【試合詳細】8・19 アイスリボン道場マッチ 弓李&神姫楽ミサ vs Yappy&AKARI ダーク・シルエタ&海乃月雫 vs 星いぶき&しのせ愛梨紗 トトロさつき vs キク 咲蘭 vs 松下楓歩

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『アイスリボン1296』
日程:2023年8月19日(土)
開始:14:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:47人

▼H!Fiyライブ

▼シングルマッチ10分1本勝負
●咲蘭
5分48秒 ブレーンバスター→エビ固め
○松下楓歩

▼シングルマッチ10分1本勝負
○トトロさつき
5分25秒 ラリアット→片エビ固め
●キク

▼タッグマッチ 15分1本勝負
○ダーク・シルエタ(CMLL)/海乃月雫
14分35秒 キリストネグロ
星いぶき/●しのせ愛梨紗

▼タッグマッチ20分1本勝負
●弓李/神姫楽ミサ(JTO)
16分5秒 横入り式エビ固め
○Yappy/AKARI(PURE-J)

ブラックファイヤーが1111とのリボンタッグ前哨戦を制し王座戴冠に向け驀進!シルエタ&海乃のタッグが好調の勝利

H!Fiyライブ

入場式のあと、いぶきとしのせが所属するアイドルユニットH!Flyのライブパフォーマンスがリング上で行われ、オリジナル曲2曲を披露した。

第1試合

咲蘭と楓歩の4月22日『1273』大会以来、3度目のシングルマッチ。試合開始のゴングと同時にコーナーの楓歩にドロップキックの奇襲に出た咲蘭は、リング中央に楓歩を引きずり出すと、手の甲へのフットスタンプを狙う。これをかわした楓歩が逆に咲蘭にフットスタンプを狙うも咲蘭がかわし、楓歩の腕を取ると、噛みつき攻撃に出る。怒った楓歩がコーナーに咲蘭を詰めての踏みつけ攻撃に出るも、咲蘭も負けじと、楓歩をコーナーに追い込むとロープを掴んでのフットスタンプ、踏みつけの連続攻撃で倍返し。再び楓歩をリング中央に引きずり今度はしっかりと手の甲へのフットスタンプを決めた。さらにキャメルクラッチからの鼻フック、髪掴みと優位に立った咲蘭。串刺し攻撃を狙うも、これは楓歩が切り返しからの串刺しエルボー。楓歩がサッカーキックからカバーもカウント2。続けてフェイスロックを決めた楓歩。ロープに逃れた咲蘭はドロップキックをヒットさせてカバーもカウント2。エルボーの連打に出た咲蘭に対して、楓歩は咲蘭の動きを読んでのフロントネックから咲蘭を担ぎ上げる。バックに回った咲蘭がおんぶスリーパー。ロープに逃れた楓歩はロープ際でのニーからはりつけドロップキック。カバーに入るもカウント2。コーナーに咲蘭を振った楓歩。飛ばされながらコーナーに上がった咲蘭は楓歩の飛び込みを狙っての高角度エビ固めを狙うも、この動きを読んでいた楓歩は飛び込むとみせて直前で止まると、慌てて着地した咲蘭を首固め。カウント2でキックアウトした咲蘭にドロップキックを狙った楓歩だが、これを払い落とした咲蘭がスクールボーイも楓歩が反転。カウントは2。今度は回転エビ固めを決めた咲蘭だが、これも楓歩が反転。咲蘭のラ・マヒストラルもカウント2。続けて首固めで丸め込もうとした咲蘭だが、踏ん張ってこらえた楓歩がそのまま咲蘭を持ち上げるとブレーンバスターで叩きつけてカウント3を奪った。結果的には楓歩の連勝となったが、楓歩との試合を通して、咲蘭の成長が十分に伝わる試合内容でもあった。

