ワニが有刺鉄線で縛られ蚊取りブタで流血!?真夏のデスマッチに勝利した王者が「会場出禁だバカヤロー!」
9日、『アイスリボン15周年記念大会』アイスリボン横浜武道館大会が開催。第7試合ではFantastICE王座戦として、サマーヘルボード+凶器持ち込みデスマッチが行われた。
FantastICEとは王者が自由にルールを決められるEXTREMEな王座として創設されたアイスリボンのシングル王座であり、昨年8月の横浜文体で世羅が山下を下し初代王者へ。その後10度の防衛を果たした世羅に、今年6月に山下が蛍光灯デスマッチで勝利し第2代王者となると、世羅りさに憧れてハードコア&デスマッチに足を踏み入れた鈴季すずがリング上に現れ山下に挑戦表明。
すずも今年に入り『決意のハードコア七番勝負』と題し、宮本裕向、佐々木貴、竹田誠志、葛西純、木高イサミ、アブドーラ小林とのシングルマッチを終えて成長。最終試合として再戦した宮本は「現役のトップデスマッチファイターと闘ってきた経験でこれ以上にないぐらい全然違う。ホント彼女はデスマッチ愛っていうのがすごい伝わってくるような試合をしてくる。彼女のデスマッチ愛は満ち溢れてましたね」とすずに敬意を表すなど成長に太鼓判を押していた。
リングに用意されたボードには、サマーヘルボードらしく虫かごやひまわり、有刺鉄線にワニの浮き輪がくくりつけられハードコアマッチに夏が演出された状態に。
試合開始すぐにすずが貝殻や鈴をリングにぶちまけ、山下が蚊取り線香を入れるブタ容器を割ってすずの額に叩き込み流血させる。蛍光灯での殴り合いやラダーでの攻防を終え、最後は有刺鉄線が巻きつけられたイスに山下がすずをスプラッシュマウンテンで叩きつけて3カウント。デスマッチ界の女王として圧巻の勝利を見せた。
勝利した山下がバックステージに戻ると、先月の宮本裕向vs鈴季すず7番勝負最終戦でイガグリが凶器として使われた記事の見出しに関して「今日バトル・ニュースさん書くんですかね?『クリで18歳が悶絶』みたいなのデスマッチ馬鹿にすんなよ?こっちは命かけて、人生の一部かけてプロレスしてんだよ。デスマッチの記事書けなくするぞ、マジ。会場出禁だバカヤロー!」とマスコミに激怒。
そして「デスマッチをする女子が増えてきた中で、これからのデスマッチをする女子選手への道を作っていきたいと思っています。デスマッチをやりたいっていう女子がいたらやりますし、私がこの人とデスマッチやりたいって思ったら『やりませんか』って仕掛けていく」と宣言。
デスマッチファイターを目指す女子は山下とすずの他に、戦うグラビアアイドルの杏ちゃむ(23)やアプガプロレス所属の現役アイドルである乃蒼ヒカリ(23)などが参戦を表明しており、若手女子デスマッチファイターとの邂逅に期待が集まる。