クリス・ブルックスが吉村直巳を破りUNIVERSAL王座V2!上野勇希が11・3大田区で挑戦
DDT UNIVERSAL王者のクリス・ブルックスが吉村直巳を下して、同王座2度目の防衛に成功。DDTプロレス、今年最後のビッグマッチとなる11月3日の東京・大田区総合体育館で上野勇希が挑戦することが決まった。
DDTは10日、無観客による「DDT TV SHOW! #9」(DDT TV SHOWスタジオ)を開催。試合のもようは、動画配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」で放送された。
メインイベントでは、UNIVERSAL王座戦が行われ、9月27日の東京・後楽園ホール大会でのKO-Dタッグ選手権戦で、クリスからピンフォールを奪った吉村がチャレンジした。試合は腕の取り合い、ショルダータックルの応酬で開戦。クリスが腕固め、オクトパスストレッチなどで攻め立てると、吉村はショルダータックル、串刺しラリアットなでで応戦。その後、吉村のエルボーと、クリスのチョップの激しい打ち合いになった。一歩も引かない吉村は払い腰から投げ捨てパワーボムを決めるもカウントは2。これを返したクリスはグラウンドでのオクトパスストレッチから、足も極めた変型オクトパスストレッチで絞め上げて勝利を奪った。
試合後、クリスはなおも吉村を蹴り飛ばし、タッグパートナーの上野が救出に入った。上野は吉村の仇討ちの意向を表明し、今林久弥アシスタントプロデューサーが11・3大田区でのタイトル戦決定をアナウンス。すると、クリスはオクトパスストレッチを仕掛けて、上野を挑発した。
クリスは「ヨシムラ? 何も問題ない。楽勝だった。前回(9・27後楽園)は幸運で勝っただけ。もう1回、(タッグ王座に)挑戦すれば勝てる。汗もかかずに防衛した。ウエノはいいと思うし、試合をしたいと思う。8カ月前から、ずっとDDTにいて、いいフレンド。俺はどこのユニットにも所属してないが、彼らは誘ってくれればいい。なぜ『ディザスター・ボックス』に誘ってくれない? ヒラタ(平田一喜)やオオワシ(大鷲透)は、もう若くない。俺を入れた方がいいんじゃない」と余裕の表情を見せた。
上野は「チャンスは巡ってくるな。シングル(王座)のチャンスもある。我々、(10・25後楽園で)タッグ、6人タッグのタイトル戦も控えてる。吉村君の代わりなんて言わない。UNIVERSALのベルト、プライドをもって闘いたい」と決意表明。
王座奪取がならなかった吉村は「負けました。最初からずっとバカにして。直接対決で1勝1敗。いつでもリベンジさせてもらえるようがんばります」と前を向いた。