顔面骨折の伊藤麻希が「東京プリンセスカップ」優勝を宣言!「このくらいハンデがあった方が燃える」

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 東京女子プロレスが8月2日、東京・千代田区の神田明神内で「Ameba presents 第8回東京プリンセスカップ」準決勝(同14日、東京・後楽園ホール)に向けて記者会見を開き、顔面を亀裂骨折した手負いの伊藤麻希が優勝を宣言した。

 同会見では、まず準決勝の組み合わせ抽選が行われ、対戦カードが伊藤VS瑞希、中島翔子VS渡辺未詩に決定。決勝戦は同15日の後楽園大会で争われる。

 7月31日、東京・新宿FACEでの準々決勝で、伊藤は鈴芽の場外へのダイビング・ボディアタックを食った際に左目下を負傷。試合後、病院で検査を受けたところ、左頬(きょう)骨不全骨折で全治2週間~1ヵ月と判明。これにより、8月7日の愛知・日本ガイシスポーツプラザ第3競技場(名古屋市)は大事を取って欠場するが、準決勝戦には強行出場する。

 伊藤は「(名古屋を)欠場するからには、絶対治す。初めて骨折を味わったんですけど、逆に燃えるというか。このくらいハンデがあった方が燃えるんです。これを乗り越えた後にまた伊藤は強くなれるんですよ。それを考えると興奮するし。しかも、その相手が瑞希ということで。このちょっと不利な状況でも伊藤は必ず勝ちますよ。このトーナメント、勝った先に誰がきても大丈夫。絶対に優勝します。一種のギャンブルだと思って。伊藤は治ると思うから。この夏はこのギャンブルを楽しんで、優勝したいと思います」とキッパリ。

 3連覇を狙う瑞希は「こういった抽選とかになると、必ずと言っていいほど、節目節目で伊藤さんと試合をしてて。私は成長してってというのがあるんですけど。すごく感情を揺さぶられるというか、なんか負けたくないって思うし。伊藤さんには1度も負けたことがないので、まだまだ超えられるわけにはいかないって思うし。いつも心は揺さぶられるけど、その度に乗り越えて勝って強くなってる自分もいる。ここで伊藤さんに勝てば、メンタルも実力的なものも自信につながる。優勝もすぐ見えてるって思うので、絶対に負けないです。一昨年、昨年と優勝することができて、お客さんの期待もすごく感じるし、3連覇するしかないって思えてるので。その期待を全部背負って、伊藤さんに勝って。どっちがくるか分からないけど、決勝も勝って3連覇して、ここで一番を目指して頑張ります」と話し、一歩も引かず。

 一方、初のベスト4進出となった渡辺は「私はデビューして4年目になって、今回が3回目のトーナメントなんですけど。最初の頃はプロレスとどう向き合っていのか分からなくて、あまりプロレスに前向きではなかったんです。でも、4年目になって、プロレスが大好きになって、プロレスのことしか考えられないくらい好きになって。ここで命を懸けて闘いたいって思って。理想のプロレスラー像とか聞かれるなかで、私はまゆゆ(元AKB48渡辺麻友)さんになりたいなと思いまして。総選挙とかで先輩方に混じって、しっかり結果を残してきた人で。私もベスト4になって、先輩方がたくさんいるなかで、ちゃんと結果を残していきたい。中島さんにも勝って、優勝を目指したいと思います」と先輩超えを誓った。

 第2回(15年)覇者の中島は「今年、曲者というか強者の坂崎ユカが不在なんですけど。そんなこと感じさせないくらい充実してるなって思って。第2回の優勝者なんですけど、その頃とは比べものにならないくらい、東京女子が大きくなったというのを実感してます。東京女子が一番大きくなったなかで、改めて一番になりたいって、(準々決勝で)辰巳リカに勝って思いました。次の相手は渡辺未詩。相手が誰であろうと、怖がらずに立ち向かって、打ち負かしたいと思います」と6年ぶりの優勝を期した。

また、「決勝ではどちらと当たりたいか?」との問いに各選手は、「どっちも勝ちがいがあると思うけど、さっきのコメント聞いてたら中島翔子に勝ちたいなって思った」(伊藤)、「このなかで一番闘いたくないのが伊藤さんだったので、どっちでも大丈夫」(瑞希)、「去年、伊藤さんに負けてベスト8で終わってるので伊藤さんとも闘いたい。ただ、今年の春に瑞希さんに負けてるので。結局、どっちとも闘いたい(渡辺)、「去年の決勝で瑞希に負けてるんで、リベンジを果たしたい。伊藤は私のなかで眼中にないノーマークだと思ってるんで、ここは勝てるかなと思うので。気持ちと勝率とで、そんな感じです」(中島)と語った。

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