【試合詳細】1・3 全日本プロレス後楽園ホール大会 【三冠ヘビー級】諏訪魔vs青柳優馬 【アジアタッグ】ゼウス&イザナギvs大森北斗&土肥こうじ 【GAORA TV】ヨシタツvs葛西純 宮原健斗&青柳亮生&ライジングHAYATOvs芦野祥太郎&羆嵐&児玉裕輔
『2021 NEW YEAR WARS ~ReOStaff株式会社 presents~』
日程:2021年1月3日(日)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:665人
▼タッグマッチ 20分1本勝負
フランシスコ・アキラ/○ボディガー(フリー)
5分36秒 ラクダ固め
本田竜輝/●アレハンドロ(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
[ワイルドめんそーれ]大森隆男/●ブラックめんそーれ
7分3秒 ビーストボンバー→体固め
[PURPLE HAZE]○入江茂弘(フリー)/UTAMARO(フリー)
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[Evolution]石川修司/佐藤光留(パンクラスMISSION)/●田村男児
7分20秒 バックドロップ→片エビ固め
○ジェイク・リー/岩本煌史/TAJIRI
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗/青柳亮生/●ライジングHAYATO(愛媛)
10分43秒 アンクルロック
[Enfants Terribles]○芦野祥太郎(フリー)/羆嵐(フリー)/児玉裕輔(フリー)
▼アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/PURPLE HAZE】ゼウス/○イザナギ
12分44秒 デルフィンスペシャル2号
【挑戦者組/Enfants Terribles】●大森北斗/土肥こうじ(フリー)
※第11代王者組が2度目の防衛に成功
▼GAORA TVチャンピオンシップ 60分1本勝負
【王者/ヨシタツ・キングダム】●ヨシタツ
12分39秒 ベルト奪取
【挑戦者】○葛西純(FREEDOMS)
※第17代王者が10度目の防衛に失敗。葛西が新王者となる
▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/Evolution】○諏訪魔
26分28秒 岩石落とし固め
【挑戦者/NEXTREME】●青柳優馬
※第63代王者が4度目の防衛に成功
三冠王諏訪魔がプライドをかけて青柳の最年少戴冠を阻止し芦野を挑戦者に指名!葛西がTLC戦を制してヨシタツから王座奪取!ゼウス&イザナギがアジアタッグを防衛し次戦はPURPLE HAZE対決へ!
第1試合
昨日に引き続きボディガーは生歌で入場。
先発はアレハンドロとアキラ。ロックアップからバックの取り合いとなりリストの取り合い。ヘッドロックの応酬からグラウンドの攻防を経て距離を取る。
リストの取り合いからアキラがドロップキックを叩き込みロープワークからのゼロ戦キックで場外に叩き出し、トペを狙うがかわしてリングに飛び込んだアレハンドロが、エプロンに上がったアキラをドロップキックで叩き落とし、トペをするかに見せて619でリングに戻りポーズを決める。
リングに入ったアキラに低空ドロップキックを発射したアレハンドロはフロントネックで捕らえたまま本田にタッチ。
本田は背中にエルボーからボディスラムで叩きつけフォールも2。
本田は逆エビ固めもアキラはロープを掴みブレイク。
本田はアレハンドロにタッチ。
アレハンドロはガットショットも、アキラはエルボーで返す。アレハンドロは再度ガットショットからエルボーを叩き込み、ロープに振るもアキラはブーメランクロスボディ。アキラはボディガーにタッチ。
ボディガーは串刺しラリアットから連続ショートレンジラリアット。本田がバックをとってカットするが、ボディガーはエルボー。だが背後からアレハンドロがドロップキックを叩き込み、本田とともにロープに振るがボディガーはダブルラリアットでなぎ倒す。
場外に落下した本田へアキラがトペ・スイシーダを発射し、ボディガーがアレハンドロを担ぎ上げるがアレハンドロは着地し丸め込むも2。
アレハンドロはガットショットからロープに飛ぶが、ボディガーはラリアットで迎撃しキャメルクラッチ。これでアレハンドロはギブアップ。
第2試合
先発はめんそーれとUTAMARO。めんそーれはUTAMAROのロックアップをかわしてハブのポーズで挑発するが、UTAMAROはエルボーを打ち込み、めんそーれのチョップとUTAMAROのエルボーの打ち合い。UTAMAROはサミングからロープに飛ぶが、めんそーれはドロップキックで迎撃し、大森とともにダブル攻撃を狙うもUTAMAROは2人まとめてドロップキック。
