【試合詳細】2・19 全日本プロレス後楽園ホール大会 【三冠ヘビー級】宮原健斗vs永田裕志 【世界ジュニア】青柳亮生vs土井成樹 青柳優馬&野村直矢vs鈴木みのる&大森北斗 安齊勇馬vs鷹木信悟

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『#ajpwエキサイトシリーズ2023~#ajpwプロレスの日MANIAx~』
日程:2023年2月19日(日)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,405人

▼6人タッグマッチ 15分1本勝負
佐藤光留(パンクラスMISSION)/田村男児/●椎葉おうじ(フリー)
5分36秒 シド・ヴィシャス→片エビ固め
鈴木鼓太郎(フリー)/○ライジングHAYATO/井上凌

▼スペシャル6人タッグマッチ 20分1本勝負
[GUNGNIR OF ANARCHY]芦野祥太郎/本田竜輝/●花畑正男(フリー)
7分22秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
ヨシタツ/田口隆祐(新日本)/○マスター・ワト(新日本)

▼スペシャル6人タッグマッチ 20分1本勝負
○石川修司/綾部蓮(JTO)/オスカー・ロイベ(新日本)
8分14秒 ランニングニー→片エビ固め
●大森隆男/矢野通(新日本)/ブラックめんそーれ

▼スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
[VOODOO-MURDERS]○諏訪魔/斉藤ジュン/斉藤レイ
9分28秒 バックドロップ→体固め
●中島佑斗(新日本)/大岩陵平(新日本)/藤田晃生(新日本)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
●安齊勇馬
10分31秒 逆片エビ固め
○鷹木信悟(新日本)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[ノムヤギ]○青柳優馬/野村直矢
11分14秒 エンドゲーム
鈴木みのる(パンクラスMISSION)/●大森北斗

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第63代王者】●青柳亮生
13分30秒 マスキュラーボム→エビ固め
【挑戦者】○土井成樹(フリー)
※亮生が6度目の防衛に失敗。土井が第64代王者となる。

▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第68代王者】●宮原健斗
23分6秒 バックドロップホールド
【挑戦者】○永田裕志(新日本)
※宮原が5度目の防衛に失敗。永田が第69代王者となる。

永田裕志が三冠ヘビー級王座を戴冠しグランドスラムと史上初の偉業を達成!土井成樹が世界ジュニアを戴冠し全日本ジュニア改革宣言!鷹木が安齊に完勝もベルトをかけての再戦を誓う!

第1試合


 男児と井上の対面でゴングが鳴り、男児がレッグスプレッドを中心にグラウンドで上を行くも、井上がミドルキックの連打でやり返しクリーンブレイクから両者タッチ。
 光留と鼓太郎の対面となり、互角のエルボー合戦から光留がミドルキック連打。ロープに振るも鼓太郎がビット。さらに掌底からローリングエルボーを発射も、光留が延髄斬りでカウンター。両者タッチ。

 HAYATOとおうじの対面となり、HAYATOの強烈な縦チョップが胸板に炸裂。さらにランニングバックエルボーからトラースキックを発射も、これを回避したおうじがソバットを腹に突き刺し、高角度DDTからバズソーキック。カウント2で返されるとロープに飛ぶが、HAYATOが追走式ドロップキック。鼓太郎、井上とともにトレイン攻撃を見舞い、鼓太郎のアトミックドロップ、井上のミドルキック、HAYATOのトラースキックと連撃。さらにHAYATOが人でなしドライバーからシド・ヴィシャスを決めて3カウントを奪った。

第2試合


 サングラスをかけて入場してきた田口がこっそりGOAに混ざろうとしてバレる。
 芦野と田口の対面でゴングが鳴ると、スピード感あふれるチェーンレスリングを展開していき、田口がヒップアタックで先制。コーナーでのヒップバッド連打から芦野のピッチリとセットされた髪をぐちゃぐちゃにする精神攻撃も、芦野が飛行機投げからバックエルボー、俵返と見舞って花畑正にタッチ。
 GOAのトレイン攻撃から花畑正がバックドロップからスリーパーホールド。本田にタッチ。
 本田は田口の首をロープに押し付け、レフェリーとともに「1!2!3!4!」と反則カウントを数えながら反則負け寸前で手を離す挑発を繰り返す。さらに田口のヒップアタックをかわして自爆させるも、2発目は被弾。田口がヨシタツにタッチ。
 ヨシタツはミドルキック連打からスイングDDT。さらにCBJを狙うが本田が振り払ってスピアー。花畑正にタッチ。
 花畑正がエルボー連打から武者返し。さらにえびす落としを狙うが、ヨシタツが河津落としで切り返してワトにタッチ。

