DDT16年ぶりに開催のタッグリーグ戦に向け5チームが気炎!準烈・秋山準「タッグには自信がある。優勝を狙いたい!」

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 DDTプロレスが4月27日、東京・渋谷区のAbemaTowersで記者会見を開き、16年ぶりとなるタッグリーグ戦「Ultimate Tag League 2021」(5月9日、東京・後楽園ホールで開幕)に出場する5チームが気勢を上げた。

 同リーグ戦には秋山準&大石真翔(準烈)、竹下幸之介&勝俣瞬馬(The 37KAMIINA=ザ・サウナカミーナ)、樋口和貞&坂口征夫(イラプション)、クリス・ブルックス&アントーニオ本多(欧州代表)、佐々木大輔&火野裕士(ダムネーション)が参戦。5・9後楽園を皮切りに、同10日の無観客配信大会、同15日の宮城・仙台PIT、同23日の兵庫・神戸芸術センター、同27日の東京・新宿FACEの5大会で公式戦を行い、最多得点チームが優勝となる。複数のチームが首位に並んだ場合は優勝決定戦を行う。現在、KO-Dタッグ王座はHARASHIMA&岡林裕二(大日本プロレス)のスマイルピッサリが保持しているが、リーグ戦を制したチームは、有力な挑戦者候補として浮上するのは間違いないだろう。

 前タッグ王者のイラプションは、樋口が「前タッグチャンピオンとして、一番有利なとこにいると思うし、勝ち進めば見えてくるものがあると思う」と、坂口が「この間、やられたばかりで大きなことは言えないけど、この機会をくれた会社には珍しく感謝します。イチから出直すためにも、前タッグチャンピオンのプライドとして、タッグリーグを制覇したい」とコメント。

 4月18日の新潟大会でタッグ王座獲りがならなかった準烈チームは、大石が「私さえ負けなければ絶対負けない自信がある。負けないように頑張ります」と、秋山は「パートナーが言ってくれたように、君が負けなければ勝つ自信があります。16年ぶりということで、すべてのチームが初めてだと思うけど、タッグには自信がある。優勝を狙いたいと思います」と力を込めた。

 勝俣は「サウナ部からユニットになって、結果を残せるチャンスが来ました。竹ちゃんは米国から自信をつけて帰ってきて、僕もデスマッチに参戦したりで自信をつけてきたので、2人で結果を残したい」と、竹下は「僕のキャリアのなかで一番タッグを組んできたのは勝俣ですけど、KO-Dタッグに挑戦したことはあったけど、この2人で実績を残せてない。米国から帰ってきた僕と、デスマッチで名を馳せている勝俣なら実績を残せるんじゃないかと思う。2人の集大成を見せたいと思います」と意気込んだ。

 佐々木は「私が特に気にしてるのは初戦の後楽園、竹下&勝俣組。後楽園で竹下を倒せば、この肋骨はようやく完全に治って完全復活します。あとは火野の裕ちゃんにまかせて優勝します」と、火野は「DDTに上がって、ダムネーションに誘ってもらって、一発目のリーグ戦。リーグ戦は苦手なんですけど、そこは大ちゃんにまかせて。1試合1試合暴れて、ダムネーションの前にも組んでたからチームワークもしっかりしてるから、優勝いけると思います」とともに優勝宣言。

 遅刻して、会見途中に現れるも、転んでヒザを強打した本多は「私のヒザも会見場の床でクラッシュ・ギャルズです。爆弾を抱えた私のヒザが危険にさらされるような危機を乗り越えてる私ですから。タッグリーグに出てる選手のなかでは、一番危機管理能力が低い。アクシデントに見舞われる可能性が高い。タッグリーグで俺たちが優勝することが、一番のアクシデント。優勝賞金はいくらですか? 何かしら? 何かしらで長者になります。初戦の秋山選手とはDDTで初対決で大変なんですけど、初戦に勝たないと弾みもつかないんで。大石選手には何度か勝ってるんで、どうにかして秋山選手のお目々などをお突きさせていただいて、大石選手からクリスが取ってもらえればいいわけです。クリスが勝てばいいわけで、優勝のチャンスはありありなんですよ」と話した。

 パートナーのクリスは「我々が唯一正式なタッグチームじゃない。さまざまなユニットで、結果を出していくということに長けていると言いたいところだが、2人揃って会見場に出てくることもままならなかった。他のチームから見ると、マークされているのかわからないけど、ホンダさんの横にいるだけでスピリチュアルな気分になる。リーグ戦を楽しみにしてる」と語った。

 初対決となる本多の印象を問われた秋山は「見ての通りだと思います。つかみどころがない。リングに出てきてコケた瞬間、俺のヒザが飛ぶから注意してください」と忠告。

 これに対し、本多は「コケた瞬間にヒザが飛んできたらえらいことだね。天使の翼をもぐようなことをする方だったとは。会見を盛り上げるリップサービスだと思うんで。相手がどんなことをやろうと、様子を見るインド洋のような懐の深さがあると思うんで。逆に私のヒザを心配してくれてるんじゃないかと」と返した。

質疑応答で「気になるチームは?」と聞かれた各軍は、坂口が「しいて言えば、本多選手なんですけど。今日遅刻してコケた上に言ってることがちっともおもしろくない」、大石が「全部のチームなんですけど、我々がとりあえず乗り越えなきゃいけないのは初戦のクリス、本多。1勝して突破していかないと」、勝俣が「全チーム色が違う。初戦のダムネーション。佐々木さんが竹下しか見てないようなので、その隙を狙いたい」、火野が「みんなが気になるんですけど。シングルでこのなかに負けた人がいるんですよ。秋山さんに。タッグですけど、取り返したいなってのはある。今日の会見で一番おもしろかったのはアントンやし、どっちやろ? アントンかな」、クリスは「強敵揃いで誰に注目して、誰を警戒するかは非常に難しい。ただカツマタは確実に勝てる相手なので、そういう意味では注目しています」と、それぞれコメントした。

 4月11日の後楽園大会まで、KO-Dタッグ王座を保持していた樋口、坂口組にとって、タッグリーグ戦はベルト奪還に向けた好機となるが、樋口は「優勝すれば一番強いチームという証明になるし、見えてくるものがあると思う」と、坂口は「勝ってばかりじゃ得るものがないし、負けた方が得るものが多いとも言える。優勝して、ピッサリをやっつけてやりたい」と話した。

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