朱里に憧れる格闘戦士・八神蘭奈がスターダムからデビュー!「朱里さんに負けないキックが出来るように頑張ります!」
25日、東京都・品川インターシティホールにて『FIBREPLEX presents NEW BLOOD 12』が開催。八神蘭奈(やがみらんな)がデビューを果たした。
八神は朱里に憧れてスターダムへ入門。金髪ショートに気の強そうな表情が目を引き、格闘スタイルのプロレスを行うのではないかと目されている期待株だ。
双子の妹と名乗っている"闘うドラマー”RANNAはバンドでドラムの演奏をしながら、プロレスと演劇を融合したハイブリッドエンターテイメント『魔界』にて犬江親兵衛役として出演していた。
八神は憧れの朱里とのデビュー戦を熱望し「無謀な挑戦ではないかという意見もあるかと思いますが、最後まであきらめずに闘い抜きたいと思います」と意気込みを語っていた。
これを受けた朱里も「デビュー戦は、たった1度の忘れられない日になると思うんです。蘭奈とは実はプロレスの練習生になる前から関わり合いがあって、練習生になって練習していって成長していく姿を見てたので、こうやってしっかりデビュー戦が決まって、その相手を務めることができる。それが嬉しいし、それと同時に、覚悟を持って対角に立ちたいと思います。今あるすべてをぶつけてきてほしい。忘れられないクリスマスになること、楽しみにしている」と八神のすべてを受け止める母性を見せていた。
試合は緊迫感のあるグラウンドレスリングに始まり、八神がアームドラッグからドロップキックを見舞い、強烈なサッカーボールキック。朱里もお返しのサッカーボールキックを叩き込み、真っ向からのエルボー合戦へ。
激しい腕十字の奪い合いから八神がハイキックをクリーンヒットさせ、ふらつく朱里にミドルキック連打。しかし、受けきった朱里がお返しのハイキックからランニングニー。最後は、腕十字からアンドレ、アンドレからグラウンド式朱雀(※変形羽折式腕固め)という流れるようなサブミッションでギブアップを奪った。
バックステージには2人で現れ、朱里が「蘭奈がこうして無事にデビュー戦を迎えられて、私自身もすごくホッとしてます。でも、これからもっともっと練習していかなきゃいけないこともたくさんあるし、技術・気持ちの面もどんどん上げて行かないといけない。でも、今日私がデビュー戦の相手を務めたんだから、メチャクチャすげー選手になると思ってる」と期待を寄せれば、八神も「負けて悔しいんですけど、最初に“モノが違う女”の朱里さんと戦えて嬉しかったです!朱里さんに負けないくらいキックが出来るように頑張ります!」とハキハキ応える。
また、朱里が「最初にさ、背中キックしたよね?あれ、ちょっとビックリした」と漏らすと、八神はすっとぼけた様子で明後日の方向を向いてごまかそうとするなど、デビュー戦直後とは思えない大器の片鱗を感じさせた。
2023年は他にHANAKO、さくらあや、弓月(ゆづき)がデビュー済み。同日には玖麗さやか(くららさやか)もデビューしており、新人が豊作の年となった。
12月から新体制を迎えたスターダムが2024年以降にどのような躍進を見せるのかに今後も注目していきたい。