【試合結果】1・2 全日本プロレス後楽園ホール大会 【世界タッグ】諏訪魔&石川修司vsジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムス 【世界ジュニア】岩本煌史vs岡田佑介 宮原健斗&野村直矢&青柳優馬&ヨシタツvsKAI&大森隆男&ブラックめんそーれ&ゼウス

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『2019 NEW YEAR WARS【開幕戦】』
日程:2019年1月2日(水)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1440人(超満員)

▼青柳亮生 田村男児デビュー戦 タッグマッチ 
[変態自衛隊]○青木篤志/佐藤光留(パンクラスMISSION)
9分11秒 逆エビ固め
●青柳亮生/田村男児

▼タッグマッチ
ジェイク・リー/●大森北斗
9分30秒 逆エビ固め
ギアニー・ヴァレッタ(マルタ)/○ブラック・タイガーⅦ

▼6人タッグマッチ
秋山準/●丸山敦/鈴木鼓太郎(フリー)
9分6秒 横入り式エビ固め
渕正信/西村修(フリー)/○TAJIRI(フリー)

▼新春無差別級バトルロイヤル
○ジェイク・リー
8分6秒 体固め
●吉江豊(フリー)
【退場順】青柳亮生→田村男児→大森北斗→秋山準→渕正信→西村修&ギアニー・ヴァレッタ→TAJIRI→鈴木鼓太郎→青木篤志→B・タイガーⅦ&丸山敦→佐藤光留

▼三冠ヘビー級選手権試合&アジアタッグ選手権試合 W前哨戦 8人タッグマッチ
宮原健斗/○野村直矢/青柳優馬/ヨシタツ(フリー)
17分6秒 マキシマム→片エビ固め
KAI(フリー)/●大森隆男/ブラックめんそーれ/ゼウス

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合
【第50代王者】○岩本煌史
15分21秒 孤高の芸術→エビ固め
【挑戦者】●岡田佑介
※岩本が初防衛に成功

▼世界タッグ選手権試合
【第83代王者組/暴走大巨人】諏訪魔/○石川修司
18分33秒 ジャイアントスラム→片エビ固め
【挑戦者組/ザ・ボンバー】ジョー・ドーリング/●ディラン・ジェイムス
※暴走大巨人が4度目の王座防衛に成功

全日本プロレス入団の石川修司が諏訪魔とともに世界タッグ防衛!岩本が岡田を撃破し世界ジュニアを貫禄防衛!青柳亮生&田村男児が待望のデビュー!

オープニング


 全選手が入場し、秋山代表より挨拶。
秋山「皆さん新年あけましておめでとうございます。今年も全日本プロレスはいのしし年、猪突猛進でブレることなく真っすぐ進んでいきたいと思いますのでどうぞ応援よろしくお願いします。今日、青柳、そして田村、若い力がデビューします。温かい声援よろしくお願いします。そして、もうひとり、今年、所属となり一緒に頑張ってくれる選手がいます。この選手です」
(石川修司が登場)

石川「皆さんあけましておめでとうございます。今年より全日本プロレス所属として闘わせていただくことになりました。明るく激しく、そういうプロレスを全力でしていって、全日本プロレス盛り上げたいと思いますんで皆さん応援よろしくおねがいします」

<バックステージコメント>

石川修司
――全日本プロレスのファンにとってはかなり大きいお年玉をもらったような発表でした
「そうですね。でもここ2年くらいフリーとして全日本プロレスに呼んでもらっていて、戦いもその中で充実してましたし、諏訪魔選手との出会いだったり。あと大きかったのはこうやって全国各地を回って、もっとこの全日本プロレスを微力ではありますけど届けたいなという気持ちが強くなりまして。その気持ちが強くなったところで今回(入団の)話をもらったんで、入団させてもらいました。」

――記者席の近くには何度も何度も「ありがとう!」と叫んでいるファンの方もいました
「あぁ。全日本プロレスに上がることで自分のレスラーとしてのキャリアが上がったと思うんで、自分の戦いが、今以上の戦いをすることで、全日本プロレスに対して恩返しする事になるんで。今日の世界タッグもそうですけど、リング上の戦いをもっと充実させていけば全日本プロレスのためになると思うんで。自分の体の続く限り、精いっぱいのファイトを見せていきたいなと。」

――これまではフリーの売れっ子として活躍されていたわけですが、これからも同様に他団体でも戦っていくのでしょうか?それとも全日本の戦いに専念していくのでしょうか?
「そうですね。基本は全日本の為にっていう気持ちが強いので、それは基本ラインにありますけど、もちろん他の団体からも話があれば全日本さんを通してってかたちになりますんで。それは変わらないと思いますね。」

――今日のタイトル防衛に成功すれば、大日本プロレスでの防衛という話も出ているようですが?
「そこはまだ考えていなくて、まずは今日をクリアしないといけないんで。強力なふたりなんでそこをクリアしたら、全日本の代表として大日本の岡林、関本を倒したいなと。」

――そしてまた三冠を・・・
石川「そうですね。そこに絡んでいくことが自分のためにもなるし、全日本のためにもなると思うんで。」

第1試合


 先発は青木と亮生。亮生のタックルを青木が切っていき、再度片足タックルも青木は微動だにしない。手4つからグラウンドになると青木がコントロールし、亮生はロープに押し込んでいこうとするが青木が潰す。亮生はヘッドシザースで抜けて一度距離を取ると、タックルからバックをとるが青木がリストをとって切り返し光留にタッチ。

 亮生のタックルを光留が切って潰すも亮生はロープに足を伸ばしブレイク。
 亮生がタックルから自軍コーナーに押し込み男児にタッチ。

 男児がタックルでテイクダウンを奪いバックをとっていくが、光留は脇固めで捕らえる。これは男児がロープに足を伸ばしブレイク。
 男児が片足タックルも光留はロープを背にして耐えると、青木がその背中にタッチ。

