【試合詳細】8・24 アイスリボン後楽園ホール大会 【ICE×∞】YuuRIvs海乃月雫 【リボンタッグ】星ハム子&真琴vsウナギ・サヤカ&紫雷美央 【トライアングル】ななみvs咲蘭vs弓李

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『不思議の国のアイス2024』
日程:2024年8月24日(土)
会場:後楽園ホール
開始:11:30
観衆:568人

▼第0試合 C-selection提供試合 Akechiデビュー戦 シングルマッチ20分1本勝負
○桐生健豊
8分18秒 ドロップキック→エビ固め
●Akechi

▼10人タッグマッチ20分1本勝負
まなせゆうな(ガンプロ)/○Yappy/神姫楽ミサ(JTO)/しのせ愛梨紗/無村架純(KWA OG)
11分19秒 タラ・サ・インピエルノ→片エビ固め
杏ちゃむ(信州ガールズ)/櫻井裕子(COLOR'S)/柳川澄樺(JTO)/●ベティ・ボア(フリー)/ゆづき(hotシュシュ)

▼デビュー1周年記念 タッグマッチ20分1本勝負
芦田美歩/○グリズリー藤滝
9分14秒 ダブルアームバスター→片エビ固め
●古川奈苗/小池真優香

▼トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
【挑戦者】●咲蘭
8分25秒 ブロックバスターホールド
【推薦者】○弓李
※もう一人は【王者】ななみ(ディアナ)
※第47代王者が初防衛に失敗。弓李が第48代王者へ

▼藤本つかさ休業前ラスト 6人タッグマッチ30分1本勝負
●藤本つかさ/長谷川美子/若菜きらり
16分49秒 さかさましろ
雪妃真矢(フリー)/トトロさつき/○真白優希

▼インターナショナルリボンタッグ選手権試合 30分1本勝負
【王者/むこまこ】星ハム子/○真琴(フリー)
9分53秒 雁之助クラッチ
【挑戦者/ウナギツネ】ウナギ・サヤカ(フリー)/●紫雷美央
※第64代王者が初防衛に成功

▼ICEx∞選手権試合 30分1本勝負
【王者】○YuuRI(ガンプロ)
18分53秒 スワントーンボム→片エビ固め
【挑戦者】●海乃月雫
※第38代王者が初防衛に成功

YuuRIが因縁の海乃を相手にICE王座防衛!勝愛実がアイスリボン入団発表!藤本つかさがラストマッチを終えるも「5年分の思いを背負ってジュリアを殴りに行きます」

第0試合

 元アイスリボンリングアナで元hotシュシュ代表の千春がプロデュースするユニット『C-selection』所属のAkechiがデビュー戦へ。
 
 リングを周り、ロックアップから桐生がロープに押し込みブレイク。
 再度ロックアップからリストの取り合いとなり、Akechiがカニバサミからインディアンデスロックで絞り上げ、フロントネックに移行するがグラウンドの攻防へ。
 Akechiがバックを取ってからヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルで倒すとロープに飛ぶが、桐生がバックエルボーで迎撃しジョン・ウー。場外に吹っ飛んだAkechiにトペを狙うが、Akechiが場外を走ってこれを避ける。

 Akechiがリングに戻ると桐生がガットショットから巻き投げていき、さらにロープを走らせるがAkechiがアームドラッグから肩へのトラースキック。さらにチョップを打ち込むと桐生のエルボーとAkechiのチョップの打ち合いへ。桐生がエルボー連打からコーナーに振って串刺しドロップキック。フォールも2。

 桐生が脇固めで捕らえるがAkechiはロープに足を伸ばしブレイク。

 桐生は腕固めもAkechiはロープに足を伸ばしブレイク。

 桐生はロープに飛んでのドロップキック連発。さらにコーナーに上りミサイルキックからフォールも2。

 桐生はストンピング連発。Akechiは膝立ちでエルボーを打ち込んでいくが、桐生は背中にチョップからロープに飛ぶ。Akechiはソバットで迎撃しロープに振るとフライングクロスチョップを叩き込み、ロープに飛んで低空ドロップキック。さらにブレーンバスターからジャベで捕らえ、そのまま丸め込むが2。

 Akechiがコーナーに上りダイビングクロスボディ。フォールも2。

 Akechiはボディスラムからコーナーに上り、セカンドロープからのムーンサルト。避けた桐生がすかさず低空ドロップキックを叩き込んでフォールし3カウント。

オープニング

 選手入場式から、選手を代表し海乃が挨拶。
海乃「皆さんこんにちはー!後楽園、初のメインで、じんわり緊張しております。ですが!最後に勝って、ここで立ってしめるのは私です!頑張りますので皆さん何卒ご声援のほどよろしくお願いします!それでは!不思議の国のアイス2024!スタートー!」

第1試合

 杏ちゃむたちが殴りかかり試合開始。
 しのせをコーナーに振ってトレイン攻撃から、ゆづきがしのせを引き起こすもしのせはカニバサミからロープに飛んで低空ドロップキック。フォールも2。しのせは無村にタッチ。

 無村はエルボー連打からロープに飛ぶが、ゆづきはショルダータックルで迎撃し櫻井にタッチ。

 櫻井は正面ロープにくくり、杏ちゃむたち5人で踏みつけ客席にアピール。さらに櫻井がロープに飛んで背中にボディスプラッシュからフォールも2。
 無村はエルボーを打ち込んでいくが、櫻井は受け切るとエルボーからロープに飛ぶ。エプロンからYappyがエルボーを叩き込み、動揺した櫻井の背後から無村がスクールボーイも2。
 無村はロープに飛んでビッグブーツから神姫楽にタッチ。

