木村花さんのユニットを守るべく親友・ジャングル叫女が決意を叫ぶ!「みんなまとめて1000倍返しだ!」
28日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『5★STAR SPECIAL in KORAKUEN』が行われ、ジャングル叫女がTCS存続のための最終決着戦を宣言した。
TOKYO CYBER SQUAD(TCS)は、今年5月に亡くなった木村花さんが創ったユニットであったが、突然にしてリーダーを失ったことによる動揺からか、最近は試合中の仲間割れなどが目立つようになり、思うように結果を出せなくなっていた。
これに対し、大江戸隊のリーダーである刀羅ナツコが「大江戸隊もある日いきなり今までのリーダー失って、正直TCSはおんなじ状況だと思うのよ。でもTCSは覇気もねえし、試合もクソつまんなくなったし仲間割れもする。もうこんなんだったら、無くても変わんねえんじゃねえの?」と噛みつき、本来であれば8月22日&23日の横浜武道館大会でTCSの解散をかけた試合が行われるはずだったが、大会が流れてしまったことで因縁決着が先送りになっていた。
後日28日の後楽園ホール大会での決戦が決まるも、大江戸隊の面々は今月19日の『5☆STAR GP』の最終戦でジャングル叫女の試合に乱入して試合をぶち壊すなどさらに因縁を深めた。
この試合は、ジャングル叫女&小波&DEATH山さん。vs刀羅ナツコ&鹿島沙希&夏すみれの6人タッグマッチで行われ、ルールはキャプテンが敗北、またはキャプテン以外の2人が敗れた時点で勝敗が決するキャプテンフォールマッチを採用。TCSのキャプテンは叫女、大江戸隊のキャプテンは夏であることが発表された。
試合は大江戸隊の奇襲による場外乱闘から始まり、乱戦の中でDEATH山が鹿島からフォールを奪ってTCSが数的有利を得るものの、かえって鹿島を自由にしてしまい、鹿島は場外から相手の足を引いたり、ナツコや夏に凶器を投げ渡したりと暗躍。
小波がナツコを抑えている間に叫女が夏を相手取って攻め込み、必殺のハンマースロー式パワーボムを完璧に決めてみせるも、ここで大江戸隊のビー・プレストリーが乱入し叫女を攻撃。リング上が大混乱となる中、ナツコがチェーンを使って叫女を絞首刑にすると、悪質な反則行為とみなしたレフリーが試合を止めた。
この試合は正式に解散をかけるものだとはアナウンスされていなかったものの、ナツコの発言を盾にTCS存続を訴えることは可能な状況だったが、マイクを取った叫女は「こんな勝ち、納得出来るわけないじゃん!凶器、反則、好きにやればいいよ!その上で完全決着つける方法が1つだけあります。それは、ノールール!10・3横浜武道館、ノールールで完全決着!そこで負けた方が解散!」と迫るビッグマッチでの最終決着戦を宣言。
へらへらと笑うナツコに対し、叫女は「そこで倍返し!いや……大江戸隊!ナツコ!みんなまとめて!1000倍返しだッ!」と吼えた。