 男児のタックルを青木は的確に切っていき、バックを取るとそのままリングに叩きつけてポジションを取っていく。リストを取って立ち上がると男児もリストを取り返していくが、これは青木も切り替えして足をとって倒すと男児はすぐにロープを掴みブレイク。

 男児はロープに押し込みエルボー連発。青木が受けきりエルボー一発で倒すと光留にタッチ。
 光留はロープに振ってバックエルボーで倒すとフォールも2。
 男児はエルボー連発も光留がミドルキックで倒し、ガットショットから青木にタッチ。

 青木は背中にエルボーを落としていくが、男児はエルボー連発でコーナーに押し込み亮生にタッチ。

 亮生はロープに振ってドロップキック。フォールも1。
 亮生はストンピング連打からボディスラムを狙うが、耐えた青木がエルボーからボディスラム。
 立ち上がった亮生はエルボー連発も、青木は受けきりエルボーで倒すとロープに飛ぶが、亮生はドロップキックで迎撃しストンピング。亮生は投げようとするが青木はボディブロー連発から首投げで倒しスリーパー。そのまま絞め上げていくが、これは男児がカット。
 青木はロープに振ってショルダースルーからフォールも男児がカット。
 青木はロープに飛んでラリアット。さらに逆エビ固めで捉えてギブアップを奪った。

<試合後コメント>

青柳亮生&田村男児
――デビュー戦を終えた感想は
青柳「練習した通りのことが全く出来ず悔しかったです」
田村「自分も全くできなかったです。何も出来なくて、悔しいですよ」

――練習と試合は全く違うと思いますが、初めてプロレスラーとしてリングに立った感想は
青柳「正直緊張は最初すごくあったんですけど、リングに立ったからにはもうプロレスラーだというのは自分の中に持っていたので、緊張せずに出来たんですけど、やっぱり悔しい結果になってしまいました。次は勝利目指してがんばります」
田村「自分もリングに立ったときは緊張してたんですけど、リングに立ったらプロレスラーという気持ちで臨んだんで、これからもっともっと上を目指してがんばります!」

――まずは初勝利が目標だとは思いますが、将来的な目標は
青柳「世界ジュニアを巻きたいと思っています!」
田村「自分も同じく、青柳に負けないように世界ジュニアを巻けるように頑張りたいです」

――先にデビューしている大森北斗選手も世界ジュニアを目標に挙げていました
青柳「1シリーズしか差はないですけど、早くデビューしたって言うので自分たちよりはちょっと上を行っているので、まずは大森北斗を抜けるように頑張っていきたいと思います」
田村「自分も大森北斗を抜けるようにもっともっと頑張ります!」

青木篤志&佐藤光留
――今日の対戦相手ふたりはデビュー戦でしたが?
青木「しょうがない。まだまだなのは当たり前だから。ここからどういう風に彼らが頑張っていくかだよね。もうウチらと同じ、リング上で試合をするわけだから。リングって別に新人だからとか、そんなのもうデビュー戦だけで、できてくれないと困るし、もっと必死になって練習しないとダメだな。」

――今日はファンの方も青木選手がふたりを見守るというか受けて立つという立場で試合を見ていたのではないかと思いますが?
青木「まぁそうだね。受けるのは簡単だし、別に彼らに頑張らせるのも簡単だけど、それじゃ彼らのためにならないし。俺もデビュー戦の時は何もできなくて悔しくて。それでどうやって先輩たちに勝てるんだろう、近づけるんだろうというところから必死になって考えてやってきてるわけだから。最初から(先輩が受けて)やって、(それで勘違いして)なんとかなるだろうと思ったら、たぶん伸びないよ。」

――佐藤選手は全日本の選手のデビュー戦の相手を務めるのは初めてではないかと思いますが?
佐藤「はい、初めてですね。今年19年目なんですけど、パンクラスで総合に出て、自分のことをやってる風に見えても、必死なんですよ。そこに追いつこうと思ったら。それ以上のことをしないと追いつかないですよ。僕だってまだ気を張りますから。デビュー戦と言っても。でもこれがゴールじゃないんで。彼らのゴールは彼らで考えてほしいです。体格的にも僕らのラインにずっといる選手になる可能性も高いですし。ねぇ隊長?」
青木「はい。だから目標をしっかり持って、どうやったら近づけるか。どうやったら越えられるかを、もう今日からほしいんだけど、まぁそれがまだないのはしょうがないんだけど。でももうその「しょうがない」は通用しないから。デビューしたら通用しないから。そこを肝に銘じてほしいなと思います。」

――ではあらためておふたりの今年の目標を教えてください。例えばジュニア王座とか・・・
青木「ジュニア?ジュニアは別に。今日の結果次第だと思うし、今日ふたりがどういう試合をするかだけど、俺はもう自由に行くんで聞かないでください。」
佐藤「全勝!以上です。」

第2試合


 先発はヴァレッタとジェイク。ヴァレッタがロープに押し込むがジェイクが切り替えして押し込むとクリーンブレイク。ヴァレッタがエルボーからヘッドロックで絞り上げてショルダータックル。さらにロープに飛ぶが、ジェイクはビッグブーツで迎撃し走り込むが、バレッタが担ぎ上げるとジェイクは着地しジャンピングニー。さらにランニングニーもヴァレッタは避けてブラックVIIにタッチ。ジェイクも北斗にタッチ。

 ロックアップからブラックVIIがヘッドロックでとらえショルダータックル。フォールも2。
 北斗がエルボー連打からロープに飛びドロップキックからフォールも2。
 北斗はボディスラムを狙うが、耐えたブラックVIIが背中を叩いて場外に投げ捨てると、ヴァレッタが場外で北斗を痛めつけてリングに投げ入れる。
 ブラックVIIは強烈なチョップで倒しフォールも2。ブラックVIIはコーナーに叩きつけてヴァレッタにタッチ。