 神姫楽はドロップキックでふっ飛ばし、串刺しスピアーからしのせが串刺しボディスプラッシュ。
 さらにダブルのエルボードロップからしのせが逆エビ固めで捕らえ、神姫楽がキャメルクラッチで合体。フォールも柳川がカット。
 櫻井と柳川が神姫楽をロープに振ってダブルのビッグブーツ。さらにロープに振ってダブルのドロップキックから櫻井がボディプレス。フォールも2。
 櫻井は柳川にタッチ。

 柳川はランニングニーからコーナーに顔面を叩きつけ、逆コーナーに振って走り込むが神姫楽がショルダータックルでカット。
 柳川はスピンキックも、避けた神姫楽とエルボーの相打ち。神姫楽がロープに飛んでショルダータックルで倒し、ロープに飛んでセントーン。避けた柳川はロープに飛んで蒼魔刀からフォールも2。
 柳川はロープに飛ぶが、神姫楽が担ぐも着地した柳川にガットショットからブレーンバスター。さらにショルダータックルでなぎ倒すが、立ち上がった柳川がスピンキック。両者ダウンから両者タッチ。

 ゆづきとまなせがショルダータックルのぶつかりあい。ゆづきがエルボー連打からロープに飛ぶが、まなせがショルダータックルで迎撃し投げようとする。だがゆづきが逆にブレーンバスターから両者ロープに飛ぶが、ショルダータックルのぶつかりあいをゆづきが制して杏ちゃむにタッチ。

 杏ちゃむはダイビングクロスボディからロープに飛んでコルバタ・スクールボーイも2。
 櫻井と杏ちゃむでロープに振って、櫻井がビッグブーツから杏ちゃむが背中に低空ドロップキック。フォールも2。
 杏ちゃむと櫻井はコーナーに振っていくが、まなせは次々ショルダータックルでなぎ倒すとYappyにタッチ。

 Yappyはロープに飛んでボディプレス。フォールも2。
 Yappyはコーナーに振って串刺しヒップアタック。さらに串刺しラリアットからヒッププレス。フォールも2。
 Yappyは引き起こすが、杏ちゃむはハイキックからロープに飛んでクロスボディ。Yappyはキャッチしてブレーンバスター。フォールも2。
 Yappyはファイナルカットからフォールも2。
 Yappyは担ぐが、杏ちゃむが丸め込むも2。
 杏ちゃむはロープに飛んで顔面に低空ドロップキック。フォールも2。
 杏ちゃむはベティにタッチ。

 ベティは変形ギロチンドロップからフォールも2。
 ベティはコーナーに振ると、トレイン攻撃からシーソーホイップ。さらに柳川がダブルニーからゆづきがボディプレス。ベティは変形バックドロップからフォールも神姫楽がカット。
 ベティは投げようとするが、ゆづきが耐えるとまなせがラリアットでカット。
 無村がロープに振ってランニングエルボー。しのせがスライディングクロスボディからYappyがブロンコバスター、さらに神姫楽がセントーンからYappyがギロチンドロップを投下しフォールもゆづきがカット。
 次々選手がスイッチしていくが、まなせが柳川と櫻井をダブルラリアットでなぎ倒し、ベティをボディスラムでセットするとYappyがセカンドロープからタラ・サ・インピエルノを投下しフォール。これで3カウント。

第2試合

 乱戦で試合開始。古川と小池が串刺し攻撃を連撃し、芦田をロープに振ってダブル攻撃で倒す。
 古川は芦田の足を痛めつけていき、コーナーに振って串刺しショルダータックルから足を肩に担いで神輿のように「わっしょい」していく。
 さらに串刺し攻撃を狙うが、芦田はエプロンに避けてハイキックから丸め込むも2。
 芦田は投げようとするが、古川が逆にボディスラム。古河が小池にタッチ。

 小池はロープに飛んでクロスボディからフォールも2。
 小池はリバースカンパーナで捕らえ、カットに来た藤田に古川がパロ・スペシャル。これを離すと小池は正面ロープにくくり背中へのドロップキック。さらにロープに飛んで低空ドロップキックからフォールも2。
 小池はロープに振るが、芦田はビッグブーツで迎撃し、Y字バランスギロチンドロップ。フォールも2。
 芦田はバックを取るが、耐えた小池にハイキック。さらに小池がエルボーからロープに飛ぶが、芦田はビッグブーツで迎撃し藤滝にタッチ。

 藤滝はショルダータックルでなぎ倒し、ボディスラムからフォールも2。
 藤滝はロープに飛ぶが、古川がジャンピングニーでカットし小池がクロスボディからフォールも2。
 小池は古川にタッチ。

 古川はビッグブーツからフォールも2。
 古川はロープに飛んでハンマーブロー。避けた藤滝が背中にエルボー連打から担ぐが、着地した古川がナックルからフックキック。そのまま腕ひしぎで捕らえるが藤滝がロープに足を伸ばしブレイク。
 エルボーの打ち合いから古川がエルボー連打。ロープに飛ぶが、藤滝が正拳突きで迎撃し、芦田とともにロープに振ると芦田のビッグブーツと藤滝のショルダータックルの同時攻撃。さらに藤滝がボディプレスを投下しフォールも2。
 藤滝は引き起こすと担ぐが、古川は着地するとヘッドバッド。小池と古川でサンドイッチドロップキックからフォールも2。
 古川は羽折り固めも芦田がカット。
 古川は芦田にエルボーから、藤滝に串刺し攻撃を狙うも藤滝はラリアットで迎撃。フォールも2。
 藤滝はコーナーに上り、リバーススプラッシュからフォールも小池がカット。
 芦田が小池をブロックバスターで叩きつけ、藤滝が古川を変形ダブルアームバスター。フォールし3カウント。