UTAMAROは大森を投げようとするが、大森が耐えると入江も出てきてダブルのブレーンバスターで大森を叩きつける。
UTAMAROは入江にタッチ。
めんそーれは入江にチョップ連発も、入江はエルボーからボディスラムで叩きつけロープの反動を使った振り子式ボディプレス。フォールも2。
入江はコーナーに叩きつけUTAMAROにタッチ。
UTAMAROはめんそーれの顔面を踏みつけ、これを離すとロープに振ってドロップキック。フォールも2。
UTAMAROはコーナーに振って串刺し攻撃も、めんそーれは足を伸ばしてカットしダイビング地獄突き。UTAMAROはこれをキャッチし投げようとするが、着地しためんそーれが延髄斬りから大森にタッチ。
大森はビッグブーツからニールキック。さらにアックスボンバーを狙うが避けたUTAMAROがバックを取る。だが大森はエルボーで逃れてロープに飛んでアックスボンバーも、避けたUTAMAROがバックドロップ。UTAMAROは入江にタッチ。
入江はアックスボンバーを狙うが、大森はビッグブーツで迎撃しバックドロップ。大森はめんそーれにタッチ。
めんそーれは入江をコーナーに振り、串刺しバックエルボーから大森も串刺しバックエルボー。大森がボディスラムで叩きつけ、めんそーれがセカンドロープからのダイビングフットスタンプを投下しフォールも2。
めんそーれはコーナーに登るが、入江はナックルからデッドリードライブ。さらに串刺し攻撃も、避けためんそーれがスクールボーイからのトラースキック。フォールも2。
めんそーれはハイキックも、避けた入江が担ぐが、着地しためんそーれが串刺し攻撃を狙った入江を足を伸ばしてカットすると飛びつきフランケンで丸め込むが2。
めんそーれのラリアットを入江が避けるもめんそーれはバックを取るが、入江はそのままコーナーに下がり潰すとUTAMAROがドロップキックから入江がキャノンボール。フォールも大森がカット。
入江はビーストボンバーも、避けためんそーれがサミングから走り込むが、入江はプッシュアップ式のバックフリップからフォールも2。
入江はビーストボンバーで叩き伏せ3カウントを奪った。
<試合後コメント>
入江茂弘&UTAMARO
入江「全日本プロレス、1月2日、3日、自分が直接3カウント獲ったぞオイ!2021年、このPURPLE HAZEが全日本プロレスを中心になっていくんじゃないかと俺は思ってるよ」
UTAMARO「俺も今日一緒に組んで、一緒に戦って、いいこと思いついたよ。まあまあまあ、いいこと思いついたよ」
入江「イイコト……楽しみだなあ!」
第3試合
先発は石川とジェイク。ジェイクがヘッドロックからショルダータックルも、受けきった石川がショルダータックルで倒しロープに飛ぶ。ジェイクはビッグブーツで迎撃しジャイアントキリングも、避けた石川がラリアット。ジェイクはこれを避けて両者睨み合う。両者タッチ。
男児と岩本となり、リストの取り合いから男児がロープを掴みブレイク。岩本がロープに振ってラリアットも、避けた男児がショルダータックル。受けきった岩本に二度三度とショルダータックルも、岩本が4度目は許さずガットショットからロープに飛ぶ。だが光留がエプロンからの延髄斬りを叩き込み、石川がコーナーに振ってトレイン攻撃。
男児と光留が岩本をおさえ、石川がダイビングフットスタンプを投下し男児がフォールも2。
男児は光留にタッチ。
光留はミドルキック連打。エルボーの打ち合いから光留がソバットを叩き込み延髄斬り。光留はロープに飛ぶが、岩本がカウンターのニーアッパーを叩き込みTAJIRIにタッチ。
TAJIRIはダブルチョップ連発からバックエルボーで倒し、ロープに振ってアームホイップ。フォールも2。
光留は下から腕をとって腕ひしぎもTAJIRIはロープに足を伸ばしブレイク。光留は男児にタッチ。
男児のエルボーとTAJIRIのナックルの打ち合い。男児が打ち勝つとヒカルと石川も出てきて3人でストンピング連打。
男児がTAJIRIに走り込むも、TAJIRIはカニバサミで倒してジェイクにタッチ。
3人で男児にストンピング連打からTAJIRIが尻叩き。男児はそれぞれにエルボーを叩き込んでいくが、ジェイクがガットショットからTAJIRIが背中にエルボーを叩き込み倒すと3人でストンピング連打。
男児は立ち上がりジェイクにエルボー連打からロープに飛ぶが、ジェイクはランニングニーで迎撃しフォールも2。
ジェイクはバズソーキックも、避けた男児が丸め込み俵投げ。ロープにもたれかかるジェイクに光留のランニングミドルキックと石川のラリアットを交互に連続で叩き込み、男児がバックフリップからフォールも2。
