤田は雪崩式ブレーンバスターやパワーボムで反撃し、みかんでポンから負傷欠場中の盟友・柊くるみの技である人でなしドライバーを炸裂。さらに必殺のアメリカンオレンジドライバーを狙うが、藤本がインフィニティ連打からたいようちゃん☆ボムで叩きつけてカウント3を奪った。

 試合後、藤本は負傷後約3週間でタイトル戦が出来るまでに身体を仕上げてきた藤田に対し「頑丈になったのは身体だけじゃなくて、メンタルも頑丈になったんだね」と讃え、「もう自分からICE×∞王座には挑戦しない」という藤田に対して「それなら私から指名する!」と藤田に高い期待をかける。
 しかし、大会を締めようとした藤本を春輝つくしがドロップキックで襲撃して挑戦表明。そのつくしを星いぶきがダブルチョップで蹴散らして挑戦表明とリング上は大混乱。一日2試合連続でタイトルマッチを行ったばかりの藤本だけに、2試合連続で2人とも迎え撃つのかと思われたが、藤本は次回9月18日の後楽園ホール大会でいぶきの挑戦のみ認めた。

 大会のエンディングでは、藤本つかさ&春輝つくし&石川奈青の3名がCMLL遠征に出ることが発表。「日本代表としてCMLLに行ってきます!アイスリボンを見せつけてきますので皆さん是非応援よろしくお願いします!」とファンに語りかけ、バックステージでは「日本は今、声援NGだったりとか、マスク観戦だったりとか、制限がある中での観戦なんですけど、メキシコはマスクもしなくていいしお客さんも入れて試合ができる状況なので、ちょっと先の日本のプロレス会場を私が見てこようかなと思ってます」と来るメキシコ遠征に向けた意気込みを語った。

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