 エルボー合戦となり、ワンツーエルボー連打で打ち勝った花畑正が片足ショットガンドロップキックからロープに飛ぶが、ワトがゼロ戦キックで迎撃。田口&ヨシタツのサンドイッチヒップアタックからワトがレシエントメンテで叩きつけ、最後は急角度ジャーマン・スープレックス・ホールドで3カウントを奪った。

第3試合


 195cmの石川、200cmの綾部、201cmのオスカーが並び、石川が一番小柄という衝撃的なタッグが出陣。
 オスカーと大森でゴングが鳴ると、チョップ合戦からショルダータックルの打ち合いをオスカーが制し両者タッチ。

 綾部とブラめんが対面し手4つも、ブラめんが即座に上から潰される。ブラめんは「デカいって!」と文句を言い真っ向から組み合うのを諦めてリングに持ち込んだ脚立に乗って高さで上回るが、綾部が自分の顔の高さより上の胸板へビッグブートを叩き込んで撃墜。さらにエルボードロップ、ボディスラムと連撃して石川にタッチ。

 石川ら3人でブラめんに同時に踏みつけ攻撃を行い、3人でリフトアップして高々と放り投げるという荘厳な光景が展開され、石川がラリアットを放つもブラめんが回避してハブクローでサミング。嫌がる矢野に無理やりタッチ。

 矢野はコーナーマットを外そうとするが石川が妨害しロープに振る。矢野は「アーアーアー!」とターザンで耐え、追ってきた石川の攻撃をかわし「バカヤロー!」と後頭部をはたく。石川は怒りのショルダータックルから串刺しラリアットを放つも、2発目を放った際に矢野がコーナーマットを外した金具むき出しのコーナーに自爆。矢野が髪を掴みながらのネックブリーカーを決めて大森にタッチ。

 大森はビッグブート連打からニールキック。さらにアックスボンバーを宣言して発射するが、石川がラリアットで迎撃し正面から何発も打ち合う。石川が咄嗟のバックブリーカーでこの攻防を制すと、綾部&オスカーが肩を組んで矢野にダブルのビッグブート。ここに石川も加わって3人でブラめんにトリプルビッグブート。石川が大森をファイヤーサンダーで突き刺し、ランニングニーで追撃して3カウントを奪った。

<試合後コメント>

石川修司&綾部蓮&オスカー・ロイベ
石川「いやあ、プロレス業界、俺が一番デカい時代もあったのに、綾部、ロイベ選手、大きい人がどんどんプロレス界で出てきてるんだね。これから綾部くんも、ロイベ選手もトップを目指しましょう!(※2人とそれぞれ握手)」
オスカー「アリガゴウゴザイマス!」
綾部「201cm、200cm、195cm。このデカい3人で勝って、手応えバチバチ感じてるんで、まだまだこのデカいトリオで闘う機会があったら」
石川「またやりたいですね!ありがとうございました!」
(※3人で手を合わせる)

第4試合


 闘志むき出しのヤングライオンたちがVMの選手コール時に奇襲しゴング。すぐに場外戦となるも、これはVMの十八番。鉄柵や鉄柱などを使ったラフファイトでヤングライオンたちをあっという間に制圧する。
 リング上ではジュンと藤田がエルボーを打ち合い、藤田がドロップキックを放つもジュンが倒れず耐え、胸板へ強烈な張り手。レイにタッチ。
 レイは中島をエルボーからのヘッドバッドで蹴散らしてから藤田に逆水平チョップからのショルダータックル。コーナーに詰めて逆水平チョップ連打からボディスラム、ボディプレスと連撃。たまらず中島が飛び出してきてVMの面々へ1vs3の打撃戦を挑むもレイが軽々ふっとばす。しかし中島が稼いだ時間で回復に努めた藤田が高度のあるドロップキックをレイに突き刺し大岩にタッチ。
 大岩はレイに左右のエルボーを猛連打し、ヒザへの低空ドロップキックで姿勢を崩してドロップキック。さらに串刺しドロップキックからサイドスープレックスを狙うが、レイが振り払ってボディスプラッシュ。諏訪魔にタッチ。
 諏訪魔は藤田にスリーパーホールドも、中島がカット。ヤングライオンたちのトレイン攻撃から大岩&藤田のダブルドロップキックが刺さり、中島が逆エビ固めを狙うも諏訪魔が下から蹴り上げて阻止。
 中島は気迫のエルボー猛連打。諏訪魔はこれを涼しい顔で受け止めてラリアットでなぎ倒すも、中島も雄叫びを上げながら即座に立ち上がる負けん気の強さを見せる。諏訪魔はもう一発ラリアットを叩き込むが、大岩&藤田がカット。ジュンが大岩を、レイが藤田をチョークスラムで叩きつけて排除すると、諏訪魔が中島をバックドロップで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