 ヴァレッタはロープに振ってバックエルボーで倒すとフォールも2。
 ヴァレッタはストンピングからエプロンのジェイクを落とすが、北斗は立ち上がるとエルボー。だがヴァレッタはビンタで迎撃し、北斗がエルボー連打も受けきるとショートレンジラリアットでなぎ倒してフォールも2。ヴァレッタはブラックVIIにタッチ。

 ブラックVIIはガットショット連発でコーナーに押し込み顔面を踏み潰す。これがレフェリーに注意されるとチョップでなぎ倒し、立ち上がった北斗を再度チョップでなぎ倒す。北斗は膝立ちでエルボーを打ち込んでいくが、受けきったブラックVIIはボディスラムから逆エビ固め。北斗はロープを掴みブレイク。
 ブラックVIIは投げようとするが、耐えた北斗がブレーンバスター。北斗はジェイクにタッチ。ブラックVIIもヴァレッタにタッチ。

 ジェイクのビッグブーツを避けたヴァレッタがガットショットからロープに振るも、ジェイクはレッグラリアートから串刺しバックエルボー。さらにDDTで突き刺しフォールも2。
 ジェイクはバックドロップを狙うが、耐えたヴァレッタがエルボーから頭頂部に噛みつき、ロープに飛んでスリングブレイド。ジェイクはコーナーに振って串刺しビッグブーツ。再度串刺し攻撃を狙うがヴァレッタは追走ジャンピングニーからキャノンボール。フォールも2。ヴァレッタはブラックVIIにタッチ。

 ブラックVIIはロープに振って串刺し攻撃を狙うが、避けたジェイクがヴァレッタにビッグブーツからブラックVIIにも串刺しビッグブーツ。ジェイクは「俺が行きます!」と要求する北斗にタッチ。

 北斗はドロップキック連発からロープに飛んでドロップキック。フォールも2。
 北斗はミサイルキックからフォールもヴァレッタがカット。ヴァレッタはコーナーに振って串刺しラリアットからボディスラム。そこをブラックVIIがフォールも2。
 ブラックVIIは逆エビ固めでとらえ北斗はギブアップした。

<試合後コメント>

ジェイク・リー&大森北斗
――POWER OF DREAM(山本喧一ジム)出身の先輩との初タッグでした
ジェイク「皆さん新年明けましておめでとうございます。ヴァレッタとああいう風にしっかりじっくりっていうのはね、今日もそんなじっくりは出来なかったけど、スゴイ刺激になる。デカいし、迫力あるし、しかも相手はラフファイトもやってくる。気が抜けないね。アイツもベルト絶対絡んでくるはずだから。しかもシングルのね。もうほんとにこれからライバルになるんじゃないかなと思いますよ。これから。大丈夫か、お前は」
北斗「北海道にいたころからお世話になった先輩の、その力をお借りして今日は絶対勝ってやろうと思ってたんですけど、また自分が取られてしまって。残りの2人も、今日2人デビューして、自分が少しでも早くデビューしたので先をいきたいと思います。また練習し直してこのシリーズ1勝でも多くしたいと思います」

第3試合


 先発は鼓太郎とTAJIRI。リストの取り合いからTAJIRIがヘッドロックで絞り上げて走り込むが、鼓太郎がこれを避けるがTAJIRIはガットショットから首投げ。しかし鼓太郎は着地しカニバサミで倒すとファンネルも、避けたTAJIRIがロープに振るが鼓太郎はビットで迎撃。走りこむがお互いアームホイップで投げあい、鼓太郎がフォールもTAJIRIはすぐに抜けて距離を取る。両者タッチ。

 西村が丸山をコーナーに押し込むがクリーンブレイク。
 西村がヘッドロックからグラウンドに押し込むが丸山はヘッドシザースで捕らえるも、西村は倒立してこれを抜ける。
 西村はガットショットからエルボースマッシュ連発でコーナーに押し込み、ロープに振ってスリーパーからコブラツイスト。これを離すとダブルアームスープレックス。フォールも秋山がカット。西村は渕にタッチ。

 渕はガットショットからヘッドロックで捕らえナックル。再度ヘッドロックで捕らえナックルからボディスラム。再度ボディスラム。ロープに振ってドロップキックも、丸山はロープを掴みタイミングをずらしてこれを避けると、なぜか仲間である秋山が丸山を責め、ガットショットから髪を掴んで背中にエルボー連打。秋山がロープに振って渕がドロップキックを叩き込み、丸山は秋山に抗議しながらタッチ。

 秋山は渕に握手を要求。渕がその手を握るとガットショット。渕は苦しみながら立ち上がるとサミングからヘッドロックで捕らえナックル。さらにサミングからロープに振ってドロップキック、秋山はロープを掴みタイミングをずらしてこれを避ける。会場が大ブーイングに包まれる中、ランニングニーを突き刺しフォールも、これは敵味方全員でストンピングでカット。秋山は丸山に抗議しながらタッチ。渕もTAJIRIにタッチ。

 丸山はガットショットからロープに振るが、TAJIRIはハンドスプリングエルボー。TAJIRIはバズソーキックも丸山はTAJIRI公認バズソーキック。これを避けたTAJIRIがスクールボーイで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
秋山準
――今年は若い力のふたりがデビューし、石川選手が入団発表というファンにとっては大きなお年玉となりました
「そうですね。石川選手はこちらのお願いを聞いてくれて、本当に力強い仲間です。」

――全日本プロレスでの戦いの充実が決めてになったと、さきほどおっしゃっていたのですが。
「そうですね、デカイ選手が育っているんで、彼を活かせるには全日本でというのが。所属になったらかかる責任やウェートも増えてくると思うんですけど、それを承知で所属になってくれたんで。ありがたいです。」

