【試合詳細】11・29 アイスリボンSKIPシティ大会 【トライアングルリボン】ラム会長vs宮城もちvs藤本つかさ 【FantastICE】世羅りさvs真白優希 柊くるみ&トトロさつきvs山下りな&尾崎妹加

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『アイスリボン1084 in SKIPシティ』
日程:2020年11月29日(日)
開始:12:00
会場:SKIPシティ多目的ホール
観衆:150人(満員札止)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
鈴季すず/●石川奈青
12分8秒 春夜恋
○チェリー(フリー)/本間多恵(Beginning)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○星ハム子
8分27秒 ハムロール
●青野未来(Beginning)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
[Rebel&Enemy]○雪妃真矢
14分5秒 雪の結晶→エビ固め
[Joint Army]●松屋うの

▼FantastICE選手権試合 30分1本勝負
【王者】○世羅りさ
8分36秒 OTR
【挑戦者】●真白優希
※オンリーOTRルール
※初代王者が6度目の防衛に成功

▼タッグマッチ 20分1本勝負
柊くるみ/●トトロさつき
12分25秒 ダイビングセントーン→片エビ固め
[Rebel&Enemy]山下りな(フリー)/○尾﨑妹加(フリー)

▼トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
【王者/Rebel&Enemy】○ラム会長(666)
13分5秒 怨霊クラッチ
【挑戦者】●宮城もち
※第38代王者が初防衛に成功
※もう1人は【挑戦者】藤本つかさ

ラム会長が自身を“女子プロレス”に導いた藤本&もちを制してトライアングルリボン初防衛!会長&妹加がリボンタッグ挑戦決定!真白がFantastICE奪取失敗も「世羅さんがガチャ王に挑戦してきてくれないかな」

入場式


試合前の入場式で挨拶に立った藤本は前日の道場マッチを欠場したつくし、Yappy、石黒レフェリーのPCR検査の結果がコロナウイルス陰性だったことを報告。ただし、保健所の指導により、つくしとYappyは陽性者との最終接触日(=25日のピースパ大会)より2週間の自宅待機となり、今大会はもちろん、次回12月5日道場マッチを欠場することが発表された。

第1試合


11月16日アクトレスガールズとの合同興行のメインで対戦したすずと本間がタッグマッチで相対した。本間のパートナーは8月29日後楽園大会以来の参戦を果たしたチェリー。一方のすずのパートナーは復帰後、3戦目の石川。すずvs本間で開始された一戦はチェリー&本間の連係、タッチワークが冴え、すず&石川を追い込むが、すずが石川をフォローしながら、全開ファイトで応戦。すずが予告どおり、今大会を欠場したつくしのムーブを真似し手の甲へのフットスタンプを本間に決め、チェリーと本間のダブル熟女でドーンを同士討ちにして石川につなぐ。ここでチェリーをレッグロールクラッチに決めた石川だが、これをキックアウトしたチェリーが石川を巧みに後ろに転がし、一気に春夜恋で丸め込み、逆転勝利を奪った。

第2試合


カード変更で実現したハム子と青野の初シングル戦。序盤から2度、仕掛けられたハム子のセクシー攻撃に対して、ノーリアクションだった青野だが、中盤にはハム子のお株を奪うセクシー攻撃をみせ、これにはハム子がマットを叩いて悔しがる。またハム子はこの日、欠場したつくし、Yappyのムーブで会場を沸かせると、最後はカウンターのラリアット、丸め込みの切り返しからのハムロールで青野からカウント3を奪った。

第3試合


『REBEL&ENEMY軍』の雪妃が新たな標的にしているのが『Joint Army』のリーダーであるうの。リーダーとしての資格、また『Joint Army』の存在理由をうのに問う雪妃が、シングルマッチで直接対決に臨んだわけだ。開始早々、先制のローキックを放った雪妃だが、直後、うのをグランドに持ち込むと関節技で勝負を仕掛ける。対するうのももちろん関節技で応戦し、序盤は激しい関節の取り合いが展開された。その中で雪妃の右膝に的を絞ったうのは膝十字、スタンドでの裏アキレス腱固め、などの関節技はもちろん、ロープに雪妃の足を引っかけての蹴りなど、徹底した一点攻撃に出た。しかし、雪妃も痛みに耐えながら関節技での切り返しや蹴りのコンビネーションで応戦。最後は強烈な顔面への膝蹴り、ジャンピングハイキックを連続ヒットさせての雪の結晶を決め、粘るうのを沈めた。試合後、雪妃はうのの頑張りを認めたか、うのに握手の手を差し出したが、うのは厳しい表情で、この手を叩いてみせた。

