【会見全文】SKE48の荒井優希が『豆腐プロレス』から飛び出し本格プロレスデビュー決定!「私が決めたことなら付いてきてくれるんじゃないかなって、ファンの皆さんを信じています!」

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 14日、都内某所にて東京女子プロレスが記者会見を行い、SKE48のメンバーでありアイアンマンヘビーメタル級王者であった荒井優希のプロレス本格参戦が発表された。

 AKB48グループのメンバーたちが多数出演した2017年放送のドラマ『豆腐プロレス』にて、荒井は“バブリー荒井”の名で出演しプロレスと縁を持った。
 アイアンマンヘビーメタル級王座は24時間いつでもどこでも王座が移動する特異なベルトであり、かつてはレイ・ミステリオ、スコット・ホール、マット・ストライカー、トミー・ドリーマー、リコシェ、ヤングバックス、Xパックなど錚々たる選手たちからカレーや脚立や割り箸など様々な無生物が王座を戴冠してきたベルト。


 2018年7月にSKE48の須田亜香里(オクトパス須田/白金ジム)が元DDT絶対王者の竹下幸之介にオクトパスホールドを仕掛けて同王座を奪取すると、同年10月には油断していた須田を松村香織(クイウチ松村/工事現場同盟)が襲撃しクイウチチョップを叩き込んで王座を奪取。そして同月10日に松村に荒井優希(バブリー荒井/しゃちほこ連合)がバブリーカカト落としを叩き込みアイアンマン王座を奪い、DDT後楽園ホール大会での王座戦に進出。
 2018年10月27日に行われた女子バトルロイヤルでのアイアンマン王座戦では、王者・荒井がなみいる強豪の攻撃をかいくぐり、福岡県のローカルアイドルグループ・LinQの元メンバーである東京女子プロレスの伊藤麻希との一騎打ちに持ち込むものの敗北。王座から陥落し、伊藤を相手にアイドル下剋上を許してしまった過去がある。

 まずは、株式会社CyberFight取締役社長の高木三四郎が今回の経緯を説明した。

高木三四郎
「高木三四郎でございます。以前にDDTでですね、荒井さんがアイアンマンヘビーメタル級王座というベルトを持っておりまして、そのときはアイドルとしてDDTの大会に出ていただいたんですけど、『豆腐プロレス』とかに参戦しているっていうのは知ってはいたんですけど、そのとき踵落としをやったんですね。その踵落としがものすごい華があったんですよ。やっぱり『すごいリング映えする方だな』と思いまして。『この子が本当に女子プロレスを本格的にやったらスゴイ逸材になるんじゃないかな』と思っていまして。それから2年近くSKE48さんの運営サイドですとか、いろいろな方面から話を続けておりまして、ようやく本人の中でOKが出たということで、非常に嬉しく思っております。やっぱり、女子プロレス界、すごく盛り上がってきておりますので、その中でもひときわ目立つ存在になってもらいたいなという気持ちもありますし、東京女子プロレスに参戦していただいて、大いに盛り上げていただきたいと思っております」

 続いて、東京女子プロレス代表の甲田哲也から今後のスケジュールについての発表が行われた。

甲田哲也
「東京女子プロレスの甲田です。荒井なんですけども、元々『豆腐プロレス』で試合をしたり、DDTの試合に出たこともありまして、基礎的なことは既に習得してあったんですが、今年に入り本格的にプロレスの練習を開始しました。まず今週の土曜日、4月17日に東京女子プロレス後楽園ホール大会がありますが、そちらでリング上からの挨拶ということで、荒井が来場いたします。そしてその次、5月4日、同じく東京女子プロレスの後楽園ホール大会がお昼11:30からあるんですが、そちらでデビュー戦という形で行いたいと思っております。こちら、デビュー戦の対戦カードについては現在のところ未定でございます。デビュー戦に向けまして、入場曲・試合コスチュームの準備はしております。5月4日以降に関してなんですが、アイドルとしての活動と並行しながらプロレスラーとして活動していくということになりますので、スケジュールの調整等は必要になりますが、現在のところ月に1回くらいのペースでプロレスの方で試合をしてもらうことになる予定でおります。また、デビュー戦が行われる5月4日の後楽園ホール大会なんですが、Abemaでの生中継が正式に決定致しました。また、我々CyberFightの動画配信サービス『WRESTLE UNIVERSE』では英語実況という形で海外・世界に向けて試合を配信していくことになります」