光留がTAJIRIを、男児が岩本を、石川がジェイクを「投げるぞオイ!」と投げようとするが、TAJIRIたちはリバースし、ジェイクが男児にジャイアントキリング。フォールも2。
ジェイクはバックドロップからフォールし3カウント。
<試合後コメント>
ジェイク・リー&岩本煌史&TAJIRI
ジェイク「昨日言えなかったので今日改めてこういう形で言わせていただきます。皆様新年あけましておめでとうございます。まあ、暴走大巨人、解散したということで。今年は初っ端からそんな事もあって、これから他のチームも変動があるんじゃないかと俺個人としては思ってます。まあそれは俺らのユニットに関しても同じことが言えて。去年からそれはずっと言ってきたことで、俺だけじゃなくて他のメンバーも言えることだから。次の10日の千葉大会、俺らユニットメンバー同士の対決なんでね。そこはちょっとそういったアクションを迎えるんじゃないかと俺は思ってるので。なのでね、千葉大会、皆さん、色んな意味でその大会を見に来てください。そして、期待しててください。以上です、俺からは」
岩本「僕は世界ジュニア、阿部と早く、日程を発表してくれって感じですね。それだけです」
TAJIRI「所属になって、なんかジェイクに付いていけば安心だなって感じがするから、ジェイクにくっついて行っちゃおっかなって。へへへ(笑)っていう感じがしちゃうような試合でしたね、今日は。以上です!」
第4試合
先発はHAYATOと児玉。ロックアップから児玉がロープに押し込むと、ガットショットからナックル。再度ガットショットからロープに振るが、HAYATOがアームホイップからブーメラン式のドロップキック。児玉は吹っ飛び羆嵐にタッチ。宮原が要求しHAYATOもタッチ。
ロックアップから宮原がヘッドロックで捕らえショルダータックル連発。羆嵐がロープに飛ぶが、宮原がビッグブーツで迎撃するも、羆嵐はロープに振ってショルダータックルで倒す。
羆嵐は串刺し攻撃を狙うが、宮原は避けるとエプロンを走り込んだHAYATOが延髄斬り。宮原が串刺し攻撃を狙うかに見せて亮生にタッチ。
亮生が串刺しドロップキック連発。ロープに振ろうとするが、羆嵐がチョークで動きを止め自軍コーナーに押し込む。エプロンから芦野と児玉が羽交い締めにして羆嵐が走り込むが、亮生が避けてラリアットは誤爆。
場外に落下したアンファンへ亮生がトルニージョを投下し、リングに羆嵐を投げ入れるとハヤトとともにストンピング連打。
羆嵐をロープに振ろうとするが、耐えた羆嵐にダブルのブレーンバスターを狙う。だが羆嵐が2人まとめてブレーンバスターで投げ捨てると、亮生を自軍コーナーに叩きつけ芦野にタッチ。
芦野はチョップからロコモーション式の俵投げ。芦野は児玉にタッチ。
児玉はボディスラムからトペ・アトミコ。児玉は羆嵐にタッチ。
亮生はエルボーを打ち込んでいくが、受けきった羆嵐がエルボー一発で吹っ飛ばす。羆嵐はロープに振るが、亮生はドロップキックで迎撃し宮原にタッチ。
宮原はビッグブーツからラリアットを避けて低空ドロップキックから側頭部にドロップキック。だがアンファンが出てきて宮原を袋叩きにすると羆嵐は芦野にタッチ。宮原もHAYATOにタッチ。
HAYATOが飛び込むが、避けた芦野がガットショットからコーナーに振り走り込むが、足を伸ばしてカットしたHAYATOがスワンダイブミサイルキック。
HAYATOはトラースキックも、動じない芦野に再度トラースキック。芦野は膝をつくと、HAYATOは改めてトラースキックを叩き込みフォールも2。
HAYATOは投げようとするが、芦野がフロントスープレックスで投げ捨てジャイアントスイング。そこへ児玉がドロップキックを叩き込み羆嵐がセントーン。芦野が投げ捨てジャーマンからフォールも亮生がカット。
児玉と芦野が亮生をロープに振るが、亮生がハンドスプリングエルボーで迎撃し、宮原が芦野をコーナーに振りトレイン攻撃。
HAYATOが投げようとするが、芦野は担ぐもHAYATOが着地しバックを取る。だが亮生が走り込みスタンディング・シャイニング・ウィザードを放つが、これを芦野が避けてHAYATOに誤爆。芦野は亮生とHAYATOに投げ捨てジャーマン。
芦野はHAYATOをアンクルホールドで捕らえるが、HAYATOはロープを掴みブレイク。
芦野は高角度のジャーマンで叩きつけフォールも2。
芦野はアンクルホールドで捕らえ、これでHAYATOはギブアップ。
<試合後コメント>
芦野祥太郎&羆嵐