VOODOO-MURDERS&ウナギ・サヤカ
レイ「YES!YES!ヴァーーッ!VOODOO-MURDERSがヤングライオンたちをぶっ潰してやったぜ!」
ジュン「まあ勝って当たり前だし、藤田もいいドロップキック打つよ。ただ、あと20kg増やしてから出直してこい!」
TARU「おう、新日本と全日本の抗争みたいなものは盛り上がるの分かっとるけどさ、お前ら、なかなか良かったと思うけど、それはまだデカいからや。相手はすぐ変わってくるぞ。もっと仕上げてくるからの。今日はようやったけど次は分からん。まあ、そういうこっちゃ」
レイ「次、楽しみにしてろ!」

(※TARU、ジュン、レイは先に立ち去る)

諏訪魔「おうおう見ての通りだよあぁ~ん?斉藤兄弟覚醒してんじゃないか?楽しみだなあ、アイツら。おう。それはそうと!俺帰りに変なモン見たぞ!ウナギ、ウナギがいただろお前!いたよな?!」

(※大会開始時から記者席に混じって座り大会を観戦していたウナギがコメントブースに乱入)

ウナギ「おい諏訪魔ァ!」
諏訪魔「何だお前オラお前!よく来たなお前!」
ウナギ「来た。嬉しかった?」
諏訪魔「全然嬉しくねーよお前!」

(※ウナギが諏訪魔の胸板にチョップ)

諏訪魔「いてーよお前テメこの野郎お前!」
ウナギ「お前!」
諏訪魔「なんだよぉ」
ウナギ「ちょっとひつま武士だから喜んでんじゃねーの?」
諏訪魔「なにがひつま武士だお前。うれしくねーよお前。全然だよお前。あん?なんだお前!」
ウナギ「お前を査定してやろうと思って来てんだよ!」
諏訪魔「お前ッ!おいくらだお前!査定しに来たんだろお前!いくらだお前!」
ウナギ「試合しねーとわかんねーよ!」
諏訪魔「なんでだよお前!わかんだろ見てお前!高い値段つけろお前!結果がたのしみなんだ査定っつーのはお前!」
ウナギ「査定はやんねーとわかんねーんだよ!」
諏訪魔「なんだお前コノヤローお前お前!」
ウナギ「あたしが一番最初に好きになったリング、全日本プロレス」
諏訪魔「おぉん?!」
ウナギ「昨日見たよ。お前のデビュー戦、馳浩との」
諏訪魔「おせーよ見んのお前!」
ウナギ「ピュアピュアだったなあ!」
諏訪魔「なんだお前よぉ!俺が汚れてんのかお前コノヤローお前!」
ウナギ「汚れてんだろどう見ても!」
諏訪魔「お前だって汚れてんだろお前!」
ウナギ「ふざけんじゃねーよ!」
諏訪魔「あぁ?!お前!どっちが汚れてるか勝負するかお前?!(※ウナギがすあまを取り出す)なんだお前それ。なんだお前。なんっ、なんだお前コノヤローお前!」
ウナギ「諏訪魔ぁ、お前を査定してやるよ!」
諏訪魔「おせーんだよお前テメこの野郎!お前コノヤローお前!早くしろよ!」
ウナギ「いつ?」
諏訪魔「分かった。分かったよお前!じゃあ……なんだそれお前」
ウナギ「すあま」

(※ウナギが諏訪魔の眼前ですあまを食べ始める)