第2試合


昨年6月4日『1205』大会以来、2度目のシングルマッチ。前回は客席にキクの家族が応援に駆け付け、張り切ったキクが初めて自宅のフライパンを試合で使用した大会でもある。この日もフライパンを手に入場してきたキクだが、この日はさらにトトロの相方であるトトラを抱えての入場。後から入場してきたトトロはトトラを奪われ怒り心頭。しかし、試合開始後もトトラを抱えたキクは「こいつがどうなってもいいのか!」とトトロを挑発し、トトロにリングに大の字なるように指示。渋々リングに寝たトトロだが、さすがにキクのカバーはカウント2でキックアウト。怒ったキクはトトロをコーナーに詰めての踏みつけからロープにはりつけてのフライパン攻撃からはりつけドロップキック。場外に落ちたトトロを再び場外戦でフライパン攻撃を仕掛けていったキク。反撃に出たトトロがコーナーに上がると、またもトトラを手にしたキクは「来い!」とトトロを挑発。悔し気にコーナーを降りたトトロにまたもフライパンを持って襲い掛かったキクだが、これを裁いたトトロはフライパンを奪い、キクをリングに上げるとコーナーに詰める。串刺し攻撃を狙うトトロに、トトラを抱えて阻止しようとしたキクだが、トトロは「これが私たちの友情だ!」とトトラごと串刺しラリアットで圧殺したトトロ。カバーに入るもカウント2。キクを抱え上げようとしたトトロだが、キクがバックに回り込んでの高角度回転エビ固めへ。カウントは2。キクがトトロの足をキャッチしてアキレス腱固めへ。トトラが見守るサイドのロープに逃れたトトロ。キクはトトラを手に取るとトトロに投げつけたが、トトロが即座に投げ返す。慌てて受け止めたキクにトトロが飛び込みラリアットでキクを押しつぶしカバー。カウント3を奪い、トトラを手に笑顔で勝ち名乗りを受けた。

第3試合

8月13日成増大会に続き、シルエタ&海乃がタッグを結成し、H!Flyタッグと対戦。H!Flyタッグはオープニングのライブに続き、増田友梨奈と共に入場し、今度はコスチューム姿で1曲披露し試合に臨んだ。先発はいぶきとシルエタ。ロックアップからヘッドロックを決めたシルエタ。ヘッドシザースで切り返したいぶきだが、反転したシルエタがレッグロックを決める。さらに弓矢固めに持ち込むも、いぶきが反転してカバーもカウント2。ロープワークからシルエタがタックルを決め、逆エビ固めに持ち込む。ロープに逃れたいぶきが立ち上がったところにまたもタックルを決めたシルエタ。すぐに起き上がったいぶきがシルエタと至近距離でにらみ合い。そのまま両者が分かれ海乃vsしのせへ。ドロップキックを払い落とした海乃がキャメルクラッチ。さらにしのせの口元を引っ張る。レフェリーにブレイクされるとパイプ椅子を手にし、シルエタを呼び込み2人で椅子を手にしてしのせに椅子攻撃。さらにしのせをロープにはりつけ、シルエタがしのせの両腕を引っ張って固定すると海乃がエプロンへ。ここで海乃がいぶきを誘う。これにいぶきが乗り、しのせの両サイドから交互にチョップを打ち込んでいく。またも胸元が裂けるしのせ。正気に戻ったいぶきが謝るも、すでに後の祭り。ダメージ大のしのせを海乃がボディスラムからカバーもカウント2。代わったシルエタが髪を引っ張って頭を豪快にゆする。さらにタックルからカバーもカウント2。しのせがカウンターのドロップキックを決めいぶきに交代。いぶきがネックブリーカードロップも海乃が入り、2人でいぶきをロープに振る。いぶきが側転でクローズラインを切ると2人まとめてドロップキック。