『うっせぇわ』で話題のAdoの新曲MV『踊』の女の子はボクサー?プロレスラー?UWF?
27日、『うっせぇわ』のYoutube再生回数が1億2千万回を突破しているAdo(アド)さんが新曲『踊』のMVを公開した。
Adoさんはニコニコ動画の歌ってみたに投稿していた歌い手であり、『ビターチョコデコレーション』などを作曲したsyudou氏が描き下ろした『うっせぇわ』を2020年にYoutubeに投稿。人気楽曲として様々な業種の芸能人や人気YouTuberのうごくちゃんさんなどが歌ってみたを投稿し、若年層を中心に幅広い層に波及した。
そんなAdoさんの新曲が4月27日にアップされ、作詞は『モザイクロール』などで有名なDECO*27氏、作曲・編曲をHIKAKINの楽曲などをプロデュースするTeddyLoid氏と『ギガンティックO.T.N』などで有名なGiga氏が担当している。
同時にミュージックビデオも解禁され、Youtube投稿からわずか2時間で50万再生を突破。かゆか氏がイラストを担当した女の子の戦いを、ドローンのような機械が撮影している様子を藍瀬まなみ氏が動画演出している。
「半端ならK.O.」の強い歌詞の通り強い女性をイメージしたPV作品となっており、ボクシンググローブをつけた姿にボクサーかと思いきや、この女の子はプロレスラーなのではないかと思われる。
まず立ち姿で目に留まるニーパッド。ボクシングは蹴ると反則なので、一般的に試合中にニーパッドをつけることはない。そして足元がだぶついているのでレガースをつけている可能性がある。するとこの女の子はUWFスタイルなのではないかと想定される。さらに最後に拳を上げて勝利している姿ではグローブを外している。
そして何より、リングがボクシングの4本ロープではなく、プロレスの3本ロープなのだ。
格闘技は相手の攻撃を避けてどれだけ技をくらわず勝利するかを前提とし、プロレスは相手の攻撃を受け続けたうえで勝利することを前提とした試合になる。『うっせぇわ』が世代間の闘いを表現したものなら、『踊』は世の女性達が世間から受け続けている攻撃に耐えて勝利する姿を描いた楽曲なのかもしれない。
とはいえあくまでクリエイターが作った一つの作品世界のキャラクター。リアルな視点から考察するこういう所こそ『うっせぇわ』と言われる所以なのだろう。