【試合詳細】11・20 Growth浅草大会 【WBCタッグ】友龍&ワイルド・ベアー with ワイルド・バニーvs加藤茂郎&千葉智紹

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『Growth7』
日程:2020年11月20日(金)
開始:19:00
会場:東京・浅草花劇場
観衆:未発表

▼エキシビションマッチ5分
洞口義浩
勝敗なし
荒木武=練習生

▼シングルマッチ 10分1本勝負
○仲川翔大
5分59秒 ジャックナイフ式エビ固め
●海和択弥

▼ミクスド6人タッグマッチ 20分1本勝負
ガッツ石島/○マスクドミステリー/チェリー
7分49秒 チョークスラム→体固め
洞口義浩/●後藤恵介/真琴

▼タッグマッチ 20分1本勝負
リッキー・フジ/○大和ヒロシ
9分55秒 ジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールド
●藤田峰雄/佐山駿介

▼ダブルバウト 20分1本勝負
△田中稔/金原弘光
時間切れ引き分け
スーパー・タイガー/△土方隆司

▼WBCタッグ選手権 60分1本勝負
【王者組】○友龍/ワイルド・ベアーwithワイルド・バニー
13分1秒 首固め
【挑戦者組】●加藤茂郎/千葉智紹
※バニーのイス攻撃から。第2代王者組が2度目の防衛に成功

友龍&ワイルド・ベアーがWBCタッグV2!GPSが田中稔プロデュースでカルッツかわさきへ進出決定しオカダ・カズチカ、ハルク・ホーガンの招聘を宣言?!

第0試合


 練習生の荒木武が洞口義浩を相手に5分のエキシビションマッチに臨んだ。洞口が終始、グラウンドで好ポジションをキープするが、荒木も必死に食らいつく。4分過ぎ、洞口がアームロックで一本取ったが、荒木はなんとか5分間を闘い抜いた。

第1試合


 序盤は激しいエルボー合戦、チョップ合戦を展開。昨年12月の「Growth6」でデビューした海和はドロップキック、串刺しエルボー、パワースラム、サソリ固めとたたみかけ、「Growth」(成長するとの意)ぶりを発揮。5分過ぎ、仲川のミサイルキックを食った海和だがブレーンバスターで反撃。仲川は側頭部へのハイキック、トラースキックからジャックナイフで3カウントを奪った。

第2試合


 序盤は洞口がターゲットになり、ガッツ組に捕まる展開。中盤は後藤がパワーあふれるラリアット、ブロックバスターでミステリーに反撃。しかし、最後は後藤がミステリーに捕獲され、チョークスラムでごう沈。

第3試合


 いつも通りの峰雄のトリッキーな動きに、リッキー組は戸惑う。峰雄は回転エビにいく際、大和のトランクスはおろか、アンダータイツまではぎ取り、大和は全裸に。それでも、片手で股間を押さえたまま、大和は峰雄にドロップキック、スクールボーイ、ラ・マヒストラル、そしてジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールドで奇跡のフォール勝ち。

第4試合


 UWF遺伝子の4選手がダブルバウトで激突。Uインター出身の金原と、藤原組出身の稔が組み、旧UWFの礎をつくった初代タイガーマスク(佐山聡)の愛弟子であるスーパー・タイガーとバトラーツ出身の土方が組んで対戦。実戦から久方離れていた金原はキック、サブミッションでブランクを感じさせず。土方もキック、フィッシャーマンバスターなどで応戦。タイガーと稔はバチバチファイトを展開。残り1分、金原は腕ひしぎ逆十字、レッグロック、アームロックと攻め立てると、土方もアキレス腱固めで反撃。金原の逆十字が決まったが、ここで20分タイムアップのドローとなった。

第5試合


 友龍(聾レスラー)、ワイルド・ベアー組が加藤茂郎、千葉智紹組のダークソウルを破って、WBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグ王座のV2に成功したものの、試合後には不協和音とも思える事態に発展し、次期防衛戦に暗雲が立ち込めた。

「Growth7」(GPSプロモーション主催)が11月20日、東京・浅草花劇場で11カ月ぶりに開催され、メインイベントでは友龍&ベアーwithワイルド・バニーの王者組にダークソウルが挑んだ。

