全日本プロレスがお正月からデスマッチ王座戦を実施!葛西純がヨシタツを大流血の門松葬!
3日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2021 NEW YEAR WARS ~ReOStaff株式会社 presents~』が行われ、葛西純がヨシタツを破ってGAORA TV王座を戴冠した。
ヨシタツは新日本プロレスからWWEを始めとする海外の団体を渡り歩き、全日本プロレスの所属となったという経歴から自らを“王道ストロングスタイル”と定義づけ、その力を知らしめるために昨年8月に自らのユニット“ヨシタツ・キングダム”を建国。
そしてヨシタツは「王道ストロングスタイル!エンターテイメント!格闘技!ルチャ!ハードコア!デスマッチ!すべてのスタイルに対応できる世界で唯一のレスラー」と自称し、葛西純が「お前デスマッチ舐めてんじゃねーか?」と因縁をつけたことから両者の抗争が発生。ヨシタツの持つGAORA TV チャンピオンシップ王座に葛西が挑戦することに。
この試合がデスマッチとなることは決まっていたものの、当日になってから頭上から吊るされたベルトを取り合うTLC戦となることが発表。
ヨシタツはこの日も大仁田厚と電流爆破戦を行ったときに着ていたという革ジャンを着用して登場すると、対する葛西は正装で登場。試合が始まるとデスマッチファイターとしては一日の長がある葛西がヨシタツを圧倒していき、序盤から場外テーブルクラッシュを見舞い、ヨシタツの頭に竹串の束を突き刺して門松葬に。
対するヨシタツも意地を見せ、巨大ラダーを振り回して葛西を殴打し、積み重ねたイスの上への火の玉ボムなどで応戦。互いにイスで頭を殴り合う意地の張り合いを見せるも、葛西がギガラダー上からのパールハーバースプラッシュを投下。最後の力を振り絞って追いすがるヨシタツを強烈なヘッドバッドでKOし、葛西がベルトを奪取した。
葛西は「オレっちがよ、ちょっとだけ本気出せば、こんなもんだよヨシタツくん。今日は、オレっちと、遊んでくれてありがとう。そして、かっちょいいお土産ありがとう。オレっちはよ、このかっちょいいベルトとって、これで全日本プロレスとおさらば……なんてしょっぱいことはしねぇ。葛西純のハードコア、デスマッチが、どんだけスゲーかよ、お前らに知らしめるためにオレっちはやってきた。だから、どんどんこのベルト、全日本プロレスのリングで防衛してくから」と語り、「全日本プロレスでオレっちのマネをしてシェーシェー言ってるやつがいるそうだな」と因縁をつけてブラックめんそーれを挑戦者に指名した。
バックステージに戻った葛西は額からの流血で顔を真っ赤に染めながらも「正月太りでちょっと運動しないといけねーなと思ってたから、ちょうどいい有酸素運動になったよ」と涼しげに語り、めんそーれに対しては「オレっちとヨシタツのあの試合を見てのこのことあのリングに上ってきたってことは、よっぽどの覚悟を持ってるか、よっぽどの馬鹿だろ。葛西純を知らねえのかな?まあいいや。やるからにはよ、半端なモンを見せるつもりはねえ。“王道マット”って言われてるこの全日本プロレスで葛西純のアクセル全開のデスマッチ・ハードコア見せるからよ、期待してろ」と語った。
めんそーれは「猿と蛇の対決だ!ハブが噛み殺してやるよ!」と荒ぶり、「(竹串で刺して)焼き猿にしてやる!」と息巻いた。
両者の王座戦が行われる場所・日程・試合会場などの詳細は未定だが、葛西純に流出した“アモーレ”をめんそーれが奪還できるのかどうかに注目していきたい。