藤滝「奈苗さんから一本取り返したぞー!私達は、オーディションのためにプロレスデビューを1年前、ここの後楽園ホールでしました。ここまでみんな大きな怪我がなく、一周年迎えられたこと、支えてくださる先輩、コーチ、そしてこの同期がいたからです。本当にありがとうございました!」
芦田「こうやってほんとに一年、1周年迎えられたのも、嬉しいことも楽しいことも、辛いこともあったなかで、こうやって同期と試合をやれたのも、そしてファンの皆さんコーチの皆さんに支えられながら、この日を迎えられたと思っています。本当にありがとうございます」
小池「すごく悔しいです。映画のためにデビューして、何十人の中からここまで残ってきて、皆さんにやっと、ようやく、ついにお見せできるものが完成しました。こちらをどうぞ!(映画『リング・オブ・ザ・リビングデッド』のPVが公開)」
古川「ありがとうございます。命を込めて、青春をかけて作った映画です!近日公開になると思いますので、どうぞ皆様、見てください」

勝愛実入団発表

 2021年に結婚と妊娠を機に無期限休業に入っていた勝愛実がリングに登場。

勝「プロレス休業中の勝愛実です。本日は、皆様にご報告がございます。わたくし、勝愛実は、本日付で、アイスリボンに入団させていただくことになりました。すでに練習は再開していて、復帰戦は、9月23日、横浜ラジアントホール大会を予定しております。あと1ヶ月、もう1ヶ月、今の自分に無駄にしている時間は1分1秒たりともありません。これからも、アイスリボンと勝愛実に、皆さん注目していてください。ありがとうございました」

<コメント>
勝愛実
――突然の入団発表がありましたが、まずは経緯から
「経緯はハム子さんにお声がけをいただいて。で、自分もその当時、阿部幸江さんのプロレスバーで勤務をしていて、少しずつ人前に出る機会というのが増えてきて。で、コルバタ公演、志田さんの舞台に出させていただくようになってから、お声がけをいただいて、自分もやっぱりプロレスに対して考える時間ていうのが増えてきたっていうのが1番大きいきっかけとなりました」

――いろんな団体がある中でアイスリボンを選んだ理由は
「休業前にも発表させていただいたんですけども、出産で休業を発表させていただいた時に、子供がいて、でもやっぱりプロレスはやりたいって考えた時に、実際に子育てをしながらリングに上がっている選手がアイスリボンにはたくさんいるので、プロレスと並行して続けやすいのかなと思ってアイスリボンを選びました」

――今後はフル参戦ではなく子育てを優先しながらスポット参戦なのか、それともフル参戦してベルトを狙っていく方向なのかですと今のご自身の気持ちは
「今は昼間平日は医療職をしていまして、そちらとをやりながら、歯科助手をしてるんですけど、歯科助手しながら子育てもして、出れる試合は参加してっていうような形にはなります」

――復帰して闘いたい相手は今頭にありますか?
「そういうのがなくてですね、とりあえずは復帰戦を頑張っていきたいなっていうのがあります。無事復帰戦を迎えられるように」

――復帰戦の相手の理想は
「復帰戦、誰とやりたい?ん~、誰だろう?でもやっぱり声かけていただいたハム子さんとは絡みたいですね」

――現時点で現役時代から比べると何パーセントぐらいまでコンディションは戻ってるんでしょうか
「でも、ほぼほぼ戻ってきてると思います」

――もう問題なく復帰戦をと
「はい」

第3試合

 3人で手4つから弓李が咲蘭のバックを取り、ななみが咲蘭のリストを取っていくと、リストの取り合いからななみが咲蘭にヘッドロック。弓李もななみにヘッドロックで数珠繋ぎになり、弓李がロープに飛ぶも咲蘭がななみをスクールボーイも弓李がカット。
 弓李とななみが咲蘭をコーナーに振って走り込むが、お互いラリアットを避け合うと弓李と咲蘭が正面衝突。ななみがまとめて串刺しボディスプラッシュから、まとめて逆エビ固め。弓李と咲蘭はロープを掴みブレイク。

 ななみはロープに飛んで走り込むが、弓李と咲蘭はカニバサミで倒すと咲蘭がロープに飛ぶ。弓李が追走してコードブレイカーから、ななみに首投げから腕サソリ。チョークもレフェリーがブレイク。

 ななみがコーナーに振って串刺しボディスプラッシュからロープに飛んでショルダータックルでなぎ倒す。フォールも2。

 ななみは弓李を担ぐが、着地した弓李が逆さ押さえ込みを狙う。咲蘭が2人まとめて足を刈って丸め込みも2。
 咲蘭がロープに飛んでまとめてスライディングクロスボディから、まとめてインディアンデスロック。咲蘭はロープを往復して2人におてんばダッシュから、ななみをコーナーに振って弓李も振ろうとする。だが弓李は払い腰で迎撃し、ななみが走り込むも弓李はバッククラッカーで迎撃。
 弓李は咲蘭にストンピング連打からライトニングスパイラル。フォールも2。

 弓李は投げようとするが、咲蘭が着地するとロープに飛んでドロップキック。フォールも2。
 咲蘭はコーナーに上り、ダイビングフットスタンプからフォールもななみがカット。

 ななみは咲蘭を引き起こすと、エルボーの打ち合いから咲蘭がエルボー連打。ななみがエルボーをキャッチしてネックブリーカードロップからコーナーに上り、ダイビングボディプレスを咲蘭が避けて自爆させる。

 咲蘭はさらんらっぷも弓李がカット。
 弓李は腕を巻きこんでのサムソンクラッチで捕らえるが、ななみがまとめてボディシザースから丸め込むも咲蘭がフットスタンプでカット。
 咲蘭はロープに飛ぶが、弓李がスプレー攻撃でカット。
 ななみにもスプレー攻撃から場外に投げ捨て、咲蘭をフィッシャーマンフェイスバスターからブロックバスターホールドで3カウント。

<試合後コメント>
弓李
「とりました!トライアングル。約8年ぶり、8年前と比べてちょっと(ベルトが)ボロボロ(苦笑)ボロボロになっちゃった。ボロボロが・・・嬉しいですね。やっぱ緑と黄色似合う気がします」