諏訪魔「ムカつくなお前!よしお前!オイ!姐さんとお嬢(尾崎魔弓&雪妃魔矢)に言いつけてやるよお前!お前のこの悪態をなぁ!そしてお前を地獄に落としてやる!あぁ?!地獄に落ちろお前は!分かったなぁ?!」
ウナギ「おい諏訪魔ぁ!お前を地獄よりももっといいところに落としてやるよ!」
諏訪魔「お前偉そうなこと言ってんじゃねーよお前オイ!楽しみにしといてやるよお前!覚えとけよお前!地獄へ落ちろぉ~!」
ウナギ「お前が落ちろ!」
諏訪魔「落ちろぉ~!」
ウナギ「お前を査定してやるよォーッ!」
諏訪魔「うぉちろぉ~っ!なんだお前っ!」
ウナギ「楽しみですねぇ~♪」

(※諏訪魔が荒々しく去っていき、ウナギが1人残っていたところで偶然ヨシタツが通りかかり、2人同時に振り返って二度見)

ウナギ「……あれっ?なんか、似たような感じっすね」
ヨシタツ「前から気になってたよ。傾奇者だろ?……分かるだろ?この意味」

(※ヨシタツがニヒルな笑みを浮かべて去っていき、ウナギも含み笑いで後を追う)

第5試合


 ロックアップからリストの取り合いとなり、安齊がショルダータックルでぶつかっていくも鷹木はビクともせず。エルボー合戦となり、鷹木が打ち勝ってロープに飛ぶも安齊がカウンターのドロップキック。さらにミサイルキックを狙ってコーナーに上るが、鷹木が地対空ラリアットで場外に叩き落とし、鉄柵に叩きつけたあとにエプロンへのギロチンホイップ。

 鷹木はリングに戻してニードロップ、フロントネックロックからのDDTと連撃し安齊のエルボー連打を受けきってブレーンバスターを狙うが、逆に安齊がブレーンバスターで投げきり、フロントスープレックスからミサイルキック。さらにダブルアーム・スープレックスを狙うが、鷹木が振り払って龍魂ラリアット。さらに串刺しラリアットからダイビングエルボードロップ、ブレーンバスターから首筋へのエルボースタンプを連打し、スライディングラリアットを発射も、安齊が素早くバックを取ってジャーマン・スープレックス・ホールド。

 安齊は気迫のエルボー連打も、鷹木がワンツーエルボーの連打からヘッドバッドで倒し、スライディングラリアット。さらにパンピングボンバー2連発から逆片エビ固めでどっしり腰を落とし、安齊からタップを奪った。

 試合後、鷹木は安齊に歩み寄って二言三言語りかけてから退場していった。

<試合後コメント>

安齊勇馬
「リング上でも言われたけど、俺、諦めないから!何年後か何十年後か分からないけど、絶対リベンジしてやる!絶対リベンジしてやるからな!」

鷹木信悟
「最初はもっと楽勝だと思ったけどね。お陰様でいい汗かいたよ。安齊か!……安齊、下の名前はなんてんだ?安齊勇馬?ユウマ……聞いたことがあるな。まあいいよ。しっかりとこの俺の頭の中にインプットされたぞ。安齊勇馬、ただ単に男前なだけじゃないな。いや、イケメンか?言ってみれば今日はイケメンvsハツラツおじさん……?違う違う違う!イケメンvs男前の対決だ!自分で言ってて恥ずかしいぞ!だが、今日はハツラツおじさん、いや、男前の大勝利だ。安齊、お前覚えてるかどうかわかんねーけど、試合後に言ったよな?『是非また次やろう』と。なあ?近い将来、お前が三冠を獲ったら、是非俺を指名してくれ。いや!あるいは俺が三冠を獲った暁にはお前を指名してやろうか?おいおい、全日本プロレスさんよぉ!鷹木信悟、参戦5年ぶりだぞオイ!次、また5年後なんて言わせねーよな?嫌味のように俺の入場前にチャンピオン・カーニバルの出場選手発表したけど、オイ!俺もチャンピオンなんだよ。……なんか、“X”とか言ってたなオイ?もしかしたら、これはあるんじゃないの?どんなチャンスにも飛びついてやるからな。明後日はお隣の東京ドームで武藤敬司さんの引退試合がある。オカダvs清宮。オカダは今、サンノゼ、アメリカで試合してるが、代わりに万が一!フライトトラブルで帰ってこられないようなことがあるんだったらオイ!近所のおっさんがコスチューム持って東京ドームに行ってやってもいいんだぜ?つまり、俺はいつだって常在戦場!闘いは常にここに在り、だ」

