棚橋弘至が鷹木信悟とのNEVER王座戦を前に快勝も鷹木は「『GO ACE』?俺の耳には『NO ACE』って聞こえるぞ?」
24日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to THE NEW BEGINNING』が行われ、鷹木信悟とのNEVER無差別級王座戦を控えた棚橋弘至が前哨戦で快勝を収めた。
現NEVER無差別級王者の鷹木は、5日の東京ドーム大会でジェフ・コブとの死闘を制して防衛すると、次の標的として棚橋弘至をロックオン。
鷹木が「な~にが逸材だこの野郎!あんなの俺からしたら逸材じゃねえよ。ただの偽りだよ!何がプロレス界のためだ、保身するようなことばかり言いやがって!本当にプロレス界のためを思ってんだったら、お前が怖くないんだったらこのNEVERの激烈な戦いに入って見ろ!」と挑発すると、棚橋も「決して疲れない。決して諦めない、落ち込まないという意味では日頃からNEVERを実行しているのは俺なんでね。NEVERに再起をかけますよ」と王座挑戦の意思を見せていた。
この日のメインイベントでは、棚橋弘至&飯伏幸太&マスター・ワトvsSANADA&鷹木信悟&BUSHIというそれぞれに因縁を持つ3組が集う6人タッグマッチが実施。
IWGPヘビー級王座&IWGPインターコンチネンタル王座の二冠戦を控える飯伏とSANADA、BUSHIの暇つぶしを理由に因縁が生じたBUSHIとワトがやり合う中、棚橋と鷹木もノーガードで殴り合うバチバチの打撃戦を展開。
最後は棚橋がBUSHIをテキサスクローバーホールドで捕らえ、鷹木のエルボー、逆水平チョップ、ヘッドバッドを連打を受けても離さず絞り上げ、BUSHIからタップを奪った。
勝利した棚橋は「NEVERのタイトルマッチまで、あと1週間!たった1週間……もっと長く続けばいいのになって思う。なぜか?鷹木選手、彼はチャンピオンの器。そう思いました。けど、俺のほうがチャンピオンの器!ということ!1週間後、チャンピオン姿、楽しみにしていてください!」と明るく叫び、飯伏&ワトとエアギター三重奏を見せて大会を締めた。
試合後、棚橋は「ここ数年ないくらい、気持ちが充実してます。それは、俺が引き出されたのかな。悔しいかな、それだけ鷹木選手の存在、力量が、チャンピオンとしてふさわしいということ。今、この時期、このタイミングで、鷹木選手と巡り会えたこと、感謝します。だから、全力で、鷹木選手の知ってる、イメージする、イメージ通りの、それ以上の棚橋弘至で、名古屋行ってきます」と必勝を誓う。
対する鷹木は「何が『GO ACE』だよ! 俺の耳には『NO ACE』って聞こえるぞ?あの野郎、『NEVERだったら当たり前に獲れる』だと?そりゃそうだよな、オイ! 俺と棚橋、実績比べたら、そりゃあ雲泥の差だよ。だがなぁ、リングに上がれば!実績なんて関係ねぇんだよバカヤロー!この鷹木信悟を当たり前のように獲れるかどうか、その身をもって体感してみろ!逃げんなよ!エースなんだろ?逸材なんだろ?明日はとことんやろうぜ。なぁ、『NO ACE』!」と棚橋を挑発した。