――本日デビューしたふたりの試合もご覧になっていると思うのですが
「まぁまぁデビュー戦なんで、あんまり多くは求めないですけ。、やっぱりもっともっと他の人間より、(昨年末から数えて)3人デビューしましたけど、そいつらより頭ひとつ抜け出すにはどうしたらいいか。3人だけじゃなく、キャリア5年くらいのやつだったら一気に抜かすくらいの気持ちで。先輩とかじゃなく、そういうのを抜かすつもりでやってもらいたいなと思いますけど。」

――秋山選手はよく「眠れなくなるくらい考えろ」とおっしゃっていますが
「まぁこんなおっさんになって寝られなくなったら体がキツイですけど(笑)、若い間は寝られなくなっても全然問題ないんで、もう日々考えてもらいたいと思いますけど。日々考えて練習して、それの繰り返しだと思います。」

――秋山選手ご自身についてですが、昨年は一度はエントリーから自ら降りたチャンピオン・カーニバルにも参戦されました。今年は・・・
「いやぁもともと出ないと言って、去年は青柳のケガで僕が出る事になりましたけれど。基本的にそこ(出場しない)は変わらないですけど、僕が求められたら。昔からそうなんですよ。自分からは出たくないと言っても自分にその番が回ってくることは必ずあるんで。ケガして回ってくるのは問題ですけど(笑)、僕に出ろというのがあれば。プロレスの神様がそう言えばそういうチャンスも巡ってくると思うんで。今は別に出る気持ちはそんなにないですけどね。」

第4試合


 前半戦に出場した全選手参加のバトルロイヤルとなり、リング上が混沌とした乱戦に包まれる中、青木が亮生をOTRさせる。さらに光留と青木が男児を担いでOTRさせ、北斗をブラックVIIがOTRさせる。

 西村が鼓太郎をヘッドロックでとらえると、そこから数珠繋ぎヘッドロック。渕が吉江にナックルを叩き込むと全員倒れる。
 丸山が渕にガットショットを叩き込み倒すと、秋山にドロップキックを要求。丸山が渕をロープに振って秋山がドロップキックも、渕が避けたところを全員で秋山をフォールし3カウント。秋山退場。

 渕が鼓太郎にサミングから首固めも2。渕は青木にサミングから首固めも2。渕は光留にサミングから首固めも、これを丸山がひっくり返し3カウント。渕退場。

 西村がヴァレッタにエルボースマッシュ連発も、ヴァレッタがガットショット。西村はエルボー連発で倒しスピニングトーホールドから4の字固め。ここを二人まとめて全員でフォールし3カウント。西村とヴァレッタ退場。

 TAJIRIが鼓太郎をロープに振るが、鼓太郎は丸め込み3カウント。これを全員で引っくり返し3カウント。TAJIRIと鼓太郎が退場。

 青木が丸山にエルボーからロープに振ってドロップキック。さらにコーナーに登るとミサイルキックも、丸山が避けて光留に直撃。さらに青木を丸山がフォールし3カウント。青木退場。

 丸山が吉江の腹に左右のボディブロー連発も、吉江は受けきる。丸山はブラックVIIに「正月ぐらいいいやんけ!」と共闘を呼びかけ、ブラックVIIとともにボディブロー連発。丸山がロープに飛ぶが、ブラックVIIが付き合わないと見るや、お互い突き飛ばして仲間割れ。なんとか説得して二人で走り込むも、吉江はダブルラリアットでなぎ倒し二人まとめてランニングボディプレスでフォール。丸山とブラックVIIは退場。

 光留がジェイクと吉江に交互にチョップ連発。ロープに飛ぶとジェイクを突き飛ばして吉江にぶつけるが、吉江は二人まとめてラリアットでなぎ倒すと、二人をコーナーに振って串刺しボディスプラッシュ。だが光留が避けてガットショットから丸め込もうとするが、吉江はヒッププレスで潰しフォール。これで3カウントを取るが、そこへジェイクがランニングニーを叩き込みフォールし3カウント。
 ジェイクが新春バトルロイヤルを生き残った。

<試合後コメント>

ジェイク・リー
――優勝おめでとうございます。いいスタートを切れたと思います
「ありがとうございます。いやぁ、100万だって。100万……どう使います?」
(記者陣が「後輩に飯を食わせる」「貯金」「若手に焼き肉を」と回答)
「優等生だなぁ(笑)財団でも……100万円で(笑)まあとにかく、バトルロイヤル、初勝利でございます。ありがとうございます。先程の試合では黒星を喫しましたが、けどこの勝利を切っ掛けに、去年僕自身ベルト戦線に全く絡めなかったんで、まずはそのベルト戦線に絡んでお客さんのボルテージを1段上げて、2段上げて、もっともっと盛り上げていこうと思います。この100万円はとにかく……会社に相談です(笑)」

第5試合


 先発は宮原とKAI。ロックアップから宮原がロープに押し込みクリーンブレイク。だがKAIがすぐにロープに押し込みエルボー。宮原がロープに振ってビッグブーツから再度走り込むが、KAIもビッグブーツで迎撃しトラースキック。宮原がこれを避けて睨みつける。
 宮原がバックを取るが、そのままKAIが自軍コーナーに走りゼウスにタッチ。宮原はエプロンに降りたKAIにビッグブーツもKAIはこれを避ける。ゼウスは宮原を相手コーナーに押し込み、ヨシタツが宮原の背中にタッチ。

 ゼウスがロープに押し込み強烈なチョップも、避けたヨシタツがガットショットからヘッドロック。ゼウスはショルダータックルを受け切るも、ヨシタツはロープに飛んでビッグブーツ。受けきったゼウスがショルダータックルで倒し、ヨシタツは場外に転げ落ちると場外を周り、リングに戻るとゼウスの真似をしてマッスルポーズ。ヨシタツは負けを認めて優馬にタッチ。ゼウスはめんそーれにタッチ。