第4試合


オーバー・ザ・トップロープ・ルールで藤本、Yappyに連続勝利した真白は、「このルールなら勝てる!」と世羅にタイトル戦を要求。OTRルールは苦手という世羅だが、さすがに拒否するわけにはいかず、この挑戦を受諾。真白にとって初のタイトル戦が実現した。真白は自身が大阪ガチャ王に認定した山下と共に、新しく作ったガチャ王ベルトを巻いての入場。手書きの”レブルアンドエネミージショウ”の紙を掲げ、2人でポーズを決める。一方、真白の希望を全面的に受け入れ、OTRのみの決着ルールでの防衛戦に臨んだ世羅は、開始のゴングと同時に真白を場外に落としにかかる。エプロンに座り込んだ真白に蹴りを入れるが、ここでセコンドの山下が真白をおんぶしてアシスト。怒った世羅が場外で2人を追い回すが、山下は真白の足がリング下につく前に、リングに上げ秒殺を逃れた。リングに戻った世羅は真白をリバースカンパーナで揺さぶる。思わずギブアップする真白だが、ルール上、これでは決着にはならない。さらに世羅はパワハラ攻撃で真白にコーナーに上るように指示。なぜか、素直にコーナーに上がった真白。世羅はもちろん、場外に落とそうとするが、真白はボトムロープにしがみつき、必死にこれを逃れた。再び真白を抱え上げてトップロープ越しに落とそうとする世羅。今度はトップロープにしがみつき、粘った真白はリング内にうまく転げ落ちる。ロープに飛ばされた真白だが、踏ん張って世羅のバックに回り込むと、膝カックンから世羅をロープ際に追い込む。世羅の足にしがみつき股間に肩を入れて世羅を持ち上げようとする真白。しかし世羅は逆に真白を股の間をくぐらせて前に押し出し、飛び込みニーを決めるが、真白も耐える。世羅はコンバインへ。再びギブアップする真白だが、これも無効。今度は世羅がエプロンに立ち、真白をロープ越しに投げ落とそうとする。しかし、真白が反転し、これを切り返すと、リングに戻った世羅にホワイトクロスボディ。そして今度は世羅の股の間に頭を入れ、肩車の形で持ち上げようとする。体重をかけて、これをしのぐ世羅。遂にあきらめた真白を叩きつけ、リバーススプラッシュを狙いコーナーに上がるが、ここで山下がエプロンに立ち、世羅の足を取る。世羅がコーナーで動きが取れなくなったところで、真白が起き上がり、世羅の下に潜り込んで場外へ落とそうとする。これをしのいだ世羅はロープに飛んで飛び込んできた真白を抱え上げ、エプロンに立つ。ボディスラム気味に真白をエプロンに落とすが、山下がリング下から真白をアシスト。真白を抱えてリングに戻そうとするが、そのタイミングで世羅がスライディングキックを放ち、山下ごと吹っ飛ばす。山下もろともリング下に倒れてしまった真白。レフェリーがOTRを認め、世羅が王座6度目の防衛を果たした。

世羅「6度目の防衛に成功しました~!成功でいいのかな?なんかよく分かんないんですけど。オーバー・ザ・トップロープ…(山下を指して)あいつは誰だ。なんでいるんだお前は。」
山下&真白「大阪ガチャ王だからだよ!」
世羅「大阪ガチャ王だったの?なるほど。ガチャ王の絆ってやつが今日見られたってことですね。次試合ですよね、あなた。大丈夫なの?(真白に)デビューして何ヵ月ですか?」
真白「3ヵ月です。」
世羅「3ヵ月って。3ヵ月でベルト挑戦してこの佇まい。スゲーなお前。大物になるよ。」
真白「私の得意なオーバー・ザ・トップロープで負けてしまいました。でも、私ここで折れるような人間ではないので、また世羅さんのそのベルト私の得意なオーバー・ザ・トップロープで挑戦してください。間違えました。挑戦させてください。大阪のガチャベルトとガチャ王のベルト、新しくしたんです。今日世羅さんが勝ったのでガチャ1回引いてください。」
世羅「ガチャ引かせていただきます。」
真白「私はそのベルトを諦めてないんで、挑戦しますから!じゃあ、ありがとうございました。」
※真白がリングを降りる。
世羅「3ヵ月の彼女(の成長)を期待して、またやりましょう。ありがとうございました。6度防衛させていただいて、凄い今楽しいです。ということは、もっともっと過激なことやっていきたいと思いますので、誰の挑戦も受けましょう。待ってます。もっと過激なことをやる人で、オーバー・ザ・トップロープ以外で。ありがとうございました。」