友龍はHERO正規軍、ベアーはワイルド軍に属し、本来は敵対関係にある。だが、故ワイルド・セブンさんの逝去、ワイルド・シューターが病気療養で長期欠場となり、ワイルド軍の窮地に軍団の枠を越えて合体し、2月23日の「HERO」東京・新木場1stRING大会でタッグ王座を奪取。9月26日の「HERO」新木場大会で初防衛に成功したが、試合後にダークソウルがアピールして、挑戦が決まった。

 インディーマット界で数々のタッグタイトルを獲得してきた、強者のダークソウルを相手に、友龍組は手を焼いた。しかし、ベアーがサイドスープレックス、友龍がチョップ連打、河津落とし、WARスペシャルなどで千葉を攻め立てたが、加藤がカット。10分過ぎ、加藤はベアーの顔面にイスを固定してドロップキックを敢行。友龍にパイルドライバー、ダイビング・エルボードロップとたたみかけるが、マネジャーのバニーがエプロンに上がってレフェリーに抗議をしてフォールを阻止。その後、加藤が友龍にブレーンバスターを見舞おうとするも、レフェリーの死角を突いたバニーが加藤にイス攻撃でカット。すかさず友龍が首固めで丸め込んで3カウントを奪い、友龍組がバニーの好アシストで防衛に成功した。

 納得がいかない加藤は「これで防衛か? 勝ったと言えるか? 豊島(修二=GPS会長)! これで終わりか? 一件落着か? 何か言え! もう1回挑戦する!」と当然の再戦を要求。

 ここで、前王者組の真GUTS軍のガッツ石島、マスクドミステリーが現れ、ガッツが「どう考えても、(次は)初代王者の俺たち」とリターンマッチをアピール。

 さらに、この日の第3試合で、藤田峰雄、佐山駿介組を破ったリッキー・フジ&大和ヒロシまで登場して、リッキーが「がん首そろえて、何が挑戦だ。俺たちはおもしろい勝ち方した。全裸で勝った。ということは俺らに挑戦権があるんじゃないか。脱いでも勝てる俺らに挑戦権がある。前回(9・26)は大野(“ワイルド”翔士)の指名を受けて挑戦したけど、アイツじゃダメだった。その点、大和は最高のパートナー」とマイク。すると、リッキーは前日に覚えたという手話で挑戦を要求すると、あっさり友龍が受諾してしまった。

豊島会長は友龍の意向を尊重し、来年2月20日、新木場での「HERO旗揚げ11周年記念興行」でのリッキー&大和組の挑戦を緊急決定。同大会で、真GUTS軍VSダークソウルによる次期挑戦者決定戦を行うことを発表した。

 してやったりのリッキーは「俺らはおもしろい勝ち方して、ベルトを獲ってやる。脱がないで勝ってやる」と王座奪取を宣言した。

 この事態にベアーは「(防衛戦は)やるけど、2人のOKじゃない。納得いってない」とマイク。友龍は1人で先に退場してしまい、2人の間には不穏なムードが漂った。

 バックステージで友龍は手話通訳を介して、「3年ぶりに対戦して、相変わらず強かったけど、辛くも防衛できてよかったです。次も防衛できるようにがんばります」とコメント。ベアーは「友龍がうまく丸め込んでくれた。(リッキー組のアピールを)勝手にOKしてんじゃねぇ。次は俺が勝ちにいく。(強敵だけど)壁を乗り越えて、周年興行に花を添えたい」とぶ然とした表情を見せていた。

 来年上半期のスケジュールが、2・20「HERO」新木場、4・18カルッツかわさき、5・29「HERO」新木場(ワイルド・セブン3周忌追悼興行)と発表された。
 GPSとしては、過去最大規模のビッグマッチとなる川崎大会は、田中稔がプロデュースする「THE SPECIAL ONE vol.2」のタイトルで開催。稔は「ボクのなかでいろいろプランがあります。新日本の後輩のオカダ・カズチカ、メインレフェリーにハルク・ホーガン。あくまでもプランですから(笑)。決まっているのは、選手が全裸になることはない」と発言。

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