――当時とはだいぶメンバーも変わってますけれど、真白などと今後も絡んでいきたいという思いはありますか?
「ん~ちょっと真白さんは、きゅー以上に難敵。きゅー以上に難敵ってなんだろう?なんか、行動が読めないので、やりたくないです(笑)なんか、わかりやすい選手の方がいいよって感じです」

――育児があってスポット参戦気味でしたが、ベルトをとったので今後は参戦する頻度もあがるのでは
「いやかわんないです!かわんないです、子供ファーストでいきます」

――子供ファーストでもベルト戦は
「やります!望まれれば、出れるところでタイトルやります。出れるところで!やります!」

――藤本さんが今日でまた休業に入るのでベテラン側にまたなります
「全然ベテラン感ないんですけど、ちょっと細々と細々?存在を消しつつ頑張ります」

――チャンピオンなのに(苦笑)
「あちゃ~頑張ります。とりあえず。もうベルトだけが歩いてる感じで」

――子育てレスラーとして勝選手がアイスリボン入団を発表しましたけど、子育てレスラーの先輩としてアドバイスは
「意外とあれなんですよ。試合前のアップができない。『ママ!ママ!ママ!』ってすごい呼ばれるから、アップしようと思ってリング上がるじゃないですか?『ママ抱っこ」って始まるし、ちょっと待っててね、ごめんねって言っても、『ママ…ママ…』って言われるから集中できなくて、もうそこらへんは、ダメです、子供の近くでアップするしかない(苦笑)」

――現役時代とはまた違う苦労っていうのがあるぞっていうのは伝えていきたいと
「伝えていきたいですね。もうアップができませんよっていう苦労があります。なんか試合始まっちゃえば、その選手、試合終わった選手とか見てくれるから、試合には集中できるんですけど、アップができません。そこらへんですね」

第4試合

 藤本と雪妃は握手せず、先発で試合開始。
 手4つをフェイントに雪妃が蹴り上げて首投げからサッカーボールキック。雪妃が自ら座り、藤本がサッカーボールキックから座る。サッカーボールキックの受け合いから、雪妃がキャッチしてアンクルホールド。さらにそのまま投げようとするが、藤本が巻き投げて低空ドロップキックから正面ロープにくくり、ロープに飛んで背中へのドロップキック。そのまま場外乱闘へ。
 リングに戻り、雪妃が腕へのニードロップから腕へのエルボー。さらに腰へのニードロップからロープに振って風車式バックブリーカー。フォールも2。
 雪妃は真白にタッチ。

 真白はケンカキック連発から髪を掴んでフェイスバスター。さらにキャメルクラッチで捕らえ、髪を掴んで引っ張っていく。これを離すとストンピングからトトロにタッチ。

 トトロはロープ際に寝かせて背中に乗って踏みつけていく。
 これを離すと串刺しラリアットからロープに飛んでショルダータックル。フォールもブリッジして抜けた藤本がロープに飛んでドロップキック。藤本は長谷川にタッチ。

 長谷川と若菜が次々トトロにドロップキック連打。受けきったトトロにダブルのガットショットからロープに振ろうとするが、トトロは耐えると同士討ちさせて長谷川と若菜を同じコーナーに振る。そこへ真白が走り込むが、長谷川が避けるとエルボーで迎撃。若菜と長谷川にトトロが走り込むが、2人は変則ロープワークで翻弄するとドロップキックの連射。さらに若菜がエルボーをガードして旋回式スタナーから長谷川がドロップキック。長谷川はサマーソルトドロップからフォールも2。
 長谷川が若菜にタッチ。

 若菜はロープに飛んで走り込むが、トトロが担いでサイドバスター。
 トトロはボディプレスを投下しフォールも2。
 トトロは雪妃にタッチ。

 雪妃は担ぐが、着地した若菜がエルボーを打ち込んでいく。雪妃は胸を出して受けきり、容赦ないエルボーで吹っ飛ばすと会場からブーイング。
 若菜は必死にエルボー連打。コーナーに振ろうとするが、逆に振った雪妃が串刺しジャンピングニーからハイキックで倒しフォールも2。
 雪妃はロープに振ってハイキック。避けた若菜がカサドーラで丸め込むが2。
 藤本が走り込んでカサドーラフットスタンプから若菜がコーナーに上りミサイルキック。フォールも2。
 若菜は藤本にタッチ。

 藤本はサッカーボールキック連打からロープに飛ぶが、キャッチした雪妃が投げようとする。耐えた藤本がロープに飛んで丸め込むが2。
 藤本はインフィニティを狙うが、切り返した雪妃がキックのコンビネーションからエルボー。さらに真白がドロップキックからトトロがラリアットを叩き込み、雪妃がランニングニーを突き刺してフォールも2。
 雪妃はロープに飛ぶが、若菜がエプロンからキャッチして長谷川がランニングバックエルボー。藤本が延髄切りからフォールも2。
 真白が藤本にケンカキックも、藤本はチョップから若菜と長谷川が真白をロープに振ってダブルのドロップキック。トトロもロープに振るが、トトロはダブルラリアットでなぎ倒す。
 藤本がトトロにドロップキックからロープに飛んでいくが、雪妃は担ぐもそのまま回転した藤本がツームストンパイルドライバーの体勢に。だが雪妃も切り返すが藤本は空中で巻き投げて走り込むも雪妃が担ぐと藤本はそのままインフィニティで叩きつけるが2。
 藤本は左右のビンタからソバット。ロープに飛ぶが、雪妃はハイキックから雪の結晶。フォールも2。
 雪妃は真白にタッチ。