芦野「昨日、今日と、2日、3日。後楽園ホール、全日本。昨日は良かったよ。ジェイク・リー、ギラギラしててよ。なんだ宮原はオイ。逆に、お前とはもうやりたくない。ふざけすぎ。試合中。客に媚び売って、拍手せがんで拍手してもらって嬉しいですか?曲使って三三七拍子してもらって嬉しいですか?あなたが満足ならそれでいいですよ。俺たちと方向性が全く違うから、触れたくないね。アイツと一緒にチャラチャラしてる若い金髪のやつも、全然やりたくない。違う。俺は全日本でそういうのやりたいんじゃないんだよ。ぜんぜん違う。ぜんぜん違う」
(※羆嵐が「終わり!」と言いたげなジェスチャーをして去っていく)
宮原健斗&ライジングHAYATO&青柳亮生
宮原「チャンピオンが来たぜ!昨日取った男だ。みんな、ベルト初披露に釘付けだったな!(※あとからHAYATO&亮生が合流)おい!仲良くしろよ!敗因はそれだよ!千葉でやるだろシングルを!男だったらリング上でカタを付けろよ!どうなんだよ?!」
亮生「……もちろん、もちろんですけど、千葉が決まってるのにわざわざ後楽園で組ませる必要ありますかねって。このイライラも、コイツへのイライラも全部ぶつけて僕が勝って……組んであげましょう。以上です」
HAYATO「あの人勝手に怒るから!こっち別に怒ってないよ?!あの人勝手に怒るから!とりあえず、次の千葉、快勝してオススメの愛媛の煮干しでも食べさせてカルシウムをしっかり摂取させたいと思います!以上です!」
宮原「千葉だ千葉!1月10日、千葉で世界タッグ王者が降臨する。そしてあの2人は、仲直りの日だ!」
第5試合
先発はイザナギと北斗。エルボーの打ち合いを北斗が制し、ストンピングからロープに飛んでランニングエルボー。ガードしたイザナギがソバットからロープに飛ぶが、場外から児玉がイザナギの足を掴んで倒す。
北斗が顔面を蹴り上げるが、イザナギがロープに振って場外からUTAMAROが北斗の足を掴んで引き倒す。
北斗はイザナギを場外に投げ捨てアンファンがイザナギを痛めつけていく。
リングにイザナギが投げ入れられ北斗がフォールも2。
北斗はイザナギの顔面を土肥の足に叩き込み、イザナギのエルボー連打を受けきりエルボーから場外に投げ捨てる。アンファンはイザナギを鉄柵に叩き込み痛めつけていき、リングに投げ入れると北斗がフォールも2。
北斗はエプロンのゼウスにドロップキックも、避けたゼウスがリングに入ろうとするがレフェリーが止める。北斗は土肥にタッチ。
イザナギは北斗にエルボーも、土肥はイザナギの顔面にコールドスプレー攻撃。
さらにチョークから鉄の棒で顔面を刺していくがゼウスがカットしチョップの打ち合いへ。
ゼウスが膝蹴りも土肥がアイアンクローで捕らえ場外に投げ捨てると、イザナギにエルボードロップからフォールも2。
土肥はエルボーからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、イザナギは足を伸ばしてカットしロープに飛ぶと土肥はドロップキックで迎撃。だがイザナギもドロップキックを叩き込みゼウスにタッチ。
土肥はゼウスをロープに振るがゼウスはジャンピングラリアットでなぎ倒す。リングに羆嵐と児玉が入りゼウスをコーナーに振ってトレイン攻撃を狙うが、ゼウスは羆嵐をラリアットでなぎ倒し、北斗と土肥もジャンピングダブルラリアットでなぎ倒す。
児玉がガットショットからロープに飛ぶが、ゼウスはラリアットでなぎ倒すとリフトアップし場外に投げ捨てる。
ゼウスは土肥をリングに投げ入れると、コーナに振って串刺しラリアットからベアハッグスープレックス。フォールも2。
ゼウスはチョークスラムを狙うが、逃れた土肥がロープに振ってパワースラム。土肥は北斗にタッチ。
北斗はロープに飛んでランニングエルボーから延髄斬り。再度ロープに飛ぶが、ゼウスはショルダータックルで迎撃しイザナギにタッチ。
イザナギはコーナーに振って串刺し延髄斬りからバックキック。さらにトラースキックを叩き込みフォールも2。
イザナギはタイガースープレックスを狙うが、北斗はバックキックの急所攻撃から踵落とし。フォールも2。
北斗はコーナーに振って串刺しバックエルボーから土肥が串刺しラリアット。北斗がバックドロップからフォールもゼウスがカット。
北斗は投げようとするがイザナギが首固めも、羆嵐がレフェリーの足を掴んで場外に引きずり落としカウントを止める。
北斗はストンピングからコーナーに振り、串刺し攻撃もイザナギは避け、走り込んできた児玉も北斗に叩きつけると北斗に延髄斬りから児玉にトラースキック。さらに入江が北斗にキャノンボールからゼウスが肩車しイザナギが大阪インパクト(ダブルインパクト式のミサイルキック)。フォールも土肥がカット。
イザナギはタイガースープレックスを狙うが、耐えた北斗がレフェリーに突き飛ばし、イザナギはなんとか踏みとどまるが北斗はRKO。再度RKOからフォールも2。
北斗はジャーマンスープレックスホールドも2。
北斗は無想一閃を狙うが、耐えたイザナギがハイキック2連発からデルフィンスペシャル2号で3カウント。