第6試合


 青柳と北斗でゴングが鳴ると、ヘッドロックの奪い合いやアームドラッグの応酬となり、互角のまま両者タッチ。
 みのると野村の対面となると、チョップ&エルボーの打ち合いとなり、楽しそうに笑うみのるが強烈な一撃を叩き込むも野村は倒れず耐えてショルダータックル。カバーに行こうとしたところでみのるが下から足を取ってアキレス腱固めからヒールホールドに捕らえ、足を破壊。野村はなんとかロープブレイクするも、みのるが即座に低空ドロップキックで追撃し、場外鉄柵を使ってのニーロックや鉄柵の上から足を踏みつけたりと痛めつけ北斗にタッチ。
 北斗はニークラッシャー、足へのDDTと見舞ってみのるにタッチ。

 みのるはローキック連打からヒザをぐりぐりと踏みつけ、挑発的に顔面を踏みつける。青柳がたまらずカットに来るも、みのるがキチンシンクで迎撃し、野村のスピアーをキャッチしてフロントネックロック。捕まえたまま北斗にタッチしようとするが、野村がぶっこ抜いてブレーンバスターで叩きつけ、青柳にタッチ。
 青柳はビッグブート、フライングフォアアームと連撃しラリアットを狙うが、みのるがキャッチしてスリーパーホールドへ。さらにゴッチ式パイルドライバーの体勢も、青柳がショルダースルーで投げ飛ばす。みのるはすぐに起き上がってビッグブートを叩き込み、北斗にタッチ。
 北斗はエルボー連打からコンプリートショット、RKOと連撃。さらにみのるとのトレイン攻撃を狙うが、野村がカットし、北斗が逆にトレイン攻撃を被弾。青柳がダイビングエルボードロップからカバーも、みのるがカットして青柳に強烈なエルボー弾。ロープに飛ぶが、野村が場外から足を引いて妨害し、全力で押し留めて勝負を青柳に託す。

 青柳はスピンキックからロックスターバスター。北斗もキックアウトしてローリングエルボーを狙うが、青柳が飛びついてスタンド式の胴絞めフロントネックロック。そのままエンドゲームに移行して絞り上げると北斗が無念のギブアップ。

<試合後コメント>

鈴木みのる&大森北斗
北斗「……なんも、なにも変わってなかったのか、俺は。なんも、変わってない……。チャンピオンとの差がこんなにあるのか、俺は。俺が、俺が、俺の足を引っ張ってる……」
みのる「おい、大森。お前の口で言ったよな?『俺は俺のスタイルを変えねえ』『俺は俺のやり方を変えねえ』『俺は勝手に強くなる』って言ったよな?なあ?!言ったよな?!こないだなあ?!なあ、お前、困ってここに来たんだろ?困って来たんだろ?藁にもすがる思いで来たんだろ?いつまで突っ張ってんだよ!強くなるのにそんなもんいらねえんだよ!強くなるには、やるしかねえんだよ。能書きもいらねえんだよ。プライドもいらねえんだよ!オメーが何歳か、オメーが何年プロレスやってるかしらねーけどな、いいか、覚えとけ。俺はそうやって長い時間、この世界のプロレス界で生きてきたんだよ。なにが必要か俺は知ってるぞ。お前にはまだいらないものだらけだ。本当に上に行きたいんだったらな、よく考えてみろ」

(※みのるが北斗の胸を拳で軽く叩いてから先に去り、北斗は1人残って考え込む)

北斗「……1回プライドを捨てた気になってただけだった。それがよく分かった」

第7試合


 ゴングが鳴ると素早いグラウンドレスリングの応酬から互いにロープに飛び、リープフロッグやドロップダウンを駆使したスピード戦。亮生がドロップキックで場外に蹴落としてトペを狙うフリからバク宙で着地し観衆にアピール。土井がエプロンに上がってくると再びドロップキックで蹴落とし、ケブラーダで追撃。亮生がリングに戻ってもう1回飛び技を狙うが、土井がリング下から足払いをかけ、スワンダイブ式エルボードロップ。
 