シルエタに組みつき投げを狙うもシルエタがこらえる。エルボーの連打からいぶきをコーナーに振るが。シルエタの飛び込みにいぶきがカウンターのハイアングルキック。しかし、その蹴り足をキャッチしたシルエタがロープ2段目にいぶきを逆さ吊りにすると、飛びついてのバッククラッカー。さらに串刺し顔面ドロップキックでカバーもカウント2。代わった海乃が片足ドロップキック。フィッシャーマンズ・スープレックスを狙うもいぶきがこらえると、海乃がいぶきの首を刈ってマットに押し潰すとネックロックへ。ロープに逃れたいぶき。海乃がドロップキックでカバーもカウント2。「来い!」と胸を突き出すいぶきに応えて海乃がチョップも「しまった!」とお返しに気づくも、いぶきは強烈なチョップを叩き込む。必死に耐えながらのチョップの打ち合いから、海乃がいぶきのチョップをかわしバックに回って押し潰すと、グランドでのフェイスロック。ロープに逃れたいぶきの上体をロープからエプロンに出して固定した海乃は、自ら場外に出ると、場外助走付きのジャンピング顔面蹴りからカバーもカウント2。海乃がフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うも、こらえたいぶきがアッパーエルボーからロープ際に追い込んでの飛び込みビックブーツ、飛び込みニーからカバーもカウント2。いぶきのライトニングスパイラルをこらえた海乃だが、いぶきがトラースキックを決める。ロープに飛んだいぶきだが、これを海乃がカウンターの椅子攻撃で応戦。さらにパイプ椅子を振りかざすが、これをいぶきがキャッチ。2人で椅子を引っ張り合う形となり、止めに入ったMIOレフェリーが巻き込まれてボディに椅子攻撃を浴びる形となってしまう。さらにしのせも入るが巻き込まれ椅子攻撃の餌食となる。海乃が意図的に手を離すも、いぶきもすぐに椅子を海乃に投げ、海乃がキャッチしたタイミングでドロップキック。椅子を持ったままコーナーに詰められた海乃に串刺しボディアタックを仕掛けたいぶきだが、これはいぶきにも椅子のダメージが。こらえてカバーに入ったいぶきだがカウントは2。しのせにタッチに行こうとしたいぶきのバックを取った海乃が投げ捨てジャーマン。起き上がったいぶきがトラースキックも両者ダウン。代わったシルエタとしのせがリングイン。しのせがエルボー連打でコーナーに追い込み、対角に振る。飛び込みをシルエタがカウンターのサイドキックで吹っ飛ばし、ブレーンバスターを狙うも、しのせがこらえる。しのせが着地したタイミングでシルエタがドロップキック。カバーもカウント2。しのせがタックル3連発でカバーもカウント2。いぶきが入り、2人で同時低空ドロップキックを決め、しのせがカバーもカウント2。シルエタがハイアングルキック。ロープ際まで追い込まれたしのせの背後から海乃が攻撃を加え、シルエタがコーナーからの急角度ミサイルキック。カバーもカウント2。シルエタが変形アームバーから丸め込むがカウント2。シルエタがフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うも、いぶきがシルエタの背中にチョップを入れ阻止。しのせがロープに飛んでのクロスボディ、さらにダイビングボディアタックでカバーもカウント2。シルエタがボディスラムを決めたところに海乃がダイビングボディプレス。ダメージの残るしのせを引き起こしたシルエタが、しのせの足を交差させながらフロントからフルネルソンを決め、首を絞め上げるキリスト・ネグロを決めギブアップを奪った。

