母の願いは20歳になった”娘との闘い”!現役王者の娘へ41歳の母が「母ちゃんの名にかけてベルトとります!」

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 27日、後楽園ホールにて『アイスリボン~冬物語2024~』が開催。10人参加の1DAYトーナメントを制した星ハム子が現役王者の娘との闘いを直訴した。

 この日行われた『RIBBON-1トーナメント』は優勝者に『なんでも願いを叶えられる権』が賭けられており、各々事前にお願いごとを告知していたが、ハム子は「今はお伝えできない。優勝してお伝えさせていただきます」と意味深発言を残し試合に臨んでいた。


 今回1回戦&2回戦は5分1本勝負、準決勝が10分1本勝負で時間切れ引き分けの場合はキャリアが浅いほうが勝利するという特殊なルールに。ハム子は2008年デビューの41歳と最年長ファイターとして参加し、1回戦ではしのせ愛梨紗の怒涛の丸め込みをハムロールで圧殺、2回戦は松下楓歩の打撃を受けきり女の執念で丸め込み3カウント。準決勝では凶器攻撃で攻め立てる海乃月雫をスモウラリアットやシャイニング腹ザードと得意なパワー殺法で迎撃し、ハムどん(=変形デスバレーボム)で叩きつけ勝利し決勝へと駒を進めた。
 決勝ではキャリア5ヶ月のパワーファイター藤滝明日香を相手にショルダータックルやバックフリップの応酬へ。これをラリアットで叩き伏せたハム子が「いぶき見とけー!」と娘の得意技である逆水平チョップを連打し、最後はダイビングボディプレスを投下して3カウントを奪った。

 4試合ともコスチュームをチェンジし派手に勝利したハム子は半泣きになりながら「私は若くもないし、可愛くもないし、運動神経もないし、名前が星ハム子だし、今回のトーナメントだって私が優勝するって思った人少ないと思います。でも!15年間プロレスをやってきて、勝ったら嬉しい!負けたら悔しい!だから、プロレスが大好きです!まだまだ、後輩の高い壁でありたい。まだまだ、嬉し涙を流したい!プロレスでハッピーって叫び続けたい!星ハム子だって、まだまだやりますよ!星いぶき!私の願い事は、後楽園ホール大会のメインで!親子対決をすることです!」と絶叫し、実の娘であり現役ICE×∞(シングル)王者の星いぶきを呼びつける。

 これを聞いたいぶきは「このベルトをかけてタイトルマッチ。いいんじゃないですか?自分はまだ星ハム子にシングルで一度も勝ったことがない。でも!アイスリボンのチャンピオンは、この星いぶきです!後楽園がいいんですよね?じゃあ3月23日、後楽園ホール大会で決定しまーす!」と親子での王座戦を正式決定。「母ちゃんの名にかけてベルトとります!」と意気込むハム子に、いぶきは「母ちゃん、いや、星ハム子を越えます!あとな、そんな下手くそなチョップ使ってんじゃねーよ。もっと練習してこいよ!敵うと思ってんのか?」と王者としての風格を持って挑戦者である母を牽制した。

 現在の日本の女子プロレス界で唯一となる母娘レスラーであり、母がキャリアと勢いでベルトを奪うのか、20歳になった娘が王者として母から初勝利し親越えを果たすのか。ここでしか見れない闘いに注目が集まる。

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