 土井はランニングエルボーから変形キャメルクラッチ。さらにロープに振るも、亮生が土井にホップアップさせてから放つその場飛びミサイルキック。さらにコーナーを駆使した三次元的なアームドラッグからドロップキックを見舞うが、引き起こそうとしたところを土井が足払いをかけ、ローリングセントーンからスイングネックブリーカー。さらにバカタレスライディングキックを放つが、亮生が回避してその場飛びムーンサルトプレス。さらに旋風脚からコーナーに上ってムーンサルトプレスを投下も、土井が回避して自爆させ、DDTから串刺しドロップキック。

 土井はDOI555からバカタレスライディングキックを狙うが、亮生がトラースキックでカウンターし、ロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを放っていく。しかし、3発目を逆に土井がフィッシャーマン・バスターで切り返し、エルボー合戦から丸め込みの応酬へ。


 亮生はラ・マヒストラルで隙を作り、ハウザーインパクトからファイヤーバードスプラッシュを投下も、土井が剣山で迎撃し、DOI555からのバカタレスライディングキック。これをカウント2で返されると、奥の手のマスキュラーボムを解禁して3カウントを奪った。

 土井が世界ジュニアのベルトを手にすると、ライジングHAYATOがリングへ上がってくる。

HAYATO「次は、俺だよ?亮生の敵討ちとかそんなんじゃなくて、ただ1個人として、1選手として土井成樹が持ってるその世界ジュニアのベルトが欲しい。答えを聞かせてもらえるかな?」
土井「言いたいことはそれだけか?もっと言ってもええやんけ、俺みたいになあ!なんや?ピンク色した髪の毛の次は、気持ち悪いビジュアル系か?おい、オールジャパン!マトモなやつおらんのか!俺みたいにマトモな選手おらんのか!(※観衆が大ブーイング)ええやんけ。お前の今日の青柳亮生みたいに仕留めたるからな!挑戦、受けたるわ!」

(※HAYATOが去る)

土井「俺はこのまま帰らんぞ?まだ帰らへん。喋らしてもらうぞ。ゆっくりなあ?俺はチャンピオンになったんや。それなりの発言権はあるやろ?前チャンピオンが面白いことなんもせんかったから、代わりに俺が見本見せたろうやんけ。おいオールジャパン!全日本はヘビーばっかりネタ満載やけど、ジュニアがなんもないやんけ。そこでや。俺が考えた第1弾。ジュニアのタッグリーグやるぞ!見たくないか?!なんやったら、お前ら2人、負け犬2人もエントリーしてもええからな。もちろん俺もエントリーしたる。パートナーはこれから考えるから楽しみにしとけ!」

<試合後コメント>

土井成樹
「オイ、勘違いするなお前ら。オールジャパンも、青柳亮生も、お前らマスコミもそうや。なんやオイ!俺が“ジュニアのレジェンド”やと?笑かすなオイ。そんなレジェンドのクラスまで俺は行ってへんやろ。俺を勝手に過去の人間にすんな。終わった人間にすんな。俺は今、各団体を最前線で突っ走ってんのや。そこんとこ勘違いすんなよ?現に俺が持ってんねん、今。ライジングHAYATOか、次は。ライジングって、昇っていくって意味やろ?急降下さしたる!今日の青柳亮生みたいに。それから、リング上で言うた通り、ジュニアのタッグリーグ、全日本は正式決定しとけよオイ。俺はそれなりに発言権あるはずや。ジュニアが何人いてるか分からんけど、それぞれパートナー決めてエントリーして来いや。もちろん俺も出たるわ!」

第8試合


 試合はじっくりとしたグラウンドレスリングに始まり、ロープブレイクの離れ際にも緊張感が漂うヒリついた雰囲気で進行。宮原がフロントハイキックをヒットさせて静寂を破ると、永田もサッカーボールキックを発射。宮原が回避して距離を取りクリーンブレイク。

 再び向き合って手4つで組み合おうとするが、組む前に永田がビンタを見舞って倒しサッカーボールキックから腕十字。宮原はロープエスケープして場外へと逃れ、追って来ようとした永田を場外戦に引き込んで鉄柵に足をくくりつけて蹴りぬくなど足への集中攻撃を開始。先にリングに戻った宮原は、永田がエプロンに上がってくるとエルボーで再び落とそうとするが、永田がキャッチしてロープを使ったアームブリーカー。リングに戻ってチキンウィング・アームロックから腕十字も、宮原が足を伸ばしてロープブレイク。
 
