ヨシタツがコロナ王座の防衛に成功!
27日、東京都・新木場1stRINGにて、ニコプロpresentsハードヒット『KING of HARD HIT tournament決勝戦』が行われ、ヨシタツが岡田剛史を相手にコロナ・プレミア・インターコンチネンタル王座の防衛に成功した。
ヨシタツは新日本プロレスからWWEを始めとする海外の団体を渡り歩き、全日本プロレスの所属となったという経歴から自らを“王道ストロングスタイル”と定義づけ、その力を知らしめるために今年8月に自らのユニット“ヨシタツ・キングダム”を建国。
そしてヨシタツは「王道ストロングスタイル!エンターテイメント!格闘技!ルチャ!ハードコア!デスマッチ!すべてのスタイルに対応できる世界で唯一のレスラー」と自称し、葛西純が「お前デスマッチ舐めてんじゃねーか?」と因縁をつけたことから来年1月3日にはヨシタツの持つGAORA TV チャンピオンシップ王座を争うことも決まっている。
ヨシタツが持つもう1本のベルトであるコロナ・プレミア・インターコンチネンタル王座は、ハワイのプロレス団体・UCE(Unify Championship Entertainment)のシングル王座。2018年に同王座を戴冠したヨシタツは今日まで防衛を続け、シングル二冠王として君臨し続けてきた。
そしてこの日、すべてのスタイルに対応できるヨシタツは、この日ロストポイント制などを採用したハードヒットルールで岡田を迎え撃った。
「格闘技みたいなルールでも普段やってるプロレスで勝ちたい」と後に語ったヨシタツは、ジャイアントスイングやバックドロップを狙っていくも、ブラジリアン柔術黒帯を持つ岡田は巧みにグラウンドに引き込んでいきヨシタツの好きには試合を運ばせず。足への一点集中攻撃に苦しめられ、ロープブレイクでポイントロスト。
岡田は足を引きずり始めたヨシタツを掌底連打でコーナーまで押し込んでいくが、ヨシタツが前蹴りで岡田を怯ませ、その隙にセカンドロープに飛び乗ってヨシタツ狂想曲(セカンドロープから飛びつくクリス・ジェリコ公認のコードブレイカー)。これがアゴにクリーンヒットした岡田は大の字に倒れ込み、試合続行不可能と判断したレフリーが試合を止めた。
晴れて王座防衛を果たしたヨシタツは「急な結末でお客さんもビックリしたと思うけど、あれは俺がプロレス技で行こうって伏線を張っていた結果だから。CBJ(コードブレイカー・フロム・ジェリコ)もいいとこ当たったらああやってKO出来るんだね。ちょっとビックリしたけど、ああいう使い方もアリなのかな。相手のアゴを狙ってやっていくっていう」と新たな着想を得た様子。
そして、コロナ王座について「やっぱ、名前がアレだってんでコロナビールも一旦生産止めたんですよ。そのくらいのアレだから、UCEとコロナビールのとこ、話し合って、『これも収まるまで使うのやめようか』ってことだったんですけど、収束の兆しが見えなくて、このままだとずっと使えなくなっちゃうから、今回協議の結果防衛戦が出来るようになりました。これから使えるようになると思うんで、やっていきたいと思います」と語った。
ニコプロpresentsハードヒット『KING of HARD HIT tournament決勝戦』
日程:2020年12月27日(日)
開始:13:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:コロナに負けるな!(主催者発表)
▼マドレーヌのぷるぷる玩具&当たり前田のニールキック&押し掛け座敷童presentsコロナ・プレミア・インターコンチネンタル王座選手権試合 ハードヒットルール 10分1本勝負
【王者】○ヨシタツ(全日本プロレス)
7分4秒 レフリーストップ
【挑戦者】●岡田剛史(TKエスペランサ
※ヨシタツが王座防衛に成功