引退から1年、摩訶不思議な元天然美少女レスラーが笑顔で復活!

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 27日、後楽園ホールにて『アイスリボン~冬物語2024~』が開催。セミファイナルでは真白優希(22)が復帰戦を行った。

 真白は中学時代には陸上部に所属し、高校1年生のときにアイスリボンが主催するプロレスサークルに通い始め、高校を卒業すると同時にアイスリボンに入団。“練習生・ホワイト”としてテキーラ沙弥の引退試合に出場するなど正式な入団以前からアイスファンには知られており、デビュー前のエキシビジョンマッチではヘッドロックをかけられた瞬間にギブアップしたり、エキシを終えた安堵感から控室で号泣する声が観客席にまで響いてきたりするその独特な魅力から早くも人気を集めていた。怪我に悩まされなかなかデビューできずにいたが、2020年8月にイリミネーション戦でデビュー。
 美少女と言える外見とは裏腹に天然な言動と行動で摩訶不思議な真白ワールドを作り出し、一気に中心人物なった真白はデビュー3ヶ月で世羅りさの持つFantast ICE王座に挑戦した。
 決して強いわけではないが魅力的な試合を行う姿に“無気力ファイター”時代の真琴を彷彿とさせており、その真琴とタッグを組み『まこふしぎ』として活動することに。
 じわじわと相手を丸め込み勝利を奪っていくと、2022年1月にトライアングル(3WAY)王座を獲得し、次期エース候補として成長していたが、2022年12月31日に将来の夢であった看護師の道にすすむため現役を引退した。

 しかし引退から1年が経った2023年12月31日の後楽園ホール高いに、スーツ姿の真白が現れ「私、プロレスが好きで好きで…またやりたくて、ここに立ってます!」と号泣しながら復帰を宣言。
 この日タッグパートナーであった真琴を相手に復帰戦を行う事になった。


 試合が始まるなり猪木アリ状態になって挑発する真白だったが、真琴は容赦なくボディにストンピングを落とし真白が悶絶。真琴が走り込めば悲鳴を上げて避け、エプロンでの攻防は膝カックンで真琴を場外に落とし、場外戦では場内をグルっとマラソン気味に周って観客にアピールしてからランニングエルボーを打ち込もうとするが避けられて鉄柱に自爆するなど真白ワールド全開に。
 ならばと真琴は必殺のスピアーを発射するが、真白はこれを避けると一本背負い固めや特盛クラッチとガッチリ丸め込み、返されるとShine White in Space(=旋回式ダイビングボディプレス)を投下しフォールも2。
 真琴はサミングをキャッチして自爆させると、スピアーから盛艶のうねり(=変形デスバレードライバー)で叩きつけて3カウントを奪った。

 勝利した真琴は真白と『まこふしぎ』ポーズで復帰を祝い、試合を終えた真白は「やっぱ体力があんま戻ってなかったですね。息切れが結構激しかったんでちょっと悔しいです。これからどんどんプロレス界を盛り上げて、目標としては後楽園ホールを埋めたいです。アイスリボンは正直こういうお客さんの数でやっぱ悔しいので、アイスリボンの今の子たちを見てもらいたい。過去ではなく今を見ていただきたい。友人とか知人とか集めたり、友達の友達とか集めたりしていきたいなって思います」と思いを語った。

 真白の試合はエース候補の輝きを失わずにアイスリボンらしさを体現しており、今後のアイスリボンにとって真白の存在が明るい話題となることは間違いないだろう。

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