小川良成が日本武道館に帰還しGHCジュニアタッグ王座防衛!敗れた日高郁人は「戦争はまだ終わらねーぞ!」とリベンジを誓う!

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 12日、東京都・日本武道館にて『ABEMA presents DESTINATION 2021 ~BACK TO BUDOKAN~』が行われ、小川良成&HAYATAが鈴木鼓太郎&日高郁人を制しGHCジュニアタッグ王座を防衛した。

 NOAHのジュニアヘビー級戦線では、昨年後半からユニット間での裏切り・脱退が多発しており、日々勢力図が書き換えられている乱世のさなかにある。
 鈴木鼓太郎は小川良成&HAYATAとともに“STINGER”として闘ってきたが、昨年10月に度重なる仲間割れの末に追放されてしまう。STINGERへ復讐しようとする鼓太郎へNOSAWA論外と、論外が連れてきた“バイトのあんちゃん”と呼ばれる謎のマスクマンが接触。紆余曲折の末に3人で結託してNOAHジュニア戦線へ殴り込むこととなった。
 そして、今年1月4日の後楽園ホール大会では小川によってバイトのあんちゃんの素顔が暴かれ、その正体がかつてGHCジュニアタッグのベルトも巻いたことのある強豪・日高郁人であったことが判明。日高が「NOAHジュニアに戦争を仕掛けに来たぞ!とことんやってやる!」と宣戦布告したことにより、NOAHジュニア戦線はさらに過熱していた。

 この日は、小川&HAYATAの持つGHCジュニアタッグ王座へ鼓太郎&日高が挑戦。日高は2006年の日本武道館大会で藤田ミノルとともに同王座を戴冠した過去があり、思い出の地で15年ぶりの王座戴冠に向け気炎を上げていた。
 鼓太郎と小川は殺伐とした雰囲気ながらも互いに卓越したテクニックを見せて渡り合い、小川は突っ込んでくる鼓太郎をヘッドシザースホイップで巧みにいなしていく。そして 日高とHAYATAの対面となるとアームドラッグが乱れ飛ぶスピーディな戦いを見せるが、日高がアイル・ビー・バックからのニールキックで流れを掴むと、鼓太郎とタッチを回しながらグラウンドでじっくりダメージを与えていく。
 HAYATAはマンハッタンドロップで日高の動きを止め、ノータッチトペ・コンヒーロで2人まとめてなぎ倒してセカンドロープからのムーンサルト・プレス。小川も絶妙なタイミングでアシストしていき、日高が一瞬の隙を突いてHAYATAにショーンキャプチャーを決めた際には即座にカット。日高はHAYATAを抑え、小川と鼓太郎の一騎打ちの場面を作り出す。
 小川は鼓太郎にナックル、DDT、バックドロップと的確に頭部にダメージを与えていくが、鼓太郎もビットで流れを変えてローリングエルボーを連打。さらにデスサイズからタイガードライバーを狙うが、小川が序盤から見せ続けていたヘッドシザースホイップからそのまま抑え込む技アリの丸め込みでカウント3。
 小川は解説席の天龍源一郎と握手を交わしてから退場していくも、HAYATAとともにノーコメントでクールに去っていった。


 対して挑戦者側はフィクサーたる論外が「だっせーな!あんだけ言ってなに負けてんだ!」と叱責し、鼓太郎が「うっせぇ。文句言うなら自分で行け!」と苛つきながら言い返す口論を展開。
 さらに論外が「俺にそんな義理はねーよバーカ!ベルトなんていらねーよ!戦争は終わりか?続くか?」と挑発すると、日高は「終わらねーぞまだ!このままじゃ終わらねーぞ!」と闘志を剥き出しにし、ふらつきながら去っていった。

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