 優馬が走り込むもめんそーれはコルバタで場外に投げ捨て走り込むが、ロープの反動で中央に戻り「1.2.3シャー!」。野村が走り込んでめんそーれを蹴りつけると、そのまま全選手入り乱れての場外乱闘へ。
 リングに戻り、めんそーれがストンピングから大森にタッチ。

 大森とめんそーれはダブルのチョーク攻撃から、大森が地獄突き。青柳はエルボー連打も大森はチョップを叩き込み、エルボースマッシュの打ち合いを大森が打ち勝ちゼウスにタッチ。

 ゼウスは背中にハンマーからリフトアップしてリングに投げ捨てると、コーナーに叩きつけチョップ連発。フォールも2。ゼウスはKAIにタッチ。

 KAIは優馬をロープに振ってラリアットも、避けた優馬がジャンピングエルボーで倒し宮原にタッチ。

 宮原はKAIのラリアットを避けて低空ドロップキックから顔面にドロップキック。宮原は串刺し攻撃を狙うがKAIは延髄斬りで迎撃し、ブレーンバスターからフォールも2。
 KAIは担ぐが、着地した宮原とエルボー合戦。KAIがトラースキックも宮原がキャッチするが、KAIは延髄斬りから走り込むも宮原はビッグブーツで迎撃しヨシタツにタッチ。

 ヨシタツはビッグブーツ連発も、KAIがコーナーに振って串刺し攻撃。避けたヨシタツがビッグブーツからスイングDDTで突き刺しフォールも2。
 ヨシタツはスワンダイブミサイルキックから、宮原とともにロープに振ってダブル攻撃。だがKAIが避けて宮原のビッグブーツをヨシタツに誤爆させると宮原にトラースキック。KAIは大森にタッチ。

 大森はビッグブーツからニールキック。さらにアックスボンバーを狙うが、ヨシタツはビッグブーツで迎撃しバッククラッカー。ヨシタツは野村にタッチ。

 野村はドロップキックからめんそーれの地獄突きを避けるが、めんそーれはサミングからロープに振るが野村は大森にスピアーから走り込んできためんそーれにボディスラム。大森をコーナーに振ると優馬が串刺しエルボーから野村も串刺しエルボー。優馬がコーナーに登るが、めんそーれがエルボーで場外に落とし、反対コーナーに登った野村には大森が地獄突きから雪崩式ブレーンバスター。野村をコーナーに振って大森が串刺しバックエルボーからめんそーれが串刺しチョップ。さらに大森が羽交い締めにして、めんそーれと合体チョークスラム。フォールも2。
 大森はアックスボンバーも、野村はガードするが大森はベイダーハンマーからロープに飛ぶが、野村は追走エルボーからロープに飛ぶも、大森も追走ラリアットからアックスギロチンの体勢に。野村は暴れて着地すると担ぎ上げて山折りから、優馬がそこへダイビングエルボードロップ。野村がコーナー登るとめんそーれがその足に組み付くが、遊馬がめんそーれをドロップキックで迎撃し、野村がダイビング・ボディプレス。フォールも2。
 野村はマキシマムで叩きつけて3カウント。

<試合後コメント>

青柳優馬&野村直矢&ヨシタツ
青柳「勝った勝った!」
野村「明日、タイトルマッチ!今日の勝ちなんてどうでもいい。明日!とりあえず明日も同じように大森隆男を沈める!それだけです!」
青柳「最古のベルトがかかってるってことを肝に銘じて挑戦してきてくださいよ、大森さん……中島さん!」
ヨシタツ「2019年最初の試合、勝利で決まってよかったけど、NEXTREMEで……俺はNEXTREMEじゃないけど、このタッグ組むことが多くて。それだけね、腹回り寂しいね。今年は狙っていくから」


宮原健斗
「よっしゃあ!来たぞ!2019年!新年一発目だ。分かるかKAIよ。新年一発目のチャレンジャーよ!分かるか?
この宮原健斗はこの歴史的2019年の初めての防衛戦、KAIよ!かつてエースと叫んだ男、KAIよ!どうする?KAIよ?
一つ行っておくがな、この三冠ベルトは通行手形にはならないんだよ。なぜなら、これは最高峰の……プロレス界で最高峰のベルトだからだ。KAIよ、俺の怒りのスイッチを入れやがったなKAIよ!かつてエースと叫んだ男!KAI選手を応援する皆様よ、俺の明日は入場から俺に対してブーイングする、それくらいまとまってKAI選手を応援するファンよ!かかってこいよ!じゃないと俺が全部持ってくぞ!」

ブラックめんそ~れ&大森隆男
めんそーれ「明日!明日!明日!俺たちがアジアを巻きましょう。」
大森「アジアだけじゃねぇよ。俺だって新春一発目からこんなみじめな思いはしたくねぇよ。」
めんそ~れ「シャー!もう後は上がっていくだけだ。明日!1月3日、2019年1月3日は大森隆男、ブラックめんそ~れがアジアタッグのベルトを巻く日だ!」

KAI
「いやもうケガなく終わって本当に良かった。もうねぇ、今日が三冠戦前の最後の前哨戦かもしれないけど、俺はずっと宮原健斗と戦ってきてるし、もう準備は万端ですよ。この前も言ったけど、俺、今年は年男なんで。やっぱ自分の目標に猪突猛進で行くためにこの三冠のベルトを絶対手に入れなくちゃいけないし。もうね、二回目の挑戦だし、もう後がないと思ってるんで。背水の陣で挑みますよ。」

――対戦してみて宮原選手の仕上がり具合はどのように感じましたか?
「いやもう相変わらずコンディションもよくて動きも良くてね。トータル的にいいんじゃないですか。だからこそ倒し甲斐がある。もう何回もやってきてるからね。もう対策どうこうと言うよりは、将棋じゃないですけど駒の紡ぎ合いっていうの?そういうもんだと思ってます。」

