“クビドル”伊藤麻希がグラドルの上福ゆきを破り涙の準々決勝進出!
九州発のアイドルグループ「LinQ」を17年8月で卒業した、通称“クビドル”の伊藤麻希が、グラドルとしても活動する上福ユキを破って、「第7回東京プリンセスカップ」準々決勝進出を果たした。
9日に東京女子プロレスが東京・神田明神ホール大会を開催し、同トーナメント2回戦で、伊藤が上福と対戦。この日の上福は、ビッグブーツ、エルボー、張り手などを繰り出して、ふだん以上に厳しい攻めを見せた。それでもひるまなかった伊藤は、ヘッドバットから伊藤デラックス(変型テキサスクローバー・ホールド)へとつなぎ、連日の勝利を飾って、初のベスト8入りを決めた。
伊藤は「初めて2回戦を突破しました! もう、うれしい! ぶっちゃけ、上福ゆきには、私は結構取られるかもしれないなって思うぐらい、本当に威圧的な存在で。ソイツを破って前にいけたっていうのが、本当に自分のなかでやっと結果として残せたことだなというのがあって。でもここで満足するわけじゃないけど。あきらめずにやってきてよかったなって思いました。ここが終わりじゃないんで。ここから先はまだ私が知らない世界だから! 落ち着いて優勝狙っていきたいなと思います」と涙ながらに話した。
15日の準々決勝の対戦相手は、伊藤の希望通り、舞海魅星に勝った渡辺未詩に決定。伊藤は「まだ私は渡辺未詩とシングルマッチをしたことがないので、どんだけ強いのか知りたいですね」とコメントした。
善戦及ばず、2回戦で散った上福は「ここで勝ちたいなって思っていたんですけど。最後も腰をすごいやられて、エビをすごいされて、もう負けちゃった。自分でギブアップしちゃったんですけど、何か最近はここぞってときに負けちゃうなって思って。それですごいムカつく」と振り返った。
続けて、上福は「今までは先輩にぶつかっていって、ちょっとでも傷跡残せたら『ああ、こんなことできるんだな』って。負けちゃったけど、立ち向かったことで満足しちゃっていた自分がいたんですよ。でも最近、(愛野)ユキちゃん、(白川)未奈ちゃん、そして伊藤ちゃん。伊藤ちゃんもそんなにキャリアが変わるわけじゃないから。そういう人たちと闘って、『あんなに泣いて悔しがって、ムキになるのって、こういうことなんだ』って学んで。『いいところ出そう』とか『がんばろう』じゃなくて、その先にやっぱりみんないきたいんだなっていうのを思った」と今後に意欲を見せていた。