秋山準が「KING OF DDT」1回戦を突破し2回戦で佐々木大輔と“王道対決”?「偽・王道VS真・王道の闘い。それはもうもちろん真・王道の勝ちだろ!」
DDT最強決定トーナメント「KING OF DDT 2021」が6月10日、東京・新宿FACEで開幕。KO-D無差別級王者の秋山準は1回戦で勝俣瞬馬を破り、2回戦(同20日、東京・後楽園ホール)で“王道”を自称する佐々木大輔と激突することが決まった。
秋山は先の「Ultimate Tag League」公式戦(5月27日、新宿)で勝俣にスクールボーイで丸め込まれて3カウントを奪われる不覚を喫した。雪辱を期した秋山はトーナメント1回戦での勝俣との対戦を要望した。
勝俣はリングインした秋山にクラッカーをぶっ放し、サウナ帽を被せてドロップキックを連発して奇襲に出た。さらに、リング上にレゴブロックをばらまいて、ドロップキックを繰り出すも自爆。ならばと、ととのえスプラッシュを投下するも、これまた自爆して大ダメージ。すかさず秋山がスクールボーイで丸め込んで電撃フォールを奪った。
一方、ダムネーションの“カリスマ”佐々木は、DDT UNIVERSAL王者で、「CyberFight Festival 2021」(6月6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)では、元GHCヘビー級王者の清宮海斗をタッグ戦で破って、勢いに乗る上野勇希と対戦。セコンドのマッド・ポーリーが再三介入し、急所蹴りから変型サムソンクラッチで強引に丸め込み、わずか111秒で勝利。
メキシコでの修行時代に、元全日本プロレスのOKUMURA(奥村茂雄)に薫陶を受けたという佐々木は「次は秋山準か? 俺の王道が火を吹くぞ。奥村先生を呼んどけ。Zoomでもいいぞ! 見せてやるんだ、俺たちの王道を!」とコメント。
これに対し、秋山は「アイツ、奥村茂雄から王道を習ったというよく分かんないこと言ってるから。偽・王道VS真・王道の闘い。それはもうもちろん真・王道の勝ちだろ」と初の一騎打ちとなる佐々木戦に自信を見せ、勝俣には「あれじゃまだリベンジになってないな。また今度会った時はギッタンギッタンにやってやるから」と話した。
また、前年覇者で、前KO-D無差別級王者の遠藤哲哉はクリス・ブルックスのオクトパスストレッチ、グラウンド卍固めなどで苦しめられたが、トーチャーラックボムからシューティングスター・プレスを決めて3カウントを奪取。2回戦では吉村直巳を破った樋口和貞との激突が決定した。
マイクを持った遠藤は「2月14日、カルッツかわさきで秋山選手にベルトを獲られて、俺はDDTのトップ線戦からしばらく離れていた。でも、DDTのメインのリングには俺が立たなきゃ面白くないだろ? 必ずこの『KING OF DDT』で俺が優勝して、8月21日、富士通スタジアム川崎のメインのリングに立つ。そして、最後に立っているのもこの俺だ」とアピール。
バックステージでは、「樋口と前回シングルをやったのは去年の11月(28日)。あのときはKO(両者KO)されているから、今日以上に気を引き締めて対策を練って。アイツもそのときとは全然違うレスラーになっていると思うし、たぶん俺の穴を突いてくる戦法も身につけていると思うから。前回闘った樋口と思わずに試合に臨もうかなと」と警戒。さらに、「ベルトを落とした張本人、秋山選手に負けた張本人が俺だから。こういうトーナメントで自分の今の実力を示していかないと、俺が挑戦するチャンスはないと思ってるから。俺があのKO-D無差別級のベルト、秋山準に挑戦するための最短距離であり、絶対にここを通らなきゃいけない道だと思ってます」と話した。