<試合後コメント>
世羅りさ
「コメントにこんなにも困る試合は初めてです。まず一つ言いたいのは、彼女はなんだったんだっていう。凄いことですよね。3ヵ月の新人がベルトを欲しがってこんな挑戦をしてきてくれるっていうのは。アイスリボン面白くなってきたなっていう感じです。自分が3ヵ月の時はベルト挑戦なんて考えたことなかったので。凄いわ。凄い新人だわ。今回はなんて言うんですか?試合では勝ったけど、勝負には負けたみたいな。こういう感じです。察してください。この雰囲気で。」

――真白選手の不思議キャラを堪能しましたか?
「堪能しまくりました。前にここで一回シングルマッチやってるんですけど、その時も摩訶不思議だったんですよ。(お互いの)コスチュームが引っかかったりとか。こんなミラクルが起こる子なんだっていう。持ってますよね、ある意味。素直過ぎるのがたまに、良いことなのか悪いことなのかわからないですけど、(コーナーに)上がれよって言ったら普通に上がる子なので。扱いやすいっていや~扱いやすいですけどね。こんなにもタイトル戦で笑いが止まらなかったのは初めてです。摩訶不思議でした。アイスリボン、バラエティに富んでますね。山下もガチャ王になってたし。」

――ガチャ王ベルトへの挑戦はありますか?
「いや、要らないです。ただ、あの山下を丸め込んでるってことは、相当大物だと思うので、楽しみですね、今後が。ガチャ王ベルトの行方も気にしてあげたいなと思います。」

――次の挑戦者は誰か頭にあるんですか?
「前に言ったと思うんですけど、一度やったことある人でもアリ。二度目の挑戦をしてきて欲しいっていう選手もいますし、一人約束した選手がいるんですよ。こんなもんじゃないよね。もう一回やるよねって言った選手がいるので、その選手とそろそろやらせてもらいたいなと思います。その子がどう思ってるのかは分からないですけど。まあ他に、今回の真白みたいに急遽やらせろみたいなことを言ってくる人がいれば、是非受けますし、面白いこと、楽しいこと、過激なこと、なんでもやっていきたいと思います。私でしか出来ないような楽しいことをもっとやりたいですね。」

真白優希
「悔しいです。でも、自分の魅力は全面的に出せたかなと思います。だって、世羅さんを序盤で惑わせたので。精神的に効いているかなと思っております。」

――ではまた再挑戦したいですか?
「逆に私がこの(ガチャ王の)ベルトを持っているので、世羅さんが挑戦してきてくれないかなと思ってます。」

――世羅選手は要らないと言ってましたけど。
「でも、興味なさそうな顔して、もしかしたら凄い興味あるんじゃないかって思ってます。今日は世羅さんを振り向かせられなかったので、次回でめちゃくちゃ振り向かせたいですね。自分の得意技で勝ったら有利じゃないですか。オーバー・ザ・トップロープ以外の技ですか?二番目に得意なのも探しておきます。チャンスは掴めるものならどんどん掴み取って自分のものにしていきたいと思います。」

第5試合


前日の道場マッチでのトライアングル戦に続き、リボンタッグ前哨戦としてくるみと妹加が対戦。トライアングル戦とはいえ、もちにフォール負けを喫した妹加にとってタイトル戦を前に連敗はしたくないところ。気合十分で試合に臨むが、その妹加のはやる気持ちを逆手に取ったくるみは、妹加の攻撃にも仁王立ちで受けて立ち、強烈なエルボーで吹っ飛ばす。またREBEL&ENEMY軍に闘志を燃やすトトロも積極的な攻撃をみせ、試合はくるみ&トトロが主導権を奪うが、重量級の2人の攻撃を必死に耐えた妹加は山下のアシストを受けながら、何度も反撃を試みる。そしてトトロをアルゼンチンバスターに決めると、カットに入ったくるみも体ごとぶつかっていくラリアットでぶっ倒し、最後はトトロにラリアットをヒットさせ、ダイビングセントーンで沈めてみせた。