 永田はショルダーアームブリーカーを連打してから脇固め。さらにミドルキック&エルボーを連打してロープに飛ぶが、宮原がカウンターの低空ドロップキックから側頭部へのドロップキック。宮原がエプロンでのバイルドライバーを決めれば、永田も場外でのエクスプロイダーを決めるなど両者の攻撃はヒートアップ。

 永田はリングに戻って雪崩式エクスプロイダーで叩きつけるが、宮原が即座に起き上がってジャーマン・スープレックス。永田もジャーマン・スープレックスでやり返すと、宮原がブレーンバスター、永田がエクスプロイダーと一歩も引かず。

 宮原が永田の起き上がり際にブラックアウトを叩き込むと、永田が浴びせ蹴り。そのまま串刺しジャンピングニーを狙うも、宮原がキャッチしてパワーボム。ブラックアウトからシャットダウン・スープレックスを狙うが、永田がクラッチを切って腕固め。そのまま白目式に移行すると会場がこの日一番の大歓声に包まれる。

 永田はハイキックからバックドロップを狙うが、宮原がその場飛びのブラックアウトを叩き込み、敢えて痛む右腕を振るってラリアットを2連発。ジャーマン・スープレックス・ホールドからシャットダウン・スープレックス・ホールドを狙うが、永田が暴れて脱出。宮原はブラックアウトを発射するが、永田はこれをミドルキックで撃ち落とす。


 宮原は怯まずブラックアウトを叩き込むが、永田はリストクラッチ式エクスプロイダーからハイキック。最後はバックドロップホールドを決めて3カウントを奪取。

 三冠ヘビー級王者としては、天龍源一郎さんが持っていた最年長戴冠記録、最長キャリア戴冠記録を更新。
 史上5人目のメジャー三団体シングル王座制覇、史上4人目のメジャー三団体シングル&タッグ王座制覇、そしてこれに加えてメジャー三団体のシングルリーグ戦も制覇したという偉業は史上初のことだ。

 割れんばかりの大歓声&永田コールを受け、永田ははにかみながらマイクを取る。

永田「なんだよ、ここは全日本プロレスのリングだろ?俺のホームみたいじゃないか(笑)それはさておき、三冠ベルト、獲ったぞ!」

 すると、石川修司がリングに上がり、永田と対峙。

石川「三冠、IWGP、GHC。全部獲った永田さん、チャンピオンって、団体にとってどんな存在ですか?どんな存在ですか?」
永田「俺に言わせんのか?お前らのその悔しい気持ち、今ここでよく分かってるよ。悔しいだろう?取り返したいだろう?だから石川!今ここに出てきたんだろ?……全部言っちまったな、俺が(笑)」
石川「俺は今でも全盛期だと思ってやってるよ。永田さん……いや、永田裕志。俺は昨日までアンタが挑戦者、クエスチョンだった。お客さんもそうだったと思う。だけど、今日のアンタは全盛期だったわ。俺と勝負してくれよ!俺の全盛期は、超いてーからな!」

永田「……大隅社長、よろしいですか?いやあ、チャンピオンになった余韻を少しは味わいたかったのに。でも、しょうがないですね。これが三冠ベルトの重み。このベルトを巻いたから葉にはこのリングをより更に面白くしていきますよ。もしこの俺がこのベルトを巻いているのが思い切り嫌悪感を持つ人間がいたら、どんどん会場に来て俺にブーブー言ってくれ。その他、この新日本プロレスの永田裕志がこのベルトを持って戦う姿が見たいという方は、より声援を送ってください。そうやってこのベルトを持ってる限りは、この全日本プロレスのリングを盛り上げます。どうもありがとうございました!石川修司が『今が全盛期』と言ったが、全盛期はこっちのセリフだよ!まだまだ行くぞ!よし行くぞ!1!2!3!ゼアッ!」

<試合後コメント>

永田裕志
――初めて三冠王座を獲得した感想は
「まあ、あとで改めて自分の試合を見ますけど、これだけの客入りの中、激しい闘いをして、キツい中で勝利が出来たこと、そしてこのベルトを獲ったということで、改めて喜びはひとしおだし、大きな重責というものを既に感じてます」