第4試合

8月26日後楽園ホール大会でリボンタッグ戦に挑む『1111』の神姫楽とYappy&AKARIのブラックファイヤーによる前哨戦。神姫楽のパートナーの弓李は右目に眼帯を付けながらも入場で柳川がみせるタオルの熱波師ムーブを披露し、神姫楽と『1111』ポーズを披露するなど、前哨戦のムードを盛り上げる。一方8月13日成増大会でのリボンタッグ王者&挑戦者3チーム混合のタッグマッチで勝利したYappyは気合十分。先発に出ると神姫楽とのロックアップからすぐにロープ際に追い込んでみせる。ブレイク後、「もう1回!」との神姫楽のリクエストに応えたYappy。再び神姫楽をロープに追い込むも神姫楽が反転しエルボー連打。弓李を呼び込むと「フォーワン連係!」と弓李に指示しYappyをロープに振る。クローズラインでYappyを倒すも、その後の動きに弓李が戸惑うと起き上がったYappyが2人をタックルで吹っ飛ばす。弓李を場外に落とし、神姫楽をコーナーに詰めヒッププッシュ。代わったAKARIもコーナーに神姫楽を詰めての顔面踏みつけから首投げでカバーもカウント2。AKARIがはりつけドロップキックからカバーもカウント2。AKARIがボディスラムから逆エビ固め、逆片エビ固めへ。ロープに逃れた神姫楽を変形のタランチュラに決める。さらにサッカーキック、飛び込み顔面ドロップキックからカバーもカウント2。孤軍奮闘が続く神姫楽。代わったYappyがフロントヘッドロックからの変形ジャイアントスイング。さらに変形サーフボードで絞め上げる。ここで弓李がアイススプレーを持ってリングインし、Yappyに噴射。AKARIもリングに入り、弓李と神姫楽がブラックファイヤーをコーナーに投げる。しかし飛び込みを切り返しての絞首刑をブラックファイヤーが決める。Yappyが神姫楽にヒップアタックからカバーもカウント2。Yappyのラリアットをかわした神姫楽がロープに飛んでのドロップキック。さらにコーナーからの助走付きのタックルを仕掛けるも、これはYappyがこらえる。タックル合戦からYappyがタックルで神姫楽を倒す。代わったAKARIが低空ドロップキックからカバーもカウント2。AKARIが串刺しエルボーからミサイルキックを狙うも神姫楽がかわす。神姫楽がエルボードロップ、セントーンでカバーもカウント2。エルボー合戦からAKARIが脇固めでテイクダウン。さらにフェイスロックへ。ロープに逃れた神姫楽をブラックファイヤーがロープに振ってのダブルタックルからダブルエルボードロップ。AKARIがカバーもカウント2。神姫楽がスクールボーイもカウント2。神姫楽がボディシザーズから反転してのミサロック。ロープに逃れたAKARIに神姫楽がラリアットを決めカバーもカウント2。ここでようやく弓李に交代。試合はすでに10分超。弓李は柳川のムーブである逆立ちからのダブルニーを決め、続けて神姫楽のムーブであるセントーン、さらに側転プレスでカバーもカウント2。腕4の字からの口塞ぎ、さらにボディへのチョップを連打した弓李は変形アームバーでAKARIを絞め上げる。ロープに逃れたAKARIをコーナーに追い込むと、神姫楽がダブル攻撃を指示。串刺し攻撃からAKARIをリング中央にダウンさせ、弓李がジャンプ台になって神姫楽がエルボードロップを決める連係だが、これがうまく決まらず弓李に誤爆。AKARIが弓李をコーナーに振る。神姫楽が阻止しようとするも、逆に神姫楽の肩を掴んだ形でAKARIが弓李にドロップキックをヒット。AKARIがカバーもカウント2。AKARIが弓李をコーナートップにうつ伏せで寝かせると飛び込んでボディを蹴り上げる。さらに619を決めるが。弓李がAKARIの足を刈って回転する。グランドに持ち込んでレッグロックを狙うが、これをAKARIが切り返しカバーもカウント2。AKARIがソバットを決めロープを走るが、弓李が猫だまし。棒立ちとなったAKARIだが、すぐに飛び込みラリアットを決めカバーもカウント2。代わったYappyが串刺しヒップアタック、串刺しラリアット、雷電ドロップでカバーもカウント2。弓李がエルボーからネックブリーカー、さらに脇固めに持ち込む。ロープに逃れたYappyを神姫楽と2人で『1111』連係技のダブルブレーンバスターで叩きつける。さらに『1111』連係の馬飛び式のミサロールを狙うが、弓李の背中で神姫楽が体勢を崩してしまい失敗。ロープ際の弓李にYappyが開脚ヒップアタック、AKARIが619を続けてヒットし、Yappyがギロチンドロップでカバーもカウント2。Yappyがファイヤーマンズキャリーから弓李を前方に叩き落す。カバーもカウント2。Yappyがロープ2段目に乗ってのダイビングボディプレスを狙うも弓李がかわす。弓李が丸め込みを連発もYappyがキックアウト。弓李がネ・コヒスラルもAKARIがカット。弓李がYappyを羽交い絞めにして神姫楽がラリアットで飛び込むも、Yappyがかわして弓李に誤爆。その弓李をYappyが横入式エビ固めで丸め込みカウント3を奪った。

試合後、マイクを手にしたYappyは「ブラックファイヤー、10連勝だーっ!今日はフォーワンじゃなくてキューワンだったけどね。後楽園ホールは、ちゃんとチームワークやってね。ちゃんとチャレンジやりたいから。次は後楽園ホールですね。後楽園ホールでベルト獲って、フィリピンに帰って、フィリピンのテレビ番組でプロレスやります。だからワールドワイドなインターナショナルのベルトになります!」と後楽園ホールでベルト獲りを果たし、ベルトを保持した状態で、地元フィリピンでの試合出場という青写真を明かした。Yappyは「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で締めた後も1人リング上で飛び跳ね、勢いを感じさせた。3WAYのリボンタッグ戦、絶好調のブラックファイヤーがベルト奪取なるか、『1111』の巻き返しなるか、ベテランむこまこが防衛を果たすか、タイトル戦まであと一週間!

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