ゼウスは北斗を勧誘するが、北斗はイザナギに急所攻撃を叩き込み逃走。ゼウスがこれを追って土肥と睨み合った。
UTAMARO「兄貴!アジアタッグチャンピオン、王座防衛、おめでとうございます。ここらで、俺たち、パープルヘイズで、そのベルトをかけてやりませんか?俺たち、パープルヘイズにしかできない戦い、やりましょうよ」
イザナギ「マロさん、入江くん、お前たちだけは、味方だと思ってたのに。え?味方なの?軍団同士で最高のタイトルマッチ、そういうことね、俺はええんやけど、ゼウスがなんて言うかな?すべての決定権は、全知全能の神にある」
ゼウス「どうしよう?その拍手の意味ってさ、俺と、イザナギさん対、入江くんUTAMARO見たいって事?俺と入江くんの真っ向勝負が見たいってことかな?もちろんUTAMAROとの勝負が見たいってことかな?そういう意図かな?あの人全然拍手してないけど、わかったやろう。やろう。そのかわり、このベルトは絶対渡せへん。覚悟しとけや」
<試合後コメント>
大森北斗&土肥こうじ
北斗「卑怯な奴らだよぉ!あー、ビックリした。介入してんじゃん、介入。誰だよ、途中でキャノンボール打ってきたあのデケーの!おかしいだろ?おかしいだろぉ?!オォ~イ!正々堂々やれよ正々堂々!俺と土肥さんであの価値、上げねえと」
土肥「俺らが巻いてアジアタッグの価値をちゃんと上げねえとな。チャンピオンもしっかりしろって。こんな選手権試合やってたのかよ。アジアタッグは遊びかって。ゼウスがさっき退場口で言ったよ。『もう1回やるか?』って。俺はしっかりこの耳で聞いてたぞ。カメラも撮ってたな?もっかいだこの野郎!」
ゼウス&イザナギ
イザナギ「なんも言えねえ。でも気持ち悪い」
ゼウス「えっ、気持ちいいでしょ今日は」
イザナギ「アイツの金的よ!金的行かれたよゼウス!」
ゼウス「最後はちょっと気持ち悪いですね」
イザナギ「まあいいんすよ。アイツは1回、2回負けてすぐ音を上げるやつだったら元々誘ってないし、今日で終わりじゃないですからね、北斗と俺の物語。アイツらと俺たちの物語はこれから始まったばっかり。ゼウス、次の挑戦者、ついに来たね、アイツらが」
ゼウス「同じチームやけど、個人的にも、最強タッグで組むはずやった入江選手とやれるのがすごく楽しみですよ。もちろんUTAMAROともやれるのが楽しみだよ。入江選手vsゼウスって見たいファンも多いと思うんでね、必ずいい試合して、自分らが勝ちます」
イザナギ「アイツらとのタイトルマッチ、決まるのかもどこでやるのかも会社に任せますけど、それまでに入江くんを蹴るっていう覚悟を付けないと。仲良しこよしで行ったら持っていかれると思うんで。流石に僕は覚悟をしますね。まあ、いつか決まったらそれまでに合わせてゼウスと2人で、また防衛しよう、ゼウス!」
ゼウス「そうだね。今年1年、防衛しよう!やりましょう!」
イザナギ「防衛して勢い付けて、(ゼウスは)三冠、(俺は)世界ジュニア」
ゼウス「もちろん!今年は三冠必ず取ります!もう1回取ります!」
イザナギ「何が会っても俺たちは止まんないんで。ちょー気持ち悪い」
ゼウス「ちょー気持ちいい!ちょー気持ちいい!」
第6試合
頭上にぶら下がったベルトを取った選手が勝利となるTLCマッチに。
ヨシタツはラダーを登るが葛西がイス攻撃で「いきなり上がるやつがいるか!」と叩き落とす。
葛西は投げようとするが、ヨシタツが逆ブレーンバスターでラダーに叩き込み、場外に転がり降りた葛西へプランチャを投下。
ヨシタツは場外で机をセットし、葛西をその上に寝かせるとイスを葛西の上にのせてコーナーに登る。だが葛西はイスを投げつけて落下させると、ヨシタツを机の上に寝かせてコーナーからの場外ダイビングボディプレス。
葛西はヨシタツを鉄柱に押し込み机の破片をフルスイングするが、ヨシタツがこれを避けるとリングに投げ入れる。
葛西は竹串を持ち出しヨシタツに刺そうとするが、耐えたヨシタツの急所を蹴り上げ竹串を脳天に突き刺す。
さらにDDTでリングに突き刺し、コーナーに叩き込むとラダーをヨシタツの頭にかぶせてイスでラダーをフルスイング連発。ぐったりとするヨシタツをフォールも、この試合はフォールはない。
葛西はラダーを立てようとするが、ヨシタツが背中にエルボー連打からラダーを自ら首にかけて高速回転。これが葛西の後頭部やボディにヒットし、葛西はこれで倒れる。
ヨシタツは立ち上がった葛西にミドルキック連発からイスをリング中央に投げ捨て、そのイスへドクターボムで叩きつける。
ヨシタツはラダーを立てて登ろうとするが、葛西が引きずり落として脳天にイスを叩き込むと、ロープに飛んでラリアットでなぎ倒す。
葛西はラダーを登るが、ヨシタツが股の間に潜り込みパワーボムで叩きつけると、ラダーからのコードブレイカー・フロム・ジェリコ。
