武藤敬司が「俺の夢に付き合ってくれ」とNOAH日本武道館でグランドスラムをかけたベルト挑戦表明!王者・潮崎は「いつ何時、誰の挑戦でも受ける。アイアムノア!」
- 2020-12-7
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- プロレスリングNOAH
6日、東京・国立代々木競技場第2体育館にてプロレスリングNOAH『NOAH the BEST ~FINAL CHRONICLE 2020~』が行われた。2020年最後のNOAHビッグマッチとなるこの大会では、GHCヘビー、GHCナショナル、GHCジュニアヘビータッグの3大タイトルマッチが実現。
メインイベントで王座戦を行う潮崎は、先月22日の横浜武道館大会で元AXIZの盟友であった中嶋勝彦を相手に王座を防衛。そこへ杉浦が現れ「『I am NOAH』は俺に勝ってから言え!俺も(NOAHと同じ)20周年なんだよ。今年最後、俺が行くぞ!」と挑戦を表明していた。これを受けて潮崎は「杉浦貴だよ。俺が初めてのGHCを取られた(2009年の)日本武道館。その日と同じ12・6、杉浦貴とこのGHCをかけて闘える……運命を感じるよ。俺が勝って、本当に『I am NOAH』を証明させます」と力強く語り挑戦を受けた。
試合が始まるとじっくりとした攻防の末、杉浦が腕を攻めていき潮崎のラリアットを封じていく。さらに杉浦は場外マットを外し、エプロンからネックスクリューで落とし後頭部を地面に叩きつける。
フラつきながらも潮崎がなんとかリングに戻るも、杉浦はエルボーを連打。潮崎がチョップで返していくが、杉浦はキャッチし腕へのエルボーからコーナーへの投げ捨てジャーマン。「終わりだー!」とオリンピック予選スラムで叩きつけるが、潮崎もショートレンジラリアットでなぎ倒すがフォールにいけずダブルダウンに。
40分を経過し、潮崎はシットダウンパワーボムから豪腕ラリアットと叩き込むが仕留めることができず、ローリングエルボー連発からの豪腕ラリアットでフォールも2。
杉浦は後頭部へのランニングニーから正面からのランニングニーを叩き込み、首元へのエルボー連発からオリンピック予選スラムで叩きつけフォールも2。
お互い死力を出し尽くしふらつくが、杉浦が雪崩式オリンピック予選スラムを狙ったところを潮崎が切り返し雪崩式リミットブレイク。改めてリミットブレイクからムーンサルトプレスを投下するが、これを剣山で迎撃した杉浦がフロントネックロックも、潮崎がゴーフラッシャーから剛腕ラリアット。さらに逆水平チョップから打ち合いを制して豪腕ラリアット3連発。これで杉浦から3カウントを奪い、50分以上に及ぶ死闘を制した。
疲労困憊の潮崎のもとへ、武藤敬司が現れ「潮崎くん、防衛おめでとう。ちょっと歳取って老いぼれてるけど、そんな俺も夢は見ていいだろ?俺の夢、付き合ってくれ。日本武道館、ベルト挑戦させてくれよ」と挑戦表明。潮崎は「武藤敬司、いつ、何時、誰の挑戦でも受ける。俺がアイアム・ノアだ!」とこの挑戦を受けた。
バックステージで武藤は「俺も武道館では数々の記録に残る試合をやっている。TPOが整ったかなと思って挑戦しに行った。長時間試合するっていうのは四天王の時からのスタイル、バイブルだと思うけど俺のバイブルまた違うからさ。こういうスタイルには付き合わないね」と意気込む。さらに、いつ何時誰の挑戦でも受けると言われた事に対して聞くと「だったら1年ぐらいの若いのの受ける?俺はインリンともやってるけどそういうのも受けるか?あんまりそういうの口にしないほうが。誰の挑戦でもじゃなく、俺が挑戦者筆頭だと思ってるから」と苦笑した。
潮崎は「武藤敬司はGHCだけを巻いてない、その発言に付き合う気はまったくない。でも、夢があるでしょう。その夢をみんなに届けます。NOAHが武道館に帰ってくる、そのリングで武藤敬司と闘う。そんな夢があることないでしょう。何歳だろうが武藤敬司は武藤敬司、その武藤敬司からGHCヘビー級王者、アイアムノア潮崎豪が勝ってこのベルト防衛します」とコメントした。
IWGPヘビー級&三冠ヘビー級を何度も巻いてきた武藤が唯一巻いていないGHCヘビー級を手にするため、メジャータイトル制覇のグランドスラムの夢をかけて、2月12日に開催することが決定した11年ぶりの聖地・日本武道館大会で潮崎豪に挑む。