 真白は顔面に膝蹴り連発。エルボーの打ち合いから藤本がエルボー連打で倒す。
 藤本はコーナーに上るがトトロは足を掴んで動きを止め、真白が正面に登るも若菜が背中にドロップキック。藤本がエルボー連打で逆さ吊りにすると、断崖式フットスタンプから串刺し低空ドロップキックを突き刺す。フォールも2。
 藤本はジャパニーズオーシャンの体勢も、真白がサミングでカットしエルボー連打。藤本はダブルチョップで返すも、真白が雄叫びを上げながらエルボー連打。ロープに飛んでドロップキックからバックドロップで叩きつけフォールも長谷川がカット。
 長谷川と若菜が真白をロープに振っていくが、真白はまとめてサミングで迎撃し、で助けにきたトトロと雪妃にもサミング。
 藤本が左右のビンタからソバット。ロープに飛ぶが、真白がソバットから顔面にも強烈なソバット。フォールも1。
 藤本はPKからフォールも1。
 藤本は再度PKからフォールも2。
 藤本は再々度PKからフォールも2。
 藤本はロープに飛ぶが、真白が丸め込むも2。
 真白は走り込んできた藤本に特盛クラッチも2。
 真白は顔面へのソバットから雪妃がジャンピングニー。トトロが動くこと雷霆の如しで叩きつけ、真白がサカサマシロで叩きつけると3カウント。

真白「つっかさん私あなたからスリーとりましたよ!スリーとったから言いたいことあって、今もう言っちゃいますね嬉しいから!今日のメインの勝者!私、チャンピオンに挑戦したいと思います!どう思いますか?」
藤本「摩訶不思議なエースがいたっていいんじゃないの?なんなら皆待ってると思うよあなたのベルト姿。藤本つかさに勝ったんだから、そんじょそこらの奴に負けんじゃねーぞ」
真白「絶対、負けない。約束っす」
藤本「見てるから」
真白「ありがとうございます」

藤本「えー、昨日、相方の中島安里紗の引退を、無事に見送って、幸せそうにリングを降りてて、パートナーとして職務を全うしたなと思ってすごく安心しました。安里紗の引退を機に、限定復帰という形で過ごしたこの4ヶ月間、本当に濃かったし、奇跡的な日々をすごしていた。ほんとに想像以上に、胸がぎゅっと締め付けられて、苦しかったり痛かったり、でもそれが楽しかったり、本当に私は、自分が愛した女子プロレスを体感しました。でも!私は、引退しないので!休業なので!あの、今までありがとうございましたとか、明日から会えなくなるのさみしいですと言われるんですけど、すいません、普通に会場にスタッフとしています(苦笑)これからは、リング外にいますが、アイスリボンを一緒に盛り上げていきますので、どうぞこれからもよろしくお願いします。そして、もう一つ、お伝えしなければいけないんですが、何やら、私と、対戦したいという、人が、1人、いるということですが・・・だったら、このリング来いよとか、24日で私は休業なんだよとかずっと言ってたし、じゃあ、明日来れないお客様の気持ちはどうなるのかとか、色々、色々思いました。だけど、それを全部ひっくるめて、あいつをぶん殴りにいきたい。明日、ジュリアを、ぶん殴りにいきます!すいませんいいでしょうか?今日が休業試合なのは変わりないんだけど、かわらないんだけど、明日、明日、この5年分の思いを、みんなの思いを背負ってジュリアをぶん殴りに行きます。ありがとうございました」

<試合後コメント>
藤本つかさ
「ちょっと試合前に色々思い出してしまって、ちょっと私らしくないんですけど、涙が出てしまいました。ほんとに色々あったんですよ、この4か月間。たった4ヶ月間だったけど。親友のためにと思って復帰したその矢先で、スターダムに参戦して、IWGPに挑戦することになって、そこで脱臼して、手術して、欠場して復帰して、昨日安里紗の引退を見送って、ほんとにいろんなことが、いろんなことがありました。そんな中で、最後の最後に、もう私は一生、一生もう触れ合わないと、触れ合わないと思ってたんですけど、向こうは、ずっと引っかかってたんですかね。一生清算をしないで、離れ離れになることも、それが私の、清算の仕方かなと思ってたんですけど、そんなに言うなら!そんなに言うなら、あなたのわがまま叶えてあげましょうかって、そんな感じです。ほんとにどうなるかわからないし、どんな顔かも忘れましたけど、まあ行って、じっくり目を見たいと思います」

――1分間だけになりますが何をそこに
「いやもうわかんないですよね。1分の中に5年分の 恨みとかつらみとか、あの頃の悲しみとか、傷ついたみんなの心とか、そういうのも全部全部私の体で、伝えます。いやほんとにありすぎなんですってこの4ヶ月(苦笑)」

――濃かったですね
「濃かったです。濃かったです。予想だにしないことばかりで、安里紗の引退を見送ることが私の1番の任務ではあったんですけど、女子プロレス界がほっといてくれない!まだまだやることあるんだなって、後輩たちに伝えなきゃいけないこともあるんだなっていうのを実感しました」

――4ヶ月の締めくくりで最後真白さんに3カウントとられましたが
「そうですね、やっぱり悔しいって気持ちがあるので、まだまだ私はチャンピオンになりたいんだなっていう風に思いましたね。ただ、ああやって力強く真白は、チャンピオンに挑戦しますって言ってくれたので、この(顔に)靴跡クッキリ残った、その真白の気持ちも感じましたし、ベルト姿楽しみにしたいと思います。どっちが勝つんだろう」

――対角には雪妃さんがいて握手はせずに試合が始まりましたけれど、今後もアイスリボンを支える選手として雪妃さんにまた出てほしいという気持ちなんでしょうか?
「はい。私がほんとに産休に入って会場に来なくなってから、雪妃もアイスに出てなかったみたいで。ほんとに久しぶりのアイスリボン参戦だったんですけど、やっぱり雪妃は雪妃真矢だなって、呼吸でわかるし、同じ釜の飯を食べてきた、苦楽を共にした仲だから、雪妃にもやっぱり後輩に色々伝えてほしいなって。今後輩にないものが雪妃にはあると思うから、それを試合でバチバチと伝えてほしいです」