第6試合


ラム会長が逆指名する形で挑戦者となった藤本ともち。これまで新宿2丁目プロレスがらみでの防衛戦を行い、一度、タイトルを失った会長にとって、返り咲き後、初の防衛戦は純女子プロレスの顔合わせとはなったものの、藤本ももちもキャリア、実績は会長よりも上。会長にとっては真価が問われる初防衛戦となった。前日の道場マッチでのトライアングル戦を制したもちは会長からの勝利を明言し、一方の藤本も自身の周りの空気を変えるために、トライアングルのベルトが必要と語った。本腰を入れて、タイトル戦に挑んだもちと藤本。やはりここは会長が捕まる場面が多くなる。しかし会長も予想以上の動きで2人のインサイドワークをしっかりと切り返していった。序盤、共闘路線を取ったもちと藤本に対して、藤本のドロップキックをもちに誤爆させた会長。この一発でもちと藤本が仲間割れし、試合は三すくみの攻防になった。この流れを作った会長は要所要所で2人を上手く振り回す動きもみせ、徐々に試合の流れを掴んでいく。女子プロデビュー戦のシングルマッチではギブアップを喫している藤本の極楽固めをなんとかしのいだ会長は、藤本のジャパニーズ・オーシャン狙いの肩車も切り返すと、レインメイカーを藤本に決め、さらには藤本の背中にドロップキック、そのままロープに追い込んでの619からのダイビングヒップドロップを決めるが、これはもちがカット。ここで会長をコーナーに引き込んだもちがリバーススプラッシュを決め、藤本にはもっちりバディシザースを連発。もちが勝負に出た。藤本がなんとかしのぐと、今度は会長を捕まえてメタボリックサンドへ。しかし、これを会長がエビ固めで切り返す。これをキックアウトしたもちだが、そのもちの動きにタイミングを合わせて会長が怨霊クラッチへ。会長がもちから3カウントを奪い王座防衛に成功。初めて女子プロレスラーのみのタイトルマッチを制した。

会長「正直、防衛出来ると思ってなかったよ。私を女子プロの世界に招待したのはお前、宮城もちだよな。666に来て。で、それで、女子プロデビューの相手、藤本つかさ。めちゃくちゃ嬉しいよ。こんな2人から勝てたの。初めて、なんかやっとベルト巻いた気持ちになって、今まで(防衛戦で)やってたやつ等も私らしくて良いっちゃ良いんだけどさ、やっぱ嬉しいんだよ。お前らみたいなアイスリボンの選手と防衛戦が出来て。ありがとよ。怨霊クラッチで決めた瞬間思ったわけ。じゃあこれ以上の、私にとってのこれ以上の相手って、誰なんだって話なんだよ。それはまだアイスリボンにはいねーんだろ、どうせ。私は自分が納得出来るまで防衛を続けるし、REBEL&ENEMYとしてやっていくからな。アイスリボン所属のてめーら全員、トライアングルリボンなんてショボいと思ってんじゃねーぞ。お前らそれすらでもねーんだからな。かかってこい。いつでも待ってるよ。」
藤本「じゃあ私が行く。トライアングルリボンがショボいと思ってんじゃねーぞって、ふざけんな!私が作ったんだ。そのベルトに価値はある。ラム会長が巻いてるんだから、価値あるでしょ?1年半前この場所で女子プロデビュー戦の相手をしました。それから別人になりましたね。小生意気なガキかと思いきや、ちゃっかりアイスリボン愛があって、人間出来ちゃって、チャンピオンになっちゃって。まあ全部私のおかげだけど。まあでも、言いたいことは、女子プロレス選んでくれて、ありがとうございます。絶対狙うから。以上。」
もち「つっかさんとここで(会長が)試合する前に666にお伺いして、あなたをこの世界に誘ったのは私でしたね、忘れてましたよ。それから、本当に、この短い年月でそのベルト巻いちゃって、そして、アイスリボン愛あるんでしたよね?めちゃめちゃ良いヤツじゃない、本当は。」
会長「(照れながら)ねえ、良いヤツだよねぇ。」
もち「いや、良いと思う。そういうキャラ、アイスにいないし。これからも、どんどんアイスリボンをかき回していって欲しい。つっかさんがそのトライアングルベルト狙うんだったら私ももう一回挑戦したいんですけど、その前に、一つ決めなくちゃいけないことありませんか?」
会長「なんだっけ?」
もち「先週ラジアントホールでラム会長なんて言ってましたっけ?」
会長「あ~うちの子がね。尾﨑妹加ちゃんがタッグのベルト諦めてないみたいなんですよ。それをね、この間のラジアントホールで挑戦表明を打ち出して、そっちがモジモジっとした感じの、ジメジメっとした感じで終わったんで、今日具体的に日にちを出して頂けないでしょうか?」
もち「私今日負けてるんで、ラム会長、スケジュールもしお決まりでしたらラム会長の好きなところでやって差し上げますよ。」
会長「早い方がいいよね、こういうのって。一番早いのはどこだ?(客席から「12月12日ラジアント」の声が飛ぶ)さすがオタク。みんな把握してるね。12月12日ラジアントで挑戦させてくださいな。」
もち「ラム会長が無理矢理丸め込んだ形で(タイトルマッチが)決まった感じなの。」