――全日本に参戦している選手の多くは”平成最後の三冠王者”という肩書を狙っていると思いますが?
「そうですね。でも獲ったら終わるまで長いんじゃないかな(笑)。でもそれくらいの気持ちで行きますよ。歴史に名を残すんだからね。俺も昭和に生まれたけど、平成に育った男だからね。平成のプロレスを見てプロレスラーになったんで。その最後の平成のチャンピオンになります。明日は意味のある日にします。1月3日だけにね。」

第6試合


 岡田がロープに押し込みクリーンブレイク。岡田がタックルからバックを取っていくが、岩本がリストをとって切り返しリストの取り合いへ。岩本がニーアッパーもガードした岡田がラリアット。岩本がこれを避けて睨み合う。

 ロックアップからロープ際での攻防。そのまま場外に落下し乱闘へ。リングに戻り岩本がフォールも2。

 岩本がストンピングからネックブリーカー。フォールも2。
 岩本がサーフボードストレッチからヘッドシザース。岡田はこれを抜けるとスライディングラリアットも、避けた岩本がヘッドシザースで絞り上げる。岡田はロープに足を伸ばしブレイク。
 エルボーの打ち合いから岩本がDDT。フォールも2。
 岩本がコーナーに振って串刺しバックエルボー。岡田は膝立ちでエルボーも、岩本は強烈なエルボーで倒すと、ロープに岡田の足をかけてマジックスクリュー。そのまま袈裟固めも岡田はロープを掴みブレイク。

 エルボーの打ち合いから岡田がエルボー連打。ロープに飛ぶが岩本がラリアットで迎撃しフォールも2。

 岡田がロープに振ってドロップキックから、串刺しエルボー2連発。さらにランニングエルボーで倒しフォールも2。
 岡田はブレーンバスターからフォールも2。
 岡田はバックを取るが、岩本はコーナーを掴み逃れるも、岡田は後頭部に串刺しラリアットからスリーパー。そのままジャーマンスープレックスホールドも2。

 岡田はフィッシャーマンを狙うが、耐えた岩本とエルボー合戦。岡田は走り込むが、岩本はプッシュアップするが岡田はおぶさり胴締めスリーパー。崩れ落ちた岩本をフォールも2。

 岡田はショートレンジラリアットからフォールも2。
 岡田は再度ショートレンジラリアットからフォールも2。
 岡田はロープに飛んでラリアット。フォールも2。
 岡田はフィッシャーマンズ・スープレックスホールドも2。
 岡田は担ぐが、着地した岩本が大外刈りで倒し、コーナーに座らせると正面に登る。岡田はエルボーからヘッドバッドで落とそうとするが、耐えた岩本がエルボーから雪崩式ブレーンバスター。岩本はバックを取るが、バックエルボーで逃れた岡田に岩本が組み付き投げ捨てジャーマンから走り込んで来た岡田をプッシュアップからショートレンジラリアットでなぎ倒してフォールも2。
 岩本はロープに振って孤高の芸術を狙うが、耐えた岡田がショートレンジラリアット。これを巻き込んだ岩本が高速ドラゴンスープレックスからジャーマンスープレックスホールドも2。
 岩本はロープに振って孤高の芸術。これで3カウント。

岩本「皆さんあけましておめでとうございます。岡田!ありがとう。あいつはまだまだ、伸びしろです。まあでも僕も言ってそんなキャリア離れてないんで伸びしろなんで、抜かれる気はありません。今年は!さらに、全日本のジュニアを、全日本のジュニアが、全日本のジュニアで盛り上げていきますんで、2月もジュニアリーグあるんで、ジュニアの戦い見逃さないでください。以上」

<試合後コメント>

岩本煌史
岩本「新年一発目!防衛できました。初防衛戦、今日までに一回しかやって無くて、その最初の一回で自分は取られて負けてるんで、相手がどうであれ少しばかり恐怖心は心にあったと思います。負けるわけには行かないからね。このベルトを獲ってきた人、これを争って戦ってきた人、その想い、魂が宿ってるから。生え抜きだどうだって言ってるけど、これはアイツのそういった気持の強い部分、買ってるし、認めてる。生え抜きだとアドバンテージがあるとか、ベルトには関係ない。強くて、発信力、発言力!力があって、全て備わってないとこのベルトは取れない。まだまだ先人の人たちからしたら俺はまだ青いって言われるかも知れない。でもリング上でも言ったとおり、伸びしろしか無いから。どんどん先人を追い抜いていく。追い抜いて誰も手を付けられないようにしてやる。出る杭は打たれるけど、出過ぎたら打たれないから」

――初防衛を果たしましたが、次の目標は
岩本「ジュニアリーグが目標になってきて、1月はもう始まったばっかりだけど、タイトルマッチは今の所よっぽどのことがないと組まれないわけで。となったらもう2月のジュニアリーグ開幕、今現時点で自分のブロックにチャンピオンが……チャンピオンじゃなくても強い選手いっぱいいるし、謎の外国人も出るし、未知の選手、ワクワクする選手がいっぱいいる。その中で勝ってこそチャンピオンの価値が上がると思うんで、チャンピオンのままジュニアリーグに入ることは今のところ決まったるわけなんで、チャンピオンのまま優勝してさらにベルトの価値、全日本ジュニアの価値、そして岩本煌史の価値をさらに上げていこうと思います。(コメント会場に缶ビールが置いてあることに気づく)……これは?(笑)ホントに?よっしゃ!じゃあ……(缶ビールを開ける)」
ジェイク「100万貰ったんで(笑)」(コメントを横で聞いていたSweeperの同志・ジェイク・リーが声を掛ける)
岩本「よっしゃ!飲み行こ!(笑)よっしゃあ!」

第7試合


 先発は石川とディラン。ロックアップから一度離れ、再度ロックアップから石川がコーナーに振り走り込むも、ディランがエルボーで迎撃しエルボー合戦へ。ディランがチョップも石川がヘッドロックで捕らえショルダータックル。受けきったディランとラリアットの避けあいから相打ち。両者タッチ。

