【試合結果】10・6 アイスリボン道場マッチ 宮城もち&弓李vsジュリア&つくし 藤本つかさ&藤田あかねvs世羅りさ&尾﨑妹加 雪妃真矢vsテキーラ沙弥 松本都&松屋うのvs直 DATE&華蓮 DATE

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『アイスリボン912』
日時:2018年10月6日(土)
開始:14:00
会場:アイスリボン道場
観衆:94人

▼タッグマッチ 15分1本勝負
○松本都/松屋うの
9分03秒 みやここクラッチ・BLUE
直 DATE/●華蓮 DATE

▼シングルマッチ 10分1本勝負
○雪妃真矢
6分59秒 アイシクル・バック・トライアングル→ギブアップ
●テキーラ沙弥

▼タッグマッチ 15分1本勝負
藤本つかさ/○藤田あかね
11分32秒 みかんでポン→片エビ固め
世羅りさ/●尾﨑妹加(フリー)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
宮城もち/●弓李
13分55秒 ダイビングフットスタンプ→片エビ固め
ジュリア/○つくし

リボンタッグ前哨戦でつくしが勝利ももちの心理戦に動揺?!あかねがシリアスモードでの志田光打倒を決意!ジュリアが都へ下剋上宣言!

第1試合


 10月8日の後楽園では本間を加えたトリオを組むことが決まっている都とうの。しかしタッグ結成は約1年ぶりということもあり、その試運転として臨んだ、この日のタッグマッチ。
 対戦相手もまた同様に1年ぶりのタッグ結成となる直&華蓮のTeam DATE。さすがに息はぴったり。蹴りの合体攻撃を決めるなど、都&うのを攻め込むシーンも見られた。しかし都&うのもじわじわと得意の変則的な攻めでTeam DATEのペースを乱すと、最後は都が一度は通常のみやここクラッチを切り返されながらも、華蓮の蹴りをかわしてグランドでバックに回り、ボディシザースから反転して決めるみやここクラッチBLUEでフィニッシュ。

 試合後、華蓮は「勝ち続いてて、後楽園ホールに向けて勢い付けたかったのに、都おばさんに久々に当たったら、負けちゃった…明後日の後楽園では初めて大畠さんと試合をします。中島さんとまたタッグを組むので、そこで勝って今日の屈辱を晴らしたいと思います」と語った。
 直は「今日は華蓮とのタッグだったので、チームワークが良いので勝てるかなと思ったけど、振り回されて負けてしまいました。後楽園ホールでは、Novel Tornadoとして最近は結果を出していないので、この試合でお互いタッグとしても、選手としても高め合っていけるように、しっかり勝って結果を出していけるように、お互い為になる試合をしたいと思います」と語った。
 うのは「久しぶりのDATEと対決。本当にチームワークが良くて、勝ったけど、なんか自分が痛い思いをして、いいところは全部、都さんに持って行かれました。今度は直、華蓮とシングルが出来たらなって思います。後楽園ホールでは誤爆は無しで、そして自分が勝ちます」とコメント。
 都「今日は勝てて嬉しいです。普通のみやここクラッチを切り返されて、ちょっと困りましたが、私のみやここクラッチは七色あるので、今日はBLUEでしたが、まだいっぱいあります。うのさんはすごく足を引っ張ってきて、足を引っ張るだけなら良いけど、今日は口ごたえをしてきて、反抗的だったので嫌だなって思ったけど、明後日のホールも組まなきゃいけないので、彼女のことは空気として扱わせてもらって、勝ちたい。る新人とかをこうして(=掌で転がすポーズを決めて)勝つのが得意なので、明後日も私が勝ちます。」と語った。

第2試合


 公式戦では6月2日アイスリボン889以来となるシングルマッチ。翌日に山下との一戦を控えている雪妃にとってはシングルマッチの勘を慣らすには、勢いのある沙弥は格好の相手。
 序盤から主導権を握ったのは雪妃。沙弥の馬乗り式フェースクラッシュを2度切り返すなど、随所で沙弥の動きを読みながら試合を動かしていく。沙弥も意地をみせ、3度目でフェースクラッシュを決め、更にはデスティーノの形での回転からエビ固めに丸め込む新技も仕掛けていったが、最後はグラン・マエストロ・デ・テキーラを切り返され雪妃に上を取られ、じっくりとポジションを固めにいった雪妃は、不敵な笑みを浮かべながら反転するとアイシクル・バック・トライアングルで沙弥の腕を絞り上げ、一気にギブアップを奪った。