妹加「今日負けたくせにうっせーんだよ!今日私は自分の試合でも勝ったし、会長は直接もちさんから勝ってますよね。そんな人が言っても全然効かないんですけど。前の私と違うんで。」
もち「前の私と違うんで、前の私と違うんで、もう50回くらい聞いてるけど?」
妹加「うっせーな!変わったのは変わったんだよ!何回でも変わるんだよ!」
会長「人は変わるんだ!そうだ!変われるんです、人は。」
もち「1つだけ言っておきます、ラム会長。あなたのそのパートナー絶対お荷物だと思うんで、このパートナーで挑戦してきたことが運の尽きだと思っていてください。」
会長「なめんじゃねーよ。この後どうせお前らが締めるんだろ?私たちが締めたらめちゃめちゃ盛り上がったのにな。」
もち「じゃあ締めてみたらいいんじゃない?私たちは今日負けたんで(リングを)降りま~す。」
会長「(動揺した表情で)……どうしよう…。」
妹加「ということで、12日、あいつらの持ってるベルト、挑戦が決まったので、ここにいるお客様、全員応援に来いよ。(雪妃と山下に)上がってきてください。Enemyで締めましょう。初めてじゃないですか?最後締めるの。」

会長「私たち、この4人でもハッピーに締めたいわけよ。」
雪妃「今日私たち全員勝ったし。」
会長「じゃあいいですか?プロレスでハッピー、REBEL&ENEMY!」

<試合後コメント>
ラム会長
「マイクでも言ったように、純粋に嬉しいし、正直めちゃくちゃ今日までが不安だった。試合中も最後の最後怨霊クラッチ決めるところまで、油断してなかったね。この、川口SKIPシティで私は女子プロデビューを果たしたわけで、その相手が藤本つかさだったわけで、なんか走馬灯というか、極楽固め決められてるときに、あの時も同じだったなって、風景が一緒だったなっていうのを凄い思って、やっぱそこで負けるわけにはいかないなって思いました。あの日があったからこその今日だったんだなって、改めて思いました。私は文体で、これ(=トライアングルリボン王座)を巻いたわけだけど、その時は巻いた実感っていうのはそこまでなくて、そのあとの防衛戦もなんかよく分からない感じのヤツらに絡まれて、やっとこのトライアングルのベルトを巻いた実感が沸いた気がします。私の倒すべき女子は彼女たちだったんで。REBEL&ENEMYが言っているように、中堅頑張れよって。もちろんトライアングルが中堅じゃなくても良いわけよ。とりあえずアイスのみんな、暇してるヤツら、どうしたらいいか分からないヤツら、ベルトの登竜門みたいなもんだしさ、気持ちでかかってきて欲しいなって思います。」

――妹加選手とのタッグ王座挑戦の日にちも決まりましたね。
「私はりなちゃんと前にドロップキッカーズ相手にあのベルトに挑戦してダメだったわけだけど、その時とは形も変わって来てるし、相手は宮城もちでいるわけだし、くるみもいるからちょっとまた手強い相手だけど、私もせっかくなら二冠になってみたいし、妹加もあんなに勢いあるから、やってくれんじゃないかなと。私はなんなら彼女のアシストに回りたいなって気持ちでやってます。」

――試合後は締めを無茶ぶりされましたが。
「女子プロレスの洗礼を受けましたね。アレが女子プロレスですか。私も女子プロレスラーとしてはまだまだ2年目だからね。なめられたもんですよ。やってやりますよ。てめーら、絶対覚悟しとけよ。ふざけんじゃねーよ!(と言いながら立ち去る)」

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