――グランドスラム達成という偉業を為した
「そうっすね……グランドスラムという実感がまだなんとも。これから多分、そういう周りの反響とか、メディアの方から取材を受けて記事を書いていただいたり、そういうことで徐々に分かってくると思います。ただ、やはりもうじき31年になるんで、プロレス人生の中で、新日本プロレスに留まることなく、全日本プロレス、プロレスリングNOAHというリングに上って、ただ上がって荒らすだけではなく、ベルトを獲って、またはリーグ戦を獲って、その中でシリーズを盛り上げて、新日本プロレスの中だけではなく、メジャーと言われる日本の各団体でそういう仕事をした実感と言うか、そういうのはありますし、このベルトを獲ったということは、やっぱりそれが改めて感じますね。多分嬉しさはこれから出てくると思いますよ。試合終わって、『やったぁ!』と思って、獲ったあとすぐ石川修司が来ましたしね。甘くないですね。ここはやっぱり、大きい選手もいますしね。宮原だって決して小さい選手じゃないし。それは1発1発、技を食らった中で強烈でしたね。本当に、もう、首ヤバかったです。ジャーマンとか膝蹴りとかも何発か入りましたし、多分明日からまた今日のダメージが残って、噛み噛みな自分になってしまいそうだし(笑)今の内だけかもしれないですけど、ちゃんと喋れるのは(笑)」

――三冠王座の最年長記録&キャリア最長記録も更新した
「最年長記録という部分で、天龍源一郎さん……偉大な天龍源一郎さんの記録を抜けたという。元々天龍さんの記録を抜くってのは、IWGPで最年長記録を抜くということで言ってましたが、IWGPよりもさらに歳を重ねた天龍源一郎さんが獲ったベルトですから。その記録を抜けたっていうのはすごく大きな。まあ、そう言われると喜びではありますね。天龍源一郎さんは今あまり体調がよろしくない中で、最近は本当にほぼ音沙汰無く、ニュースとかでそういうので天龍さんの情報が入ってくるんですけど、天龍さんの口から『永田』という言葉が全く出なくなってきている中で……たまに、数年前に何処かのエロ雑誌のコラムで『永田は窓際だ』みたいなことが出てたな。『アイツは要領がいいからどうのこうの』と。コンビニで立ち読みして見た記憶がありましたけどね。それぐらいしか天龍さんの“べしゃり”っていうのは耳に入って来なかったですから。『永田は偉大な天龍さんの記録を抜きました』と、是非皆様ご報告ください。それでもしカチンときたら、またどこかのエロ雑誌でも、どこかの週刊誌でも、老害の如く永田をビシっと叱りつけていただければと思います」

――20歳年下の宮原選手に勝つことが出来た原動力とは
「やっぱり、挑戦を中々認めないというか、焦らしながらも色々、彼の口の口撃でも、1発1発の技というか、そういうものも強烈でしたし、宮原ってどうもいけすかねえ野郎だなと思いましたけど、試合を通じてやってみると不思議なもんで。俺も簡単に、相手をネ、いい試合して相手に『ありがとう』という気持ちになってしまうのはもしかしたら年を食ったからかもしれないけど、そういう思いにしてくれた選手ですよ。本当に何回も三冠ベルトを獲って、この団体を守ってきているだけあって、素晴らしい選手だと思いました。ウチの選手にも負けてないと思うしね」

――敵地とは思えないほどの永田コールが起きた
「どうでしょう?本来、全日本プロレスの熱烈なファンの皆様からはね、罵声というかそういうものを想定していたんですけど、残念ながら惜しむらく、新日本プロレスで中々永田のこういう晴れ舞台を見れないファンの人のもどかしさが今日の観客動員に繋がったんじゃないかと。それが今日販売した『THE BLUE JUSTICE 2023』Tシャツの売れ行きを見てもよく分かりますね」

――これから全日本プロレスを盛り上げていくと
「そうですね。ベルトというのは、ベルトを持った責任というのがありますから。やはりチャンピオンとしてこの団体を盛り上げるっていうのは、ベルトを持っている人間が成し遂げなきゃ、やらなきゃいけないことですし。ただ、これを面白いと思っている人間というのは全日本プロレスにいないと思うんで。『じゃあかかって来いよ』と。石川だろうが、まだまだ後ろに控えてるのはいるでしょう。そういう覚悟は、嫌でもこのベルトを獲った瞬間から来てますよ。ただ、今は、本当にこのベルトを獲った喜びというのものを噛み締めたいと思います」

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