ヨシタツはラダーを登るが、葛西が背中にイスを投げつけカットすると、再度脳天にイスを叩き込もうとするがヨシタツはガードしイスを奪うと葛西の脳転に叩き込む。だがこれを受けきった葛西がロープに振って追走ラリアットからラリアットでなぎ倒し、ラダーをヨシタツのボディに押し当てコーナーで押しつぶす。さらにコーナー際にラダーを立てると、ヨシタツをボディスラムでリングに叩きつけラダーに登り、ラダーからのパールハーバースプラッシュを投下。
葛西も大ダメージだが、ラダーを中央にずらして登り始めるも、ヨシタツも反対側から登る。ヨシタツがエルボー連打も葛西がヘッドバッドで叩き落とし、頭上にぶら下がったベルトを手にして新王者へ。
葛西「ストップ・ザ・ミュージック!全日本プロレスファンの皆さん、こんにちは、アーンドハッピーニューイヤー。世界一のデスマッチファイター、葛西純です。おい、オレっちがよ、ちょっとだけ本気出せば、こんなもんだよヨシタツくん。今日は、オレっちと、遊んでくれてありがとう。そして、かっちょいいお土産ありがとう。おい全日本プロレスファンの皆さん、オレっちはよ、このベルト取って、かっちょいいベルトとって、これで全日本プロレスとおさらば、なんてしょっぱいことはしねぇ。葛西純のハードコア、デスマッチが、どんだけスゲーかよ、お前らに知らしめるためにオレっちはやってきた。だから、どんどんこのベルト、全日本プロレスのリングで防衛してくから。おい、そういやよ、全日本プロレスで俺っちのマネをしてシェーシェー言ってるやつがいるそうだな。おい心当たりのあるやつ出てこいよ」
めんそーれ「シャーーーー!」
葛西「シャー?」
めんそーれ「シャー!おい!かシャーい!俺が言ってんのは、シェーじゃ無くてシャーだ!まあいいや、まああんたが、俺のシャーとあんたのシェーを間違えたのもなんかの縁だ。きっと、このGAORAのベルトに俺は吸い寄せられてきたんだと思ってる。だから!俺は!葛西純、あんたのベルトに挑戦させろー!シャー!」
葛西「業界いちの老舗団体全日本プロレスさん、教育がなってないですね。先輩にむかって挑戦させろだ?でもお前の心意気、覚悟、ちょっとだけ見えた。次の全日本プロレスどこかのリングでお前とこのベルトを賭けてタイトルマッチやってやる。どうせやるからにはよ、この葛西純に、いい刺激を与えてくれよ?」
<試合後コメント>
葛西純
「『どんなジャンルのプロレスでも出来る』って抜かしてたヨシタツ……何だあれ?俺っちはよ、本気の10割の、2割か3割かしか出してないぞ。まあとりあえずよ、正月太りでちょっと運動しないといけねーなと思ってたから、ちょうどいい有酸素運動になったよ。あと、最後出てきた、よくわかんないシャーシャーシャー言ってたけどよ、俺っちとヨシタツのあの試合を見てのこのことあのリングに上ってきたってことは、よっぽどの覚悟を持ってるか、よっぽどの馬鹿だろ。葛西純を知らねえのかな?まあいいや。やるからにはよ、半端なモンを見せるつもりはねえ。この全日本プロレス、“王道マット”って言われてるからにはよ、王道マットに失礼な葛西純のアクセル全開のデスマッチ・ハードコア見せるからよ、期待してろ」
ブラックめんそーれ&大森隆男
めんそーれ「シャーッ!」
大森「シャーッ!よく見てただろ?このGAORA、次期挑戦者に名乗りを上げたのはここにいるブラックめんそーれだよ!」
めんそーれ「シャーッ!大森シャーん、大森シャーんと試合したあと、あんなこと言われると思ってなかったけど」
大森「黙ってらんねーだろ!」
めんそーれ「だけどなあ!『シェーッ!』に『シャーッ!』は負けねえ!『シェーッ!』に『シャーッ!』は負けねえ!『シェーッ!』に『シャーッ!』は負けねえ!」
大森「ブラックめんそーれは『シャーッ!』だぞ!よく覚えとけ!」
めんそーれ「蛇は猿に、勝つ!」
大森「猿と蛇か。もしかして」
めんそーれ「シャーると蛇ですよ!ハブが噛み殺してやるよ!」
大森「面白い対決になったじゃねーか」
めんそーれ「かシャーい純!竹串だろうがな、なんだろうが、かかってこい!(※マスクの頭部のハブを掴んで)俺のこのハブが!このハブが!このハブが!跳ね返してそのベルト、俺がその腰に巻いてやるからよ!」
大森「焼き鳥にしてやるからよ」
めんそーれ「やきとり……?焼きシャーるにしてやる!」
第7試合
宮原が青柳のセコンドに付きロープを上げる。
ロックアップから諏訪魔がロープに押し込むが、青柳が体勢を切り返しクリーンブレイク。
再度ロックアップから諏訪魔がロープに押し込みエルボーから背中にエルボー。膝をついた青柳にヘッドロックからショルダータックル。諏訪魔はロープに飛ぶが、バックエルボーで迎撃した青柳が後ろ回し蹴りも諏訪魔は避けて距離を取る。
