「女帝がいるから大丈夫!」大量離脱騒動に揺れるスターダムで新エースの舞華がファンを激励!
27日、神奈川県・横浜BUNTAIにてスターダム『家出レスラー presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024』が開催。舞華が渡辺桃を下してワールド・オブ・スターダム王座の4度目の防衛に成功した。
舞華は2020年1月のスターダム参戦後は常に中核選手として活躍してきたが、いつも“ここぞ”といった場面でチャンスを逃し続けてきた。
それでも腐らず臥薪嘗胆の思いで闘ってきた舞華は、昨年12月の両国国技館大会にて悲願のワールド・オブ・スターダム王座(赤いベルト)を戴冠。昨年下半期に負傷欠場者が続出したスターダム戦線を先頭に立って支えてきた功労者である舞華の戴冠劇は誰もが納得し、誰もが称賛するものとなった。
名実ともにスターダムのエースとなった舞華は、白川未奈らとともに結成したユニット【E neXus V】で活躍。黄金世代の同志である上谷沙弥、林下詩美を制して防衛に成功したほか、海外ではタッグパートナーであるメーガン・ベーンを相手に赤いベルトを防衛するなど無敵の強さを見せている。
そんな舞華に挑戦を表明したのは、【大江戸隊】の渡辺桃。
愛用のバットを凶器として携えて反則三昧のファイトを見せる桃に対し、舞華は「お前の土俵でやってやる」と宣言。売り言葉に買い言葉の舌戦の末、両者の試合は変則ルールの3本勝負にて行われることが決定。
1本目は通常ルールのノーマルマッチ、2本目は反則裁定無しのハードコアマッチ、3本目はダウン後10カウントノックアウトのみで決着するラストウーマン・スタンディング・マッチという過酷なルールが設定された。
1本目は、開始直後から桃が速攻をかけて強烈な蹴撃連打で追い込んでいく。舞華も応戦して必殺のみちのくドライバーIIを繰り出すまで持ち直すが、桃がエレファントキックで顔面をぶち抜き、ピーチサンダーで突き刺して3カウント。
2本目は、何でもアリの桃の土俵。場外戦や有刺鉄線バットなどの多彩な凶器を使って猛攻をかけ、一気に2本先取を狙っていく。しかし、舞華は桃の設置したテーブルへ雪崩式パワーボムで叩きつけて逆転。巨大扇子でぶん殴ってからイスの山の上にみちのくドライバーIIで突き刺して3カウント。
3本目は、互いにダメージが深い2人が足を止めての打撃戦を展開。舞華のラリアットと桃のハイキックの撃ち合いで互いに幾度もダウン。根性で競り勝った舞華がみちのくドライバーIIを決めるも、桃はダウンカウント9で立ち上がる。ならばと舞華は奥の手の旋回式みちのくドライバーIIを解禁。桃が起き上がれぬまま10カウントが数えられ、舞華が2本先取で勝利を決めた。
マイクを取った舞華は「今色々なことがあって、色んな話題があるけど、私は今までの歴史だったり受け継がれてくるものだったり、それだけじゃない。もっともっとその歴史たちと向き合って、新しい何かを生み出さなきゃいけない。それが私たち、プロレスラー。これからももっともっとこのベルトをかけていろんな試合をして、世界一スゲー試合バンバンやって、女帝時代を築き上げていくので、皆さんよーく見とけよ!スターダムには私が、女帝がいるから大丈夫だよ」と、色々と事件が起きて不安に思うファンにエールを贈った。