――先ほどIWGPのことも言っていましたけど、プロレス界でやり残したことが確実に1つ残されましたが、復帰はいつ頃に
「そうですね!(苦笑)あの、ぶっちゃけて言いますと、靭帯損傷で発表したんですけど、断裂だったんですよ(苦笑)で、手術して全治4か月って言われたけど、まあ3週間ぐらいで復帰して、まあ、脅威の回復力って言ってしまえばアレですけど、完璧に直した状態で岩谷麻優とは、IWGPとは対峙したいなって思ってるので、それまで絶対に、ベルト持ってろよ。そこが1番ですね。絶対待っててほしい。必ず約束は果たします」

第5試合

 入場してきた美央の胸が不自然に膨らんでおり、真琴がステータスが失われた胸を指摘すると美央が殴りかかり試合開始。
 ウナギがハム子を、美央が真琴をコーナーに押し込みそれぞれに上から山脈。真琴がスルリと抜けると、美央を引きずりおろして胸に手を突っ込むと、ぬいぐるみが胸の中から何匹か出てきて客席に投げ捨てていく。悲鳴をあげる美央をコーナーに押し込み、「これが本物だ」とウナギのお株を奪う上から山脈を美央の顔面に押し付ける。

 これを離した真琴とウナギが睨み合うが、ウナギがすぐに美央とタッチし、美央が真琴をドロップキックで吹っ飛ばす。その背中にハム子がタッチ。

 美央はハム子もドロップキックで倒しかかと落としからフォールも2。
 美央はブレーンバスターを狙うが、ハム子は切り返してショートレンジラリアットからフォールも2。
 ハム子はコーナーに叩き込み、顔面に腹ウォッシュから美央を担ぐが、着地した美央が突き飛ばすとエプロンからウナギがスタナー。さらに美央が619からコーナーに登りミサイルキックを発射しフォールも2。
 美央はウナギにタッチ。

 ウナギはコーナーに叩きつけ、美央が串刺しドロップキックからウナギが串刺しバックエルボー。さらにロープに飛んでだがそれがいい!からロープに飛んでギロチンドロップ。フォールも2。
 ウナギはふへん固めを狙うが切り返したハム子にコードブレイカー。さらにロープに振るが真琴がハム子をエプロンから掴んで動きをとめ、走り込んできたウナギにハム子のラリアットと真琴のハイキックのサンドイッチ。さらにむこまこバーガーからハム子はシャイニング腹ザードを叩き込んでフォールも2。
 ハム子はラリアットからフォールも美央がカット。
 ハム子はラリアット連発からロープに飛んでラリアット。フォールも2。
 ハム子は走り込むが、ウナギがビッグブーツで迎撃し、ロープに飛んで後頭部へのスライディングTANAKA。さらに正面からスライディングTANAKAを叩き込みフォールも2。
 ウナギは城門突破を狙うが、切り返したハム子がジャーマンで投げ捨て、スライディングラリアットから走り込む。だがウナギはビッグブーツで迎撃し、両者ダウン。両者タッチ。

 真琴がビッグブーツからロープに飛んでビッグブーツ。避けた美央とビッグブーツの打ち合いから真琴がエルボーをガードしてエルボー。さらにダブルアームスープレックスからフォールも2。
 真琴はコーナーに上るが、美央が正面に登るも真琴はエルボーで落とす。ウナギがビンタから正面に登り、雪崩式ブレーンバスターから美央がビッグブーツを叩き込んでフォールも2。
 美央が担ぎ、ウナギが走り込み合体だがそれがいい!からフォールも2。
 美央はバズソーキックも真琴がガードするとハム子がラリアット。カットに来たウナギを真琴がビッグブーツで迎撃し、真琴のスピアーとハム子のラリアットの同時攻撃。フォールも2。
 真琴はファルコンアローからフォールもウナギがカット。
 真琴は担ぐが、着地した美央が延髄切り。ウナギがそこへスライディングTANAKAを叩き込み、美央がバズソーキック。フォールも2。
 美央はダブルアームの体勢も、切り返した真琴が雁之助クラッチで3カウント。

<試合後コメント>
星ハム子&真琴
ハム子「初防衛成功しましたよ。やったー」
真琴「ほんと良かった」
ハム子「ね、初防衛戦からね、ウナギツネ」
真琴「ウナギツネって言うんですね」
ハム子「手ごわいね、2人が来まして、私たちもね、3度目の奪還したからには、最多防衛目指すって決めてるので、ここで手こずってるわけにはいかないので、きっちり今日勝てて、真琴さんありがとうございました」
真琴「はい。いや、やっぱ美央さん、強いですね。現役の時ボコボコにされてたんで」
ハム子「なんか噂によると、現役より今ドロップキック高いらしいです」
真琴「えーなんで!?不思議だな」

――真琴さんは美央さんに初勝利になります
真琴「あ!そうでしたヤバイ!美央さんに初めて勝った!あ、やった。美央さん、復帰?復帰してくれてありがとうございます。私のために、私の勝利のために帰ってきてくれて本当にありがとうございます」

――これとった以上はこれからもどんどん防衛戦してっていう感じですか?
真琴「私の目標がやっぱむこまこ、アイスリボンの絶対、絶対的チャンピオン、タッグチャンピオンになることなので、歴史に残ることなのでね。はい」

――次々挑戦者が出てきてほしいですか?
ハム子「出てきてほしいですね。今日来るかと思ったら誰も来なくて。でも今思い当たるタッグチームってなかなかないなって思っていて。どうなんでしょうね?なんか、挑戦してきてほしいですよね。後輩とか。やっぱりアイスの中では私たちが1番キャリアあるんで、どんどんどんどん来てほしいと思います!」
真琴「私はあんまり防衛戦したくないから」
ハム子「じゃあ、ずっと待ってましょう(笑)」