 続いて、東京女子プロレスでのデビュー戦が決まった荒井がコメント。


荒井優希
「荒井優希です!この度、本格的にプロレスをやらせていただくことになりました。前回DDTさんの試合に出させていただいたときに、ファンの皆様、見に来てくださっている方の優しさをすごく感じたのも今回すごく決め手となりましたし、普段からアイドルとしての私を応援してくださっているファンの皆様もすごい優しい方ばかりなので、私が決めたことなら付いてきてくれるんじゃないかなって、皆さんを信じる気持ちもすごくありましたので、今回はあまり迷うことなく即決で決めさせていただきました。SKE48に入って、中学生から入ったので、7年、8年くらい経つんですけど、ライブとか握手会とか、色んなお仕事をさせていただく中で、またもう1つファンの方に楽しんでもらうようなことが出来たらなという強い気持ちで決めたことなので、皆さんに沢山応援してもらえるようなプロレスラーになれるように、まだまだ未熟なんですけど、もっともっと技を磨いて生きたいと思います。私は、数年くらい前から、ちょっと、ちょっとふざけてなんですけど、『海外も目指してます』と何回か言ってたことがあって、ファンの方にも『頑張ってね!』ってすごく言ってもらってたので、今回は英語での実況もあるということなので、ちょっと本格的に頑張っていきたいなという気持ちもありますし、まだまだ1番新しい後輩になるので、全然先輩方には敵わないと思うんですけど、ゆくゆくは皆さんを倒せるくらいの強いレスラーになることを目標にしています。以上、荒井優希です!よろしくお願いします!」

 続けて、荒井のトレーニングパートナーを務めている東京女子プロレスの山下実優がコメント。


山下実優
「東京女子プロレスの山下実優です!荒井さんと練習させて頂いてるんですけど、その中で身体能力であったりポテンシャルの高さっていうのも感じておりますし、飲み込みの速さも凄くてですね。あと、練習をして、その次の練習に来たときに、前に習った1つ1つの動作がすごく上達してて、そういう見えないところでやってる彼女の真面目さだったり、『プロレスに対して真剣に考えてくれてるんだな』というのは感じています。ただ、まだまだ出来ることは多くはないので、5月4日、後楽園ホールでのデビュー戦ではそういう強い気持ちっていうのをファンの皆さんに見せてもらいたいなっていう期待はあります。ハイ!」

――東京女子の中で意識する選手はいらっしゃいますか
荒井「前回対戦させていただいた、伊藤麻希さんなんですけど、前回は圧倒的な力の差でベルトを獲られてしまったので、『次こそは!』っていう気持ちで、いつの日か戦える日が来るまで技を磨いて力をつけていきたいと思います」

――今回のプロレスデビューに対して、他のSKEメンバーの反応はいかがでしたか
荒井「まず、SKE48でプロレスと言ったら松井珠理奈さんなんですけど、今日も珠理奈さんがプロデュースされているパーカーを着させてもらってて。あと、昨日(プロレスデビューの)発表があってすぐに電話くださったりとか、この会見の本番前に『行ってくるね』ってLINEしたら、すぐに電話かけてくださって。私のデビュー戦も見に来てくださるということなので、もうすごくプレッシャーなんですけど、強くなった姿を見せたいので頑張りたいですし、あと、他の同期とかメンバーからも『頑張ってね!』っていう声をいただいていて、さっきたまたまLINEを開いたら、高柳明音さんからも『ホントに頑張って!』っていうメッセージを頂いてて、色んな方に応援して頂いてるんだなって気付けたので、より一層気を引き締めて頑張りたいと思います」

