鈴木みのるが永田裕志との合計287発の打撃が飛び交う死闘に勝利!「ファンの拍手も支持も同情もいらねえ!黙って見とけ!」

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 31日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『SUMMER STRUGGLE 2020』が開催され、鈴木みのるが永田裕志との壮絶な死闘を展開した。

 みのると永田はともに52歳の同級生であり、高校時代からアマレスでしのぎを削ってきた間柄。出会って約35年の時が経った現在もリング上で激しく闘い合う両者だが、今年6月のNEW JAPAN CUPにて7年ぶりのシングルマッチが実現。
 この試合は壮絶な乱打戦となり、試合を通して永田が67発・みのるが53発のエルボー、永田が38発・みのるが37発の張り手、永田が15発・みのるが23発の蹴り技を放ち、ボディブローなどその他の打撃技を合わせると合計233発の打撃が飛び交う壮絶な死闘を制して永田が勝利。
 これで因縁の炎が燃え盛った両者はその後の試合でも足を止めての真っ向からの打撃戦を展開し因縁を深めてきたが、今月27日の後楽園ホール大会での試合後についにみのるが永田と新日本プロレスへ一騎打ちの場を設けるように要求。これが受諾され、聖地・後楽園ホールのメインイベントで再戦が行われた。

 試合開始とともに顔面を蹴り合うビッグブートの打ち合いとなり、互角と見るやエルボー合戦でバチバチと打ち合う激しい展開に。
 一時はみのるが場外で鉄柵を使ったニーロックなどで足攻めを展開するものの、両者はリング上での打ち合いにこだわり、エルボー、張り手を正面からぶつけ合う。両者が足に来てダウンする場面もあったが、四つん這いでヘッドバッドを打ち合い、さらに立ち上がって互いにおおきく振りかぶっての打撃を叩き込んでいく。
 最後は顔面への張り手の打ち合いから永田がぐらついたところへみのるが左右の張り手連打。バタリと倒れ込んだ永田を引き起こしてのゴッチ式パイルドライバーで3カウント。みのるが20分36秒の死闘を制した。

 試合を通して、永田が81発・みのるが78発のエルボー、永田が31発・みのるが44発の張り手、永田が14発・みのるが13発の蹴り技、永田が11発・みのるが15発のヘッドバッドを放ち、2人合わせて287発の打撃が飛び交う前回を上回る壮絶な乱打戦となった。

 マイクを取ったみのるは「オイ永田ァ!テメェと会って何年だ?知ってるか?お前と初めてやりあってから35年だぞ。今まで俺と何回戦った?永田よ、お前に一言だけ言っとく。今日のお前の攻撃はな……へへっ、1つも痛くねえんだよ!ブワァ~カ!ハッハ!さっさと帰りやがれ!このゴミクズ野郎!」と罵倒するみのる節を炸裂。

 バックステージに戻ったみのるは興奮収まらぬ様子で「永田、ありがたく思え。お前の力じゃない。俺、鈴木みのる、プロレス界の王の力によって、今日のメインイベント、俺の相手をやらせてもらった。ただ、それだけだ。貴様の燃えカス、それを大事に大事に燃やして、余生を過ごせ」とまくし立てる。
 そして、「後楽園に集まったクソどものパチパチとかいらねえんだよ!てめえらの支持とかいらねえんだよ!同情もいらねえんだよ!黙って見とけ、この野郎、クソガキどもが」とファンへのメッセージを贈り、「次行くぞ、次。もう目星はつけてある。次行くとこは決めてるんだよ。まさか俺が来るとは思ってねえだろうな、ハハハハ。鈴木みのるの手にかかれば、あいつも、こいつも、そいつも、お前もーッ!絞め落としてやる。ぶちのめしてやる! おい!俺の名前を言ってみろ!そのテレビの向こうで言ってみろ!俺の名前は鈴木みのる!」と次なる狙いを定めたことを宣言した。

 対する永田は負けた悔しさを込めて絶叫するものの、冷静になって「簡単だ。次やったらぶん殴る。それだけだよ。この手の届くすぐそこにいるからな。簡単だよ。俺が横っ面引っ叩きゃ、すぐこっちに飛びかかってくるから。またやり返してやる」とリベンジを誓った。

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