 試合後、沙弥は「自分はユキさんのことが好きで、憧れというか、美人だし頭もいいし、字もキレイだし、絵も上手いし、いっぱい言葉をしゃべれるし、完璧じゃないですか。でも一個だけダメなところを知っているんです。踏ん張ったときにアゴがしゃくれちゃう(笑)。でもそこだけなんです。こんな完璧なユキさんに憧れるので、今日はテーマを持って、その完璧なユキさんのお顔を、鼻を1mmでもずらせたらなと思って、顔面を狙っていったけど、最終的には私の顔をぐしゃって潰された状態でギブアップをしてしまいました。でもこれからもユキさんの鼻を1㎜ずつ潰していきたいなと、顔面を潰していきたいなと思います。そして後楽園ホールは大好きなジュリアと、そして素敵なお姉さんの真琴さんと…お姉さん?違いますね(笑)。私のほうが上だ・・・真琴さんとタッグを組ませて頂きます。さっきの都さんのマイクを聞く限りでは負ける気しない。松松コンビはぐだぐだで、多恵さんが可愛そうだなと思いますが、私たちが勝ちたいと思います」と後楽園の6人タッグ勝利宣言。
 一方の雪妃は「私は鼻をコンプレックスに思ってて、まず整形するなら一番最初に鼻をいじりたいと思っているんですよ。だから鼻を狙われるのは嫌かもしれない。でも鼻を壊してもらったら、それを大義名分にして鼻をいじれるかもしれない。沙弥とシングルするたびに、沙弥のすることがどんどん増えていて、おもしろいこと考えるなって思うし、年齢じゃないね、やっぱり。努力だよね。私も負けないように、勝てる先輩でいたいなと思います。そしてシングル、今日勝てました。シングルのベルトを私はまだ狙っています。そのためにシングル戦線に弾みをつけるために、強い相手とシングルがしたいということで、山下りなを指名させてもらいました。この試合にきちんと勝利してシングル戦線に名乗りを挙げていきたいと思います」と山下戦に気合を入れた。

第3試合


 藤本vs世羅は後楽園の前哨戦。あかねは志田と、妹加は弓李との対戦と、それぞれが大一番を控えてのタッグ戦は4者の気合が爆発する試合となった。
 あかねと妹加のタックル合戦で幕を開け、藤本と世羅の心理戦を含めた仕掛け合い、世羅とあかねはエルボー&平手打ち合戦など、全員が好調な動きを見せる中、最後はあかねが妹加を捉え、POMジュース、変形ブロックバスター、そしてみかんでポンのフルコースで勝利した。

 敗れた妹加は「今日の試合でひとつ思ったことがあります。弓李さん、今日、私は負けましたが、試合は楽しかったです。ちょっと弓李さんの気持ちが分かります。でも悔しい気持ちのほうが大きいです。私も弓李さんと似ていて、感情を表に出すのが遅いっていうか、悔しいって思っても、それをすぐに表に出せない。前にもちさんに指摘されて『お前は遅いんだよ』って言われた時に、初めてわーって(感情をあらわに)なったんですけど、やっぱり遅いと損なんですよ。思っている感情があるなら、それを力に変えて、強さに出来ないというのは本当にもったいない。試合は楽しいけど、そこに勝利が来たら、もっと楽しいじゃないですか。そういう気持ちを弓李さんが見せてくれたら良いなと感じました。ホールで対角にいるけど、弓さんは私と戦いたくないっておっしゃっていましたけど、私はそういう闘志を燃やした弓李さんが全力で向かって来てくれるのを楽しみにしています」とパートナーであり、後楽園での対戦相手である弓李にメッセージ。
 世羅は試合中も再三、技を仕掛けるときに声に出していた「オイサー!」から始まると「いや~オイサーがオイサーでオイサーな試合でしたね、今日は」と感想を述べる。
 思わず藤本から「なんなの、オイサーって?」と質問が飛ぶと「(先週、試合出場した)北海道の掛け声なのかな?よくわかんないけど」と世羅。北海道出身の沙弥からは「そんな掛け声はない」との指摘も受けつつも、そこは軽くスルーし「自分、今日から4連戦。そのうちの3試合がつっかさんと対戦するという稀な事態。今日も道場マッチで初戦をやらせていただいて、明日はあおいさんの引退興行で対角に立ち、そして後楽園ホール大会。なんかつっかさんまきれになっているな~と。これを機につっかさんを知って、つっかさんを超えて行けたらなと思いますので、つっかさんを攻略したいと思っています」と藤本超えを目標に掲げた。
 あかねは「改めましてオイサー!久しぶりの道場マッチで張り切って入場したら(リングに上がる階段で)コケました。恥ずかしかった。でも今日、試合は勝ったし、楽しかったけど、明後日はこういう楽しいモードは一切封印して、シリアスモードで行こうと思っています。志田光とは1回だけ組んだ事があるんです。被災地キャラバンで、藤本さん、志田光、藤田あかねっていう師弟タッグをやらせてもらったけど、試合で絡んだのはそれが最初で最後。対戦するのは明後日が初めて。世羅さんみたいに試合で当たったりしてなかったので、そこまでの思い入れは無かったけど、イラつきは本当。自分が久しぶりにこんなにイライラしているっていうのを試合でみせたいと思います」と志田戦への決意を語った。

