横須賀ススムと佐藤光留がDRAGON GATEでの世界ジュニア王座戦をぶち上げ!「未来永劫、佐藤光留が全日本ジュニアの代表なんです」

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 23日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2020 DREAM POWER SERIES ~ReOStaff株式会社 presents~【最終戦】』が行われ、横須賀ススムが世界ジュニアヘビー級王座を防衛。佐藤光留とのDRAGON GATEでの防衛戦をぶち上げた。

 全日本プロレスでは昨今の新型コロナウイルス流行拡散の状況を鑑み、2月26日の新木場大会を最後に大会の中止・延期を決断。この日が約1ヶ月ぶりの大会開催となった。

 世界ジュニア王座は昨年6月に亡くなった青木篤志さんが保持していたが、王座防衛期限である半年間は青木さんを王者として認定し新王者は決定されていなかった。
 そして今年1月に新王者決定トーナメントを制した横須賀ススムが同王座を初戴冠。フランシスコ・アキラ、岡田佑介を下してその試合巧者ぶりを見せつけてきた。
 今回ススムに挑戦したイザナギは、UTAMAROに拉致されて行方不明になった丸山敦と入れ替わりに現れ、正体が丸山敦であると自ら明かしている謎のマスクマン。全日本プロレスで暴れまわる新ユニット“PURPLE HAZE”の中核を担い、同ユニットに初のベルトをもたらさんと先月23日の大阪大会でススムを襲撃し挑戦を表明。
 イザナギはススムのジャンボの勝ち!の返し技としてザトペックホールド(腕をハンマーロックに捕らえながらのフロントネックロック)を鍛え、新技“イザナギドライバー”を開発するなど万全の対策を練って大一番を迎えていた。

 試合はPURPLE HAZEのインサイドワークが冴え渡り、UTAMAROがススムを場外に引きずり出しての暴行やレフリーのカウント妨害などで暗躍。イザナギも持ち込んだトンファーを足に仕込んでのトンファーキック式バズソーキックを叩き込むなど畳み掛け、予告していたとおりススムのジャンボの勝ち!を絡め取ってのザトペックホールドやイザナギドライバーを見せる。
 これをススムが返すとイザナギはタイガーススープレックスを狙い、これをアシストしようとUTAMAROがイス攻撃を狙っていくが、ススムはイス攻撃をイザナギに誤爆させ、イザナギの急所蹴りを読み切って逆に急所蹴り。そして最後はジャンボの勝ち!、横須賀カッター、夢限パッケージと畳み掛けて3カウントを奪った。

 試合後にマイクを取ったススムは、外敵であるはずの自身へ全日本ファンが熱い歓声を贈ったことに感謝の言葉を述べ、「ただ僕はやっぱりDRAGON GATEの人間なんで、もし僕のわがままを許してもらえるならば、次はこのベルトをかけてDRAGON GATEのリングで防衛戦やるのいかがですか!どうですかお客さん!」とぶち上げる。
 しかし、そこへ前王者である青木篤史さんと固い絆で結ばれ、新王者決定トーナメントの決勝でススムと戦った佐藤光留がリングへ上がり、「僕の今度4月にやる岡山の記念試合、指名させてもらいました。ススム選手にたくさんわがまま聞いてもらったんで、今度はススム選手のわがままを聞きに来ました。DRAGON GATEでの世界ジュニア戦!この全日本プロレス代表、佐藤光留と勝負してください!お願いします!」と相手のホームでの挑戦を表明。ススムはこれを快諾し、ガッチリと握手を交わした。

 バックステージに戻ったススムは「DRAGON GATEで世界ジュニアのベルトを巻いて入場しているだけだとただの飾りになってしまう。佐藤選手なら相手に不足なし。佐藤選手と真っ向勝負して、自分のホームで守ってこそ本当に真の世界ジュニアになれるかなと思いますんで、絶対勝ちます」と防衛への決意を見せた。

 一方、光留は「未来永劫、佐藤光留が全日本ジュニアの代表なんです。力で奪い獲ってみろよ。僕に勝ったヤツなんて何人もいるじゃないですか。僕はリーグ戦も優勝していないし、タッグはずっと青木さんと一緒だった。でも佐藤光留が出てきたら、『全日本ジュニアの代表が出てきた』って空気になった。ぞれがすべてですよ。必ず取り返します。全日本ジュニアのベルトは全日本ジュニアの人間が全日本ジュニアに取り戻しますよ」と全日本愛を漲らせる。
 そして、アウェイでの防衛戦となることについて聞かれると「基本的には自分以外全部アウェイなんで。自分と自分を信じてくれる人がホームです。あとはアウェイなんで関係ないですよ。やってやりますよ。全日本ジュニアの佐藤光留が」と並々ならぬ覚悟を垣間見せた。

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