――藤本さんがまたいなくなるので、キャリアの長い自分たちがという気持ちは
「はい。まあね、真琴さんがいてくださって、後輩たちにも刺激になっているので、本当に参戦していただけてることが嬉しいですし、やっぱチャンピオンになっている、チャンピオンだからこそ、やっぱり後輩に教えて伝えていかなきゃいけないってこともあると思うので、一緒にお願いしたいと思います」

――任せとけって感じですか?
真琴「はい。アイスの人はやっぱ同じ血が流れてるんで。私は同じ血流れてますよね?そうですね。はい」
ハム子「生みの親は一緒なので」
真琴「頼って。頼ってくださいよ」

――同期の中島安里紗さんが見てましたが
真琴「めっちゃ応援してくれましたよね?」
ハム子「怖い~でもみんなを応援してましたよ」
真琴「え?なにそれ八方美人すぎ。DD?やだ~」

――プレッシャーなりありましたか?
真琴「いや、そうですよ。だってね?」
ハム子「え、顔がやさしくなってましたよ」
真琴「そんな一日で!?」
ハム子「ずっと笑顔でしたよ。こんな笑うんだと思って」
真琴「なんかお酒飲んでたらしくて」
ハム子「そうなんですね」
真琴「酔っ払ってるだけですよ」
ハム子「やばいコメント見られる(苦笑)
真琴「やばいやばい、いや、そんなことないです。はい」

紫雷美央&ウナギ・サヤカ
ウナギ「引退後のタイトルマッチどうでしたか?」
美央「あんたとタイトルマッチした時って、復帰ともなんとも選手っていう肩書でもない状態だったから、なんつうの?腹八分目でもなかったんだけど。ないんだけど、やっぱそのなに?こう、今日で気づいたよね。やっぱ自分が選手って名乗ったら、その昔から持ってた紫雷美央っていうものをちゃんと出したいなと思ったし、めっちゃウナギ。(涙目になり)まあこうやってお揃いのファッションでふざけてるみたいに見えるかもしんないですけど、ほんとにウナギのことは認めてるという、もうウナギが出てきてくれて、そんなに他の選手たちがこういう風にプロレスやっていかなきゃいけないんだなっていうのを、すごい見てほしいのに。で、私たちがベルト取ったら、もっと下の子たちに自分のプロレス?私たちのプロレス見せつけてやれるなって思ってたんすけど、やっぱそこに1歩及ばなかったところは、
ある。悔しい」
ウナギ「わかったか!現役はな、厳しいんだぞ」
美央「わかってるよ。今日でも、体ボロボロよ」
ウナギ「ただ、私には新しいやりたいことを、アイスリボンで見つけたんだけど、私からお前に、1つ、宿題がある」
美央「なんで~なんで宿題なの」
ウナギ「タッグベルト。お前、シングルプレイヤーだったよなきっと。タッグパートナーいた?ちゃんと。いないでしょう?」
美央「確かに言われてみたら。なんかいろんな人とタッグ組んで」
ウナギ「お前が、選手として復帰したって言っていいのかわかんないけど、新しい道を行くために、お前に1つ課題を授けよう」
美央「はい」
ウナギ「あのタッグベルト取るまで、いろんなパートナーとたくさん挑戦してほしいと、なんか今日思った」
美央「なんか帰れま10みたいな」
ウナギ「そう」
美央「いろんな人と取れるまで」
ウナギ「取れるまで、もう引退できません」
美央「新しいそれ。新しいね」
ウナギ「あなたに足りないのはそういうとこだよ。ね、きっと。私が言うのもなんだけど、タッグベルトってなんかめっちゃ難しいよね。なんか、そんな。正直、即席タッグだけど、お前の気持ちがすごい見えたから、私は、お前とならやってもいいかなって思った。でも多分ここはきっとタッグじゃないんだと思う。だからお前はちゃんと、我じゃなくて、相手を思いやって、思ってもらえる1人を見つけて復帰しろ。タッグベルトお前が巻け!いいな!NOはない」
美央「わかった」
ウナギ「よし決まり!私もやりたいことができたので、必ずやろうと思う」
美央「お前はお前の道を行け。私は私の道を行く(握手)ありがとうございました」

――藤本さんが明日ジュリアをぶん殴りに行くって言ってますけど。美央さんは
美央「いや、私的にはその、選手同士の気持ちだから。うん、何?もうつっかが行く、ジュリアが行く。好きにしろと思う。ただ、私はもうTwitter、TwitterじゃねえXでも書いた。あそこの団体には関わりたくねえ!っていう気持ちだから。でもまあ、なんだろうな?つっかが行っちゃうんだったらしゃあねえなって感じですね。藤本さんはうちのオンリーワンなんで、つっかさんの言うことは絶対。で、私の分までジュリアぶん殴ってほしいなと思います。ありがとうございます」

第6試合

 じっくりと見合ってからグラウンドの攻防。ヘッドロックの応酬から海乃がロープに飛んでドロップキック。さらにロープを貫く低空ドロップキックを突き刺し、リングにYuuRIが戻ると海乃が走り込むが、YuuRIはうつ伏せで足をかけて転がすと、低空ドロップキックで場外に叩き出し、エプロンを走り込んでのウルトラタイガーアタック。
 場外乱闘からリングに戻り、YuuRIが串刺しバックエルボーからロープに飛んでネックブリーカードロップ。フォールも2。

 海乃が膝立ちでエルボーを連打し、ロープに飛ぶがYuuRIがカニバサミで倒すとロープに飛んで619。避けた海乃が低空ドロップキックからロープに振ろうとするが、YuuRIがフックキックからロープに飛んで619。さらにスライディングDDTからフォールも2。

 バックの取り合いからYuuRIがロープに飛ぶが、海乃がドロップキックで迎撃し串刺し攻撃を狙う。YuuRIがショルダースルーでエプロンに落とし、ミドルキックを打ち込むが海乃がエプロンでキャッチ。そのままロープを使ったレッグブリーカーから、場外を走り込んでのドロップキックを足に突き刺す。
 海乃は低空ドロップキックから膝十字。YuuRIは強引にそのまま潰してフォールも2。