ロックアップから青柳がロープに押し込み、エルボーを叩き込むと青柳がエルボーを要求。エルボーの打ち合いから青柳がエルボースマッシュを叩き込みネックブリーカードロップ。青柳はフロントネックで捕らえ、首投げからフェイスロック。これを離すとエルボードロップからギロチンドロップを投下しフォールも2。
青柳はエルボースマッシュ連発も、諏訪魔は豪快な延髄斬りからDDT。諏訪魔は髪を掴んで引き起こしスリーパー。青柳はロープを掴み、諏訪魔がそのまま振り回すがレフェリーに注意されブレイク。
諏訪魔は青柳の首元に乗り、首へのニードロップ。青柳は立ち上がるとエルボー連打も、諏訪魔はダブルチョップでなぎ倒しコーナーに押し込みダブルチョップ連発。
コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットした青柳がミサイルキック。避けた諏訪魔が逆エビ固めも青柳はロープを掴みブレイク。
諏訪魔はロープに振ってラリアット。フォールも2。
諏訪魔はバックドロップからフォールも2。青柳はダウン。
コーナーにもたれかかり立ち上がった青柳に諏訪魔は串刺しラリアットからフロントスープレックス。フォールも2。
諏訪魔はエルボー。青柳がロープに振ってドロップキックも、諏訪魔はロープを掴んでスカしストンピング連打。
諏訪魔はロープに振ってラリアットも、避けた青柳がジャンピング・フォアアームで倒す。
青柳は串刺しバックエルボー。諏訪魔がコーナーに振るが青柳はブーメランアタックからダイビングクロスボディアタック。フォールも2。
青柳はバックを取るが、耐えた諏訪魔の背中にエルボー。青柳はロープに振ってビッグブーツも、避けた諏訪魔がジャンピングショルダーアタックで倒し、バックドロップを狙うが青柳は逃れてロープに飛ぶ。だが諏訪魔はスリーパーで捕らえるが青柳は背負い投げで逃れる。
青柳は投げようとするが、諏訪魔が逆に投げようとするも青柳はエプロンに着地。青柳はエルボー連打も諏訪魔はダブルチョップを放つが、避けた青柳がロープを使ったネックブリーカーからエプロンへのDDT。さらにエプロンから鉄柵へのカーフブランディングを叩き込む。
リングに戻り、青柳が串刺しドロップキックからジャーマンスープレックスホールドも2。
青柳はロックスターバスターを狙うが、耐えた諏訪魔をロープに振るも諏訪魔はラリアットでなぎ倒す。
諏訪魔はラストライドを狙うが、青柳がリバース。諏訪魔はハンマーブローからロープに飛ぶが、青柳が追走バックエルボーからロープに飛んでラリアットを避けてのトラースキック2連発。だが受けきった諏訪魔がラリアットでなぎ倒す。両者ダウン。
膝立ちでエルボーの打ち合いから青柳がエルボー連打。諏訪魔がダブルチョップからローリングラリアットも、避けた青柳がロコモーションジャーマンスープレックスホールドも2。
青柳はエンドゲームで捕らえるが諏訪魔はロープを掴みブレイク。
青柳はコーナーに登るが、諏訪魔がナックルから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。諏訪魔は串刺しラリアットから投げ捨てジャーマン。さらにローリングラリアットでなぎ倒しフォールも2。
諏訪魔はコーナーに振っていくが、青柳はコーナーに駆け上がりブーメランアタックを狙うも、諏訪魔は担ぎ上げるが青柳はフロントネックで絞め上げそのままDDT。
青柳はトラースキックからフォールも2。
青柳はロックスターバスターからフォールも2。
青柳はエンドゲームで捕らえるが、諏訪魔が耐えるとこれを離してフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。
青柳は諏訪魔を引き起こすが諏訪魔は強引にバックドロップ。両者ダウン。
諏訪魔はドロップキックからジャーマンスープレックス。フォールも2。
諏訪魔はラリアットも、青柳はビッグブーツでガードするが諏訪魔はダブルチョップからバックドロップを狙うも、青柳が空中で体勢を切り返して潰しフォールも2。
青柳はスピンキックも諏訪魔が受けきりラリアットでなぎ倒しフォールも2。
諏訪魔はバックドロップで投げ捨て、再度バックドロップからフォールも2。
諏訪魔はラリアットでなぎ倒し、髪を掴んで引き起こすとバックドロップホールド。これで3カウント。
諏訪魔「三冠ベルト、防衛したぞオイ!腕が痺れてたまんねーや。青柳、お前、最近、陰湿って言われてるらしいけど、お前、ほんとに陰湿だったんだな。たださ、青柳、お前、強かったよ。今日はありがとう。今、三冠のベルト防衛したから、次だな。2021年、俺は、新しい世代の奴らを、どんなの出てくるか注目してんだよ。その中で、一人だけ、さらに注目してるやつがいる。芦野祥太郎。芦野、聞いてんだったら出てこいよ。(芦野がリングへ)おい、俺はよ、お前と、三冠、三冠戦、無観客でやったよ。俺は、その時のな、感覚が忘れられねーし、まだまだ、多くの人に俺は見てもらいたいと思ってんだ生で。だからお客さんのいる前で、もう一回、三冠戦、やろうじゃねーかよ。正々堂々さ、俺はお前とやりたいと思ってんだよ。お前の考えを、聞かせてくれよ」
