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　8月12日～13日に東京ビッグサイトにて開催された『コミックマーケット102』（以下コミケ）にて、女子プロレス団体『スターダム』に所属する向後桃が公式コスプレイヤーとして参戦を果たした。

　向後はバスケットボールを12年間やっていたバックグラウンドを持ち、女優として活動を始めるとTBS『アルジャーノンに花束を』やフジテレビ『セシルのもくろみ』などに出演。ミス湘南2016グランプリを受賞してからはグラビア活動を行い、2019年4月30日にアクトレスガールズとして平成最後の女子プロレスラーデビューを飾った。
　2022年からスターダム所属となり、今年5月には新日本プロレスのSTRONG女子王座初代王座決定トーナメントにエントリーされロサンゼルス大会に出場していた。女優活動を行っていたことから、岩谷麻優の自伝映画化である『家出レスラー』にも流香役（風香をモデルとした役）として出演が決定。竹中直人さんや有田哲平さん、古坂大魔王さんらと共演することとなった。

　去年の冬コミ（C101）ではスターダムがブース出展しており、レディ・Ｃとともにトークショーを行っていた向後だが、今回はコスプレに初挑戦することに。
　東京ビッグサイト企業ブース西3・4 ブースNo:1411のサンボーンブースにて、全世界1800万人以上がモバイルでプレイする銃擬人化系戦略シミュレーションゲーム『ドールズフロントライン』の外伝作品である、モバイル（スマホ）向け探索型ストラテジーRPG『ニューラルクラウド』のクルカイコスプレで登場した。

　2日間で26万人が来場し、会場が亜熱帯のような湿度と気温になる中で向後は長袖の衣装で気丈に銃を持ちステージへ。
　クルカイのようなクールな表情で大勢のカメラマンに撮影された向後は、初めてのコスプレイヤーとは思えないほどしっかりとしたポージングを決めていた。
　今回ドールズフロントラインの100式（MOD）コスプレで向後とともに公式レイヤーを務めた天音ありぃさんは「初めてとは思えないぐらいすごい可愛くて、ポージングとかもすごい上手で、本格レイヤーデビューしてくださいという感じでした。是非今後も一緒にやりましょう！」と絶賛。

　2日間の長丁場を終えた向後は「コスプレもめちゃめちゃかわいくて、コミケの人たちも和やかな感じでたくさん写真撮っていただいてほんとにほんとに楽しかったです！今まで知らなかった自分のビジュ（アル）全替えみたいな、コスプレの楽しさを知ってしまいましたね。結構色んな人にプロレスのことを聞いてもらって嬉しかったです。プロレスに今まで全然関わってない人が『ちょっと興味出ました』とか『見に行きたいと思いました』とか言ってくれるのってすごいなと思いました。あとありぃさんがすごいコスプレイヤーだったので見て学べました。ポージングとかもそうだし、暑い会場だったんですけど熱対策の裏技とかも教えてもらえて本当に助かりました」とコメント。

　プロレスを知らない様々な層へとスターダムをアピールすることに成功した向後。同日に開催された大阪大会では鹿島沙希からハイスピード王座の逆指名もされており、このチャンスをものにしてさらに広い層へとアピールを続けてほしい。
　
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