”飛翔天女二世”藤本つかさが女子プロレス大賞を目指すSareeeを「器ではない」と酷評!
14日、神奈川県・横浜文化体育館にて『アイスリボン横浜文化体育館大会III』が行われ、女子プロレス大賞前年度受賞者の藤本つかさが同賞受賞を目指すSareeeへ失望感を露わにした。
Sareeeは現在ディアナのW.W.W.D世界シングル王座、センダイガールズワールドシングルチャンピオンシップを保持するシングル二冠王であり、23歳の若さでベテラン・強豪ひしめくディアナのエースとして君臨。
今年7月にはWWEのCOOであるトリプルHが日本公演のために来日した際にSareeeの獲得に向けて面会したことが報じられており、世界のエースとしても羽ばたく予兆を見せている。
Sareeeは年末に表彰される東京スポーツ新聞社制定の女子プロレス大賞の受賞を目指していることを公言しており、先月のアイスリボン後楽園ホール大会に乗り込み前年度受賞者である藤本つかさに挑戦状を叩きつけた。これを快諾した藤本つかさはSareeeを「あなたは賞を取るためにプロレスをしているの?あなたは賞を取るために藤本つかさに勝ちたいの?だったら、それはとても残念です」と批判しつつも「今の女子プロレス界を代表する試合になる」と試合への期待を口にしていた。
試合が始まるとSareeeは感情むき出しで突撃していきエルボーやドロップキックの連打、藤本がエルボーで応戦しても手数で圧倒していく。
しかし、藤本はSareeeの攻撃をいなしながら卍固め、極楽固めなどで動きを止めて勢いを削いでいき、サッカーボールキックやPKなど多彩な蹴り技で一転攻勢。そして、大技を連発しない主義である藤本がインフィニティを5連発する猛攻から豊田真奈美から継承したジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールドでトドメを刺した。
しかし、試合後もSareeeは藤本に掴みかかっていき、あわや乱闘騒ぎとなるもセコンド陣が総出で引き剥がし退場させた。
バックステージに戻った藤本が試合を振り返って語りだすと、Sareeeが乱入して藤本に掴みかかり「目が回って負けただけだよ。明日来いよ。明日、ディアナ板橋大会、お前が出てこい。明日来いよ!!言いたいことあるから、明日来て」と翌15日のディアナ板橋大会への参戦を要求し去っていく。
すると藤本は呆れ顔で「ちょっと厳しいなって思いますね。彼女はチャンピオンの器として。言葉に愛がないし、ボキャブラリーがないし、打たれ弱さが露骨に出た。そんな感じがします。最後あんなに乱発することって好きじゃないんですけど、Sareee選手がよくスープレックスの乱発をやっているので、ちょっと敢えてやってみたんです。やっぱり自分のフィニッシュって1発で決めたいものだし、それくらい威力のあるものにしてから出したいし、今日の試合でなにか持ち帰ってくれればなと思ったんですけど、“負けた→悔しい!”で感情が一杯になってて、ちょっと残念ですね。なんというか、何も考えてないんだなってことが試合をしてさらに分かってしまって自分もちょっと悔しいです。女子プロレスを代表する試合になると思ってたんですけど、差があったなって。プロレスは攻めの美学+受けの美学。彼女に足りないものは受けの美学。以上!」と語り、会場を後にした。