【インタビュー】宮原健斗が10年半ぶりの中嶋勝彦とのシングル戦を前に不仲説に言及!「ハッキリ言って苦手。でも今や立ち位置は俺が上」

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 2023年7月15日(土)プロレスリングNOAH『One Night Dream』東京・後楽園ホール大会にて、中嶋勝彦選手とのシングルマッチが決定した全日本プロレス・宮原健斗選手にインタビューを行った。この一戦を発表した途端に後楽園ホールのチケットが売り切れるほど全プロレスファンが注目しているこの戦い。全日本プロレスのスーパースターは何を思うのだろうか。

——中嶋勝彦選手とのシングルマッチが決定した際の心境を教えてください。
宮原「この2人が対戦するという話があって、その時が来たのかなというのが僕の正直な気持ちで。武藤敬司さんの東京ドーム大会(2023.2.21武藤敬司引退大会)で、久しぶりにリング上で会って。それは6人タッグでしたけど。その時にちょっと火がついたというのもあるんですけど、お互いがプロレスラーとして、この全日本プロレスとプロレスリング・ノアという舞台で活躍している中で、プロレスファンの“いずれ見たい”という声は常に僕に届いていたカードではあったので。その時が来たのかな、というのが、僕がこのカードを見た時の僕の中での気持ちですかね」

——2月21日の東京ドーム大会では約10年ぶりの対戦となりました。
宮原「あの時は触れたのが2、3分の話ですから。ご挨拶程度かなっていう感じですよね。ただこの戦っていない10年間をあの大会では僕は感じることはなかったので。まぁそれはこの7月15日にあえてとっておいたのかなと。振り返ったらそう思いますね」

——中嶋選手と戦いたいという思いはありましたか?
宮原「いや、戦わずして戦っていた、みたいな感じですかね。お互い直接触れることはないですけど、これってプロレスの面白みであって。戦っていないんだけどなにか戦っているような。プロレス界での立ち位置とか。そういうもので戦ってはいましたよね、常に。意識はしていないと言えば嘘になるし。ただあっちもそう思っていると思いますよ」

——中嶋選手に対して特別な想いはありますか?
宮原「この世界に入って初めての先輩ですからね。それは唯一無二でしょう。僕の人生にとっても初めての先輩って彼なわけだから。それは何にも変えられないですよね」

——最近の中嶋選手の戦いはご覧になったりしていたのでしょうか?
宮原「目に入る時は目に入りますけど、ただね、僕スーパースターですから。業界での立ち位置、それはちょっと勘違いしないでくれと、プロレスファンには言いたいですよね。今現在の宮原健斗と今現在の中嶋勝彦の業界での立ち位置。もしかしたら中嶋勝彦さんは若くして世界ジュニアだとかGHCだとか巻いた時の貯金で今僕と戦おうとしているのであれば、この現在進行形のスーパースターが食っちゃうことになると思いますね」

——宮原選手が思う中嶋選手の強さとはなんでしょうか?
宮原「間違いなくいま業界で“強い”という部分では3本の指に入る選手だと思いますね。全ての団体を見ても“強さ”という部分では、3本の指というよりは1番、2番を争うような選手なのは間違いないと思いますよ。ただその“強さ”をプロレスリング・ノアのリングで出しているのかは、僕は疑問に思いますけどね。健介オフィス時代の方が強かったんじゃないですか?そう感じますけどね、僕は。健介オフィスとして他団体に出ている時の彼はやっぱり凄い強かったですよね。この一戦でモノにしようとか、この一戦でコイツ等を食ってやろうっていう野心が凄かったですよ。近くで見ていてそう思いましたね。その時の僕っていうのはただのイチ若手にすぎなかったので。若手心の中で(中嶋選手が)何か食ってやろうって思ってんなっていう顔つきをしていましたよね。ただ、時を経ていますからね。僕がスーパースターになっちゃってますからね。スーパースターになる前の話ですから、全ては。7月15日、もしかしたらNOAHファンも見たことのない中嶋勝彦が見られるかもしれないですよね」

——健介オフィス時代、お二人は仲は良かったのでしょうか?
宮原「うーん、これね、色々なところで仲が悪いんじゃないかという、宮原健斗は果たしてどう思っているのかと。凄くわかりやすく言えば“苦手”ですよね。得意なタイプではない。ただプロレスラー同士ですからそんなの当たり前で。今回の試合はそういう概念で戦ってはいないですね。健介オフィスの時にプロレスを見ていた人たちで、今プロレスを見ていない人たちも多いと思うし。最近プロレスを見始めた人たちは、10年前の僕たちの関係を知らない人たちもいる。色んな時代のファンが注目する試合になるんじゃないですかね」

——記者会見では最後に中嶋選手に張り手を放っていましたが、その真意とは何でしょうか?
宮原「あれは健介オフィスのやり方だよ。挨拶だって言ったでしょ?」

——これまでの募った想いなどがあの行動に出たわけではないという事でしょうか?
宮原「いやいやいや、そんなものは7月15日のリングにしか出さないですよ。そんな僕は安くないので。会見場で全てを見せるほど僕は安い男ではないですよ。スーパースターですからね」

——では、“全日本プロレスの顔”がNOAHのリングで戦う事についてはどうお考えでしょうか?
宮原「僕は全日本プロレスの顔としてNOAHのリングに上がるというのは、この7月15日に関しては全くないんですよ。僕は常にプロレスファンの声っていうのは僕の耳に届くんですけど、この一戦に関して宮原健斗がNOAHに殴り込んできたという声は少ないですよね。それはなぜかって言うと、このカードが全日本プロレスだとかプロレスリング・ノアだとか、そういうものよりこの2人が向き合う事の方が大きいからなんですよ。それは僕は肌で感じますね。だから僕はこの日は別に、プロレスリング・ノアに(全日本プロレスの)顔として乗り込むという気は正直無いですね」

——NOAHのABEMA放送ゲスト解説者のまつきりなさんが宮原選手のマイクパフォーマンスに注目しているとおっしゃっていました。
宮原「それはそうでしょうね。宮原健斗に触れたら人生は豊かになりますからね。だって、俺も客観的に宮原健斗を見たいぐらいですから。その人(まつきりなさん)は良いセンスをしているんじゃないですか?目の付け所は。宮原健斗に出会えてよかったですね、という感じですよね。人生において。人生が豊かになりますよ」

——では最後にファンの皆様へのメッセージをお願いいたします。
宮原「7月15日、One Night Dream、いよいよ宮原健斗と中嶋勝彦がリング上で1対1で向かい合う。無制限の勝負だ。7月15日、後楽園ホール、楽しみにしておいてくれ」

『One Night Dream』
日程:2023年07月15日(土)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール

▼スペシャルシングルマッチ 時間無制限1本勝負
中嶋勝彦
vs
宮原健斗(全日本プロレス)

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