第4試合


 明後日に迫ったリボンタッグに向けて、もちとつくしが最後の前哨戦。
 弓李vsジュリアでスタートした一戦は3分過ぎにもちvsつくしの顔合わせに。共に厳しい表情でリング中央で顔をつきあわせると、つくしが強烈な張り手を叩き込む。これにもちも応戦し、両者が仁王立ちでの張り手の打ち合いへ。さらにお互いの髪を掴み合ってのド突き合いと、序盤から感情むき出しのケンカマッチを展開する。中盤以降は技の攻防もみられたが、終盤、弓李を捉えたつくしはミサイルキックを叩き込み、アシストに入ったもちをドロップキックで蹴散らすと、弓李に飛び込み式エルボーを決め、最後はコーナーからのダイビング・フットスタンプでフィニッシュした。
 しかし、カウント3を奪うやいなや、再びもちを襲撃。グランドでもみ合う2人をセコンドが分けるが、つくしはもちの目の前で腰にベルトを巻くポーズを決め挑発するなど本番に向けて気合をほとばしらせた。

 試合後、弓李は「本日も負けてしまいましたが、もちさんと組めて楽しかったです。違うんです、試合に負けたことが楽しかったのではなく、こうして当たり前にプロレスが出来た事が楽しいです。悔しいけども、自分はその悔しさをお客さんに見せたくなくて、皆さんが笑顔でいて欲しいんですよ。だから悔しいのも誰にも見せずに楽しみたい。だから、ちょっと(妹加とは)明暗が分かれていくかもしれないです」と自身の思いを語った。
 藤本からは「明暗…今回の後楽園のテーマは明暗かなと思っていて、良く言ったなと思った。」と言葉を掛けられた。
 そしてもちが「オープニングであんなことを言ったんですけど(=今日の試合でつくしを潰すと宣言)弓李をサポート出来ずに負けてしまいました…」と言葉を続けようとしたところで、横からつくしがマイクを奪い「あんな大口をたたいたのに、うそつきですよね。あんなにオープニングで勝つ!勝つ!って言ってて。」ともちの前にマイクを放る。
 もちは「勝つとは言ってないよ。バカチビを再起不能にするって言っただけ。でもお客さんに嘘をついたことは事実。私はうそつきだね。それは間違いないよ。でも、私からひとつ質問です。今まで散々、なんでしたっけ、THIS IS ICERIBBON?、自分こそがアイスリボンって言っていたつくしさんに、今の自分(=つくし)のどこがアイスリボンなのか、教えて欲しい」とマイクを投げる。
 無言でもちを睨みつけるつくし。「答えられないよね。そんな薄っぺらな気持ちでやっているタッグに、うちらが負けるわけない。だからバカって言ってんの。先に(試合で)張り手してきたりさあ、リングで勝負ついて勝ってるんだから良いじゃん。何、掴みかかって来てんの?マジでつまんなくなったよ、レスラーとして。私が明後日、つくしが今までやってきた事が何だったのかを教えてあげます」ともち。
 つくしは無言のまま、リングを降りると、1人控室へと帰ってしまった。その背中にもちは「そういうとこだよー。超~つまんない!バーカ!」と言葉を投げた。
 シーンと静まり返ったリング上。微妙な空気感の中、なぜか弓李がマイクを手にすると「え~歌います!」といきなりアカペラで『世界中のこどもたちが』を歌い出した。歌い終わると弓李は「今、学校で(この歌を)ピアノで練習しているんです。歌は世界をハッピーにするんです」と笑顔で語った。
 すっかり場がなごんだところでジュリアがマイク「私、都さんにすごい言いたい事があって、この前の記者会見の時に"私以外の子たちは有象無象で"とか言って、その時は意味が分からなかったから、あとで調べたら、なんか私たちは、ごみみたいな、くだらないみたいな意味だったんです。そんな有象無象とかいって、象みたいな足をしている人に(突っかけようとする都の攻撃を避けて)しかも後輩と思ってないとか言ったんでしょ、私たちのこと。でもそう言ったって事は、私も先輩と思わなくて良いってこと?じゃあ、もう"おはようございます""お疲れ様です、都さん"とか言わなくても良いんですね?」と迫ると、都も「そういうことを言ってるんじゃなくて、リングの上で先輩も後輩も関係ないから、かかって来いよ!って言ってるんだよ。お前だってわかってねえじゃねえか」と切り返すと、即座「ごめんなさい。半分イタリア人だから、日本語が弱いんです」とし「それなら後楽園で、今日見ていたけど、全然息が合ってないタッグなんて、私がぶっ潰してやるからな。覚えておけ!」と都に下剋上宣言した。

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