芦野「こうして、所属じゃない俺を、呼び出してもらって、非常に光栄に思ってます。それと同時に、俺はこの全日本プロレスに参戦してる理由、それはそのベルトを取ることだけ、その事しか考えてないです。だから、正々堂々、三冠戦、お願いします」
(グータッチをおこない、芦野はリングを降りる)
諏訪魔「これで、次の三冠戦決まったも同然だ。全日本並びにPWFに検討して発表してもらいたい。よろしくお願いします。そして、こないだ、もう昨日か、暴走大巨人正式に解散したんだけど、石川選手、よく話して、これからは、お互いの道で全日本プロレスどう盛り上げるかっていうのをやってこうよってなりました。だから俺は今日絶対勝ちたかったし、今日これから俺がどんどんどんどん今年も三冠チャンピオンとして全日本プロレス盛り上げたいと思うんで皆さん、これからも全日本プロレス応援よろしくお願いします。じゃあ最後に、2021年も開けたことだし、俺も今年初の全盛期だオイでしめたいと思うんで、皆さん喋れないけどご起立お願いします。手だけ、ちょっと付き合って。いきます。後楽園ホールに集まってくれた皆さん、そして、三冠防衛した俺は、全盛期だ!オイッ!」
<試合後コメント>
諏訪魔
「よーし。よし!昨日の借りは返した。シングルプレイヤーとして急成長してるよ、アイツは。首こんなに追い詰められるとは思わなかった。昨日も落とされてるし、うん。やっぱアイツ新しい武器作ったっつーのはデカいよね。多分アイツと俺の差なんて、ほんの微々たる気持ちだけだと思うんだよね。長年ただ全日本プロレスにかけてるから。こうしてさ、結果がこっちに傾いたけど、アイツも勢いが……アイツ何歳だ?25歳?俺、プロレスに入ってないからね。入ってないのに、同じ年のときにあんなん出来ないよ、プロレス。27で入ったときには出来なかったよ。恐ろしいな。まだまだ伸びしろがいっぱいあるから羨ましいと思うね。今年一発目に青柳とやれて俺は良かったと思ってる。さっき言ったけどさ、今年は次の世代、次世代の若い力が出てくると俺は思ってるんだよね。勝手にね。その中で俺は芦野ってのが気になったんだよね。無観客試合の時にやってみてさ、『あ、おもしれーなコイツ』って思った。ハートが一本筋通ってるんだろうなって感覚があるし、レスリングのバックボーンも一緒だし、馳さんに誘われたってのもあるし。だから、リング上でもっとすげぇことをやれるんだろうなって思う。だから俺は指名させてもらった。お客さんのいる前でなんとしても芦野との三冠戦をやりたいってのが俺の願いなんだよね。アイツももっともっとぶん投げまくってくるだろうし、あぶねーの知ってんだよ。あとはリング上で会話していこうと思ってますよ。当然勝つのは俺だよ!」
――秋山準選手が「今日本で認められているベルトは、IWGP、GHC、KO-D」という発言をされていました
「そーなの?」
――この発言について思うことは
「いや、全然。俺は全日本プロレスを愛してるし、全日本プロレスのプロレスが一番だと思ってるからね。見に来てくれるお客さんが居て、それだけでまだ俺はこの三冠のベルトの価値をどんどん上げていきたいと思う。それは一意見だと思うしね。そこに俺はどうこう言うことはないですよ。全日本プロレスで俺も三冠でまだまだ最前線を突っ走っていきたいと思うし、また50周年ってのが再来年に控えてるわけでしょ?それに向けて人生かけたいと思ってんだよね。俺の大好きな全日本プロレスが節目を迎えるタイミングにあるわけだからさ、俺はそこまでチャンピオンでいたいよ。価値をどんどん上げたいな」
――終盤の闘いぶりはジャンボ鶴田さんのようにも見えました
「いやいや、鶴田さんは偉大ですよ。憧れますよ。あの人のスケール感には敵わないんだけど、追求はしたいよね。って僕はホントに思いますよ。全日本プロレスの偉大な先輩ですよ。大学のレスリング部の先輩でもあるし、背中は追いかけますね」
――ジャンボ鶴田さんが出来なかったことといえば、下の世代をことごとく潰していくことだと思います。諏訪魔選手は今日その第一歩を踏み出したと思います
「若いやつが簡単に上に上がっていく風潮がこのプロレス界だけど、全日本プロレスの若手っていうのは中々上がっていけねーなと。でもそれは厳しい先輩がいるから。俺も相当やられてきたしね。だから、それはやっぱ、伝統……伝統だな!(笑)っていうふうにしたいな!(笑)『あのときやられてよかったな』って。今度やってやるよ!今年は!がんばりますよ!」