 手4つから諏訪魔がガットショット。そのまま投げようとするが耐えたジョーがエルボーからコーナーに振るが、ジョーが諏訪魔に走り込みショルダータックルで倒す。ジョーは投げようとするが諏訪魔がリバース。
 エルボー合戦からジョーがエルボー連打。ロープに振るが、諏訪魔がロープを掴んでタイミングをずらすも、ディランがエプロンを走り込みラリアットでなぎ倒す。そのまま諏訪魔を場外に落下させて乱闘へ。

 リングに戻り、ジョーが前蹴りでふっ飛ばしエルボードロップからフォールも2。
 ジョーが羽交い締めにしてディランにタッチし、ディランは諏訪魔にチョップ。エルボー合戦からディランがコーナーに押し込みボディにショルダーアタック連発。ディランはジョーにタッチ。

 ジョーはコブラツイストで絞め上げ、これを離すとディランにタッチ。

 諏訪魔は膝立ちでエルボー連発も、ディランはチョップから投げようとするが諏訪魔が逆にブレーンバスター。諏訪魔は石川にタッチ。

 石川は串刺しラリアットからセカンドロープに登りダイビングフットスタンプ。フォールも2。
 石川は投げようとするが、耐えたディランがリバース。ディランはジョーにタッチ。

 ジョーはショルダータックルで倒し、コーナーに振って串刺しショルダータックル。さらに引き込み式のショートレンジラリアットからエルボードロップを投下しフォールも2。

 ジョーはロープに振ろうとするが、石川は引き込んで膝蹴りから諏訪魔にタッチ。

 諏訪魔はガットショットも、ジョーはロープに振ってラリアット。だが避けた諏訪魔がジャンピングショルダータックルからフロントスープレックスの体勢。だがジョーは左右のハンマーブローで逃れてコーナーに振ると串刺し攻撃を狙うが、諏訪魔が避けてフロントスープレックス。フォールも2。
 諏訪魔は投げようとするが、ジョーはリバースする。
 エルボーの打ち合いから諏訪魔がロープに飛んでラリアット。受けきったジョーに再度ラリアットもジョーは倒れない。3発目をジョーがスパインバスターで迎撃し両者タッチ。

 ショルダータックルの相打ちからエルボーの打ち合い。ディランのチョップに石川がガットショットで迎撃しコーナー振って串刺しラリアット。ディランも追走串刺しラリアットから石川がラリアットでなぎ倒す。
 諏訪魔が串刺しラリアットから石川も串刺しラリアットを叩き込み、ディランが交互にチョップを打ち込むが、それぞれガットショットからダブルチョップで倒し、二人で丸め込むがジョーがカット。
 諏訪魔と石川はジョーをロープに振るが、ジョーは二人まとめてフライングクロスボディで迎撃。
 ディランと石川はエルボーの打ち合いからディランのチョップと石川のエルボーの打ち合いへ。石川のエルボーにディランがラリアットでなぎ倒し、諏訪魔がディランにビッグブーツからジョーにラリアット。さらにロープに飛ぶがジョーがドロップキックで迎撃し、4人がリングに倒れる。

 ディランが石川に串刺しラリアット2連発からブレーンバスター。フォールも2。

 石川をコーナーに振ってジョーとディランが次々串刺しラリアット。ディランがサイドバスターからジョーがエルボードロップを投下し、ディランもエルボードロップを投下するとフォールも2。
 ディランがコーナーに登りジョーが石川を担ごうとするが、これは諏訪魔がカット。ディランとジョーは交互にエルボーを背中に打ち込んでいくが、諏訪魔はそれぞれにチョップを叩き込むと次々ラリアットでなぎ倒す。だがディランが諏訪魔にバックドロップから、ジョーに担がせてレボリューションボムを狙うが、諏訪魔は丸め込んでこれを逃れるとビッグブーツで場外に叩き出し、走り込んできたディランを投げ捨てジャーマンから串刺しラリアット。石川がランニングニ―からサンドイッチラリアット。さらにローリングサンドイッチラリアットから石川が投げ捨てジャーマン。諏訪魔がバックドロップと続け、石川がファイヤーサンダー。フォールもジョーがカット。
 チョップの打ち合いからヘッドバッドの打ち合い。石川がカミゴェから背中にカミゴェ。さらにランニングニーを叩き込んでフォールも2。
 石川はジャイアントスラムで叩きつけてフォール。これで3カウント。

エンディング


 試合後、大日本プロレスの関本大介と岡林裕二がリングへ。
岡林「おい、まずは防衛おめでとう。その世界タッグ、俺と関本さんで、挑戦させろやコラ!」
石川「関本、岡林、チャレンジャーとして、なんの不満もないよ。ねぇ諏訪魔さん」
諏訪魔「俺も不足なし」
関本「おい、1月13日、大日本プロレス後楽園ホール大会で世界タッグのベルト持ってこい。そこで俺らに挑戦させろ。どうだ?」
石川「いつでもどこでも、会社がOKだったらやってやるよ。ただ関本、ほんとにボコボコにするから覚えとけ」
(関本&岡林は退場)
石川「ちょっと何かきちゃったんですけど、一言だけ、ジョー、ディラン組は本当に強かったです。そういう強いチームとやり合うために僕は全日本に入ったんで。これからも、熱い戦いをしますので最後は諏訪魔さんが締めますよろしくおねがいします・・・すいません、すいません小声でクレームが来たんで一言だけいただきます。諏訪魔さんお願いします」
諏訪魔「ほら変な空気になったじゃねーかよお前。一言言わせて、俺ね、この、ベルト今日防衛できたことすごい嬉しいんだけど、それ以上に石川選手が全日本プロレスに入ってくれて俺すげー嬉しいよ。全日本プロレス盛り上げていきましょう。お願いします」
石川「諏訪魔さん、入団したんで、これからも一緒にキラキラしていきましょう。えー最後、締めたいと思います。皆さんご起立お願いします。今日はたくさんのご観戦ありがとうございました。明るく楽しくはげしいプロレス、僕だけじゃないみんな全日本プロレスメンバーみんなが見せていきますんで、全日本プロレス今年も応援よろしくお願いします。じゃあ最後は、いくぞーの後から俺たちは全盛期だオイでしめたいと思います。よろしいですか!?いくぞー!いくぞー!いくぞー!いくぞー!俺たちは全盛期だ!オーイ!」

