【試合詳細】12・23 スカイツリー路上電流爆破プロレス 大仁田厚 with 高木三四郎&クリス・ブルックス&伊藤麻希vsクロちゃん with 青木真也&スーパー・ササダンゴ・マシン&上福ゆき
『大仁田厚vsクロちゃん!クリスマス最終決戦!スカイツリー路上電流爆破プロレス!』
日程:2020年12月23日(水)
会場:東京・東京ソラマチ
観衆:4万視聴(視聴数)
▼東京女子プロレス提供試合@東京ソラマチ3~4Fソラミ坂 時間無制限一本勝負
○坂崎ユカ/瑞希/乃蒼ヒカリ
10分47秒 スライディング・ラリアット→片エビ固め
山下実優/天満のどか/●小橋マリカ
▼6人タッグマッチ@浅草雷門一之宮商店会 時間無制限一本勝負
[Eruption]○樋口和貞/坂口征夫/赤井沙希
16分15秒 カナディアン・スノーサンバ・バックブリーカー
男色ディーノ/●平田一喜/彰人
▼タッグマッチ@焼肉ドラゴ東京スカイツリー駅前店 時間無制限一本勝負
○HARASHIMA/納谷幸男
3分16秒 蒼魔刀→体固め
●大石真翔/●中村圭吾
▼DAMNATIONvsDDTサウナ部!@すみだ健康スポーツセンター内プール 時間無制限一本勝負
[DAMNATION]○遠藤哲哉/高尾蒼馬/マッド・ポーリー/大和ヒロシwith佐々木大輔
19分53秒 シューティングスター・セントーン・イン・ザ・プール→片エビ固め
竹下幸之介/●勝俣瞬馬/MAO/上野勇希
▼電流爆破デスマッチ@東京ソラマチ8Fドームガーデン 時間無制限一本勝負
●大仁田厚with高木三四郎/クリス・ブルックス/伊藤麻希
11分9秒 電流爆破バットフルスイング→体固め
○クロちゃん with青木真也/スーパー・ササダンゴ・マシン/上福ゆき
大仁田厚がスカイツリー路上電流爆破でクロちゃんによもやの惨敗で雪辱戦を要求!立会人のジャングルポケットにまで牙をむく!火野裕士がDAMNATIONに合流し12・27後楽園に参戦!
第1試合
第1試合の東京女子プロレス提供試合(坂崎ユカ、瑞希、乃蒼ヒカリ組VS山下実優、天満のどか、小橋マリカ組)は、東京ソラマチ3~4Fのソラミ坂で行われた。
坂崎が山下にコンクリート上での垂直落下ブレーンバスターを繰り出し、階段に突き飛ばすなど、えぐい攻めを見せると、乃蒼はラダーを持ち出して山下組を攻撃。最後は坂崎が小橋にスライディング・ラリアットを見舞って勝利を挙げた。
第2試合
第2試合の樋口和貞、坂口征夫、赤井沙希組(イラプション)VS男色ディーノ、平田一喜、彰人組は、浅草雷門一之宮商店会で行われた。
試合はいちご大福を販売している店舗を巻き込み、浅草らしくサンバのダンサーまで登場するなど、とんでもない闘いに発展。ディーノが尻から白煙を「イラプション」の3人に噴射するも、樋口が平田を捕獲し、ブレーンバスターからカナディアン・スノーサンバ・バックブリーカーを決めてギブアップを奪った。
第3試合
第3試合のHARASHIMA、納谷幸男組VS大石真翔、中村圭吾組は、納谷の父で大相撲元関脇の貴闘力氏が経営する「焼肉ドラゴ東京スカイツリー駅前店」内で行われた。
両軍が店内で大暴れしていると、それにやおら気付いた貴闘力氏が現れ「何やってんだ!」と一喝。店の外に出ると、貴闘力氏と納谷が合体して中村を攻撃する親子連係を初披露。そこにHARASHIMAが蒼魔刀をたたき込んで、中村からフォールを奪った。
第4試合
11月にZERO1を退団したばかりのフリー戦士・火野裕士が「ダムネーション」によもやの合流を果たし、27日の東京・後楽園ホール大会にスクランブル参戦することが電撃決定した。
23日にDDTプロレスが開催した「大仁田厚vsクロちゃん!クリスマス最終決戦!スカイツリー路上電流爆破プロレス!」はメイン以外の試合は、スカイツリー近郊のデートスポットで行われ、セミファイナルのDDTサウナ部(竹下幸之介、勝俣瞬馬、MAO、上野勇希)と「ダムネーション」(遠藤哲哉、高尾蒼馬、マッド・ポーリー、大和ヒロシwith佐々木大輔)の8人タッグ戦は、すみだ健康スポーツセンター内プールで闘いのゴングが鳴った。
両軍ともにプールに落とされ、それを利用したりで破天荒なバトルが繰り広げられるなか、「ダムネーション」のセコンドで肋骨骨折のケガがまだ癒えない佐々木がサウナ部に詰め寄られ、プールに落とされそうになる窮地に陥った。ここで助っ人に参上したのが火野だった。火野はMAO、上野、竹下にチョップを見舞うと、竹下をプールに放り投げ、勝俣をFucking BOMBでプールに投げ込んだ。そこに遠藤が回転を加えたセントーンを繰り出し、水中でピンフォールを奪った。
