美人グラドルレスラー上福ゆきが手の骨折を乗り越えインターナショナル・プリンセス王座奪取を強く意識!
13年の「ミス東洋大」準グランプリで、グラドルとしても活躍する長身美女レスラーの上福ゆきがインターナショナル・プリンセス王座獲りを視野に入れた。
東京女子プロレスでは、第4代王者サンダー・ロサの返上に伴い、空位となった同王座の決定トーナメント(8選手参加)を開催。10日の東京・北沢タウンホール大会で開幕し、舞海魅星、中島翔子が1回戦を勝ち上がった。
上福は9月21日の東京・品川ザ・グランドホール大会で決起し、桐生真弥と“チーム東洋大”を結成し、3日の東京・成増アクトホール大会で、実の姉妹の「爆れつシスターズ」(天満のどか、愛野ユキ)とのプリンセスタッグ王座次期挑戦者決定戦(王者は辰巳リカ、渡辺未詩)に臨む予定だった。ところが、その後の練習中に右手の薬指を骨折し、無念のドクターストップがかかり、成増大会を欠場。タッグ王座挑戦権獲得の夢は露と消えた。
右手も回復した上福は、17日の東京・新木場1stRING大会で復帰。第4試合での同トーナメント1回戦で鈴芽と対戦した。キャリア2年目ながら心境著しい鈴芽は串刺しエルボー、ドロップキック、ダイビング・ボディアタックなどで果敢に攻め立てたが、必殺のリングアベルを狙ったところを交わされ、上福がチョップ、フェイマサーを繰り出して3カウントを奪取。苦しみながらも、なんとか勝利し、準決勝にコマを進めた。
上福は「鈴芽はデビューした頃はけなげて清楚な感じだったけど、(そのように)見えない強い女子だった。がんばって倒しました。準決勝、決勝の東京ドームシティホールのTは(とりあえず)、Dは(どこでも)、C(挑戦する)の意味。1人で闘うのは苦手なんだけど。3年目だし、インターナショナルは帰国子女の私に似合うので」と東京女子での初のベルト戴冠を意識していた。
これまで同団体のタイトルには無縁だった上福だが、ケガにめげず、意地のベルト奪取がなるか注目される。
この日、もう一つの1回戦では乃蒼ヒカリが原宿ぽむを、ブリザード・スープレックス・ホールドで破って、ベスト4に進出。乃蒼は「ぽむにはもっと上を目指してほしい。伝えられるのは私。悔しい思いをしてきて大きくなった。メチャクチャ強くなってて焦った。(フィニッシュの)ブリザードは、裏投げで終わるより、もっといい技で決めたかった。ベルトを獲ります。準決勝、決勝、勝ちます!」と優勝を誓っていた。
同トーナメントの準決勝、決勝は同団体、旗揚げ史上最大のビッグマッチとなる「WRESTLE PRINCESS」(11月7日、東京ドームシティホール)で行われ、制覇するためには1日2試合を勝ち抜かなければならず、スタミナも必要。新木場大会終了後、抽選が行われ、準決勝の組み合わせは上福VS中島、乃蒼VS舞海に決定。上福は「中島はヤバいヤツなんで、T、D、Cな気持ちでがんばります」と意気込んだ。
また17日、新木場大会のメインイベントでは、11・7TDCホールで開催されるプリンセス・オブ・プリンセス選手権(坂崎ユカVS瑞希)、プリンセスタッグ選手権(辰巳、渡辺組VS天満、愛野組)のダブル前哨戦が30分3本勝負で行われた。1本目は天満が渡辺を、2本目は坂崎が瑞希を、3本目は辰巳が天満を下し、王者トリオが2-1で制した。
全試合終了後には、所属全選手がリングに集結し、11・7のビッグマッチに向け、気炎を上げていた。