選手活動を終了する星野唯月がファンにメッセージ!「誰も信頼できなくなった。これからの人生、スターダムの誰よりも幸せに過ごす」
28日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『5★STAR SPECIAL in KORAKUEN』が行われ、この日をもって選手活動を終了する星野唯月がファンに向けて挨拶を行った。
星野は、2018年12月に中野たむが主催する団体およびアイドルグループである『スターダム★アイドルズ』にて“新潟からやって来た美味しいお米の健康ガール”星野まなねとしてプロレスラーデビューし、その後スターダムに練習生として入団。
星野はアイドルズのメンバーとしてスターダム本隊のオープニングアクトでも登場しており、スターダム入団後は練習生としての働きをしながら同じくアイドルズ出身の上谷沙弥、リングアナウンサーの小坂井ゆりえとともに『TRY☆ANGEL』を結成してオープニングアクトを担当。
昨年11月にデビューしてからは、小柄な体を生かしたスピーディな動きや、ウラカン・ラナを使いこなすしなやかな動きで注目を集め、今年2月には岩谷麻優率いるSTARSへ加入。しかし、星野はその後体調不良により長期欠場に入り、7月26日の後楽園ホール大会では「快復が見込めないため選手活動を終了する」とアナウンス。約10ヶ月の選手生活に終止符を打つことになった。
この日はスターダムのデビュー前から縁ある中野たむとのラストマッチを行う予定だったが、体調不良により試合は無くなり、星野が持参した手紙を朗読する形でファンにメッセージを贈った。
<全文>
「皆さんこんばんは、星野唯月です。本日ここ、後楽園ホールにてラストマッチを行う予定でしたが、あと少しというところで大きく体調を崩してしまい、欠場させていただくことになりました。楽しみにしてくださっていた皆さんへ、心よりお詫び申し上げます。デビューの少し前から原因不明の体調不良に悩まされており、その都度治療に励んで参りましたが、回復の目処が立たず、やっと病名が分かった頃には、信頼し、相談に乗っていただいていた先輩方はみな引退し、誰にも相談できないまま気付けば私は誰も信頼できなくなってしまっていました。それから体調が悪化する一方になってしまい、練習に出られない日々、プロレスが怖くなってしまいました。私が今患っている病気を改善していくためには、今いる環境……つまりスターダムを離れる以外に方法がありません。よって私、星野唯月は、本日この場をもちまして、スターダムのリングを下り、選手活動を終了させていただきますことをご報告させていただきます。『もったいない』という言葉をたくさんいただきましたが、もったいないかどうかはこれからの自分にかかっていると思います。プロレスラーは誰にでもなれることじゃない。そんなプロレスラーになれたことを、心から誇りに思い、これからの人生、誰よりも幸せに過ごそうと思っています。いままで本当にありがとうございました。2020年9月28日、星野唯月」
そして星野は大会後に自身のTwitterにて朗読した手紙を写真にて投稿。この手紙はリング上で一部朗読されなかった「これからの人生、スターダムの誰よりも幸せに過ごそうと思っています」の一文で締めくくられていた。