かつて火野と「モンスターアーミー」で共闘していたこともあった佐々木は早速、27日の後楽園大会への参戦を要求し、急きょ遠藤&高尾&ポーリー&火野with佐々木VSHARASHIMA&クリス・ブルックス&青木真也&中村圭吾戦にカード変更された。
佐々木は同大会も欠場するが、KO-D無差別級、タッグ、6人タッグ王座に戴冠した実績をもつ火野と結託したことで、「ダムネーション」の勢力が増大するのは必至だ。
第5試合
“邪道”大仁田厚がお笑い芸人のクロちゃん(安田大サーカス)に十八番の電流爆破デスマッチで惨敗を喫し、リベンジ戦を要求した。
23日、DDTプロレスが東京スカイツリーの隣にある東京ソラマチで「大仁田厚vsクロちゃん!クリスマス最終決戦!スカイツリー路上電流爆破プロレス!」を開催。このもようはインターネットテレビ局ABEMAで生配信され、4万の視聴があった。
同大会のメインイベントは東京ソラマチ8階のドームガーデンが戦場となり、遺恨深まる大仁田とクロちゃんが一騎打ちを敢行。“助っ人”の「with」として、大仁田陣営には高木三四郎、クリス・ブルックス、伊藤麻希が、クロちゃん陣営には青木真也、スーパー・ササダンゴ・マシン、上福ゆきが付いた。
開始早々、大仁田はクロちゃんを狙うも、それを守ろうとした青木と大乱闘を展開。助っ人同士がやり合うと、高木らがクロちゃんに手を出すなど、いつしか8人が入り乱れる闘いもように発展した。
大仁田が有刺鉄線バットでクロちゃんの急所をグリグリ突き刺すと、高木が捕獲したササダンゴめがけて、伊藤が爆破バットで一閃。隣にいたクロちゃんも爆弾を浴びてグロッギーに。ここで、意を決した上福が自らストッキングを破り、左ヒザを差し出した。するとクロちゃんは愛しい上福のヒザを舐めると元気が出て“復活”。高木、クリスにヘッドバットをたたき込むなど奮戦。
一方、大仁田は青木に机上パイルドライバーを見舞い、爆破バットを手にするも、これは上福が起動装置を解除して阻止。今度はクロちゃんが、青木が押さえた大仁田めがけて爆破バットで一撃するもカウントは2。
息を吹き返した大仁田はクロちゃんにイス攻撃を仕掛けるも高木に誤爆。大仁田が爆破バットで狙いにいくと、まさかの裏切りでクロちゃんは上福を盾に逃げる。ここで、青木が帯で大仁田の首を絞めると、クロちゃんが爆破バットで再びフルスイング。立て続けに2度の被爆をした大仁田は、カバーしたクロちゃんを返せず屈辱の3カウントを聞いた。
クロちゃんは「プロレスラーが芸人に負けた瞬間を見たか! 邪道、死すべし」と吐き捨てると、大仁田は「再戦だ! 汚い手を使いやがって」と雪辱戦を要求。クロちゃんは大仁田のトレードマークである“邪道”とバックプリントしてある革ジャンを盗んで着込み引き揚げた。
この試合の立会人を務めたお笑いトリオ・ジャングルポケットに対して、「今度はオマエらも(爆破に)入れ!」と吠えた大仁田はバックステージに戻っても怒りが収まらず。
大仁田は「社長、もう1回、俺にチャンスをください! この仇は絶対に討ちます! 女を盾にするようなヤツ、何がチャンピオンだ!」と改めてリベンジマッチを要求。高木は「必ず場所はつくります!」と応じた。
さらに、大仁田は「ジャンポケ、フザけやがって! 女を盾にするようなヤツを応援する芸人は最低だよ!」と憤慨。大仁田が前回(8・27としまえん)、斉藤慎二がミュージカル出演のため欠席したことを突っ込むと、斉藤は「あなたがグレート・ニタで登場するなら私も来ましょう」と返した。なぜか大仁田はジャンポケの3人にじゃんけんをさせ、太田博久が負けると、おたけが「ニタVS太田です」と発言。大仁田は斉藤にレフェリー、おたけにリングアナをやるように指示。クロちゃんとの雪辱戦のみならず、ジャンポケの面々にも牙をむいていた。
一方のクロちゃんは「邪道、本当に死んだからな! 舐めるまでもなかったな。自分たちで用意した爆破バット、得意分野で負けたってことはもう価値ないからね。最後カラスの行水みたいに水かけていたけど、後の祭りだから。これからは俺がこれ(邪道)を背負って生きていくしんよ!」とコメント。
ササダンゴは「この大仁田厚が大仁田厚たらしめている象徴である革ジャン、クロちゃんが引き受けた。これはこのプロレス界に何十本、何百本、何千本とあるプロレスのチャンピオンベルトより価値がある! この革ジャンこそが邪道! この革ジャンこそがデスマッチチャンピオンだ」と意気揚がった。
盾にされてしまった上福が問いただすと、クロちゃんは「あれはかみーゆ(上福)をああすることで大仁田厚を油断させる作戦だから!」と弁明も、上福の不信感は拭えなかったようで、クロちゃんの“恋”は成就しなかった。