――今TikTokもフォロワー数70万人以上ですし、最新シングルの収録曲でセンターを務めたり、アイドル活動も順風満帆だと思います。そのいい流れの中でプロレス参戦を決めたことについての思い、プロレスに感じている魅力を教えて下さい
荒井「アイドルだったりSNSだったり、いろんな活動をさせてもらってるんですけど、まだ時間があるので、まだなにか出来るって気持ちはずっとあったので、アイドルで見せる私とプロレスで見せる私とはもう完全な別物として、今見てくださっているかたはもちろん、もっとたくさんの方に楽しんでもらえたらなって気持ちと、SKE48を盛り上げたいという気持ちもありますし、東京女子プロレスさんからもすごい熱い気持ちをいただいて。私が出ることによって色んなところが盛り上がればなっていう気持ちなので、すべての活動に全力でやることは約束します!」

――実際に決めてみたい技はありますか。また、Tiktokなどでよく一緒に活動されている青木詩織さんからなにかメッセージは有りましたか?
荒井「私は色んな技ができるようになりたいのももちろんなんですけど、矢野通さんが好きなので、マイクパフォーマンスだったりとか、技以外の部分でも『こういう子なんだ』っていうのが分かってもらえるようなパフォーマンスで会場を沸かせられたらってすごく思ってます。……青木詩織さんなんですけど、ホントに残念なことに何も言われていません(笑)すみません(笑)」

――アイドルのステージでスポットライトを浴びるときと、リングでスポットライトを浴びる感覚に違いはありますか。あるとしたらどのような違いでしょうか
「アイドルとして色んなステージに立たせてもらってるんですけど、もう8年、9年やってて、壁にぶち当たることがほとんど無くなってしまって。覚えることに苦戦したりとか、それくらいはあるんですけど、今回プロレスの練習を始めてみて、出来ないことが本当に多くて、練習も全然足りないって思って家でたくさん練習したりとか、そういう感覚が本当に久しぶりだったので、今はそれを1個ずつクリアしていくことが本当に楽しくて。それでプロレスのリングに上ったときも、あっという間だったんですけど、なんていうんだろう、アイドルでやってるときは色んなメンバーがいるので、私だけを見てもらえる時間っていうのは本当に少ないと思うので、リングに立つときはみんなが見てるっていう、すごいSKEでは体験できないことが体験できるので、どっちも好きなんですけど、プロレスのリングではよりみんなに見られてるっていう自覚を持ってやっていきたいなって思います」

――高木社長、元々AKB48グループと親交が深いと思うのですが、改めてメンバーがDDTグループの団体で参戦することについて、長年の思いなどはありますか
高木「2年前、3年前とかですね、サイバーエージェントのグループ入りしてからAbemaでも中継も出してもらっていて、その中で須田亜香里さんだったりとか、色んな方に接点をもたせていただいたんですけど、本当に色んな方がいらっしゃる中で、今回荒井さんは前回に見させていただいたときに『あれ、ひょっとしたらこの方はプロレスってジャンルに飛び込んできたら凄く面白い存在になるんじゃないかな』と思っていまして。色々DDTとしても、それこそ昔AKB48さんの総選挙に倣ってDDT総選挙をやったりとか、色々見てきた部分があるんですけども、また1つ東京女子プロレスがステップアップするために彼女の参戦というのは、アイドル界で見てきた世界と違うと思うんですね。そういったことが現場の選手にもいい意味で刺激になればいいなと思ってます。私個人としては感無量であります。こういう取り組みからまたなにか新しいものが生まれてくるかもしれませんので、また引き続きいろいろなことをやっていきたいと思っています」

――甲田代表、荒井選手のデビュー戦の試合形式などは決まっていますか
甲田「まだ今の時点では全く未定です。我々はまず4月17日の後楽園ホール大会がありまして、それが終わってからまた次の5月4日のカードが決まっていくと思いますので、その中でデビュー戦の相手、もちろん本人の希望等々もあるかと思います。そういうのを汲んで、カードを組んでいきたいと思っております」

――山下選手、普段アイドルというものをどう見ていますか?
山下「今でも見ているんですけど、もうAKB48さんもSKE48さんもメチャクチャ見ていたので。実は握手会とかも行っていたりしていて。ホントにアイドルっていうのは、私の元々の夢でもあったので、私の中で本当に特別な存在でもあるので、こうして荒井さんが東京女子プロレスで試合をしてくれるっていうのは本当にすごく嬉しいし、ワクワクしております」

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