 海乃は串刺し攻撃を狙うが、避けたYuuRIが投げ捨てジャーマン。YuuRIはコーナーに上り、ミサイルキックからフォールも2。

 YuuRIは首投げからロープに飛んで前から後ろからサッカーボールキック。だが海乃がガードして、膝を蹴りつけると投げようとする。だが着地したYuuRIが足を抑えて座り込み、海乃がロコモーションブレーンバスターで叩きつけるが3発目でYuuRIが逆にブレーンバスター。ダブルダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合いからYuuRIがエルボー連打。海乃も振りかぶってエルボーを打ち込み、エルボー合戦から海乃がロープに飛ぶも、YuuRIが飛びつき胴締めスリーパー。海乃が反ってフォールも2。

 海乃がマフラーホールドもYuuRIはロープを掴みブレイク。

 海乃はコーナーを駆け上がるが、YuuRIが足を掴んで動きをとめる。海乃はエルボーも、YuuRIがハイキックから正面に上り雪崩式ブレーンバスター。
 さらにラリアットも、巻き込んだ海乃がDDT。
 海乃はフィッシャーマンスープレックスホールドも2。

 海乃は顔面にドロップキックからビーナスシュート。フォールもYuuRIはロープに足をかけてブレイク。

 海乃はコーナーに登り、フロッグスプラッシュを投下するがYuuRIは剣山で迎撃。
 海乃は投げようとするが、耐えたYuuRIの背中にチョップからロープに飛ぶ。YuuRIはこれをコケさせてから丸め込むも2。

 YuuRIはバズソーキック連発からローリング延髄切り。フォールも2。

 YuuRIはボディスラムからコーナーに上り、スワントーンボムを投下するが避けた海乃が丸め込むも2。

 海乃は逆さ押さえ込みを狙うが、切り返したYuuRIを海乃が丸め込むも2。
 海乃はトモレクラッチも2。
 海乃はビーナスシュートを狙うが、YuuRIはそのまま担いで変形ジャパニーズオーシャンボム。
 YuuRIはブレーンバスターからスワントーンボムを投下しフォール。これで3カウント。

YuuRI「改めまして!私が、アイスリボンのスーパーヒーロー、そして、ICE×∞チャンピオンの、YuuRIだー!海乃、今回挑戦を受けてくれて、ありがとう!そして、最高のガンバレをありがとう。楽しかったよ(握手して抱き合う。そこへ真白が走り込む)」
真白「YuuRI、今日、私藤本つかさから3カウント取ったんだよ。今なら言える。そのICE×∞に挑戦させてください。そしてもう私の中で場所ももう決まってるんですよ。10月19日、後楽園ホール大会で是非お願いします」
YuuRI「真白の挑戦をずっとずっと待ってたよ。お願いします!ということで大丈夫ですか?(社長を見ながら)いいですか?ありがとうございます!それでは今から選手たち全員でリングに参ります!あっ、握手周りにまいります!ミュージックスタート!(握手周り後)ここで、私が、しめたいとこなんですけど、今日は、藤本つかさ選手の休業前最後の後楽園。ここは、つっかさんにしめてもらいたいです」
藤本「ありがとうございます。えーと、えっと、でも私は、これからもアイスリボンの会場にいますので!皆さん一緒に盛り上げていきましょう。それでは自分がプロレスでハッピーと言いましたら、アイスリボンでお願いします。準備はいいですか?準備はいいかー!プロレスでハッピー!アイスリボーン!」

<試合後コメント>
YuuRI&海乃月雫
YuuRI「まずは海乃、今日は最高のガンバレをありがとう。ほんとに楽しかった。海乃とだから、こんなにも熱いガンバレの試合ができた。ありがとう」
海乃「ありがとうございました。楽しかった。負けたけど。やべえ、ビーナスシュート返されたの藤本さんにぶっ飛ばされそう」
YuuRI「いや正直海乃のことめっちゃくちゃなめてたけど。めちゃくちゃ。ちょっと、うん、不安が正直大きかった。たくさん前哨戦をしてきて、重ねるごとに、自分は海乃の気持ちが全然わかんないって言ってたけど、正直ずっとずっと伝わってたし、ほんとにベルトとる気持ちが大きいんだなって。ますますそういう気持ちでぶつかってきて、いや、今日は、何より楽しかった。これが一番なんじゃないかなって。 自分たちがまず楽しまないとお客さん楽しくないと思うし、やっぱこんなにも最高のガンバリができたのは、海乃とだからと思ってるし、今日の試合は本当、海乃と自分にしかできない熱い熱い戦いだったと思う。はい。自分はこのベルトを取ってやりたいこと、それはこのベルトを持って、アイスリボンのスーパーヒーローとして、ガンバレ☆プロレスの世界の、世界一のガンバレとして、自分は世界にこのベルトを持ってきたいと思ってる。だから、自分は世界の挑戦をいつでも待ってるし、自分から乗り込みにも行きたいと思ってる。はい。だから私はいつでも、どこでも、どこででも挑戦を受けますので、世界のオファーお待ちしてます。そしてこのベルト、次真白が挑戦する。ずっとずっと待ってました。最高の同期だと思ってます。楽しみにしてます。そしてこのベルト、ずっとね、守り続けます。海乃、ほんとにありがとう」
海乃「所属じゃないけど、一緒にアイス盛り上げてね。お願い。ありがとう。最高のライバルで、最高の仲間!私ね、YuuRIちゃんのこと大好きなの。大好きなの。ほんとにありがとう!」
YuuRI「ツンデレで可愛い。大好きだ。海乃っち、一緒に頑張ろうねこれから」
海乃「うん」
YuuRI「いくぞー!ウィーアー!ガンバレ☆プロレ~ス!」
海乃「アイスリボーン!」

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