<試合後コメント>
ジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムス
ジョー「もう何も言う事はないよ。(インタビュースペースにあったビールをディランに渡して)ハッピー・ニュー・イヤー!」
ディラン「ハッピー・ニューイヤー!(と軽く乾杯して控室へ)」


諏訪魔&石川修司
石川「ビールありますよ」
諏訪魔「よっしゃ」
石川「乾杯しましょう」
2人「かんぱ~い!」

――防衛おめでとうございます。石川選手の所属第一戦を勝利で飾りました
石川「まあ出来すぎた結果ですけど、やっぱり所属一発目なんでやっぱりベルト落とすわけにも行かないんで。別に入団したからって落ち着くつもりもないし、もう出来る範囲で暴れないと。諏訪魔さんを先頭にして暴れる」
諏訪魔「おっ……どっ……スゴイ振られそうで怖いよ~(笑)」
石川「いやいやいや。我々がね、個人でもタッグでも暴れることが全日本プロレスの勢いにつながると思うんで。勢い付けていきたいと思います」
諏訪魔「全日本プロレス、二本の柱でいこうよ俺らでさ!タッグもシングルも、俺らでやれば夢の5冠戦だって俺ら目指してるんだしさ。それ以外も俺はいろいろやりたいよ。うん。今年は石川選手と色々やりたい」
石川「せっかく入団したんだからいっぱいお客さんに認めてもらってどんどんどんどん全日本プロレスを面白くしていって、僕が入団してよかったと思われないと意味ないんで。今年一年も身体が壊れない限りは戦っていきたいと思います」
諏訪魔「いやぁ、俺は嬉しいよ。ホントにさ、石川修司とさ、さんざんシングルやって、タッグも色々ね、やってきてさ!その石川修司がさ、所属になってくれるなんて俺はすごく嬉しかったなぁ。(入場式で)リングに入ってきた時さぁ、笑みが出ちゃった。嬉しいんだよね。いやあ、あんな焼け野原の全日本プロレス、ここまで復活してきて、なんか嬉しくなったっていう。こっから入ったからにはね、パートナーでもあり、ライバルでもあるし。2019年はね、暴走大巨人、全日本プロレスを、プロレス業界を押していくぞと、そのつもりでいます。オシ!」

――関本&岡林組が挑戦を表明してきました
石川「僕らと……僕らがスゴいと言ってるわけじゃないですけど、僕らと対抗できる他団体のタッグチームって関本&岡林かなと思うんで。彼らはやっぱり、2年とってるでしょ?ベストタッグ。2回も獲ったんで、日本一のタッグチーム決定戦でもいいかなって」
諏訪魔「仲悪いんだね~。俺今日感じちゃった。関本&岡林と仲悪いんだね~石川選手ね~」
石川「いや、その……(笑)」
諏訪魔「仲悪いでしょ、あんな怒っちゃってさぁ。俺はまあその気だったらやってやるよって。石川修司がスゴイってのを見せつけるしか無いでしょ」
石川「もう敵地に行くんでね……」
諏訪魔「敵地って決めちゃったよねぇ!(笑)俺ビックリしたよ!全日本プロレスでやるって思ったんだよぉ?!お前ーッ!て。(関本&岡林が全日本プロレスに)来たのによぉ、俺が向こう引っ張られて……俺チャンピオンだぞぉ?!」
石川「ほら、タッグリーグで俺、関本に取られてるんで」
諏訪魔「あ、そう?」
石川「負い目があります。負い目は返さないと……」
諏訪魔「えぇ?まあ、石川選手が言うなら……。おめぇらの営業かって思っちゃうよ」
石川「こっちも負い目があるんで。プロレスは勝った負けたなんで。勝った負けたなんで」
諏訪魔「そう?そうだっけ?」
石川「はい。貸しを返してもらって対等な気持ちに……」
諏訪魔「(プロレスに大事なのは試合の)占有率だって言ってたじゃぁん!」
石川「ハハハ!(笑)」
諏訪魔「まあ石川選手が決めたんだったら俺だってね、それはわかってるよ。乗り込みに行くのは俺も得意だからね?ベルトそっちのけでやっちゃうよ?やっちゃうよ?」
石川「やっちゃいましょう、やっちゃいましょう」
諏訪魔「ま、ベルトなくしたらそれは困っちゃう、新年早々……」

――世界最強タッグリーグ戦決勝で敗れたジョー&ディラン組に借りを返した形になりました
石川「やっぱね、強いっすよ。こんなデカくてね、力強いチーム、日本で探しても中々。日本の団体に上がってるチームでここまで強いチームいるかってくらい強いんで。もうね、逆水平食らうたびになんかもう前に出るのが嫌になるくらいスゴイ。でもそれ以上にやりがいあるんで。またやるチャンスは当然有ると思うんで、僕らが13日、濃厚ですけど、また防衛したらね、また何回でも」
諏訪魔「俺はね、もう、すごいね、アイツらのパワー。ジョーのドロップキックアゴに入って折れたかと思ったまた。そんくらい激痛が走ったね。それはジョーの気持ちだしさ。俺も避けたくなったね。来ると。アゴ折れるかと思った。それくらやべーやつらだなと思いました」

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